『人間の運命を思う「何がために 人の生くるや 世のためと 幼なこころの 美しかりけり(NHK・青天を衝けに思う)』

| コメント(0)
―「幕末・明治・大正・昭和」を生き抜いた渋沢栄一翁の
 人生はそのまま日本の近代史を学ぶものです。―

―渋沢栄一は日本資本主義の父だけではない
 「その遠謀」を政治家が理解していれば
 日中・太平洋戦争はなかった。―



1)
昨日は東京でNHKの大河ドラマを見ました。
始まりのシーンは「栄一翁が従兄の喜作」と必死に
慶喜公を追いかけます。
慶喜公は馬ですからスピードを出すのです。

2)
栄一翁も負けじと必死に追いかけて慶喜に意見を述べます。
「徳川の命は終わっている」。馬を止めて振り返る慶喜。
上席用人の「平岡平四郎」が、栄一翁にしつこく食い下がって
上奏文を語る「場」をつくるのです。

以前、起業家養成スクールの開校式の記念講演で
この場面の話をよくしていました。

「百姓の子供でも何でもいい、最大の権力を
 持つべき者に上奏するだけの学問を身につけろ。」

3)
番組の画面の片隅で木刀を振っていたのが、
従兄の長七郎ですが、この人が高崎城乗っ取りや
横浜での外国人を切り殺す計画に、
「大反対しなければ」栄一翁はいないのです。
運命です。

4)
赤い櫛を落とした女の子がいましたね。
長七郎の妹、栄一翁の論語や儒教の先生の
尾高淳忠の妹でもあり、
栄一翁の最初の妻になる人です。

5)
家庭ほったらかしで「テロ行為」を企てたり、
フランスに行ったり、
静岡で不遇の慶喜公を応援したり、
大隈重信に褒められたり、慶喜公に迷惑をかけると
脅されたりで、留守訳の妻「千代」は辛かったでしょう。

42歳の若さで亡くなります。

6)
このドラマを見た「京都・社長塾」の〇〇社長から、
早速お電話がありました。
感動したようです。
〇〇社長と色々なことの質疑応答ですが、
単に論語と算盤ではないのです。

7)
日本の富国政策だけでなく、世界でもこういう人は
あまりいないのです。
特に、日本の近代史が分かる筈です。
日清戦争、日露戦争、ポーツマス条約後の
「小村寿太郎の強硬政策への渋沢の反対案」が
成っていれば、太平洋戦争はありません。

8)
大正の頃、渋沢栄一が強く反対し、
当時の大隈重信首相に食い下がる「対華21カ条」も
敢えて、アメリカのルーズベルトは容認しているのです。

戦争の予感をもって、民間外交に動きます。
中国の要人、アメリカのルーズベルト、
昭和6年に91歳でなくなりますが、昭和恐慌から
一挙に日本は先の大戦に突入していくのです。

一生を孔子の教えを判断基準にして考えますが、
予測した通りになります。
私なども論語はまだ分かりません。
死ぬまで分からないとおもいますが、
「分からないことを、分かろうとする気持ちが
大事だと思います」

9)
昨日も遅くまで経営理念塾や、
その後の「社長・幹部の経営会議」の準備を行いました。
明日からは「新商品・新事業開発」をテーマに
新しい時代の社長学は二日間が私の出番です。

でも・青天を衝けで元気!を取り戻しました。
一寸先は闇とも言いますが、
一寸でも先にビジョンを描いて前に踏み出し
自己実現したいものです。

10)
〇〇社長は質疑応答の後、
「第18期楽しみにしています」と言われましたが、
「まだまだ、貴方は僕を試しているね」と笑いました。
次は私の質問です。
「『信なくば立たず』はどの章で、誰の質問!」

11)
未だ、第三講座の「出光佐三翁の三綱領」も
残っていますし、新しい方々のためのおさらいと
「初心者向け」に工夫しました。

12)
第18期は毎回5分「論語と経営」の
プレゼンテーションを導入します。
月刊『理念と経営』に「私の論語欄」がありますが、
リアルでも、オンラインでも
「5分間プレゼンテーション」を参加者にして頂きます。

13)
順番を決めて、5人グループですと、
第18期中に2回、3回のプレゼンテーションになります。
私が手を抜くわけではありませんが、
やはり、理解度が高まるものと思います。
3月25日の開校式が楽しみです。

14)
まさに、「学びて時に之を習う、亦悦叱らずや」
「朋遠方より来るあり、亦楽しからずや」です。
過日の田舞塾のメールがヒントです。??????


15)
何か、TTコースのプレゼンテーションのようですが、
素読してからですから、結構気合い入っていますね。
リアル感一杯!

16)
以前、茨城に行きました時、写真館事業で
急成長している小野社長はじめ、多くの人たちと
水戸の藩校を尋ねました。
2代目藩主・徳川光圀以降、嫡子以外の男子を
国許で教育するという方針があります。

17)
松下幸之助翁が建立した「水戸神社」にも
参りました。霊山一帯には多くの志士が眠っています
から、京都・霊山歴史館は、
ある面、松下幸之助翁の何かの深い念いが
あるのでしょうね。

18)
慶喜公は、本来戦いはしたくなかったのでは
と思います。長州征伐軍にストップをかけたり、
会津と西郷南州の間を若いさせようとしたり、
大政奉還後は不遇な年月を過ごしますが、
渋沢栄一は慶喜公に「生涯忠誠を誓って」います。

19)
大河ドラマでは、水戸藩のルールとして
生後7ヶ月になると、江戸屋敷から水戸に移り、
水戸では藩校・弘道館で学問と武術を鍛えます。

20)
人間の運命は、どこでどうなるのか?
誰も正確な自分の未来予測はできません。
しかし、我々は栄一翁の両親の言葉を、
テレビとはいえ、重く受け止めたいものです。

●父は「上(社長)は下への責任がある。」と、
 自ら教え諭します。決して甘えを許さない。
●母は「人の気持ちをわかる人間になりなさい。
 人はたくさんの人とつながっている。
 アンタが嬉しいのじゃない。皆が嬉しいのが一番や」

慶喜に対して初めての面会で、
「徳川の命はつきています」本音を体全身で命がけで
訴える若き日の栄一翁。
感動しました。
月刊『理念と経営』の3月号をお読みください。
5月号も渋沢栄一と「三位一体経営」です。

コメントする

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type
Facebookページ

このブログ記事について

このページは、田舞通信が2021年2月15日 10:39に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「『有事のこういう時代にこそ人間力が試される。原点回帰のチャンス・基本に戻ろう(自社の価値は貴方自身を磨くこと)』」です。

次のブログ記事は「『経営理念塾での、清水社長の理念体系のプレゼンテーションは感動でした。(仁義礼智信の実践)』」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。