師にお出会いする難しさと、師のお教えの深さに頭(こうべ)を垂れるのみです。

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親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

「経営理念は企業の顔であり、企業の鏡であり、企業の魂である」

 そして企業の生命であり、企業そのものです。

 経営理念を軸に会社はまわるのです。
 経営理念は、自分と事業の懸け橋なのですから、大切に大切にしなければなりません。

 いつも無言の教えをうけていました。

                木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


1)
先日、クーラーをかけてまま原稿を書いたり、本を読んだりしていましたので、
久しぶりに風邪を引きましたが、サウナに入ってたくさん汗を流して元気を取り戻しました。


2)
前回、田舞塾のご講演で感動した袁(えん)さんのお人柄にふれるメールを打ちましたが、
ご紹介頂いた道頓堀ホテルの橋本正権さん・明元さんご兄弟に感謝のお電話をしました。
本当に素晴らしい経営者で、人徳の高さに畏敬の念を抱いています。


3)
橋本正権さん・明元さんご兄弟まだお若いですが、私は長男に「こういう人から学ぶのだよ」と話し合いました。
弟の橋本明元さんのお話をお聞きし、日本創造教育研究所にとっても光栄なことでした。本当に嬉しいです。
橋本明元さんは、可能思考研修の実践コース(PSV)で「海外との取引」のビジョンを掲げられたそうです。


4)
そして、30名ほどの様々な方々に交じって、ビジョン達成のために香港学習ツアーに参加され、
そこで袁さんに出会われたのです。良縁は「道を求める人にしか近づきません」
ここからが橋本明元さんのビジョンとミッションに対する経営姿勢であり、人生観です。


5)
30名ほど参加した中で、橋本明元さんだけが一人で香港に行き、袁さんを訪問されたのです。
他の方々は物見遊山ですから、問題意識を持ちませんし、「気づきの能力」も浅いのです。
香港を訪問すると、袁さんは鋭く人間を見る目を持っていますから、橋本明元さんを大歓迎されました。


6)
こうしたお話や他の色々な袁さんのお話をお聞きするにつけ、やはり、出会いは「人知」を超えますが、
お二人の生き方やビジネスの問題意識とが、こうしたご縁を生み出していくのですね。
橋本明元さんに袁さんの来日をお聞きして、
袁さん、橋本正権さん・明元さんご兄弟、私と音羽山荘でお食事がしたいと思っています。


7)
また、北王流通さんの教育ケースは急遽のお願いでしたが、古瀬社長に嫌なお顔一つせずに引き受けて頂きました。
専務の黒田さんは住友銀行出身で非常に優秀ですが、古瀬社長を本当に支えておられます。
東京で社長幹部塾が開催されますが、やはり、右腕や幹部が大事です。幹部で会社は決定します。


8)
将来の幹部候補を「理念と経営・社内勉強会」の中で探しておられるとのことでしたが、
非常に大変な中で、60グループも勉強会をされている古瀬社長だけではなく、
本当に努力される幹部さんにも御礼を申し上げました。


9)
私には一種の「被害妄想」があります。中小零細企業は元請け会社に泣かされるような仕組みになっています。
様々な相談がありますが、実に大手企業は「公正取引」のコンプライアンスを守っていません。憤りです。
と同時に、そこから脱却できない会社の社長や幹部にも憤りを感じるのです。大いなるジレンマです。


10)
古瀬社長は大手企業との取引を止めましたが、一年経って大手企業が頭を下げてこられたのです。
金沢の喜多ハウジングの喜多さんは、下請けから脱却し、立派な会社をつくられているだけに、
「奴隷商法」について憤激された体験の発言をしておられました。


11)
ケースメソッド授業は議論が活発で、普段はおとなしい声の中野講師が声を高くして意見を述べられました。
私は、このケースメソッド授業をお教え下さったスタンフォード大学のウィリアム・バーネット教授に、
「ユーモアが大事」と教えられましたから、
「今の発言は基礎コースの講師としての発言です!」と言いましたら、会場は爆笑でした。


12)
次の発言は変革コースの前田講師と、偶然にも基礎コース・変革コースの講師が続きましたが、
お二人とも自費で学ばれ、どんどんケースメソッド授業に貢献をして下さいます。感謝です。
福島君の「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」も好評で、福岡の安部さんには3名の幹部を派遣頂いています。
東京や福岡でも、「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」が出来ないか、松原社長や幹部にも相談しようと思っています。


13)
さて、過日のF社長から依頼された「五輪書」ですが、東京から帰宅してからメールを配信して、
それから読み始めました。本当に読み出したら止まりません。
宮本武蔵は「兵法の利にまかせて(中略)万事において我に師匠なし」と断言しています。


14)
しかし、吉川英治さんの宮本武蔵(全八巻)を読むと、私は沢庵禅師がいなければ宮本武蔵はなかったと思います。
小島直記先生は、我々に「五輪書」をご教授下さったとき、「宮本武蔵」もお勧め下さいました。
日本創造教育研究所の大阪で開催した「小島塾」で二回目となる「宮本武蔵」を読みましたが、
今回、三回目の「宮本武蔵」を読んでいます。


15)
五輪書は「兵法」を読むと、経営に通じるものがあり、「宮本武蔵」を読むと、同じように経営に通じるものがあります。
一代で吉岡憲法が築いた名門の吉岡道場も、長男の吉岡清十郎が遊びにうつつを抜かしてしまいます。
宮本武蔵は命がけで「槍の宝蔵院」の門弟を一撃で下し、開祖の日観和尚に「もっと弱くなれ」と諭されたのです。


16)
伊與田覚先生に学んできた結果、「五輪書」も「宮本武蔵」も以前と異なった読み方が出来ます。
特に、宮本武蔵が「弱くなれ」の言葉で葛藤する場面などは、伊與田覚先生の「中庸」を思い出させます。
改めて、伊與田覚先生とのご縁を頂いた、パナソニックの谷井昭雄元社長様に感謝しました。


17)
吉岡清十郎の話に戻りますが、門弟たちに「若、若!」と阿られて、それなりの訓練をしていたと思いますが、
経営と同じで常日頃が大事です。宮本武蔵に果たし状をもらって少し不安になったのです。
そして、試合になったら、父・憲法が一心不乱に編み出した剣の道を辱めるがごとく、一撃で倒されたのです。


18)
弟の吉岡伝七郎も京都の三十三間堂で、兄の仇を打つべく果し合いをします(よく霊山歴史館付近が出てきます)。
宮本武蔵は、吉岡伝七郎に対して「この男は俺より上だ!」と構えながら思ったのです。
自分は我流でやってきたが、「この男は吉岡憲法を受け継いでいる」と心を乱したのです。


19)
構えながら自分と葛藤する様は人間武蔵ですが、
沢庵禅師に教えられた精神統一で無私となり、吉岡伝七郎も打ち負かせたのです。
吉川英治の巧みな文章と筋書に、「寝る」のがもったいないような気持ちでした。


20)
宮本武蔵は「技」を追いかけず、「精神」を追いかけました。
剣の道と人間らしく生きる道で苦悩しますが、我々は「企業経営」を通して人間を磨き、その道を極めなければなりません。
苦悩は「道を求める」人間には当たり前のことなのであり、その苦悩が人間を深めるのです。


21)
結局、一道を求めてその一道に打ち込む人間には勝てないのです。
あれをやりこれをやり、企業経営一筋に打ちこめない社長や幹部は、究極、吉岡清十郎のように一撃で倒されるのです。
経営はどんなにうまくいっていても、安住してはいけないのです。すべては孫たちの未来の為です。


22)
五輪書では、様々な芸の道を広げるよりも一筋に打ち込めと、
絵画やお花も一流だった宮本武蔵は考えたと思います。(文章を勝手に私流に解釈していますが)
ましてや我々は凡人です。宮本武蔵が剣一筋で命がけで生きたように、我々はもっと「必死に経営」に取り組むべきです。


23)
現在、新しい教育カリキュラムを作成しています。
社長塾も伊與田覚先生の代理はハードルが高すぎます。
F社長には、宮本武蔵を読み直す良い機会を与えて頂きました。

24)
「一以って之を貫く」
伊與田覚先生にお教え頂いたお言葉を、仮名論語にたくさん赤ペンで書き残しています。
社長塾は13年目ですが、「久敬」をひたすら守ってきました。
師にお出会いする難しさと、師のお教えの深さに頭(こうべ)を垂れるのみです。

田舞徳太郎

 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年7月21日 19:30に書いたブログ記事です。

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