教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく(株式会社ミヤザキのビジョン)

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■■■  田舞徳太郎通信 2012年 12号  ■■■■■■■日本創造教育研究所■■■

   『 教育が高くつくというなら、無知はもっと高くつく
                (株式会社ミヤザキのビジョン)』

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親愛なる皆様
お元気ですか。

今日の教訓
『指導者に大事なのは、決断です。
 過去に引きずられてはいけない。
 過去はもう帰ってこないのです。
 未来はまだ来ないのです。
 今のこの一瞬がすべてです。
 今を今に、精一杯生き切ることです。
 そして決意することです。決めなければ何事も成就しません。
 これが出来れば、どんなことでも即断即決出来ます。

      木野 親之 著「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より
                                                         
メールを頂戴しながら返信が出来ていません。
心より心よりお詫びを申し上げます。
田舞徳太郎

1)
一昨日は日創研経営研究会の本部理事会で、
株式会社ミヤザキのY社長に講演を頂戴しました。
業績好調で、その理念と戦略を学ぶ為にお話を頂きました。

2)
Y社長のビジョンは、故郷の「宮崎県小林市」を、
世界一の樹脂加工の街にするということでしたが、
ニッチな業界だけに単なる夢ではありません。

3)
私はユニチャーム創業者の高原取締役ファウンダーに、
「田舞君ね、同じ持つなら一生実現できないような大きな夢を持つことだよ!」
ある結婚式で、そんなことを話して頂きました。

4)
Y社長の話をお聞きして、
自分の故郷を「世界一の樹脂加工の街にする」という話に感動するとともに、
高い技術で樹脂加工に専念する株式会社ミヤザキの発展を祈りました。

5)
Y社長は理に適った念いを持っておられます。
理念の理とは、
天地自然の法則のことであり、
原理原則のことです。

理に適った念いを持つ会社が成功するのであり、
理に反した念いを持つ会社は必ず短命です。

6)
ややもすると理念の文章は立派でも、
社長の念いと大きなギャップがあるものです。
私も中小企業の活性化という使命をもって日夜闘っていますが、
私心が出てきたり、自己中心な考えが生じてくる時があります。

7)
つまり、私心や、
自分さえよければよいという考えや、
目先だけの利益や、
自己中心の欲望は、
天地自然の法則に反するものであり、
そうした事柄が経営の発展を妨げ、失敗の要因を作るのです。
(だから明文化し、自分の念いと理念とのギャップを知る必要があるのです)

8)
Y社長は今は順調な経営をされていますが、
苦しい時が何度もありました。
会社が潰れる寸前にまでなったこともあります。

9)
しかし、「正直・誠実」モットーに努力をした結果、
今の成功があるのです。(成功への道のりは長いものです。)

つまり、正しい経営理念からは正しい経営戦略【方法】が生まれ、
間違った経営理念からは間違った戦略しか生まれません。
理念やビジョンが重要な所以です。

株式会社ミヤザキの、
「故郷の街を世界一の樹脂加工の街にしたい!」
この大きなビジョンのために更に飛躍することを祈っています。

10)
さて、3月16日には、
朝からコア・コンピタンス経営発表大会が行われました。
3社の企業事例発表でしたが、
私も50分ほどコア・コンピタンスに関して講義をしました。
予定を20分ほどオーバーしましたが、
14年前にスタンフォード大学で学んできたものだけに、
当時を懐かしみながら簡単にコア・コンピタンスの概念を話しました。

11)
通常は、利益を得るにはどうするかの戦略を立てますが、
このコア・コンピタンス経営では、自社の利益よりも、
先ず、お客様のベネフッット(利益)をどう作るかにフォーカスします。
まさに「コア・コンピタンス」とは、
お客様のベネフィット(利益)を作り出す力のことを言うのです。

12)
「100」お客様のベネフィットをつくれば、
「100」のプロフィット(自社の利益)は必ず生まれてくるのです。
まさに「コア・コンピタンス経営」とは、今の時代に必要不可欠なものです。

株式会社ミヤザキもコア・コンピタンス経営をされており、
渋沢栄一ベンチャードリーム大賞や色々な褒賞を受けておられます。

13)
最初に発表されたのは医療法人緑和会のF理事長でした。
自己資本比率が89.9%ですから無借金経営です。
基本理念が「Dream Together」です。

コア・コンピタンスの具体的強化策として、
「トップのビジョンの確立」をあげておられます。

14)
株式会社ミヤザキのY社長も大きなビジョンを明確にされていますが、
この医療法人緑和会さんも、
経営理念の浸透とビジョンの浸透を第一の経営課題に上げています。

15)
F理事長は、10年後を考えるビジョン経営沖縄セミナーにも参加されていますが、
ビジョンなき経営は、発展もなければ進化もしません。
特に株式会社ミヤザキも、発表された三社の社長も、
人財育成には特に力を入れておられます。

16)
ベンジャミン・フランクリンは教育の大切さを次のように述べています。

「教育が高くつくと言うなら、無知はもっと高くつく」

まさに名言だと思います。
無知が創りだしている損失を殆どの方々は知りません。
無知は人生に壁をつくる所以です。

17)
コア・コンピタンス経営発表大会のお二人目は、
着物販売の株式会社Tさんです。
ご存じのように着物業界の市場は縮小する一方です。
この会社も、3年前は32億円の売上で6,756万程の利益しか出ませんでした。

18)
しかし、コア・コンピタンス経営を長く続けておられるだけに、
コアバリューや周辺バリューを強化し、
次の年の利益は1億8,420万円、
2011年度は2億4,928万円に回復し、
今年度はすでに半期で1億8,877万円になっています。
それだけお客様から強い支持を受けておられるのです。

19)
三番目の事例は、大阪の道頓堀ホテルさんです。
月刊『理念と経営』の私の連載にも書かせて頂いた会社様ですが、
ビジネスホテルと中華料理の宴会場を経営されています。

20)
ご兄弟で力を合わせてのコア・コンピタンス経営ですが、
当初は人財の問題ですごく悩まれており、
あきらめかけた時もおありだったようです。

悩んで悩んでつかみ取ったコア・コンピタンス経営だけに、
その発表に多くの方々が共感を覚えたという報告を受けました。

21)
コア・コンピタンス経営には、人財が欠かせません。
人財が立派な会社を創り上げていくわけですから、
株式会社ミヤザキさんも、今回発表の三社さんも教育には力をいれています。

もちろん、教育にはそれなりに時間と費用がかかりますが、
人財を育成しようとするトップは、
ビジョン実現の念いが強いだけに教育投資を惜しまないのです。

理由は、
「教育が高くつくというなら、
無知はもっと高くつく」という真理を知り、信念を持たれているのです。

22)
トップは明確なビジョンを持たなければなりません。
ビジョンが未来を開拓し、
ビジョンが人財を育成し、
ビジョンが新商品を生み出し、
ビジョンが顧客を創造し、
ビジョンが新しい希望を職場につくりだしていくのです。

ビジョンを描くには、現実の縛りから解放されなければなりません。
現場を離れ、現実を忘れ、どんな会社にしたいのか?
自らに問うべき時です。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このページは、田舞通信が2012年3月19日 19:27に書いたブログ記事です。

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