厳しい冬ほど必ず素晴らしい新緑の春を迎えます。(政府の実質無利子、無担保の融資という緊急対応に感謝)

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親愛なる皆様
お元気ですか。



日本創造教育研究所は1987年3月9日に創業し、お陰様で本日創業33周年を迎えることが出来ました。
これもひとえに皆様からのご指導とご支援の賜物と、心から感謝御礼申し上げます。


1)
新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で中小企業などの資金繰りが厳しくなるとして、
財務省と金融庁が金融機関に対して貸し出し条件の変更などに柔軟に対応するよう強く求めたと、
先週末に麻生財務大臣が記者団に対して明らかにしました。


2)
また、一昨日には安倍総理大臣、首相官邸で新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を開き、
個人事業主を含む中小企業経営者を対象に、政策金融公庫などを通じて「実質無利子、無担保の融資をする」と、
金利などの条件を大幅に緩和した貸付制度を創設すると表明しました。


3)
麻生財務大臣は、麻生セメント元社長として、ご自身の経営者の体験がおありです。
「中小企業が一番困っている」というお言葉は、経済企画庁長官時代の発言も含め、
中小企業に軸足を向けたものでした。


4)
すでに当時から中小企業経営の甘えや、構造的な体質改善のお考えは、私も納得しました。
麻生財務大臣は実務経営者として今回の日本のサプライチェーンの危うさを痛感され、
健全な在り方には中小企業が欠かせないと思われたのですね。


5)
新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済縮小の危機の大局的見地から、
無担保・無利子という超法規的な方針を出されたのだと思います。
ただ、金融支援に委ねたままの中小企業経営のままでは、企業は脆弱になってしまいます。


6)
国税庁の平成29年度会社標本調査の結果によると、62.6%が赤字と言われています
とくに今は手元にデータはありませんが、約85%は中小企業が作っています。


7)
もちろん下請法がありますが、大手企業のコスト削減要請は中小企業には脅威です。
下請法に違反している場合は実名で、明確に公表して厳しい処置を取って頂きたいぐらいです。


8)
建設業・製造業・流通業など、ご受講生の相談の中には、厳しいコストダウンの強制があります。
実名が何社も脳裏をかすめますが、必死に努力して技術開発をして、正当な価格を抑えられるのは悲しいものです。


9)
ですから、そうした背景で赤字になっている中小企業の事情もよく分かります。
やはり、一社依存は永遠に滅私奉公ですから、さらなる努力とリスク分散をして、
堂々と適正利益を得てほしいものです。


10)
今後どうなるのか不安だった
1.外食産業
2.観光旅館・旅行業
3.運輸業
4.製造業
5.美容業など、すべてではないでしょうが、一時的には凌げるものと思います。


11)
先日も、午後は箕面加古川山荘・明徳庵二階の「親民の間」で原稿を書きながら、我々中小企業の在り方を考えていました。
そして、夜9時過ぎから箕面の瀧道を歩きました。


12)
携帯電話に何件かお電話を頂きましたが、ある製造業の社長からは、売上1割減少で経常利益7億円の報告でした。
ネットキャッシュを別にすれば現金は30億円あり、この会社は二度の倒産寸前の体験がありましたが、万全な経営です。


13)
松下幸之助翁の「赤字は罪悪である」の信念を肝に銘じておられ、リーマンショックを学習しておられます。
現在も13億円の投資で工場を新設されますが、徹底したコア・コンピタンス経営です。


14)
海外からもお電話を頂きました。食材関係で収益をあげ、次の時代に向けての事業部門開発です。
工場も新しくされ新型コロナウイルスの影響で、逆にスーパーなどが大繁盛のせいか、超多忙なのです。


15)
食材関係ですから労働集約型のビジネスモデルでしたが、新工場で機械化が進み業績も素晴らしいです。
決して奢ることなく、求道の精神が強く、禅や儒学など相変わらず道を求めておられます。


16)
我々も田舞塾で海外工場の視察と、現地でのケース・メソッド授業を行いましたが、海外も順調です。
上記の二社は、現役のTTコース時代から真摯な経営姿勢は全く変わっていません。


17)
日創研の中小企業経営者の方は、可能思考教育もあって真摯な方が大半です。
共通した特徴として、人生観・経営観の基礎があり、その上でコア・コンピタンスやマーケティングが優れています。
新型コロナウイルス、このような時こそ人財育成と経営の見直しをする時ですね。


18)
先週から「非常事態を生き抜く企業経営」と題した、
日創研経営研究会用向けの9つの動画を制作し、会員の皆様には近日中にご案内出来ると思います。


19)
どうか、中小企業の経営者の皆様は、公的な金融支援に頼ることなく、
正しい納税が出来る企業にしていく責務があると思います。
箕面の瀧道を歩き、途中で座って月をじっと仰ぎ見ていました。
「我々は一体何のために経営しているのか?」の問いが胸をよぎりました。


20)
「自社の存在理由は何か?」を、静かに考えてみました。
最後は誰もが死に逝く身です。
何を遺して終わるのだろうと考えると、何も遺せない事に気づかされます。
諸行は無常であり、諸法に我はないのですね。


21)
このような時こそ、我々中小企業経営者は、経営姿勢を正さないといけないと素直に思いました。
学問の道・時習堂の庭の、梅の花も満開です。やがて一年中最も素晴らしい桜と新緑の時が訪れます。


22)
箕面加古川山荘・明徳庵をはじめ、学問の道・時習堂、お茶室の隣松亦無庵も、
大自然の中の音羽山荘も、すべて皆様のご受講料で手にすることが出来ました。
箕面川の流れを見つめて感謝の気持ちでいっぱいです。

道しるべ よすがを何に するのかが 己がいのちの 決め処なる 得山詠歌

生れいで 遺り香すくなき 身にあれど 輝き尽くす 吾でありたし 得山詠歌 

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2020年3月 9日 22:45に書いたブログ記事です。

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