真のアイデンティティ(自己同一性)を失った今、原理原則・物の道理に戻りましょう(易きに流されず)』

| コメント(0)

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓(松下経営哲学)

「困難や障害を、山や谷をどれだけ多く乗り越えたかで、その人の人生が決まるのです。

 幸之助は、大きな試練のたびに、絶望を希望に変え、
 厳しい人生荒波を前進へのエネルギーに変えて、力強く経営してきたのです。

 頂上は一つでも、道は無数にあるのです。」
 
                           木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


メールの返信が出来ていません。お許しください。
経営相談は浜本までお願いします(06?6388ー7741)


1)
昨日は一日中、社長塾第13期最終講座と第14期の準備でした。
「小学」の中の「柳氏家訓」の言葉を探すのに5時間かかりました。
途中あきらめかけましたが、最終講座にふさわしく「成立覆墜(ふくつい)」に関して、いかに子供の教育が大事かを話します。


2)
成立覆墜の家訓は、320章以上ある「小学」の中に収められている貴重な教えです。
唐の時代に「柳?(りゅうへん)」という人が、家の「成立」と「覆墜(ふくつい)」について語っています。
企業や国家の興亡にも通じます。なぜ国が興り、なぜ国が破れていくのか?歴史観が大事です。


3)
唐の時代は、唐の高祖「李世民」が「貞観(じょうがん)の治」という素晴らしい国づくりをしました。
その時の記録「貞観政要」には「創業は易く守成は難し」という魏徴(ぎちょう)と房玄齢(ぼうげんれい)のエピソードが有名です。
今回の「小学」にある5つの戒めは「なぜ名門となった家が落ちぶれていくのか」を厳しく諌めたものです。


4)
結論は、なぜ、家を名門として成立させたのか?それを何故、後世の人たちが「失墜」させるかをリアルに表現しています。
小さい頃から、こうした事柄やエピソードを「小学」は現代の我々に教えてくれているのです。


5)
「小学」は今でいえば「小学校の教科書」ですが、先ず、身体的記憶と知能的記憶の合致を指導しています。
例えば、名門の家が「成立」することの難しいことを教え、「覆墜(ふくつい)」することが一瞬であるのかを教えます。
昔の中国の人たちは凄いことを教えていますし、それを日本人は自分のお国柄にして、アイデンティティを確立しました。


6)
つまり、創業がいかに難しいか、そうした陰に多くの社員さんの苦労があるかを説き、
「成立」することは困難であり、目に見えない苦労を経てなっていくことを伝えています。


7)
と同時に、「覆墜(ふくすい)1.失墜して駄目になること、2.破綻すること」は実に簡単であることを説いています。
日本人全員が真剣に考えなければならないことだと思います。


8)
私はこの10年間、ポジティブ信仰に内心悩んできました。失敗しても賢明な人は反省し、その原因を真剣に考えます。
そして、それを実務に活かして、やがて成功をしますが、ポジティブ信仰は、「まっ、いいか」で同じ失敗を繰り返すのです。


9)
では、可能思考教育とポジティブはどこが違うのか?
このことは、Theマスターコミュニケーション6か月プログラムで明確にお伝えしていきます。
今回のご参加者は、努力家で、勉強の継続者で、物事にチャレンジする方々ばかりです。


10)
ポジティブな方々は準備をあまりしないのです。「何とかなるだろう!」という論拠のない気分に支配され、
気づいた時には既に遅しです。根拠のない自信をもった人は、向上心も希薄でありそれで良いと思っています。


11)
この30年間研修を行なってきて、会社を駄目にされた人たちは、ほとんどがポジティブ信仰でした。
立派な会社経営をされているのは「可能思考能力」をお持ちの方々だけで、困難をあえて避けずに挑んでおられます。


12)
そして、目標に対して綿密な計画を立て、どこに落とし穴があるかを慎重に仮説を立てて検証しています。
しかし、いざ実行となると、どのような問題が来ても弱気にならず、目指すべき目標に対してチャレンジするのです。


13)
我々日本創造教育研究所の使命・目的は「中小企業の活性化」ですから、安易な生き方を勧めません。
真の実力に気づいていただき、努力以上の成長はないことをお伝えしています。
社長と幹部が、社員さんの模範となり、「努力」し、お客様や社員さんに「誠」を尽くす姿をみせることが真の教育です。


14)
空元気は、人間の真摯さを失わせてしまいます。辛い時には辛くなっていいのです。大いに泣けばいいのです。
以前もお伝えしましたが、劣等感をを怖れず、素直に認めて、立派な人間を目指せばいいのです。
どうやって「この辛さ」を乗り越えるか、まさにこういう時に可能思考能力が試されているのです。


15)
昨日もM社長にお電話をしたら、この5年で20億近い投資をされるそうです。実に緻密で堅実でチャレンジ精神に富んでいます。
資金的余裕がおありだから出来ることもありますが、現在の「ビジネスモデル」が高収益を生む要因になっています。
このM社長にも危機がありました。バブル崩壊後です。しかし、実力のなさを反省され、勉強されて、努力を人一倍されて、
150人の社員さんに8000万円の決算賞与です。ご長男が30TTに参加されますが、上場予定です。


16)
つまり、私が研修の中でお伝えしてきたのは、「安易な経営はするな」「油断するな」「有頂天になるな」ということです。
ポジティブ信仰の人は有頂天のようになり、まるでブレーキを失った車のようにアクセルを踏みます。
有頂天は、お釈迦様も迷いの世界と言っています。根拠なきポジティブは、現実を正しく見れない「迷い」なのです。


17)
昨日まで、日創研の創業のメンバーともいえる大阪センターの澤田さんが基礎コース(SA)再受講していました。
彼女は必死になってLTコース時代の辛さを乗り越えてくれました。インタビュアーの皆様に感謝です。


18)
今年は30周年にふさわしく、松原社長が基礎コース(SA)全員再受講の方針を掲げており、毎回全センターで受講しています。
研修終了後、この30年間の努力に感謝しました。私は安易に褒めることをしません。しかし、努力は徹底して称えます。
努力を称える教育は、三人の子供や5人の孫たちにも、社員さんたちにも、私の生き方の根幹になっています。


19)
昨日の産経新聞では、子育て相談コーナーで「母親は世界一子供を叱ってよい人」という記事が出ていました。

「なぜなら、仮に1日10回叱ったとしても、子供が喜ぶ関わりをその10倍はしているから。
 手をつないでくれる、抱っこをしてくれる、遊びを見ていてくれる、絵本を読んでくれる等々・・・、
 お母さんにとっては当たり前のことでも、子供はその一つ一つにお母さんからの愛情を感じる。
 それなら自信があるとおっしゃるならば、少々叱っても大丈夫。」が理由でした。


20)
どうか皆様お願いですから、知識や見識を超えた、胆力のある見識を養うための「事情練磨」を促進しましょう。
やり抜く力、挑む力、粘り強く実行する力、我慢する力など、
こうした事柄がどんなに大事なことなのかを、次の世代にも伝えていかなければなりません。


21)
伊與田覚先生は「田舞さん、人は易きに流されるからね。充分注意しながら研修はしなさいよ」と言われ続けました。
日創研が現在あるのも、必死に努力し、安月給でチャレンジし続けてくれた創業のメンバーや、現在の日創研を守る人のお陰です。


22)
日創研は、今年で60以上の「階層別・体系別・内容別」の教育カリキュラムをご提供させて頂きます。
しかし、基本は可能思考研修の基礎コース(SA)、変革コース(SC)、実践コース(PSV)です。
安易なポジティブではなく、可能思考能力を身につけさせて下さい。

 

23)
昨日は第23期起業家養成スクールの総リーダーの眞鍋君が来てくれていました。
マルブンさんは業績が良いのに、あえて未来のために「今年は徹底した教育の年にする」と、
親子兄弟で22日からの経営理念塾にも参加されます。


24)
また、私の自慢の息子・能勢社長もお見えでした。能勢社長も安易な道は求めていません。
お父様が亡くなり、起業家養成スクールを受講してからも、彼は安逸をむさぼっていません。

剣豪・宮本武蔵は五輪書で、「身体がゆっくりしているときも、心は弛緩(しかん)せず」と断言しています。


25)
2500年の歴史や、風雪に耐えた一流の人物を信じ、
真の日本人のアイデンティティ(自己同一性)を失った今、原理原則・物の道理に戻りましょう。

田舞徳太郎
 

コメントする

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type
できる思考で業績アップ 無料・公開セミナー
Facebookページ

このブログ記事について

このページは、田舞通信が2017年2月16日 19:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「今までの人生でいちばんうれしかったことは、丁稚奉公のとき、初めての給料で5銭白銅貨をもらったことです(松下幸之助翁)」です。

次のブログ記事は「男三代・それぞれに生きる道は違う(陰で支えた女性三代・ファミリーストーリー)』」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。