正月とは、正しい事を考え、正しく実行して、正しい結果を創り出す月である(「孫子」の智者は明暗・陰陽・表裏を知る)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
仕事始めで秋田を訪問しました。
秋田には素晴らしい経営をされている大高さんご夫妻がおられますが、お電話でご挨拶しました。
翌日訪問した企業様の決算書もチェックしましたが、どのような内容で業績を上げておられるかの
質問の準備なども行ないました。


2)
大高さんご夫妻の企業は、田舞塾のケース・メソッド授業の時に、全国から150名ほどが参加しました。
当時からすると売上も倍増し、経常利益も10%に近い好業績を上げておられます。
やはり、人財育成の継続が大切だと痛感しました。
女性スタッフが多い企業様ですが、社員さんの定着もよく、可能思考教育に参加される方々の表情も明るいです。


3)
幹部社員さんは、ビジネスリテラシーを高めるために、
業績アップ6か月研修やマネジメント養成6か月コースを受けておられ、日創研を最大活用されています。
企業経営には、天の時・地の利・人の和の三つが求められます。洋の東西を問わず大切ですね。


4)
しかし、現代でも全く同じことが言えますね。
時代の変化を読むには、それなりの「努力が要ること」を、天が指し示しているのです。
今年は、基礎コース(SA)の再受講運動キャンペーンを構想していますが、
気づきとは「悟り」とも「覚醒」だと言ってもいいでしょう。


5)
時運に恵まれない方々も多くおられます。
年末のお電話でのご挨拶には心を痛めるご報告もたくさんありました。
悲喜こもごもが人生とはいえ、「時」とは残酷だとも言えますね。
お電話に出られた奥様の、「主人は亡くなりました」のお言葉に絶句しました。


6)
奥様に励ますお言葉をかけられなかったことが残念でなりません。
「孫子」では、智者を明暗・陰陽・表裏と定義し、
現実の存在を把握する力を持った人だと述べています。
良い事ばかりは続かないのですね。


7)
良い事ばかりも悪いことばかりも続きません。
孫子のいう智恵とは「良い時の心構え・警鐘を受止める力」ですね。
ですから、不思議に、「業績の良い企業の社長や幹部や社員さん」は、危機感をお持ちなのですね。
脚下照顧で、悪くならないように努力します。


8)
表舞台で活躍して、一見華々しいように見えても、
人生には明暗がありますから、本当は裏舞台での努力は他人様の数倍されているのです。
表舞台で有頂天になっていると、「有名無力」になります。
裏舞台でも頑張る人は永続します。幸田露伴のいう「間接の努力」をしている人です。
有頂天になって明暗の理を忘れた人は一時的な成功で終わります。


9)
脳科学の観点では仕方がないことです。
大事なのは、絶えず「自分はどの脳を今使っているのか?」点検するべきですね。
社長や幹部は、「自分の位置づけ」「置かれている現実の状況」を、冷静に知る必要があるのです。


10)
もし、仮に不遇を囲っていれば、希望を見出す必要があります。
日創研の可能思考教育は、一度受けて分かるものではありません。
ただ、うまくいかなくなるとモチベーションは下がりますから、
基礎コース(SA)や勉強どころではなくなるのですね。明暗の理を見失ってしまうのです。


11)
だから、悩んだり困っている人は、基礎コース(SA)の再受講が新しい人生の幕開けになるのです。
「自己の価値」の偉大さに気づけるのです。
日創研経営研究会のメンバーや、TTコースの仲間に、
今苦労している人がいたら、「?さん、SAを再受講してみたらどうですか?」と、声がけしてみて下さい。


12)
社内で「もう、会社を辞めたい!」と沈んでいる幹部や社員さんがいたら、
間違いなく「明暗の理」を見失い、意味喪失の現象が出ているのです。
もちろん、順調にいっている人にも、基礎コース(SA)の再受講が大事です。
歴史は繰り返しますから、順調な時ほど「危険な種まき」を意識して下さい。



13)
私が中国の古典に触れたのは、福岡の博多・音羽鮨で働いていた頃、
当時は福岡で一番大きかった、積文館書店の社長様との出会いがきっかけでした。
同人雑誌から文壇にデビューして、やっと生活が出来るのが文章の世界です。
私の作品も「同人雑誌コーナー」に並べてもらいました。



14)
カウンターでお鮨を握っていた頃に、洪 自誠の菜根譚を薦められ、手にして感動したものです。
いつも座禅室に置いてありましたが、ある若手経営者が尋ねてきて、
私の自宅に泊まり、その時に「どうしても座禅室を見せて欲しい」というので、躊躇しましたが案内しました。


15)
親子の確執で経営がうまくいかずに悩んでいたようです。
ご縁は例会での講演だけでしたが、少しでも悩みが解消できればと相談に乗りました。
昔は大勢の若いメンバーと自宅の客間でディスカッションをしたものですが、その時は彼一人だけでした。


16)
忙しくしていたところにいきなり電話が鳴り、
「今、伊丹空港に来ています。先輩にどうしても・・・・・」ということでした。
私も似たように、厚かましく訪問して様々なご縁を頂いてきましたので、
車の中で相談に乗りながら、この菜根譚の一つの教訓を話しました。


17)
今、書物は手元にありませんが、その彼には、上手くいかない時には、
「変に処しては、百忍を堅くして 以って成るを図るべし」という節をお伝えしました。
難関にさしかかった時は、ひたすら耐え忍んで初志を貫徹しなければならないという内容のものです。


18)
また、豊田佐吉翁の静岡県湖西市の母屋にある「百忍千鍛事遂全」の掛け軸の言葉の話しもしました。
掛け軸は豊田家の菩提寺の妙立寺住職が父・豊田伊吉に贈ったとされるもので、
「忍びに忍び鍛錬を重ねればできないことはない」という意味です。


19)
菜根譚は「苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる」が名前の由来です。
その彼が菜根譚を貸して欲しいというので、少しボロボロになっていましたがお貸ししました。
メモ書きしてましたが、それを読みたいということでした。


19)
出光佐三翁は、「順境にいて悲観し、逆境において楽観せよ」の言葉にあるように、
逆境の時ほど楽観的にセルフマネジメントし、順境な時ほど悲観的に物事を慎重に考えられました。
人間力の極意なのですね。
昨年、出光佐三翁のお孫さんにお会いして、日創研経営研究会の全国大会in北九州の打ち合わせをさせて頂き、
書物にない実像の偉大さを噛み締めました。


20)
脳科学の点からも、歴史的な栄枯盛衰の観点からも、洋の東西を問わず述べられています。
何よりも31年間で70万人のご受講生を見てきました。
どうか、うまくいかないでお苦しみの方々には、
必ず道はひらくという希望を持ち、順調な方には「再度の自己点検」をお勧めします。
「孫子」にある智者の定義「明暗・陰陽・表裏」は、なるほどと考えさせられます。


21)
木野親之先生の「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」には、
「正月とは、初心に戻り、正しい事を考え、正しく実行して、正しい結果を創り出す月である」という
松下幸之助翁直伝の言葉が書かれています。


22)
新年のご挨拶で数人の方々にお電話しましたが、好業績で嬉しいです。
お互いに「前向きに考えて学び実践する年」にしたいものですね。
今日は急にYさんの事を思い出しました。
あのメモ書きのある菜根譚はどこかにいってしまいましたが、「日々是好日」で頑張りましょう。


田舞徳太郎
 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2018年1月 8日 10:20に書いたブログ記事です。

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