決断力を養い意思決定のスピードを上げよう(才能ではなく「やり抜く力」が重要です)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓「視点を変える」

「君な、視点を変えることや。ものごとには限度がある。月も欠け、太陽も昇れば沈む」
 これも、よく幸之助に言われたことです。

 満つれば欠けるというように、限度がきた時には、すべてを方向転換すれば解決していくのです。
 異質化し、進化してこそ、成功はあるのです。

 同じ視点ばかりで考えていたら、見えるものが見えなくなってしまいます。
 進むべき道が、見えなくなってしまうのです。

                           木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
松山開催の田舞塾が終わり、今日は東京で経営理念塾です。
昨夜は東京に着いて、サウナに入りスカッとしました。
いつも京都の社長塾のことが頭から離れず、今月の講義をどう構成するかを考えています。


2)
田舞塾初日は、マーク加藤さんにシリコンバレーの「決断力と意思決定の速さ」に関して講演を頂きました。
私は日本型の経営が大好きですが、時代が変化した今、日本型経営の決断力の不足と意思決定の遅さは弱点です。


3)
なぜシリコンバレーは意思決定が速いのか?それは絶えず「考え続けている」からです。
余分なことは考えずに「ミッション」に向かって一点集中の経営です。
クレイジー、エキサイティング、タフの三条件が揃っていなければ、
間違いなく敗北者となって生き残れないのです。とにかく必死に情報のアンテナを張っています。


4)
マーク加藤さんの話は改めて
1.分かりやすい
2.主張が明確で揺るがない
3.明確な論拠がある(データと仮説力)

私は早速、来年使用予定のパワーポイントの文字を大幅に削りました。


5)
マーク加藤さんとは、20年前に野村総合研究所に当時在籍されていた鈴木さんの道案内で
スタンフォード大学に行った時からのおつき合いです。
スタンフォード大学の広々とした素晴らしいキャンパスを目にして、自分の心の狭さを痛感して目頭が熱くなりました。


6)
「そうか、俺の人間としての器が小さいのは、
 奥行35センチと、横幅60センチのまな板しかみて来なかった。

 こんな広いキャンパスで4年間過ごしたら、
 考えも視野も人間的度量も大きくなるはずだ。よし!ここで学ぼう!」


7)
求めよさらば与えられんです。50歳を過ぎていましたが、物事はシンプルに考えなければなりません。
「求めた所には必ず道が無限にある!」こうした成長型のマインドセットが働き、
二年間の英語のレッスンを受けて、スタンフォード大学に行きました。
名誉のためではなく、中小企業の活性化が目的でした。正直、地獄の一年間でした。


8)
中国に「飲水思源」という故事成句があります。
「水を飲むときには、井戸を掘った人を忘れない」という意味ですが、
ご縁を繋いで頂いた鈴木さんに改めて恩義と感謝の思いでいっぱいになりました。


9)
鈴木さんが安全保障で有名なスタンフォード大学のフーバー研究所に赴任されなかったら、
起業家養成スクールのスタンフォード大学視察も計画になかったでしょうし、
私がスタンフォード大学に行くチャンスもありませんでした。何事も縁だと思います。


10)
「情けは人のためならず」は真理です。私の当時の意思決定は私のその後の人生を豊かにしてくれています。
まさに、情けはすべて自分のためにあるのですね。恩義を忘れたらおしまいです。


11)
18年前に英語で苦労している時、マーク加藤さんや、米国ミノルタの釣島社長(当時)にご支援頂きました。
恩師であるダニエル・オキモト教授の著作である「仮面のアメリカ人」を読みながら、何度も何度も涙を流しました。


12)
ダニエル・オキモト教授は日系二世で、収容所で生まれた方です。
「ジャップ」と虐められ、その屈辱に耐え乍ら学びつづける少年時代や、
アイビーリーグの名門「プリンストン大学」を卒業してからのお話は、大きな励ましとなり、孤独に耐える力となりました。


13)
また、マーク加藤さんの「HP Way」は感動しました。
ヒューレット・パッカードは現在もアメリカ企業の中でも上に入っていますが、
私のアパートから近いこともあり、ヒューレットさん・パッカードさんのガレージから起業するストーリーに感動したのです。


14)
人間尊重の企業哲学は松下経営哲学と全く同じです。本を読み必死に「ヒューレット・パッカード」を研究対象の一社にしました。
「人はどんな場合でも立派な仕事をしたいと望んでおり、適切なサポートとツールがあれば、必ずそうするものだ」
この一文にどれだけ救われたことか分かりません。


15)
社長塾で、社長が「人物たる人間になるには5つの条件がある」と講義しましたが、「流した涙の量で決まる」と断言しています。
もちろん、悲しみや苦しみの涙もありますが、人の温もりや優しさに触れた時の涙、恩義を受けた感謝の涙も含めてです。
20年前にお会いしたマーク加藤さんを田舞塾にお呼びできるとは・・・、嬉しい限りでした。


16)
さて、田舞塾二日目のケース・メソッド授業は、起業家養成スクール第12期生のI社長の会社でした。
幹部も社員さんも参加され、社員さんも「参加して良かった!」と発表して下さいました。
また「幹部育成のためのケース・メソッド授業6か月」参加の幹部は、
さすがに自社の様々な問題点に気づいたようです。I社長のサポートを宣言をしてくれました。


17)
来年の新春経営者セミナーの分科会で講演して下さる、アイグランの重道社長が本質を突いた発言をされました。
私は、我が息子であるI社長の長所もよく知っていますし、重道さんが何を言わんとするかも分かりました。
正直、ハラハラドキドキでした(でも、これが良いのですね。)、人間もどん底まで落ちてみないと分からないことがあります。


18)
新規事業に関する、参加者の様々なアイデアの鋭いディスカッションを行いました。
大事なのは投資資金ではなく、人財がどこまで育っているか?が問題なのです。人が育っていない中で新規事業をしても差別化できません。
ブランド構築でも、社員さんがどんな気持ちで働いているか?私は「インナーブランディングの大切さ」をアドバイスしました。


19)
I社長と起業家養成スクール同期のN社長が、何回も助け船を出していましたが、皆さん真剣でした。
私はあえて発言しませんでしたが、働く社員さんは社長の理念・ビジョン・志の高さについてくるのです。
理念・ビジョン・志の高さは、ツールがなければ浸透しないものです。


20)
誰もが「指導者の一念」を持っていますが、その一念が実は大きな問題なのです。浅いか深いかで決まっているのです。
成功する経営者とそうでないものを分けるのは、
1.志の高さ
2.指導者の一念の深さ
3.熱意
4.社長の考え方です。


21)
我々は誰もが自分の念(おも)いを第三者の目で見ることは出来ません。絶えず自らを省みて、自らの私心を省くことが大事です。
曾子さまは「吾日に吾が身を三省す」と述べています。
伊與田覚先生からは、「反省とは私心を省くことですよ、田舞さん」と、いつもお教え頂いています。


22)
苦しい時こそ社長自身を支えるのは「経営の原理原則」である経営理念です。そして、理念は社員さんに共感されて本物になります。
真に「人を活かしているか?」
真に「商品を大事にしているか?」
真に「自分の仕事を愛し、没頭し、経営を真剣勝負で生きているか?」

松山から東京までの飛行機の中で真剣に自分に問いかけました。人間は未完に終わりますが、未完の自覚が成長の起爆剤です。


23)
今回はマーク加藤さんのご講演と、「循環型社会の実現」というテーマでI社長に教育ケースを提供して頂きました。
11月は「コア・コンピタンスの理解」ということで私が講義しますが、7年前のパワーポイントを見直しました。
研修や移動の合間を縫っては、社長塾のレジュメを創っていますが、
我々が、誰よりも真剣に学ばなければ「ご参加者にご迷惑」をお掛けします。才能ではなく「やり抜く力が重要です」

田舞徳太郎
 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年10月13日 19:20に書いたブログ記事です。

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