目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす(環境に貢献するサラヤ株式会社)

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■■■ 田舞徳太郎通信 2016年 49号 ■■■■■■■■■ 日本創造教育研究所 ■■■

 『目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす(環境に貢献するサラヤ株式会社)』

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓 時代は変わった

 時代は変わった。人の考えも変わった。
 しかし、信念に生きることの尊さに変わりはしない。

 人生は、幸福と不幸との闘いです。
 人生は、汝自身への問いかけです。
 だから、歴史は心から生まれるのです。

 幸之助は、経営理念こそ、不易の法則と位置づけていました。

                               木野親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。

1)
今日は更家社長からお電話を頂戴しました。既に30数年のお付き合いになりますが、素晴らしい経営をされています。
私の夢は、更家社長が日本青年会議所の会頭になるだけでなく、JCI(国際青年会議所)のプレジデントになることでした。


2)
年齢は私が3歳上ですが、当時から尊敬する人でした。人生の軸足がぶれず、志は世界にも及んでいました。
私が40歳で青年会議所の最終年度には、本当に御世話になりました。
私は国際室担当の副会頭で、被爆地広島で「世界青年サミット」を成功させるべく苦労していました。


3)
その時に更家社長が国際室長でなかったら、なかなか「青年サミット」も進展せずに、私は挫折していたかもしれません。
何よりも、企業経営に熱心な人であり、しかも「企業理念」に基づいた経営をされ、JCに埋没していなかったことです。


4)
私が1998年にスタンフォード大学に行った折も、わざわざ南米からの帰りに激励に立ち寄って頂いたことも嬉しかったです。
更家社長はカリフォルニア大学バークレー校に留学して修士課程を修了されており、
サンフランシスコ国際空港からレンタカーを借りて励ましに来てくれたのです。


5)
現在は、大阪青年会議所のセネター会の会長をされていますが、
二年ほど前に世界的にヒットしたトマ・ピケティの「21世紀の資本」に関しての講演を依頼されました。


6)
小さな文字で720頁にものぼる本ですが、幸いに「なぜ世界的に読まれるのか?」に興味があり、内容にも強い共感を覚えました。
大阪青年会議所には層々たるメンバーの方々がおられ、そういう先輩を前にして躊躇しましたが、恩義のある更家社長の依頼でしたので、
必死でレジュメをつくり、逆に学ぶ場を与えて頂きました。


7)
先般、日経新聞を読む時に書籍広告の欄をいつも目にするのですが、更家社長の顔写真と書籍のタイトルが載っていました。
すぐにお電話で「おめでとう」とお伝えしようとしたのですがお出にならず、留守電にメッセージを残しました。


8)
今日の電話は留守電に対する返信電話だったのです。マレーシアに行っておられたようですが、
現在は、世界15カ国に現地法人を立ち上げ、売上高が323億円にもなられたようです。


9)
一緒に学んでいる時はまだ60億円くらいだったでしょうか、やはり、当時から「環境に関する」ビジネスモデル構築に熱心でした。
東洋経済新報社から「これからのビジネスは「きれいごと」の実践でうまくいく」というタイトルで出されています。


10)
「目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす」という帯が印象的で、
ソーシャルビジネスの雄として各方面から注目を集めるサラヤのすべてが書かれています。


11)
カンブリア宮殿でも大反響がありましたが、サラヤ株式会社は世界の環境問題にも取り組み、
環境ブランド調査で二年連続一位を取られたり、様々な賞を取っておられます。
まさに「目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす」のです。


12)
更家社長は、世界青年サミット成功のために、我々のアドバイザーとして「ギュンター・パウル氏」を紹介してくれました。
彼はローマクラブのアウレリオ・ペッチェイ会長の秘書であり、非常に我々が取り上げるテーマに沿った思想をお持ちの方でした。


13)
世界で初めて「ゼロエミッション(ゴミがでない環境に優れたビジネス)」を唱えた人でもありました。
日本創造教育研究所でも、彼を招いてセミナーを開いたり、ウインローダーの高嶋社長にご紹介したりと、
色々と学ばせて頂きました。


14)
ローマクラブの存在を覚えておられる方々は少ないと思いますが、
資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの、全地球的な問題に対処するために設立された、
世界の叡智100人を集めた民間のシンクタンクです。
40歳の当時、「成長の限界」など、現在起きていることを予測した本を読んでは、それをどう政策提言していこうか・・・、
更家社長ともディスカッションを重ねました。


15)
環境問題、南北問題、平和の問題、人口問題、食糧問題など、多岐に渡って広島の「世界青年サミット」で採択しましたが、
「ギュンター・パウル氏」がいなかったら、更家社長がいなかったら、宣言文の草案も書き上げられなかったと思います。


16)
特に世界各国から40歳までの要人を呼んで広島で会議を開くわけですから、鮨屋の私には大きなプレッシャーでした。
当時ソ連に行き、優れた人たちが集まるクモ(コスモモール・将来の政治家などを要請する青年団体)と、色々と折衝しました。
北方4島の返還も踏まえ、広島の会議に参加を促進すると共に、我われ日本の主張も繰り返し述べてディスカッションしました


17)
中国やアフリカや色々と世界を駆け巡りながら、1985年、全国大会の折にたくさんの世界の要人に広島まで来て頂きました。
まだドイツも東西の国であり、中には30代で政府要人になっている人もあり、ノーベル平和賞の選考委員長に記念講演を頂きました。
全ては更家社長のお蔭ですが、その時に東大の助教授をしていたのが「舛添さん」です。国際政治を学びました。


18)
現在の天皇皇后両陛下がまだ皇太子ご夫妻の時であり、東宮御所や、当時の中曽根総理が在任中の「首相官邸」にご案内をしたり、
京都では裏千家のお家元に行き、会議メンバーに日本の茶道を楽しんでもらったことが、まるで昨日のようです。


19)
更家社長の著書は、サラヤ株式会社の成長と、環境ブランドで日本一になった経営に関する内容ですが、
私が更家社長を尊敬する理由の一つは、JC活動にどっぷりと浸からなかったことです。
当時の野津会頭も現在は876億円企業にされており、団体に献身的に尽くしながら、本業を決して忘れなかったことです。


20)
会頭になって会社を駄目にされた人もいましたが、更家社長は学んだことを「環境問題」としてその解決に努力され、
団体で主張したことを一時的なものにしなかったことです。人生の証として「環境ビジネス」で世界に貢献しています。


21)
私はJC卒業と同時に「中小企業の活性化」を使命として日本創造教育研究所の設立準備を始めましたが、
30代の色々な体験が現在に生きていると思っています。
団体に貢献するが、首座や本命を忘れない面々が、野津会頭のもとに集まったものと思います。全員が企業経営に熱心でした。


22)
私は非常に運に恵まれましたが、更家社長や野津会頭にはたくさんの「学ぶ場」を与えて頂きましたし、
良き先輩に随分鍛えられました。ここで先輩の名前は上げるのは控えますが、振り返っても「今でも不思議」です。


23)
更家社長は、今でも関西財界で活躍されています。渋沢栄一賞を受賞したりされていますが、お金を追いかけずに、
いつも、世界の問題に取り組んで理念を大事にした経営に徹し、青年時代のビジョンを追い続けている方です。


24)
志を持つことが大事だということは分かります。しかし、伊與田覚先生の恩師である安岡正篤先生は、
志が単に志で終わるのではなく「志気」となり、そこに「操」が加わって「節」となると述べておられます。
よく「あの人は節操がない」といいますが、現実の矛盾、抵抗に屈しない人間力を磨きたいと思っています。


25)
可能思考教育は、単なる自己啓発ではありません。不快な中にも喜びを見出し、少しでも人様の役に立つ使命を引き出す事です。
そして、個人にフォーカスするのではなく、個性を活かして最大限チームとして世の為になる決意を固める研修です。


26)
誰かのために役立ててこそ「本当の命だ」と
全身まひで口先で筆をくわえ絵や詩を書いた星野富弘さんの言葉です。

田舞徳太郎

 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年9月13日 09:00に書いたブログ記事です。

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