第一に「ぜひ初心忘るべからず」第二に「時々の初心忘るべからず」第三に「老後の初心忘るべからず」(初心とは何か)

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親愛なる皆様
お元気ですか。

1)
日曜日は久しぶりのお休みでした。
前日の経営問答塾は木野親之先生もお元気で、無事に終えてホッとしました。
最初の講義は、CD化して、新春経営者セミナー後、経営問答塾の過去の方々にも全員にお送りします。

2)
他の経営塾にも所属しておられるご参加者から、
「田舞さん、木野親之先生のお話をお聞きしていると、塾長が仰っていることと全く同じです。
 松下幸之助翁も塾長も真理を掴んだ人は同じなのですね!」

3)
経営問答塾が終わった後は、8名ほどで焼肉を食べながら松下経営哲学談義でした。
食後は長崎からご参加の方と、錦糸町のサウナへ参りました。

4)
皇居東御苑へ参りましたが、本丸地区全体の立入制限で門が閉まっており、
近くの出光美術館から皇居を眺めようか?パレスホテルで原稿を書くか?迷いました。

5)
SA自己成長コースの前日ミーティングは杵渕講師に任せてパレスホテルへ行き、
コーヒーを飲み、皇居を見ながら、先ず「新しい時代の社長学」の原稿調整をしました。
毎回、大よその流れを伝えるとパワーポイントを作成してくれ、その後加筆原稿です。

6)
先日の経営理念塾もスライドでお伝えしました。
理の概念のイメージが画面にありますから、理解することが出来たというお話でした。

7)
経営理念塾、ビジョン経営沖縄セミナーも20年になりますので、
私が少し深まると難しくなりがちかもしれません。
改めて、このような変化の激しい時代こそ、経営理念やビジョンに戻る時なのでしょう。

8)
さて、東京の野澤君と大阪の金井君が講師デビューした社内メールの返信を、
一部の方々にもBCCでお送りしました。

9)
返信したのは、「お祝い・初心忘るべからず」の、その初心の意味あいだけです。
私はおめでとうはあまり言いません。
社員の誕生日には、もちろん「おめでとう」と伝えていますが、
講師デビューはスタート台に立っただけなので、おめでとうは伝えません。

10)
お祝い「初心忘るべからず」
世阿弥にとっての「初心」とは、新しい事態に直面した時の対処方法の意味なのだと書かれてあります。
つまり、苦しみや挫折や悔しさや試練を乗り越えていくためには、初心という武器が一番強いのだと言う意味に僕は解釈します。
ここに世阿弥の哲学があり、苦境を乗り越える賢明な考え方があるのですね。
まさに意味論です。
自己への気づきであり、
自己認識は終わることはないのです。
「初心忘るべからず」の真の意味は、これから立ち向かう人生の試練の時に、
当然来るべき試練や苦難を、どのように乗り越えればいいのか、その知恵になるのです。
デビューを、
貧しかったことを、
創業を、
社長になった時を、
初入社を、
出会いを、
SAコースの感動を、
学校の卒業式を、
お世話になった人を、
結婚を、
悲喜こもごもの経験を忘れるなという意味です。

世阿弥は、風姿花伝や他の作品でも、初心について繰り返し伝えています。
僕よりも若いときの「花鏡」という作品の中の一節です。
第一に「ぜひ初心忘るべからず」 君らは教わった先輩や恩師を忘れるなよ。我以外みな我が師です。
第二に「時々の初心忘るべからず」 時々とは絶えずという意味です。お世話になった人々を忘れるなよ。ご受講生・仲間・家族第一
第三に「老後の初心忘るべからず」 僕はどうもここが危ういな。君らより気持は若いからね笑い
人生の大きな岐路で、初心は欠かしてはならないものですね。

11)
大要は、初心に関する世阿弥さんの意味です。
何事も慣れたり、擦れてくるとマンネリになります。マンネリは最大の敵ですね。
なぜ、松下幸之助翁が絶えず「日に新た」を強調されていたのか?うまくいくことは、嬉しいことです。

12)
しかし、それに慣れると、感謝を忘れ、恩義を忘れ、ご縁を忘れ、初心を忘れて慣れっ子になります。
生まれたついでに生きるようなものですね。「時々(片時も)初心忘るべからず」が人生を決めます。

13)
パレスホテルは、講師の先生方の打ち合わせ場所の指名で、何度か参りました。
ある方はホテル・ニューオータニ、ある先生は帝国ホテル、ある会長はホテルオークラ東京など、
同じホテルを律儀に何十年も利用されています。
「ああ、このような方たちのことを生涯顧客と言うんだな。」
口先だけでは分からない、現場を踏み締めて初めて理論を実感できました。

14)
パレスホテルでは4時間ほど原稿に向かい、レストランの外のテラスでコーヒーを飲み、御勘定は3,300円でした。
贅沢な割りに貴重な時間です。心さわやかに皇居の周囲を散歩しました。

15)
帰りは大手町の駅内書店で最近の書籍を買った後、再び路上に出て皇居周辺を歩きました。
皇居前は暗闇でしたから、人は警備の方々だけでした。
実に静かで心が洗われた一日でした。
皇居前 砂利踏みしめて 足語る 歴史彼方や 昭和を思う 得山詠歌
闇の中 赤々と燃ゆ 東京の ネオンの上に 雲の流るる 得山詠歌
独りいて 辿るは己が 人生の 源流なるや 逝きし人偲ぶ 得山詠歌
哀しみは 人たるものの 誰しもが 湛(たた)えて生きる 証とぞ覚ゆ 得山詠歌
歓びを 静寂の中に 感じおり 歩みて今日に たどりつきたり 得山詠歌
昨日から、東京センターでSA自己成長コースを開催中です。
重ねてこのような日々や機会、学ぶ場を与えて頂けることにお礼を申し上げます。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2019年11月19日 10:34に書いたブログ記事です。

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