ケース・メソッド授業・考(トップがゆっくり歩くと、幹部もゆっくりにならざるを得ない。ゆっくりにならざるを得なかった幹部が、ゆっくりな現場をつくる。)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
田舞塾から帰宅して、久しぶりに自宅でPCに向かっていました。
帰阪後すぐにサウナへ行って、そして鍼治療で元気を回復しました。
一番末の孫が小学校の入学式があり、自分の時を思い出しました。


2)
Theマスター・コミュニケーションの第二講が無事終了しました。
昨年は盛りだくさんの内容でしたが、ご受講生の方々のニーズ(欲求)に応じてイノベーションしました。


3)
お二人のプレゼンテーションは感動でした。
テクニックではなく、このようなお二人こそコミュニケーションの「マスター」ですね。


4)
私のコミュニケーション理論は、
私生活や職場生活や企業活動の役に立たないようなものは研修に取り入れません。
ここを間違えると、ご受講生の人生をだめにしてしまいます。


5)
あくまでも「共に学び、共に栄える」という経営理念に基づいたものです。
特に実習は、実際の職場で行なっていただくようにしています。自得研修です。
つまり、私流に表現すれば、第一義は「働きやすい職場」「業績の良い会社」が基本の二本柱です。


6)
私は経営の勉強を始めるようになって、ピーター・ドラッカー博士の信者になり、
また、松下幸之助翁が築いた松下経営哲学を学んできました。
松下幸之助翁の偉大さは、京セラの稲盛和夫さん、ユニクロの柳井正さん、ソフトバンクの孫正義さん、
その他の偉大なる人々に多大なる影響を与えています。


7)
ですから、コミュニケーションという美名のもと、
現実から逃げるコミュニケーションのことを、私は「エスケープ」と名づけて講義を体系だてています。


8)
先週の後半は、田舞塾でした。
今年に入って驚きと衝撃の講師陣で、私自身がカルチャーショックを受けています。
我田引水ですが、少年のような気持ちで学んでいます。


9)
3月の田舞塾は、宮崎の私の親友の推薦で、WASHハウスの児玉社長にご講演頂きました。
月刊『理念と経営』にもご登場頂きました。
児玉社長の生の講演を聞いて、田舞塾のメンバーは企業経営の未来のあり方を記憶に止めています。


10)
4月の田舞塾の講師も凄い方でした。
私の恩師から頼まれて、お食事を取りながら2時間近く二人で議論して、
「喧伝されるような人物ではない」と、確信しました。


11)
再びお会いする約束をしましたが、素直な気持ちで久しぶりに興奮しました。
変なプライドを捨てて学ばなければ成長しませんね。
「少にして学べば則ち壮にして為すことあり」と、佐藤一斎は述べています。


12)
欧米では、良い家庭には厳しい躾があります。
大体18歳で家から自立させます。独り立ちです。
つまり、自分の食い扶持は自分で稼げ、という「掟」です。
日本人は、いくつになっても実家暮らしの人が多く、また国や企業への依存が多いように感じます。


13)
夏目漱石の「私の個人主義」を読んでください。個人主義と自由の厳しさと義務が述べてあります。
何かあると、親の責任にし、何かあると親は組織の責任にします。
国に依存している政治家は、残念ながら「国の安全」に意識が向きません。


14)
そのような中で、今回の田舞塾のケース・メソッド授業は大いに楽しんで行ないました。
1.出店の是非、
2.事業構想の収益化、
3.競争激化の中の「優位性」の確保です。
H社長は三代目ですが、非常に骨のある青年社長です。
23TTコース当時は頼りない印象でしたが、非常に企業経営では日夜困難を味わっていたのですね。


15)
クラス討議では、同じ23TTのK社長、N社長が一番前の席を陣取り、必死に提案して下さいました。
3人に共通なのは、TTコース(企業内教育インストラクター養成コース)時代、
どん底の状況の企業だったのですが、8年経過し、3社とも業績好調です。
5月も、23TTのN社長が教育ケース提供をして下さいます。


16)
今回のK社長は、祖父の創業した企業を、約60億円近くまで伸ばしています。
まだまだ成長すると思いますが、難点はK社長の力だけで発展しているという印象です。
ご自分でも述べておられますから自覚はお持ちですが、
さらなる発展は、経営幹部の経営能力に係っているのです。


17)
月刊『理念と経営』に、社長力・管理力・現場力の三位一体論を13年間連載してきましたが、
なかなか「経営の本質」を理解してくださる方が少なく、
経営幹部の成長が、企業の成長・発展を促進していく熱源になるということを心から信じて頂きたいですね。


18)
日創研では、私は社員さんには寛容ですが、我が社の未来を担う幹部には厳しいです。
特に私心の強い幹部は伸びません。私心はすぐに化けの皮を自分で剥ぐのです。
もちろん、人間は、私心のない者は誰もいません。
お世話になったアシックスの故鬼塚社長様は
「私心がないから皆が活きる」といつも述べておられました。


19)
日創研のシンボルは「二宮金次郎像」ですが、
「欲にしたがいて家業にはげみ、欲を制して義務を思うべきなり」と、
中庸であることのむずかしさと大切さを記しています。
これからの時代は「本音(正直)」「誠実」「大局着眼、小局着手」の幹部育成が求められます。


20)
トップがゆっくり歩いていると、その後に続く幹部もゆっくりにならざるを得ません。
ゆっくりにならざるを得なかった幹部が、ゆっくりな現場をつくり、
その結果、せっかくの若手社員さんをだめにしてしまうのです。


21)
丹羽宇一郎先生が、月刊『理念と経営』の連載で、
「自己修養とは、今日やると決めたことは今日やり遂げること」だと述べておられました。
アイデンティティの重要な所以ですね。


22)
今回も、非常に貴重なケース・メソッド授業でした。
H社長は、早速、片方善治先生の「実践ビジネスモデル塾」に申し込まれました。
立派な経営者は、意思決定と着手が速い。激変時代の認識を持ちたいものですね。

田舞徳太郎


 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2018年4月10日 19:00に書いたブログ記事です。

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