他者のために、他者とともに(講師の人格の高さに最初から最後まで感動しました)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


月刊『理念と経営』1月号

2018年「未来への挑戦―新たなる価値の創造1」

巻頭対談「大義のためにもうける仕事をしなさい」

●丹羽宇一郎先生の言葉

「私は時々、若い社員から
 『人生何のために生きるのか?』『何のために勉強するのか』『何のために本を読むのか』と聞かれます。
 私はそれに対して「仕事をするためです。仕事は人生そのものだからです」と答えています。
 すると、『ではどういう仕事をしたら心が強くなるんでしょう』といった質問が出てきます。

 私は『どの仕事も同じ。仕事は仕事です』と答えています。
 今、目の前にある仕事を一生懸命やって「心」を鍛えていく。
 それを続けていくことによって、「心」が磨かれ、人間は成長していくからです」


温和で寛容なお姿からは想像も出来ない激しいお言葉です。

今回の社長塾の講師も、慈愛と同時に鋭い厳しさをお持ちでした。

「言い切る勇気」「常日頃から鍛えて批判覚悟で断言する覚悟」寛厳をあわせもつ、そんなリーダーになりたいものです。

                                  感想・田舞徳太郎


1)
一昨日に京都で今期第11講目の社長塾を開催しました。。
伊與田覚先生のお墓参りで東福寺にお参りし、今回の講義内容のご報告をしました。


2)
自宅を出てタクシーに乗ろうとするとA社長がおられました。
わざわざ一緒にお墓参りするためでした。社内で色々なお話をしました。
人間ですから、誰もが悩みがあるのです。
今回は「苦悩と事の上で鍛える」というテーマで、合計で3時間15分かかりました。


3)
社長塾の会場として使用しているのが、
パナソニックの松下幸之助創業者翁が建立された、霊山歴史館です。
現在は、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」で、この記念館も盛り上がっています。


4)
薩摩と長州は非常に犬猿の仲でした。蛤御門の変では敵味方になります。
大義(錦の御旗)で情勢は大きく変わります。
西郷隆盛と長州のつなぎ役は坂本龍馬と言われていますが、実質は中岡慎太郎ですね。
欧米諸国・ロシアに狙われる日本。


5)
今日は、会場の真正面にある護国神社の、
「坂本龍馬と中岡慎太郎」のお墓に社長塾の仲間の方々とお参りしました。
明治維新の三傑といわれる木戸孝允のお墓もありますが、
時間の関係でお二人だけにお参りして、仲間と共に記念写真を撮りました。


6)
中岡慎太郎が和解の道を見つけて、西郷隆盛を長州に案内するのですが、
急用が出来た西郷隆盛は途中で引き返してしまいました。
待ちあぐねる長州勢は、木戸孝允他「根強い薩摩嫌い」の人たちですが、
薩長の会談設営の失敗で中岡慎太郎は窮地に陥り切腹しようとしました。

坂本龍馬は、怒り出す長州勢と、腹を切ろうとする中岡慎太郎たちに大声で叫びました。
「策を練れ!策を!」一喝ですね。


7)
中岡慎太郎は庄屋の生まれです。
西郷隆盛と同じように、民・百姓の飢餓や身売りを目の当たりにして苦しみます。
彼は、土佐藩などの侍を頼らずに、自分たちの力で農民を助ける「志」を持ったのです。

孟子のいう「義をみてせざるは勇なきなり」です。
土佐勤皇党に必然的に加わり、坂本龍馬との友情を温めていきますが、主役はいつも龍馬です。
縁の下で支える中岡の志の高さに手を合わせました。


8)
何故、社長塾をこの霊山歴史館にしているのか?
松下幸之助翁は維新の志士300数柱を慰霊するためにこの歴史館を建立されたのです。
また、木野親之先生のご尽力もあり、社長塾のためにパナソニックの谷井昭雄第4代社長が、
多額の費用で音響設備や会場など、綺麗にリフォームして下さいました。


9)
伊與田覚先生が講師をお務め頂いた間は、
霊山歴史館に到着次第、坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓参りをした後に、
歴史館の応接室に掲げられている松下幸之助翁のお写真に一礼してから、
伊與田覚先生と一緒に食事を摂っていました。


10)
「志とは、目先の貴賎で動かされるようなものではない。
 臨むべきは、その先の大いなる道のみである。
 今、貴いと思えるものが、明日は賎しいかもしれない。
 今、賎しいと思えるものが、明日は貴いかもしれない。
 君子となるか小人となるかは、家柄の中にはない。君自らにあるのだ」中岡慎太郎


11)
第一講座は、わずか3章しかお話できませんでしたが、第三講座で残りの9章を費やしました。
テーマは「曾子曰く日に吾身を三省す・・・」です。


12)
第二講座は、主に実践経営者の講座にしています。
社長塾は、論語とそろばん(経営)の両面からアプローチするためです。どちらに偏ってもうまくいきません。
今日の講師は、日本ケンタッキー・フライドチキンの大河原元社長様でした。
伝説の人「カーネル・サンダース」と、ご一緒にお仕事をされた方です。


13)
講師によって、伝え方が少し異なるなるかもしれませんが、
最近の基礎コース(SA)では、カーネル・サンダースの感動物語をお伝えしています。
65歳からの出発です。小型車で売れないレシピの買い手探しがずっと続きました。
あきらめないで、1千人以上に断られても探し続けたのです。
ご参加の皆さんは、前に身を乗り出しながら終始真剣に聴いておられました。


14)
1.自然を壊してまでお金儲けしない。
2.派手にしない。あくまでもコツコツと挑む。
3.機械化して、味を犠牲にしてまで大きくしない。
4.一見、つまらないようなことでも真剣に取り組む。

 日本一号店のオープン間もなく、数か月で債務超過に陥り、
オープン前から口うるさく厳しいことばかり言う三菱商事の?さんが、
最後の最後は守ってくれたそうです。


15)
中学の時、家業が破綻し一家が離散。
「4,000坪のお屋敷の生活から何もなくなる落差の激しさを受け入れられなかった」そうです。
判断基準は「Men and Women for Others, with Others (他者のために、他者とともに)」、
これは決して嘘偽りではなく、真実のみを語っておられました。


16)
講演が終わって質問を取りましたら、岡山のK社長が質問されました。
つまり、「何故そのようなお考えをされるようになられたのですか?」と。

お答えは、ミッションスクールの先生からの教えにあったのです。
大河原元社長がご自身の哲学の核心に触れた瞬間、参加者全員の胸中の琴線に触れて、
人間が本来持っている清らかなる涙の源泉を突かれた会場は、ただただ静まり返っていました。


17)
休憩まで時間はありましたが、静まり返った会場の雰囲気のまま終了しました。
私も本当にたくさんのことを学びました。
お帰りの際の厳しく鋭い目線と声のトーンが、この方を物語っていました。


18)
大河原元社長が霊山歴史館のご出発間際、
偶然目に留まった伊與田覚先生のご本を購入しようとされ、
「お金は結構です」というスタッフに対し、「そうはいきません」と応えられ、
川本さんが「ありがたく頂戴しなさい」と伝えました。
大河原様の人格の高さに、最後まで感動しました。


19)
素晴らしい方々に共通するのは、ご自分の価値観の確立であり、
優しさと同時に、妥協しない厳しさの両面が、すべての成功をつくられているのですね。

ウルフ神父とカーネル・サンダースを恩師と述べておられました。
「他者のために、他者とともに」のお考えは恩師そっくりです。善き一日でした。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2018年2月 1日 10:30に書いたブログ記事です。

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