ドラッカー博士は「すでに起こった未来」と、未来を過去形で伝えています。 (思考・行動・結果・関係の質)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓(松下経営哲学)『道に叶った事業は成功する』

「幸之助はいつも言っていました。「事業というものは、
 その道に叶ったら、無理なくいくものだ」と。

 道に叶うということは、何が正しいかということであり、
 どうすれば皆が幸せになるかということです。

 幸之助の哲学です。これが、王道の経営です。

 王道の経営、人間主役の経営、人間に光を当てる経営に徹したとき、事業は成功するのです。」

                                             木野親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


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経営相談は浜本までお願いします(06-6388-7741)


1)
お久しぶりです。連休明けからTheマスター・コミュニケーションの第4講でした。
大型連休中は5月2日から5日間、箕面「学問の道・時習堂」で過ごし、新緑の中でくつろぎました。


2)
黄緑から白緑(びゃくりょく)へ、そして真緑へと、新緑が恐ろしいほどの速さで変化していきます。
時間は止まっているようで、凄い速さで変化しているのが、この明治の森・箕面国定公園では痛感します。
閑とは通常「かん」と読みますが、「自分に戻る」とか「自分を取り戻す」という深い意味を持ちます。


3)
皆様方のご支援のお蔭で、このような休暇は生まれて初めてとれるものです。
瀧まで毎日歩き、瀧の前に座り、読書三昧でした。
取締役や幹部は、シリコンバレーで8名がしっかり学んできて帰国しましたが、かなり、新しい発見があったようです。
スタンフォード大学の高橋明希さんや、シリコンバレーのマーク加藤さんに感謝申し上げます。


4)
さて、Theマスター・コミュニケーション第4講では、一つのテーマに絞っての講義でした。
繰り返し繰り返し「自社内をどう善循環」させるか、特に「思考様式」「思考の質」についてはくどいように話しました。
マザー・テレサは、
「思考に気をつけなさい、いつか言葉になるから、
 言葉に気をつけなさい、いつか行動になるから・・・」まさに言う通りだと思います。


5)
今回は最後に「人生観」について発表して頂きました。その人が人生についてどこまで深めているかが言葉に出てきます。
思考は現実化するとは、ナポレオン・ヒルの言葉ですが、
今回の長嶋さん(個別教育Can社長)飯田さん(30TTファシリテーター)の、お二人の発表には涙が出ました。
真剣に生きているから、それが言葉になり声のトーンになり、すべてになるのです。


6)
前回は「仕事観」について、羽石さん(30TTファシリテーター)、
北九州の飯野さん(日創研経営研究会の本部理事)も感動でした。
お二人とも、企業経営にはご熱心で、単なるお金儲けではなく高い志で仕事をされていると、強く感じました。


7)
前々回は「人間観」について、大秦哲平君(息子のような存在)、元田さん(美容室キャパ社長)は、
どうしていいのか容量も得ぬまま指名させて頂きましたが、一所懸命に発表して下さいました。
おおよそこの三つの価値観は思考の質と深い関わり合いがあります。
発表して下さった皆様に、お礼を申し上げます。


8)
三つの価値観は、Theマスター・コミュニケーションの一つのゴールであり、
自らの価値観にどのように気づいて、それを深め、広め、高めるか?
社長として幹部としての重要なポイントの一つです。ここで全てが決まると言っていいでしょう。


9)
人間は、その人の価値観通りに判断し、すべての舵を切ります。浅い人はそれだけの人間なのです。
話す人の、お一人おひとりを観察していると、言葉ではなく、態度に顕れ、姿勢に顕れ、表情に顕れ、すべてに顕れます。
実は、そうした無意識のことが10年後を作るのだという意味で、
ドラッカー博士は「すでに起こった未来」と、未来を過去形で伝えています。


10)
孔子さまは、その人の本質や人間性を見る時に、下記の3つの見方を教えてくれます。

「其の為すところを以(もっ)て視(み)、由(よ)る所を観(み)、その安らぐ所を察(み)れば、
 人焉(いずく)んぞかくさんや、人焉んぞかくさんや」


11)
「為す所を以て視(み)」とは、
 その人の外面に顕れた行為の善悪や正邪のことです。これは目で視える、というのです。

「由る所を観(み)」とは、その人の行為の動機は何かを、とくと見極めることと述べています。
 つまり、人間観、仕事観、人生観とが動機になります。

「その安らぐ所を察(み)れば」とは、さらに一歩を進めて、
 その人の行為の落ち着くところはどこか、何に満足する人かを察知しなさいという教えです。


12)
中には重く受け止め「自分がどう生きてきたか、今後どう生きたいか!」を真剣に話す人、涙を流す人もいました。

マザー・テレサも
「行動に気をつけなさい、必ず態度になるから。
 態度に気をつけなさい、必ず行動になるから。
 行動に気をつけなさい、必ず習慣になるから」
我々の良い習慣も悪い習慣も、ちょっとした思考の積み重ねで、結果に結実するのです。


13)
思考の質が、行動の質に変化します。
つまり、思考の質(価値観・智慧・考え方・志など・・)が悪いと、行動の質も悪くなるのです。
皆様方は、日創研の可能思考研修基礎コース(SA)のリーダーの条件を覚えておられると思います。


14)
リーダーの条件を、初日に講義していますが、次の手順で話をしています。
1.肯定的な解釈能力(思考の質)
2.前向きな発想(思考の質)
3.積極的な行動(行動の質)


15)
つまり、「思考の質」が「行動の質」と結びついていることを、基礎コース(SA)で30年前から講義しています。
「思考の質」が悪いと、否定的に解釈して後ろ向きの発想になり、必ずそれが消極的な行動や態度に顕れて来るのです


16)
これは単なる理論ではなく、思考の質は大脳新皮質に存在し、それが行動を司る小脳の指示で形に出てくるのです。
思考の質が悪いと、大脳新皮質が、小脳に対する指示命令を鈍くさせ、やがて大人になって悪いように習慣化してしまうのです。
業績が悪いのは、決して外部環境にあるのではなく、自分の内側にあります。


17)
結論は、人が育たないのも、生産性が悪いのも、顧客の減少も、
社長・幹部・社員さんの「思考の質」「行動の質」に原因があり、結果が思うように出ないのです。
だから、「思考の質」「行動の質」が良い習慣を持てば、タイムラグはあっても結果の質(業績)は良くなるのです。


18)
「結果の質」を求める前に、「思考の質」「行動の質」を高めなければいけません。
結果が良くて目標を達成すると、誰もが達成感を味わえるのです。
そして、人間関係や社風も達成感情がプラスに働いたり、逆に未達成が悪い感情に働き、マイナスに繋がります。
やはり、働く職場は楽しくなければなりません。
その為にも、思考、行動、結果、関係の4つの質を善循環させていかなければならないのです。


19)
Theマスター・コミュニケーションにご参加されていた方の中には、
シリコンバレーから帰国して、そのまま日創研に直行して二日間学ばれ、
今日からの30TTのファシリテーターを務めて頂く方もおられます。
この場を借りてお礼を申し上げます。


20)
東京の「ケース・メソッド授業で学ぶ幹部育成セミナー」も定員通りで始まりました。
教育ケースご提供者の皆様方に感謝申し上げます。
日創研は、一昨年より「幹部教育」に力を入れて、30TTには3人も参加させています。
正直多忙な中で躊躇しましたが、5年先を見据えた、松原社長や取締役の決断です。
今年は全員が基礎コース(SA)再受講を行っていますが、毎週、どこかで「気づき」を深めています。


21)
6月からは「社長幹部塾」が始まりますが、企業は現場や幹部が主役であり、彼ら彼女たちの育成が特に求められます。
良い企業様には、必ず「良い幹部」が育っています。
だからこそ、幹部育成は急務です。現在の幹部の次の幹部育成が必要です。


22)
一人当たりの生産性を高めなければいけませんし、人の定着を高めなければいけません。
その為にも、企業のメンテナンス機能と、タスク機能の両面が求められてくるのです。
6月24日、25日は、ビジネスモデル改革の「中小企業のための経営革新二日間セミナー」を私が行ないます。(11カ所のサテライト会場)


23)
ドラッカー博士は、「すでに起こった未来」という、非常に意味深いお言葉を述べておられます。
今日一日をどう過ごすかで、10年後は決まってしまう。
どう人を育てるかで10年後の未来は決まった、と述べているのです。(かつて過去が現在を決定したようにです。)
もう一度、ドラッカー博士の「すでに起こった未来」という言葉を噛みしめて下さい。

存在しているか、消えているか、すでに「起こった」のです。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2017年5月10日 13:40に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「中小企業成功の11か条(幹部育成を急ぐこと、幹部には他流試合をさせること、経営革新を急ぐこと)」です。

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