宿題です。「経営のコツとは一体何でしょうか?」

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親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
昨日から、田舞塾の今期第二講目で、東京に来ています。
今回の教育ケースのM社長は東京センターの草創期に、当時のSAコースを受講されました。
当時の売り上げは1,600万円で、現在は130億円です。


2)
長年、田舞塾も継続下さり、可能思考研修だけではなく、
毎年30人近くの幹部と社員さんが職能研修も受講されておられます。
経営理念作成セミナーでは、これでもこれでもかというぐらいに理念の添削をしましたが、
まだ納得出来ずに経営理念塾に4名で参加され、今回のケース・メソッド授業も二回目です。


3)
なぜM社長は勉強するのか、幹部教育や社員教育に熱心に取り組むのか、
それは、激変の業界に身を置いているからです。
激変に変化対応をしていかなければ、M社は業界では淘汰されてしまうのです。
経営感覚の重要なポイントです。


4)
月刊『理念と経営』10月号から、セブンイレブンの成功ポイントの連載をしていますが、
先日、一号店のお店に行ってご挨拶してきました。
一号店の山本社長は、19歳の時に父を亡くされ、大学を中退して酒屋を継ぎました。
弟妹を育てる決意です。


5)
私は、若い頃から座禅をしたり、人間学の書物や歴史などの本も読みました。
しかし、禅の師も人間学の師も歴史の師も、一様に理想を持って現実を切り開くことが出来なければ、
それらは全て机上の空論だというお教えでした。


6)
仏教詩人の坂村真民先生は、
「田舞さんね、あなたは経営者だ。
 経営者が宗教家みたいな真似をしてはいけない。経営で仏教を体得するのです」
あの静かな坂村真民先生が、仏教家の真似をして見せびらかす光景を批判しながら、
憤るように言われたお言葉です。


7)
つまり、経営者は経営者らしく本分を全うしなさいということです。
一号店の山本社長は、今でも一号店の売り上げを日売り200万を続けています。
それだけではなく、他の5店舗も平均売り上げが一日150万円で、
全国平均の60数万を圧倒しています。本分を尽くしておられるのです。


8)
本分を尽くしているかどうかは、本人が決めるのではありません。
すべては「結果があなたを評価している」のです。
経営理念だけで経営(業績)が悪ければ、部下が育っていなければ、リーダーとして失格です。


9)
もちろん、社員さんや下請け業者を人間扱いすることもなく、
業績ばかりを追う経営者を評価はしていません。理念なき経営は覇道です。
二宮尊徳翁は「道徳と経済」、渋沢栄一翁は「論語とそろばん」と例えておられます。
人間性と経営能力がなければ企業経営はうまくいきません。


10)
この田舞通信を読まれている方の中で、自分は経営者失格だなと思う必要はありません。
思われるということは、自覚があり気づきがあるからです。
「経営者失格」という自覚は大事で、
今1の場所にいるとして、2、3、4、5にするためには、
どうすればいいのかの問いかけが成功のポイントです。


11)
過日の基礎コース(SA)は、かなりの部分を変更して、
もっとリアリティーのある言葉を多用して、「自己への気づき」の本質を促しています。
私は大きな失敗は怒りません。自分に気づき、深く反省するからです。
しかし、小さな失敗は失敗と気づかずにそれがいつの間にか習慣化されます。


12)
若いときにはまだまだ色々な体験をして気づく可能性もありますが、
習い性となっては、自覚も反省も生まれず、自分自身の人生を殺すことになるのです。
一度しかない人生を、この世に一人しかない自分を殺すようなことを、
リーダーは安易に見て見ぬ振りをしたり、見過ごしたらだめなのです。


13)
伊與田覚先生はご生前、
「田舞さんね、指導者が自分の身を守るようになったらすべてはおしまいだよ」と、つぶやかれました。
お出会いしてから7年目位の時ですが、私のメモに残っています。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあり」短いお言葉が今でも耳に残ります。


14)
虚栄心、変なプライド、面子、そうしたものを構っているから、
「逆境に備えての準備も、問題解決」も先延ばしで終わるのですね。
特別基礎コース(SA)では、N社長様のビジョンに心打たれました。
31年間やってきて最大の気づきをされたのだと思います。


15)
N社長は、
「私は自分が幸福になる事ばかりを考えて生きてきました。
 いい車に乗りたい、いい家に住みたいと、そういうことばかりを考えていました。
 でも、この基礎コース(SA)で間違いに気づきました。
 先に社員さんの幸福を叶えなければ、真に私の幸福はないのです」
心打たれました。大好きな、范 仲淹の「先憂後楽」の言葉そのままに、
このN社長は三日間で覚醒されたのです。救われました。


16)
基礎コース(SA)と経営理念塾のオリエンテーションを、
日創研のホームページに動画でアップしましたので、ぜひご覧ください。
基礎コース(SA)の動画では、まず日創研の総合的で体系的な教育カリキュラムを説明し、位置づけを明確にしました。


17)
さて、来月の田舞塾が月の前半なので仕上げ、設問も完成しました。
来月の教育ケースが27TT卒で、岐阜の中部空調サービスの藤井社長の教育ケースです。
最高にうれしい気持ちでお礼のお電話を入れました。
利益幅の薄い業種を、彼は10数億円の企業にし、かつ経常利益を10%にすることに成功したのです。


18)
業績アップ上級コース(コア・コンピタンス経営)が二年目で、
さらにマネジメント養成6か月コースを現在受講中で、TTコース修了後の模範生です。
私の基礎コース(SA)をご受講頂きましたが、そこで私が業績のことを質問していたそうです。
最高の勲章を藤井社長に頂きました。
教育ケースの文字を追いながら、やはり学び続ければ「物事は実現するのだ」と、自信を与えて頂きました。


19)
基礎コース(SA)も全社員さんの95%が受けておられ、
一時スランプだったSさんもPSVを受けられて営業部長になられ、すごく活躍されています。
藤井社長は未だ49歳ですが、幹部のSさんとは、理想的なリーダーシップとフォロワーシップの関係性です。
藤井社長とS営業部長の人間力・考える力・仕事力・感謝力が、中部空調サービスの結果を作ったのです。


20)
藤井社長は娘婿さんですが、ずいぶんと気づかいされながら、
社長就任僅か9年で立派な会社にされ、幹部や社員さんを育てられました。
もともとは大手企業に在籍されていて、入社された時は半分のお給料で踏ん張っておられたようです。
いつも「このままでは、だめになる」という危機感を持っておられました。


21)
日創研の導入も反対されたり、「理念と経営・社内勉強会」も猛反対され、
13の徳目朝礼は、あの冊子を投げ捨てた人もいたようです。
しかし、ここからが真のリーダーシップが試されどころです。
わずか数か月で全社員を納得させて、学習する会社にされました。


22)
日創研のきっかけは、岐阜経営研究会での高橋勇会長の講演だったそうです。
こんなすごい経営者がいるのならと入会され、基礎コース(SA)コースで「経営の確信」を得たそうです。
縁は本当に不思議ですね。


23)
特に、27TTコースの各社の社長専務会は、素晴らしいリーダーが揃っています。
各社長は一人を除いて全員が今は田舞塾ですが、岩井社長のケース・メソッド授業も素晴らしいものでしたし、
次は高木社長が来年のケース・メソッド授業が決まっています。

「経営のコツここなりと気づいた価値は百万両」

皆さんにとって、経営のコツとは一体何でしょうか?お考え下さい。


24)
今日は、全員仲間である田舞塾の皆様と、
M社長の会社の財務診断・社風診断・幹部面談を一緒に学びました。

今日の田舞通信の宿題は、「経営のコツとは一体何でしょうか?」です。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2017年10月23日 21:03に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「東京開催の特別基礎コースは、まさにダイバーシティ。私もご受講生のお立場を大切する気概で取り組んでいます。」です。

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