社長も幹部も死線を超えんとあかんな!(谷川弘二先生語録と柳井正語録)』

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親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓(松下経営哲学)

「何度、失敗しても、もう一度勇気を失わなければ、必ずものになります。
 あまり恐れたり、心配しても、何の得にもなりません。
 それは、人間の可能性を狭めてしまうからです。
 失敗した本当の原因は、その人の心の中にあるのです。
 成功するために、心に理想の灯を点すことが大切です。
 心を思い切って変革することです。」

                        木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
昨日は29TTコースで谷川 弘二先生による「経営改革」についての講義でした。
今年で85歳になられていますが、私が一番学べるのは、講義後の本音のお話です。
明日は伊與田覚先生のご自宅にお伺いしますが、講義とは異なり心に沁みます。


2)
その度に自分の教育力の足りなさに打ちのめされることがありますが、打ちのめされてこそ身につくものがあります。
人生も経営も、単に脳内の海馬(記憶の一時貯蔵庫)に入れるだけではなく、五臓六腑に入れてこそ、真に「腑に落ちる」のですね。


3)
今回は最後のまとめで、土光敏夫さんの「言葉」をお伝えしました。いつも持ち歩いているお言葉です。
「苦しければ苦しいで、貧乏なら貧乏で、しんぼうしながら、どうやって生きていくかが大事なんだ」
時習堂には、眼光鋭いお写真と共に、若き日に苦悩しながら「一冊の書物」で目覚められた履歴も私なりに紹介しています。


4)
この言葉は長年胸に秘めて、講演でも使ったことがないものですが、今日は230人の中の「一人」に伝えたかったものです。
「全部に分かるようなものでなくても、一人だけでも分かればいい」禅の師・田里亦無先生のお言葉です。


5)
さて、谷川弘二先生とお食事をしながら、必死でメモを取っていました。
谷川先生はいつも「今年が最後!」と言われますが、多分本音です。
今回は笑って見逃せない「内容」の、20か条にもわたるお話で、9つまでご紹介します。中小企業に関するものです。


6)
1.企業戦略の第一とは人財の競争である(大企業は有能な人材をもち、組織化されている・中小企業はバラバラ)。

2.今、企業は目先の利益に走り教育費を使っていない。

谷川先生には、日創研の会員企業様は、なけなしの分をはたいてでも教育されていますとお伝えしました。

 

7)
3.変化が激しく厳しい時代になる。今日の繁栄は明日につながらない。中小企業はそれに気づけ。

4.中小企業は危機意識が不足している。だから、創造性が生まれないのだ。

5.企業努力が100%報われない時代になった。より一層のものが求められている。


8)
谷川先生は、今の経営者は外部環境に振り回されていると言われながら、
「気の毒やけど「自助・自立」だけでは生き残れなくなっている、経営者も大変やわな・・・」と、しみじみと述べられました。


9)
6.わしとこは、こんなもんやとあきらめている。あかんわな・・・
このお言葉は、実際に現場を知る谷川先生の実感でしょう。
私も可能思考能力の重要性を30年間お伝えしてきましたが、可能性を信じた経営者は大きく飛躍していますから良くわかります。
あきらめている人は表情に出ています。ファシリテーターの方が、「田舞さん「表情」のことを言ったら?」とアドバイスを受けました。


10)
檜山講師も誠実なファシリテーターの方々の声を聞き、私に少し慎むようにと注意してくれました。反省です。
孟子はその人の考えや心の有り様は「面に現われ、背(はい)にあふるる」と、上に立つ者の「表情」の大切さを説いています。


11)
月刊『理念と経営』の社長力・管理力・現場力の三位一体論では、このタイトルで詳しく連載で書きましたが、
貴重な資金を投入されている派遣先様の社長の代弁者として、私はあえて批判されても一部の方々にはお伝えしています。


12)
特に厳しい時代がこれから来るわけですから、「巧言」ではなく、直球でいくところが私の課題なのですね。
昔は、企業の責任は、社員さんに「エンプロイアビリティー(雇用される側の能力)」を身につけさせなければならないと、
盛んにマスコミは報道したものです。現在はその声はなく、ただ、労働環境ばかりが話題になっています。


13)
真の教育とは、社員さんに「エンプロイアビリティー(雇用される側の能力)」を身につけさせることだと思います。
ユニクロの柳井 正さんの著書『一勝九敗』の中で、
経営者十戒の第六番目として「経営者は鬼にも仏にもなり、部下を徹底的に鍛え、勇気づけよ。」と述べておられます。
これだけだと不要な誤解を招く恐れがありますが、『一勝九敗』のご本を読むと、真の経営者の愛情が理解できます。


14)
週三日の休みを実施出来るのは、仕事能力を身につけた社員さんがいるからです。
柳井 正さんは、京セラの稲盛 和夫さんと同じように、松下幸之助翁から大きな影響を受けておられます。
「商売というものは真剣なものである。真剣勝負と一緒だ。」と述べていますが、いつも真剣な表情で生きられました。


15)
谷川弘二先生も「これからは難問題ばかりや、死線を超えた経営者でなければ生き残れん!」とお話されました。
お金も名誉も念頭にない方々の共通項は「未来の日本を憂いている」ということです。


16)
私などはその境地には至りませんが、TTコース中にある経営者の方に「経営者の幸福とは何ですか?」というお手紙を頂き、
その質問を読みあげて、「今の私には安易に答えられません。」と皆さんの前ではお伝えしました。
しかし、社長・専務会では、「社長の幸福は先憂後楽の境地だと思います!」と、分かり易くお伝えしました。


17)
経営者の任務は重く、10人の社員さんがいれば10の責任が生じ、100人の社員さんがいれば100の重責を担う気概が要ります。
安易に「自分だけの快に酔いしれる経営者」もいますが、楽あれば必ず苦がやってきます。これは法則だと思っています。


18)
7.基本・理論が明確になくて、中小企業経営者は無手勝流でやっている

この谷川先生のお言葉もズシリときます。雲の上の正論だけでは経営は出来ないという意味でしょう。
伊與田覚先生は「天が分かるようになりなさい」とお教え頂きますが、足元をしっかりと見つめるようにお諭し下さいます。


19)
8.鹿島建設は、自社で左官や大工さんなどの自前の職人教育をしている。下請けはしんどくなるぞ。

私は理念経営戦略セミナー(二日間)でも、大手企業が、今まで出していた仕事を内製化していく傾向を、
事例を上げながら講義をしました。どの業界も下請け企業は益々厳しくなります。


20)
昨日はある物流業界の方に、幹部として少し優柔不断なところがあると、TTコースの中で指摘しました。
日創研は単なる自己啓発をしているのではありません。トータルで社長力・管理力・現場力の三位一体を主張しています。
谷川先生が、質疑応答で「これからは荷物がなくなるぞ!」と、同じように警告されていました。


21)
9.中小企業の良さを出しきれていない。視野が狭く、他力本願をまだ考えている

このお言葉にも共感しました。
「自分の城は自分で守れ」と断言して、破たん寸前のトヨタを救った石田退三さんの言葉です。この気概が重要なのです。


22)
私のメモ帳には今日メモを取った20か条があり、いつも読み返している柳井 正さんの「経営者十戒」もあります。
会社には額に入れて飾っています。皆様には、71歳になってまでお説教か?と言われるかもしれません。
しかし、経営者十戒の10番目「素直な気持ちで、即実行せよ」と行動しなければ、チャンスの芽も失うことになります。

今回は、
「失敗した本当の原因は、その人の心の中にあるのです。
成功するために、心に理想の灯を点すことが大切です。心を思い切って変革することです。」と、
松下幸之助翁のお言葉を続けて記載しました。

私もさらに「心の持ち方・意識・考え方・心の有り様」を変革します。お互いに前向きに未来のための準備をしましょう。

29TTコースも残りあと一回ですが、すごく寂しくなります。

田舞徳太郎
 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年11月 4日 19:39に書いたブログ記事です。

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