お客様の為にも学びましょうね(経営危機を脱したある社長)

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■■■  田舞徳太郎通信 2012年 20号  ■■■■■■■日本創造教育研究所■■■

        『お客様の為にも学びましょうね(経営危機を脱したある社長)』

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親愛なる皆様
お元気ですか。

今日の教訓
「知識や経験から、すぐ頭で考えて、
 勝手に結論を出して人の話を聞くことが多い。
 初めから結論ありきでは、何事も間違ってしまうものです。
 素直に相手の悩みを聞く心構えと、「心に汗をかく」ことが、
 人の上に立つ人に一番求められるものです。
 幸之助は、いつも心にいっぱい汗をかいて仕事をしていました。
 素直に聞くことが大切なのです。」 
          木野 親之 著「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

メールを頂戴しながら返信が出来ていません。
心より心よりお詫びを申し上げます。
田舞徳太郎

1)
一昨日で25TT(企業内教育インストラクター養成コース)の第一講が終わり、
正直ホッとしています。
昨年は私にも悲壮感がありましたが、今年は少し安堵の気持ちです。
昨日から社長幹部塾で東京に来ています。

(昨日は午後一時から伊與田覚先生のご自宅にご挨拶に行き、
 その後に隣松亦無庵に行き「お茶」のお稽古をしました。
 明治の森・箕面国定公園も桜が咲き、ヤマザクラは見ごたえがあります。)

「瀧道を 歩けば見える 山桜
             しばしたたずみ 春の日憩う
                       得山詠歌」

2)
参加者の皆さま方も非常に前向きで、
やはり、8か月間学ぼうと決意された方々は違うな!と思いました。
京極ファシリテーターに「理念と経営・社内勉強会」のレクチャーを一時間お願いしましたが、
いつ聞いても素晴らしい実体験に基づく講義でした。

3)
ファシリテーターの皆さんのスキルも年々向上し、
二日目の組織の見直しのアドバイスに関しては、感動しました。
やはり、訓練だと思いますが、人間はいざとなったら本領を発揮するのですね。

4)
TT期間中に嬉しいお手紙が届きました。
昨年のTT参加者で、経営が途中から非常に危機的になった方からです。
この社長はTTの第一講ではのんびりと構えていましたが、
学び始めると自社の実態が理解されてくるのでしょうね。
徐々に目が変わり始め、途中から必死の形相になっていました。

5)
彼の悩みを聞きながら、私も色々とアドバイスしましたが、
結果的に前期の決算は4,000万円程の黒字となり、
当期は6,000万円ほどの経常利益が予想され、
債務超過から脱出することが出来るようです。

6)
私はこの?社長の自力再生のお手紙を読んで感動しました。
昨年のTT当初は二代目特有の甘さを感じましたが、
学ぶことには非常に貪欲でした。途中から腹をくくって自力再生を決意したのです。
(後継者で学ぶことをしない人の結末は大体共通しています)

7)
通常、二代目よりも創業者が高い評価をもらいます。
私も創業者ですから過大評価をもらっていますが、
単に時代に恵まれていただけのことです。
音羽の創業も、日創研の創業も「時の運」でした。

8)
ただ、私は小心者ですから、創業二か月目から東京に出て学びました。
忙しくてよく儲かりましたが、安心出来なかったのです。
東京に行く時には希望に燃え、大阪に帰る時には打ちのめされていました。
あまりにも「現実と学び」との間に乖離があり、幾度も涙を流しました。

9)
私は流した涙だけ人間は報われるのだと確信しています。
時代が良い時には、ややもすると勢いだけで経営しがちになりますが、
振り返ってみて、学ばなかった経営者は殆どが会社を駄目にしています。

10)
また、15歳の頃から、カウンター越しにお客様を見てきただけに、
その経営者の立ち居振る舞いや会話の仕方でその人の未来が見えます。
「この人はいい加減だな!」と思った方々は、やはりそのような結末を迎えています。

11)
また、日創研では、単なる立ち居振る舞いだけでなく、
発言や受講態度でその人の物の見方や考え方も手に取るように分かります。
今回の25TTコースでも、この人は「危ういな」という経営者も・・・。

12)
私は占い師ではありませんが、
現在の結果は過去に作りあげてきたものであり、偶然ではありません。
また、未来は現在の積み重ねの結果起きるものであり、
現在を見ていると未来が見えてくるものです。

13)
昔は講義の最中に「あなたは会社を潰しますよ!」と平気で言っていたものです。
しかし、最近は名指しでそういったことを言うことはありません。
やはり、時代の変化ですね。なるべく「穏便に」研修を行っています。
(ただ、的中率は今も非常に高いものです)

14)
とくに現金商売の方々に問題意識が少し足りない?と感じます。
やはり、資金で苦しんでいない分、どうしても甘さが出てくるのでしょうね。
人間は苦労した分、報われるように出来ています。

(もちろん、同じ苦労でも正しい苦労が大事ですね。
身から出た錆は、苦労ではなく自業自得だと思います。
こうしてメールに書きながら、慎みの足りない自分が怖いです)

15)
私は勉強は好きな方です。勉強している時が一番安らぎます。
しかし、本音をいうなら強迫観念をもっているのです。
勉強していないと「いてもたってもおれない」状況と言っても過言ではありません。
父が失敗をした姿を見ているだけに、話す以上に非常に小心者です。

15)
二宮尊徳翁は弟子たちに、

慎めや少子
速やかならんと欲することなかれ、
速やかならんと欲すれば大事乱る
慎めや少子
慎めや少子

16)
もちろん、ビジョンや理想や理念をもつことは大事です。
二宮尊徳翁のビジョンや理想や理念は大きいものでしたが、
現実も明確に見つめていました。

右手にビジョン・理念
左手に現実

この二つが経営の両輪になるのですね。

17)
23TTの方からもメールが届いています。
経営理念塾に参加をされ、過日は上級コースに幹部と一緒に参加されました。
今、10年後を考えるビジョン経営沖縄セミナーをお勧めしているところです。

18)
●メール
「弊社の61期目の決算がやっと確定しました。
 4月26日に株主総会を行い承認を受ける運びです。
 今期は全体としてはすごく満足のいく決算となりました。
 M事業は、売上が108.6%、経常利益が120.9%と大幅な増収増益となりました。
 T事業は、売上が99.8%の微減となりましたが、
 経常が昨年の赤字から脱却して2.2%ほどの経常利益率まで回復することができました。
 I事業会社は、残念ながら減収減益となり、悩みの種です・・・
 S事業は、好調で右肩上がりにお客様が増え現在院数も増えてきています。
 3月24日に幹部社員さんと3名で理念塾上級にいき、
 弊社の経営理念体系が完成しました。
 会社のことだけを深く考え抜く3日間を通じて、
 「明確な念い」が出来上がりました。日創研さんには本当に感謝です。
                                I社長より」


19)
この方はチェーンストア理論を学ばれていました。
三代目になりますが、なかなかの「やり手」です。
どちらかというと戦略に走りがちでしたが、
同じ地域のM社長の経営手法に感動され、
自分の学ぶべきものがここにあると信じて日創研を導入されたのです。

20)
M社長は25TTのファシリテーターをされていますが、
とに角数字を追わずにお客様の満足を追いかけていくうちに、
売上も利益もどんどん上がってきたのです。

21)
数字は大事ですが、数字に追いかけられる経営をしていると、
必ずお客様の満足が欠如した経営になります。
チェーンストア理論もランチェスター理論も必要ですが、
やはり、今の時代はコア・コンピタンス経営だと私は確信しています。
  
22)
お客様の利益を徹底して先に考えてこそ、
そこに確実な利益がついてくるのです。

慎めや少子・・・・・・・・・お客様の為にも学びましょうね。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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