2018年2月アーカイブ

親愛なる皆様
お元気ですか。


月刊『理念と経営』2月号

2018年「未来への挑戦―新たなる価値の創造」

経営至言:カルロス・ゴーンの言葉

「企業が育むべき最も大切なものはモチベーション(意欲)である。
 モチベーションは帰属意識から生まれる。
 そうでなければ昼夜を通して問題に取り組んだりしない。」


☆Webサイトでのエンゲージメント(帰属意識・愛着心)診断のプロトタイプができました。
 まだ、さらなるシステム化の時間が必要ですが、
 松原社長の「成功企業」づくりの経営方針に一歩近づきました。


☆今日の松下幸之助翁の名言

「君、お経はありがたいと手を合わせるが、お経は弟子との対話集やで。
 部下との対話が、成功を生む金の卵や。よく覚えておきや」

 と、幸之助は、社員に手を合わせていました。」

         木野親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


1)
意志力(Willpower)を色々な方々が定義しています。
定義が大事なのではなく、どうすれば身につくのか?が重要です。


2)、
日創研の可能思考研修基礎コース(SA)では、意志力は「可能思考能力の一部」として、
分かりやすく体験的に講義して、肌感覚でお伝えしています。


3)
3月開催の東京特別基礎コース(SA)は、私と杵渕講師と一緒に行ないますが、
この意志力の講義と体験は、理論ではなく身につけることが大事です。
実際にやり遂げた企業事例の講義には感動します。


4)
この意志力を具体的な調査・研究により定義している人がいます。
日創研のGRIT(やりぬく力)は、意志力でもあるのです。

「自分が本当にしたいことを、自分の一部が、
 本当はしたくない時に、やり続け、やりぬくことができる能力」と、
スタンフォード大学では定義しています。


5)
ただ、同じ意志力でも「ペンシルベニア大学」では、少し異なるアプローチで定義しています。

つまり、可能思考能力(意志力・継続力・やりぬく力)とは、
気分が優れない時でも、批判を受ける時でも、困難や逆境の時でも、自分の決めた夢に向かい続ける力です。
だから、基礎コース(SA)をはじめとした可能思考教育は、「ビジョン・目標」を一貫して講義し続けるのです。


6)
基礎コース(SA)を体験された方なら、人間の意志力がどのような形で妨げられ、弱まるのか?はご存知ですよね。
成長したい、立派になりたい、良い会社にしたい、という意志力を妨げる「もう一人の自分」がいるのです。

実は、こうした心理学や脳科学の実証実験を、宋の時代の「朱子」は朱子学で体系化しているのです。
第15期の社長塾で取り上げますが、実に面白く「実は朱子はSAの講師だった?」と伝えたら学者に叱られますかね。


7)
「企業経営をするのは人間なんやから、人間の研究をせなあかんで」と、
松下幸之助翁は、木野親之先生に口癖のように言われていたそうです。

つまり、人間は非常に優れた面と、それを妨げる「衝動」とか「私心」とか「安易さ」が宿り、
それが人間の意志力を妨げて、絶えず葛藤を抱えているのですね。
朱子だけではなく王陽明も明確に述べています。現代も昔も人間は同じです。


8)
大脳科学の面からはかなり進んでおり解明されてきていますが、
自分自身がSAコースを直接体験してみると、誰も邪魔する者はいなくて、
結論は、自分の中に邪魔する者が存在しているのですね。

「自己への気づき」の所以です。


9)
私などは、皆さま方に自己革新の場を頂戴していることに感謝をしなければなりません。
基礎コース(SA)の研修を行うたびに、新しい自分に気づくことが出来、
数え73歳でも意志力は、少しはましになっています。


10)
さて、昨日から東京に来ていますが、ホテルのジムで1時間歩き、
サウナに入り、お寿司を食べてくつろぎました。
今日は大切な案件の打ち合わせです。


11)
先日は、かつて所属していた、あるグループの相談に乗りました。
アドバイスは、「人財育成に奇跡もマジックもありませんよ!」の一言に尽きます。
ウイリアム・ジェームズ、ジェームズ・アレン外、脳科学的にも無理なのです。
偉大な人でも、人の見えない所で「自己修養」をしているのです。


12)
打ち合わせに遠くからわざわざお見えになられましたが、
担当のTさんには「この企画だと、明確なWhyがありませんね」と、直言しました。
我々は研修で飯を食っていますが、「自己修養」に目覚めていない人により気づいて頂き、
動機づけしていくしかありません。


13)
私もお世話になった組織ですから、ご恩返しをしなければならず、
衰退気味の状況に歯止めをかけなければなりません。
しかし、夢見る力、それを形にする日々の努力なくして夢は叶わないのです。
形にする力をリーダーシップと言うのですね。


14)
何事をやるにもWhyがなければならず、
そのコンセプトづくりは「常日頃の努力と訓練」からしか生まれないのです。
Tさん、Sさん、遠くから有難うございます。
私の動画はよく見られているようで感謝申し上げます。


15)
この組織は非常に貴重な存在であり、
社会開発(国家も含む)、指導力開発、経営開発の三本柱からなっていました。
私心だらけの私などは、この組織で鍛えられていなければ、現在はないでしょうね。
「公の精神」を徹底して植えつけられました。


16)
最初、大阪府池田市では中卒ということで断られ、隣町の兵庫県川西市に拾ってもらいました。
お陰で、1980年にトップリーダーになられた鴻池祥肇会頭に強烈なご指導を頂戴しました。
野津喬会頭とのご縁は、この鴻池歴代のお陰なのです。


17)
他県からの所属であり、「なぜ、大阪の池田の人間がここにいるの?」と、例会で言われたこともあります。
恨みはありませんが、そういう悔しい体験が学びであり、
現在の実になり花になっています。人づくりに奇跡も魔法もありません。


18)
途中、Tさんが自衛隊の話をされました。
私もこの組織に入会して、すぐに3泊4日の舞鶴の海上自衛隊の体験入隊に入りました。
ボートを漕ぎ、遠泳をさせられ、走らされ、疲れきった中で、
最後の、高台からプールに飛び込んだ時は、プールの水をがぶがぶ飲んでしまいました。


19)
伊勢の修養団、猛吼訓練、私の古典入門もこの組織のお陰なのです。
しかし、未来の日本を象徴するようにこの組織も、
ジム・コリンズ教授のいう、「成長の法則」から、今や「衰退の法則」に入っています。


20)
素晴らしい組織ですが、孫子の兵法で言う「陰陽の理」で、プラスもあればマイナスもあります。
学んだという錯覚、地位を得られた満足感、いつの間にか、自分の実力を過信するのです。


21)
「日本の安全と防衛」というテーマに魅せられて、入会してから徹底して学びましたが、
私は立派な経営者になり、企業経営を通して国に貢献しようと決意しました。
ですから、指導力開発と経営開発を必死に学び、社長のあるべき姿に、未だ挑戦し続けています。


22)
経営者は、

1.先ず、ビジョンを示さなければなりません。
  経営理念や使命感を明確に提示して、働く人に夢を与えるべきです。

2.そして、日々意思決定しなければならない立場にありますから、判断力、決断力が重要です。
  判断の誤りで社員さんを路頭に迷わせます。

3.働く人を育て、モチベーションを上げなければなりません。
  だから経営者は、誰よりも学び・働かなければならず、最低5,500時間は努力するべきです。

4.最も大事なのは、人を育てるためには、先ず自らを鍛えるべきです。
 「修己」の次に「治人」なのです。


23)
私は多くは経営者向け研修と経営幹部向けの研修に時間を割いています。
一般社員さんは基礎コース(SA)のみですが、どの組織もトップで決まります。
トップや幹部の有るべき姿を、色々と異なる視点でアプローチしています。


24)
松下幸之助翁は、実践なきものは「なきに等しい」と言われています。
「経済学を学んで、経営をうまくやろうということも悪くはないけれど・・・」と、
敢えて否定はされていませんが、リーダーシップとは何か、何のためにこの組織に属しているか?
目的を見失って手段にばかり走ると「本末転倒」になるのです。


25)
古本大学でも、大学章句でも、
「物に本末あり、事に終始あり、先後する所を知れば則ち道に近し」と述べています。

すべてに原理原則があり、それを身につけた者がリーダーになるべきです。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


月刊『理念と経営』1月号

2018年「未来への挑戦―新たなる価値の創造1」

巻頭対談「大義のためにもうける仕事をしなさい」

●丹羽宇一郎先生の言葉

「私は時々、若い社員から
 『人生何のために生きるのか?』『何のために勉強するのか』『何のために本を読むのか』と聞かれます。
 私はそれに対して「仕事をするためです。仕事は人生そのものだからです」と答えています。
 すると、『ではどういう仕事をしたら心が強くなるんでしょう』といった質問が出てきます。

 私は『どの仕事も同じ。仕事は仕事です』と答えています。
 今、目の前にある仕事を一生懸命やって「心」を鍛えていく。
 それを続けていくことによって、「心」が磨かれ、人間は成長していくからです」


温和で寛容なお姿からは想像も出来ない激しいお言葉です。

今回の社長塾の講師も、慈愛と同時に鋭い厳しさをお持ちでした。

「言い切る勇気」「常日頃から鍛えて批判覚悟で断言する覚悟」寛厳をあわせもつ、そんなリーダーになりたいものです。

                                  感想・田舞徳太郎


1)
一昨日に京都で今期第11講目の社長塾を開催しました。。
伊與田覚先生のお墓参りで東福寺にお参りし、今回の講義内容のご報告をしました。


2)
自宅を出てタクシーに乗ろうとするとA社長がおられました。
わざわざ一緒にお墓参りするためでした。社内で色々なお話をしました。
人間ですから、誰もが悩みがあるのです。
今回は「苦悩と事の上で鍛える」というテーマで、合計で3時間15分かかりました。


3)
社長塾の会場として使用しているのが、
パナソニックの松下幸之助創業者翁が建立された、霊山歴史館です。
現在は、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」で、この記念館も盛り上がっています。


4)
薩摩と長州は非常に犬猿の仲でした。蛤御門の変では敵味方になります。
大義(錦の御旗)で情勢は大きく変わります。
西郷隆盛と長州のつなぎ役は坂本龍馬と言われていますが、実質は中岡慎太郎ですね。
欧米諸国・ロシアに狙われる日本。


5)
今日は、会場の真正面にある護国神社の、
「坂本龍馬と中岡慎太郎」のお墓に社長塾の仲間の方々とお参りしました。
明治維新の三傑といわれる木戸孝允のお墓もありますが、
時間の関係でお二人だけにお参りして、仲間と共に記念写真を撮りました。


6)
中岡慎太郎が和解の道を見つけて、西郷隆盛を長州に案内するのですが、
急用が出来た西郷隆盛は途中で引き返してしまいました。
待ちあぐねる長州勢は、木戸孝允他「根強い薩摩嫌い」の人たちですが、
薩長の会談設営の失敗で中岡慎太郎は窮地に陥り切腹しようとしました。

坂本龍馬は、怒り出す長州勢と、腹を切ろうとする中岡慎太郎たちに大声で叫びました。
「策を練れ!策を!」一喝ですね。


7)
中岡慎太郎は庄屋の生まれです。
西郷隆盛と同じように、民・百姓の飢餓や身売りを目の当たりにして苦しみます。
彼は、土佐藩などの侍を頼らずに、自分たちの力で農民を助ける「志」を持ったのです。

孟子のいう「義をみてせざるは勇なきなり」です。
土佐勤皇党に必然的に加わり、坂本龍馬との友情を温めていきますが、主役はいつも龍馬です。
縁の下で支える中岡の志の高さに手を合わせました。


8)
何故、社長塾をこの霊山歴史館にしているのか?
松下幸之助翁は維新の志士300数柱を慰霊するためにこの歴史館を建立されたのです。
また、木野親之先生のご尽力もあり、社長塾のためにパナソニックの谷井昭雄第4代社長が、
多額の費用で音響設備や会場など、綺麗にリフォームして下さいました。


9)
伊與田覚先生が講師をお務め頂いた間は、
霊山歴史館に到着次第、坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓参りをした後に、
歴史館の応接室に掲げられている松下幸之助翁のお写真に一礼してから、
伊與田覚先生と一緒に食事を摂っていました。


10)
「志とは、目先の貴賎で動かされるようなものではない。
 臨むべきは、その先の大いなる道のみである。
 今、貴いと思えるものが、明日は賎しいかもしれない。
 今、賎しいと思えるものが、明日は貴いかもしれない。
 君子となるか小人となるかは、家柄の中にはない。君自らにあるのだ」中岡慎太郎


11)
第一講座は、わずか3章しかお話できませんでしたが、第三講座で残りの9章を費やしました。
テーマは「曾子曰く日に吾身を三省す・・・」です。


12)
第二講座は、主に実践経営者の講座にしています。
社長塾は、論語とそろばん(経営)の両面からアプローチするためです。どちらに偏ってもうまくいきません。
今日の講師は、日本ケンタッキー・フライドチキンの大河原元社長様でした。
伝説の人「カーネル・サンダース」と、ご一緒にお仕事をされた方です。


13)
講師によって、伝え方が少し異なるなるかもしれませんが、
最近の基礎コース(SA)では、カーネル・サンダースの感動物語をお伝えしています。
65歳からの出発です。小型車で売れないレシピの買い手探しがずっと続きました。
あきらめないで、1千人以上に断られても探し続けたのです。
ご参加の皆さんは、前に身を乗り出しながら終始真剣に聴いておられました。


14)
1.自然を壊してまでお金儲けしない。
2.派手にしない。あくまでもコツコツと挑む。
3.機械化して、味を犠牲にしてまで大きくしない。
4.一見、つまらないようなことでも真剣に取り組む。

 日本一号店のオープン間もなく、数か月で債務超過に陥り、
オープン前から口うるさく厳しいことばかり言う三菱商事の?さんが、
最後の最後は守ってくれたそうです。


15)
中学の時、家業が破綻し一家が離散。
「4,000坪のお屋敷の生活から何もなくなる落差の激しさを受け入れられなかった」そうです。
判断基準は「Men and Women for Others, with Others (他者のために、他者とともに)」、
これは決して嘘偽りではなく、真実のみを語っておられました。


16)
講演が終わって質問を取りましたら、岡山のK社長が質問されました。
つまり、「何故そのようなお考えをされるようになられたのですか?」と。

お答えは、ミッションスクールの先生からの教えにあったのです。
大河原元社長がご自身の哲学の核心に触れた瞬間、参加者全員の胸中の琴線に触れて、
人間が本来持っている清らかなる涙の源泉を突かれた会場は、ただただ静まり返っていました。


17)
休憩まで時間はありましたが、静まり返った会場の雰囲気のまま終了しました。
私も本当にたくさんのことを学びました。
お帰りの際の厳しく鋭い目線と声のトーンが、この方を物語っていました。


18)
大河原元社長が霊山歴史館のご出発間際、
偶然目に留まった伊與田覚先生のご本を購入しようとされ、
「お金は結構です」というスタッフに対し、「そうはいきません」と応えられ、
川本さんが「ありがたく頂戴しなさい」と伝えました。
大河原様の人格の高さに、最後まで感動しました。


19)
素晴らしい方々に共通するのは、ご自分の価値観の確立であり、
優しさと同時に、妥協しない厳しさの両面が、すべての成功をつくられているのですね。

ウルフ神父とカーネル・サンダースを恩師と述べておられました。
「他者のために、他者とともに」のお考えは恩師そっくりです。善き一日でした。

田舞徳太郎

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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