中小企業成功の11か条(幹部育成を急ぐこと、幹部には他流試合をさせること、経営革新を急ぐこと)

| コメント(0)

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓(松下経営哲学)

 「一つの失敗の後ろには、数えきれない成功の可能性があったのだ」と、
 幸之助はよく言っていました。

 なぜなら、「失敗とは『宇宙根源の法則』に乗っていないから」なのです。

 「夢見る力があるかぎり、きっと何かが助けてくれる」と、
 素直な心になって生きたのが幸之助でした。
 素直な心で、「宇宙根源の法則」に乗ればすべての生命を輝かしてくれて、
 目の前を明るくしてくれるのです。」

                            木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)

1)
ビジョン経営沖縄セミナーから帰って、締め切りの原稿を書き終え、京都・社長塾の準備をしました。
日曜日には明治の森・箕面国定公園内にある箕面「学問の道・時習堂」に行き、
伊與田覚先生の顕彰所で憩いながら、じっくりと「講義の構想」を練りました。


2)
箕面「学問の道・時習堂」は、自宅から7分くらいの所に建立しましたが、
安岡正篤先生が昭和2年に講義をしていた、瀧安寺さんの僧堂の横に位置し、
伊與田覚先生もよくこの瀧道を歩かれたそうです。


3)
私は悩んだり挫折感を感じたりした時には、この瀧道をよく歩き、
「独りで自分の心を癒して」いました。涙を流しながら歩いた場所です。
江戸時代から栄えた観光名所で、役の行者(えんのぎょうじゃ)が切りひらいた修験場で、1350年の歴史があります。


4)
日創研創業20周年記念事業として、宿泊型の研修所「箕面加古川山荘・明徳庵」をつくり、
箕面「学問の道・時習堂」には、渋沢栄一翁はじめ、日本を代表する経営者を顕彰したり、
坂村真民先生の書や、森信三先生の書などを置いています。


5)
松下幸之助翁の書も5枚ほどありますが、平成こども論語塾などを開催したりして、伊與田覚先生の影響が大きいです。
お茶室(隣松亦無庵)もその奥につくりましたが、滋賀の福島さんに由緒ある茶室を頂戴し、移築したものです。
伊與田覚先生の書は至るところに置いています。


6)
料理旅館の音羽山荘も、同時につくりましたが、国定公園内にあるということでテレビにも再三取り上げられ山荘ウエディングも盛んです。
日曜日にゆっくりとくつろぎながら歩きましたが、新緑が最高で、疲れた体を癒してくれました。
「無為自然」という、老子の考え方が少し体で感じることが出来ました。自然はあまりにも美しく、表現する言葉はありません。


7)
さて、週明けは東京へ日帰りして大切な方と久しぶりにお食事をし、一昨日は経営理念塾の第三講でした。
サテライト形式ですから、各開催地区から発表を取りながら、経営理念の「機能的価値体系」について講義をしました。


8)
第23期起業家養成スクールの息子たちも社長と一緒に学んでくれており、すごく楽しくて、「近江商人の三代の図」についても話しました。
初代は「朝から晩まで夫婦で働く絵」、二代目は「御茶室で道楽する絵」、三代目は「犬に吠えられる光景の絵」です。
つまり、何ごとも三代は続かないよと、此の絵で幼い頃から、商人としての「有り方」を教育していたようです。


9)
帰阪してから、5月の田舞塾の教育ケースに取り掛かりました。
次回の田舞塾はハウステンボスの澤田社長に講演を頂き、
真剣に学ばれるN社長のケース・メソッド授業をハウステンボスのホテル内で行いますが、原稿をチェックしながら感動しました。
N社長は、お父さんの倒産を体験し、債務超過の会社を立派に再建されて今があるのです。初めて知りました。


10)
リフォーム事業では「県内No.1の業績」を誇り、利益も適正に出されています。友達とのご縁が大きい事と、幹部育成に力を入れておられます。
今回の経営理念塾でも、「幹部の役割り」の重要性と、幹部の育成に力を入れることの大切さを講義しました。
日創研も30年間幹部教育に力を入れてきましたが、末武専務は新卒から22年目です。


11)
さて、田舞塾は、3月がミャンマー、4月広島でした。
皆さん熱心に経営をされていますし、人材育成には殊の外、力を入れておられます。
月刊『理念と経営』では、社長力・管理力・現場力の三位一体論を11年間連載していますが、社長一人では絶対に成功しません。
特に、中小企業経営の強みを最大限活かすには、「人づくり」しかないと断言できます。


12)
N社長は色々な困難を乗り越えて、売上も順調に伸びて2店舗目の諫早市の出店も実現し、
会社はどんどん成長していきますが、それは「JACKグループ(勉強会仲間)」のお陰だと心から感謝されています。


13)
過日も、そのグループのマエダハウジングさんの前田社長(19TT卒)のケース・メソッド授業を行いましたが、
非常にお客様の信用や信頼を得られており、広島でもブランド力の高い会社様です。


14)
日創研のご紹介は、前田社長、岡山の安藤嘉助商店の安藤社長(25TT卒)のお二人ですが、二社共事業規模がN社より大きく、
会合のたびに、「会社の規模拡大と共に人材の問題が発生してくる。売り方も大事だが人材育成にも力を入れる必要がある」と、
何度も勧められたとのことです。持つべき「友」は大事ですね。


15)
しかし、お父様が作った借金を返し、なおかつ「県内No.1」の売上にした実績があるだけに、N社長にも自信がありました。
ところが、「人材育成に関する知識」がまったくなかったことと、色々と人材育成について研修を模索していた時だけに、
2015年4月に基礎コース(SA)にこっそり参加したそうです。


16)
驚いたのは、一人で行くのが不安だった為、勉強仲間だった鹿児島の川畑瓦工業の川畑社長(27TT卒)を誘っての参加でした。
福岡開催で、私の特別基礎コース(SA)に参加された時の、N社長の熱意溢れる姿は今でも忘れません。
日創研での学びがスタートし、田舞塾、企業内マネジメントコーチング、マネジメント養成6か月コースなどを続けて取り入れられています。


17)
N社長は27TT卒ですが、10分プレゼンで合格するなど、猛勉強をされました。
「我が社の問題点分析」の宿題で、自社の現状を数値化し、討議する実習を素直に社内で行われた事が、大きな気づきにつながります。
最近の経営者を見て、少し心配するのは、「現実逃避現象」があることです。ビジョンを持つと同時に「現実直視」が不可欠なのです。


18)
特に、安易な心理学等を導入すると、気分の良い事ばかりすることで「問題の存在」から視線をそらそうとします。
Theマスターコミュニケーションでは、それらのポジティブ信仰を、私は「エスケープ型」と定義しています。
N社長の素晴らしさは現実から逃げずに、社員さんの定着の悪さを素直に受け入れ、きちんと改善策を打ったことです。


19)
その後は、自主性の活動がどんどん社内で広がり、不満を述べた社員さんは、今では工務課長になり、リーダーシップを発揮しています。
1.販促委員会、2.業績アップ委員会、3.PDCA委員会などを作りますが、一番機能しているのは「社員満足委員会」とのことです。


20)
「TTが終わって2年経過したくらいから会社は改善していく」と聞いていたそうですが、
13の徳目朝礼、理念と経営・社内勉強会など、色々なことにどんどん取り組まれ、
社風改善など目に見えて変化が始まり、結果として利益が出るようになり、
同時に社員の定着率も向上していき、現在は、日創研経営研究会の会長もお願いしています。


21)
何事も「実行」することが大事だと思います。そして、どういう人を友達に持っているかも重要です。
経営理念塾では、「何故、中小企業が発展しないのか?」の講義で、「お互いがドングリの背比べ」で、
単に慰め合うような事をしているからだと、率直にその理由と原因を述べました。
別に背伸びをする必要はありませんが、自分よりも能力の高い人とつきあうことです。

 

22)
1.幹部育成は時間をかけること
2.幹部には他流試合をさせること
3.経営革新を急ぐこと
4.現在は過去の集積だということを認めること。
5.どんな困難に出遭っても努力を続けること
6.人を侮らないこと
7.社長は一年365日ハードワーク(関家具の社長)
8.絶えず「気づき」と「可能思考能力」を磨く事
9.読書の量
10.本業一筋に打ちこむこと
11.脇道にそれぬこと・・・・

経営理念塾の後に「懇談会」をもち、質疑応答をしました。その際のアドバイスです。


東京の「ケース・メソッド授業で学ぶ幹部育成6か月セミナー」は、田舞塾の「幹部版」です。
教育ケース提供の企業様の事例がすごいのです。ご提供の皆様方に心から感謝申し上げます。

田舞徳太郎

コメントする

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type
できる思考で業績アップ 無料・公開セミナー
Facebookページ

このブログ記事について

このページは、田舞通信が2017年4月27日 09:40に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「経験は最良の教師である。ただし、授業料が滅法高い(日創研は安いものですね)」 」です。

次のブログ記事は「ドラッカー博士は「すでに起こった未来」と、未来を過去形で伝えています。 (思考・行動・結果・関係の質)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。