『経営革新の前に自己革新が重要です。でも「イノベーション」には勇気がいります(何故・人も企業も変われないのか?)』 ―100年に一度の業界再編のど真ん中・好業績の後継経営者M社長(7月の田舞塾の事例企業)―

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メキシコの息子へ贈る歌
身をつねる 痛さこらえる 修行には 人知らずとも 種子蒔きおりし 得山詠歌
若き日は 花咲く前の 時ぞかし 困難抱きて 末(すえ)ぞ広がる  得山詠歌 

1)
昨日は久しぶりの休みで、存分に原稿をいくつか仕上げました。
殆どが業績につながるセミナーで、
7月7日からのエマージェンシー業績アップセミナーの準備です。
月刊『理念と経営』の連載、田舞塾のチェックです。

2)
多くが今後の経済状況に関心がおありだと思いますので
「エマージェンシー(緊急)」から「エマジェンス(脱出)」するまで、
色々な数値やデータなどを分かりやすく講義する準備です。
米国のコロナウイルス問題が収束せずに、トランプ氏は窮地に立たされているようです。

3)
米国頼りと言われるかもしれませんが、安全保障の問題に支障が出てきます。
分かりやすく言いますと、日本は平和ボケで、コロナウイルスよりも恐い
「細菌兵器対策」を備える防衛省の声も聞かなければなりません。

日本は、イマニュエル・カントが唱えた国際連合を信じていますが、
WHOやWTOもおかしいのです。
統括の事務局長って、自国フアーストにさせてはならないと思います。
日本は人が好過ぎる傾向にありますね。

4)
さて、一昨日のGRITセミナー参加のT君から
「最近勉強から遠ざかっている」という反省メールが来ました。
私の返信です。

「自己革新は、習慣にならないうちにやめると元も子もなくなる。
 お父さんにGRITセミナーの感想を伝えなさい。
 君の最大の仕事は現場ではなく自己革新です。
 修養や学問は筋肉と同じ。また、脳も動かさなければすぐに衰える。
 自己革新もしないで経営感覚が衰えている中経営者になると、
 多分この厳しい時代うまくいかないと思う。」

5)
厳しい返信かと思いますが、本音です。
アントレプレナーシップのない後継者は結果的に衰退のみです。
そして、一番大事な時に、重要な後継者育成を怠る社長も問題です。
後継者こそ最大の経営資源ということのリテラシーがない。

6)
昔から、「可愛い子には旅をさせろ」と言います。
溺愛は出来そこないの後継者を作りますが、旅(経験・視野・智慧)が、
駄目だった会社を発展させるのです。
「獅子は千仞(せんじん)の谷へ我が子を落とす」とまでは言いません。

7)
若い時こそ「経営の基礎・基本」を身を持って叩き込まなければならないのですね。
親子は二人三脚の意味が分からない。
私は、言っても分からない人には「言わない主義」というより、
時間がありません。すぐ実践する人しか相談に乗れません。

8)
つまり、分からないとか、その気がない人には言うだけ無駄なのです。
痛い目に遭えば「その時に分かる」のですから、
ひたすら待つしかないわけですが、気づいた時はかなりの傷ですから、
企業も人生も損傷は深いですね。人にも迷惑。

7月22日から「実践後継者育成セミナー」が始まりますが、
27年行ってきて法則性があることに気づきます。

9)
ご一緒に学ぶ親子は、経営だけではなくお互いが尊敬しあっています。
天は無常無自性・親子は一期一会なのです。
この世限りのご縁なのであり、社長と後継者が共に席を同じくする時間は、
短い人生で最大の貴重な時間です。

10)
小豆島JCのOBである柳生さんと、
米国は「タイム・イズ・マネー」日創研は「タイム・イズ・ライフ」で、
マネーを大事にする米国と、「いのち」を起点とする
日本人の精神構造の話を電話でしていました。

11)
さて、第21期田舞塾の7月はS社様です。教育ケースのチェックをしたり、
ケース・メソッド授業での設問の打ち合わせが終わり、早速本日資料の送付です。

S社様の創業者のお人柄に敬服し、
かつ現社長のMさんの危機感と熱意と業績向上策に驚きました。

12)
100年に一度の産業構造の激変の上に、このコロナウイルス問題ですが、
度重なる外部環境の変化に翻弄されながら、
二代に渡って果敢に戦われているのです。
創業60年近い企業ですが、工場見学とケース・メソッド授業の計画でした。
13)
しかし、工場はプロに頼んで、第一工程からすべてビデオ撮影しました。
福島君が仕切ってくれていますが、当日、M社長に工程の説明をして頂きます。
財務診断、エンゲージメント診断の講義は私が担当し、
田舞塾参加者の皆様が、30人ほどのS社様の幹部の面談です。

変更変更でご迷惑ばかりおかけして、コロナウイルスは、
75歳の私には今までになく非常に過酷です。
昨晩は深夜三時まで境内で考えを調えていました。

箕面川 せせらぐ声の 告げ給う 努め努めよ いのち惜しむな 得山詠歌

14)
田舞塾も、9月から第22期を迎えます。
オンラインとリアル(集合授業)が自由に選べますが、
「田舞さん、いつから会場でやるのよ。オンラインなら行かないよ!」という方。
逆に「オンラインだと移動時間とホテル代や交通費が助かります。
続けるのなら参加します」。守旧派と革新派。笑

15)
田舞塾はYOUTUBEを撮りました。
スタディーと、メソッドの違いだとか、企業訪問だとか、実学だとか。
初日は素晴らしい講師陣と楽しい「ナイトサイエンス」です。
脳はシータ波からリップル波でアイデアは生まれます。

財務から、コア・コンピタンスから、マーケティングから、
経営理念やビジョン、経営戦略などに誘うだけが私の役目です。
激しい論争あり、腹を抱えての笑いあり、大きな経営のヒント、情報や実践的知識など、
講義しない代わりに、私はこの緊張感が一番疲労が残ります。

16)
経営者も幹部も、必ず「思考・感情・行動バイアス」を持っています。
つまり、その企業の盲点を創るのは経営陣です。
視野の広さ狭さは、考え方の歪みから来ます。
ケース・メソッド授業は誰の意見が正しいかは分かりません。

17)
意見を述べる側も、私も、オブザーブする教育ケース提供の幹部も
必ず「思考・感情・行動バイアス」があります。
ですから、まさに全員が「ああ、そうなのか」「うちの会社の問題はこれやな」など
経営や自己革新がそこで起きるのです。

18)
一番の誇りは、田舞塾から東証一部上場企業や、
驚くほどの逆境を乗り切った企業や、上場予定の企業のご参加です。
結婚式場の「IKK」さんは長くご参加で、2回もケース・メソッド授業を行いました。
コロナウイルスはどの企業も影響を受けますが、金子社長は明確です。
対策は打ちますが、悩んだり躊躇ったりされません。
次々に意思決定です。

19)
コロナウイルスで、B2Bから、B2Cのビジネスモデルを作られた
上場企業の「STG」さんは、3回も行いました。
中国工場、タイ工場、日本などの視察。
同じく、K社長の企業もタイ工場、アジア通貨危機問題の二回です。
次はメキシコ工場を考えています。

20)
K社長は熱心に勉強され、息子も必死です。
月に一度は必ずメキシコからオンラインで学んでいます。
「新しい時代の社長学」第三期も、メキシコからのオンライン参加ですが、
メキシコは「千仞の谷」です。
楽あれば必ず苦有りですが、
苦(若い時の苦労は買ってでもしろ!)あれば、楽ありです。

身をつねる 痛さこらえる 修養には 人知らずとも 種子蒔きおりし 得山詠歌
若き日は 花咲く前の 時ぞかし 困難抱きて 末(すえ)ぞ広がる  得山詠歌 

今日は「何故、自己も企業も変わらないのか」がテーマです。
盲点は逃避の「パターン認識」です。気づかないのです。
もちろん、あきらめないで、勇気をもって
自己のパターンを素直に認識することから歩めばいいのです。
盲点は、自分に甘え、親に甘え、会社に甘えることです。

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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