「心の筋肉」「停滞型マインドセット」「GRIT(やり抜く力)」に、真の会社の問題がある」

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親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓「志の声を聞け」

「木野君な、問題は宝の山やで!
 ただ、志がなければ問題は迷いのもとになるだけや。
 志の声を聞けば必ず成功する」

 と言われました。

 夢や志があればどんな逆境でも発展していくことが出来るのです。
 道にかなった方針を立て、全員が心を合わせて努めれば、ことは必ず成就するのです。

                       木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

1)
先週の29TTコースは「経営方針書と計画の作成」のテーマで三日間行ないました。
発表と同時に、ファシリテーターからのアドバイスは感動的でした。
二人の介護事業の方が全体発表をされましたが、
同じ介護事業をされている飯田ファシリテーターと羽石ファシリテーターが、
ものすごく参考になるアドバイスをされ、我々も多くを学びました。


2)
飯田ファシリテーターは様々な困難を乗り越えてきた人だけに辛口の側面もありますが、
飯田ファシリテーターの根底にあるのは、愛情の深さです。
ご受講生に阿ることもなく、ご受講生の会社が良くなるような適切なアドバイスでした。


3)
かたや羽石ファシリテーターは、私が「兄とも慕い・尊敬する前田理事長」の介護施設の施設長さんです。
経営理念塾に羽石さんが参加される折、「田舞さん、将来彼女を施設長にしたい。頼むよ!」とご依頼を受けました。


4)
そして、経営理念塾に二度も参加され理念の価値体系を作成して、
前田理事長と三人で上級コースにあたる「経営理念作成セミナー」の三日間の合宿に来られ、
夜遅くまで、ディスカッションし合いながら完成させたものが、現在の経営理念体系です。
創業の精神は、前田理事長や職員さんたちの念いが深く、何のために介護事業をするかが明確です。
早くも3年前のことですが懐かしいです。


5)
羽石ファシリテーターは、期待の星としてアドバイスをされましたが、
飯田ファシリテーターと同じく、事業は何のためにするのか?誰の為にするのか?そのミッションは?など、
まるでドラッカー博士の「5つの質問」並みの鋭いものでした。ファシリテーターは全員が誰よりも学んでおられます。


6)
29TTコースの翌日に京都で社長塾を行ない、その翌日には伊與田覚先生のご自宅にお伺いして報告をしました。
私自身の心境もお話しました。
「子の道を説(よろこ)ばざるに非ず、力足らざればなり。子曰く、力足らざる者は中道にして廃す」


7)
講義では、孔子さまのお弟子さんが、なかなか孔子さまの理想に近づけないと嘆く場面の話でしたが、
人間は時には自らの力量の小ささに気づく場合があります。リーダーとして私もその胸のうちをお伝えしました。


8)
すると、伊與田覚先生は子路第十三の、
「中行(ちゅうこう)を得て之に与(くみ)せずんば、必ず狂狷(きょうけん)か。
 狂者(きょうしゃ)は進みて取り、狷者(けんしゃ)は為さざる所有るなり」のお話しをして下さいました。


9)
ここで注釈はしませんが、この意味が体験的に分かりました。
どんな困難や嫌なことに出会っても、毅然として自らの志に立ち向かうしかありません。
8年前の4月22日、この子路第十三の章を学びましたが、実感として腑に落ちました。落ち込んで分かることもあります。感謝です。


10)
スタンフォード大学の白熱教室のティナ・シーリグ教授は、ベンチャー教育の一環として、
学生を居心地の良い場所から離して、肉体的、精神的にタフな課題に取り組む授業なども行なっています。
いつも自分を快適な環境に身をおくと、本来の人間のポテンシャル(潜在能力)は落ちるという意味です。
つまり、チャレンジ精神は生まれず、発想も保守的になると言われています。論語とスタンフォード大学が同じ意味を教えています。


11)
社長塾の途中で鳥取県中部を震源とする地震が起き、
29TTコースのファシリテーターからそのまま社長塾にご参加されていた千村さんが急きょお帰りになりました。
鳥取の皆様方にはお電話を差し上げました。大きな被害は無いようですが、余震が案じられます。心よりお見舞い申し上げます。


12)
昨日は大阪経営指南塾の最終講で、杵渕講師が担当で「人財育成」がテーマでした。
暗黙知を形式知にして、個人知をいかに組織知にして、社内に経営ノウハウをもった人財を育成するかという内容でした。
幹部さんや社長さんが部下育成の折に重要なもので、中小企業ではそれがほとんどなされていません。


13)
私は、なぜ「人が育たないのか?」「育てるとはどういうことか?」の二点で、パワーポイントを使って話ました。
最も新しい心理学では「社長の背中で教える」「親の背中で教える」が究極の人財育成です。
しかも「出来ない思考」にマインドセットされた社員さんを「出来る思考」にしていくのが社長幹部の役割です。


14)
ところが多くの場合うまくいかないのは、肝心の社長や幹部が「出来ない思考」にマインドセットされていることです。
「うちの会社じゃ出来ないよ・・・」「人がなかなか育たなくて・・・」「我々零細企業はね・・・」など、
月刊『理念と経営』の「社長力・管理力・現場力の三位一体論」の連載で述べていますが、すべて隗より始めよ!です。


15)
マインドセットではディスカッションしてもらいましたが、ある方は「自分は出来る思考です!」と述べられました。
ある方は「まだまだ自分は出来ない思考があるから努力をしなければ!」という方もいました。


16)
皆さんなら、どちらが停滞型マインドセットで、どちらが成長型マインドセットだと思われますか?
企業業績も良く、人財も育ち、健全な社風にするにはどちらのマインドセットを強化するべきでしょうか?


17)
ここには残念ながら「自覚毒」という毒があって、日本人の75%の方々が、自分は平均以上だと解釈しています。
経営革新が生まれない理由がここにあることに気づいていないのです。


18)
また、「新卒を採用したがすぐにやめてしまった?どうすれば良いか?」の経営指南も受けました。
「新卒者が悪いのではなく、御社の「受け入れ側」の仕組みが出来ていないのではありませんか?」とお答えして、
ディズニーの事例を話し、具体的に実践することをお伝えしました。


19)
メールでは臨場感がありませんので具体策は述べませんが、水谷工業の京極社長の具体策や、
武蔵境自動車教習所の具体策を事例にし、ディズニー以上のことが我々中小企業でも出来ることをお伝えしました。


20)
我々中小企業が一番注意すべきは、わかっていながら「実行」に移さないことです。
私が言ってもやらない方々が多く、「うちは定着が悪い!困っている?」
「なかなか人が育たないのでどうすればよいか?」と悩むだけで、実行に移さないのです。
まさに社長幹部が停滞型にマインドセットされていて、新卒者や社員さんの責任にしているのです。


21)
私は今後益々「ゆとり教育の弊害」が大きくなる旨「警告」を発しました。実際「面談」の際に、密かに録音をする人もいるのです。
だから面談の際は相当注意することも情報でお伝えしました。大事なことは「いかに部下を尊敬し、部下に感謝するか」です。
阿ては真の人財は育ちません。しかし、本当に働く人たちに感謝していたら、社長や幹部の生き方が変わるはずです。


22)
社長や幹部の生き方や学ぶ姿勢が全てを決める!そういうお答えをしました。
折から、ある企業の経営相談をお願いした方から、相手先訪問の報告がありました。

「田舞さん、幹部が育っていませんし、全体にやる気がありません。うちの会社を訪問させて、現場をじかに見学してもらいます」
私一人だけで40数件の相談があります。遠いところは色々と会員企業の社長に無理をお願いしていますが、
まさに「心の筋肉」「停滞型マインドセット」「GRIT(やり抜く力)」に、この会社の問題があるのです。高橋会長に感謝申し上げます。


23)
最後に経営指南塾で一番嬉しかったことは、8年前に経営相談に乗った方が、
一度倒産はしましたが、今は元気に再起して経営指南塾に参加されていたことです。
社長の生き方に幹部が似てきます。その幹部の仕事観が、社員さんのモチベーションに影響を与えているのです。

田舞徳太郎

 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年10月25日 18:30に書いたブログ記事です。

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