コーチングスキルは大事です。さらに大事なのは「やり抜く力(GRIT)」です。

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓

 幸之助は、いつも自分を正し続けることに努力を重ねていました。

「木野君な、正すべきところは、正してこそ、自分を向上させることが出来るんやで。
 正すところを正さんから成功しないんや」

 常に、自分自身を客観視することは、難しい問題ですが、
 それに成功しないかぎり、指導者の役割は果たせません。

 指導者は、毎日が自分との闘いです。

                              木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
昨日は大阪で理念経営戦略セミナー(二日間)でした。大阪センター管轄の日創研経営研究会の方々が全員参加され、
少しプログラムを変えて、「指導者たる条件」を講義しました。200名を超すご参加者の皆様に心から感謝申し上げます。


2)
遠くは鹿児島経営研究会から石塚前会長や、長崎経営研究会の中村会長予定者などが参加され、
島根や四国地区、鳥取や、北陸地区等、遠路はるばるお越しいただきました。私の熱が入りました。


3)
昨日もテスラ・モーターズCEOのイーロン・マスク氏や、シリコンバレー研修の勉強からお話させて頂きました。
起業家養成スクール生や29TTコースの方々も参加されており、スタンフォード大学の智慧を活用して成功した人の話はしました。


4)
私は「金融関係」があまり好きではありませんが、投資家で世界第三位の資産家のウォーレン・バフェットが大好きです。
彼は個人的にお金に執着する人間ではありません。必ず世の中の役に立つ企業に投資してきました。


5)
アメリカのウェルズ・ファーゴ銀行の前代未聞の不祥事に対して、彼はコメントを避けています。
顧客に許可を取らずに預金とクレジットカードの口座を不正に開設した、前代未聞の不祥事。
この行為は、ビジネスを逸脱し、昔のエンロンの不祥事を思い出させるものです。


6)
200万口座に達する虚偽の顧客口座を不正に開設していた事件です。
米政府と協議した結果、ウェルズ・ファーゴ銀行は「1億8500万ドル(約190億円)」の罰金を支払うことで決着しました。


7)
やはり、金融に走る人は強欲で、リーマン・ショックの反省が活かされないうちに再び行われていたのです。
世界のGDPや、それに対する金融の金余り減少に関しても講義しましたが、アメリカは「モノづくり」にもシフトしています。


8)
私は最近、「コーチングよりもティーチングだ」と各地で述べていますが、
ドイツの連銀の問題を含めて、世界経済不安がEUあたりから出てくるかもしれないという、
第二の「リーマンショック状態」を強く懸念しています。


9)
特に今別府社長が明確なエビデンスで、
過去のオリンピック開催国のGDPのパターンを参考にすると、
関連する建設投資は、2017年から2018年頃にかけて大きく増加したあと、2020年頃にかけてピークアウトしていくと予想され、
東京オリンピック後は、日本の経済は崖くずれのように真っ逆さまに落ちていくとされる危機の前に、備えていなければならないのです。


10)
そのために、社長や幹部は
1.理念の意味深さを教える
2.ビジョンの大切さを教える
3.仕事の意味を教える
自社のビジネスモデルの改革や、
経営の革新の必要性を教える(働く社員さんに分かるように伝える能力)ことが大事だと述べているだけです。


11)
コーチングは大事なコミュニケーションスキルですが、質問力、傾聴能力、提案力などは、コミュニケーション理論で出ているのです。
そして、コミュニケーションの定義は、スキルやノウハウよりも、伝える力や、真意を知る力と共に、社長幹部の人間的中身を重要視しています


12)
そうしたことを質問する方々もおられ、福岡のO社長にも丁寧に「TPOに応じたコミュニケーション」の大切さを伝えました。
来年のTheマスター・コミュニケーション6か月プログラムでも、当然質問力や傾聴力を最大活用しますが、
こうしたスキルは、コーチングの十八番ではなく、昔からのコミュニケーション理論に出てくるのです。当然のことです。


13)
しかし、スタンフォード大学の心理学研究室では、そうした観点ではなく、20年前から「心の有り様」に注目していたのです。
そして、現在は、人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」は、質問力や傾聴力ではなく、「GRIT(やり抜く力)」に変わっているのです。


14)
私は、そこに着目をして、心の有り様がやり抜く力を創りだすという独自の解釈をして、中小企業の活性化を目指しているのです。
つまり、松下幸之助翁はじめ、世界の成功企業者は才能ではなく「GRIT(やり抜く力)」だという判断が下されています。


15)
イーロン・マスクCEOは、スペースXを創業して三度もロケットの打ち上げに失敗しました。
普通なら投げ出すところですが、彼は賃金を支払う力を失った「スペースX」の社員さんに、
自分の財産をつぎ込むべく、自分の小切手を切り賃金を支払って、働く社員さんたちの雇用も守ったのです。


16)
つまり、イーロン・マスクCEOは、才能だけではなく「GRIT(やり抜く力)」で苦難を克服したのです。
私の言うティーチングは、そうしたことを理解できる人財の育成をするためには、
社長や幹部の教育力が欠かせませんよというメッセージです。


17)
それを忘れていると、「ハードワーク」を回避する傾向が多くなってしまいます。
厳しい言い方になるかもしれませんが、社長や幹部の人間性と実行力不足が、今のような状態を招いているのです。
幸田露伴の「努力論」は、マイナスをプラスに、困難を希望にするというスタンフォード大学の心理学研究室の先を行っています。


18)
今日の理念経営戦略セミナー(二日間)は、なぜ理念が社内に浸透しないのかを、パワーポイントで特別に講義します。
約8枚くらいになりますが、5時間はかかるところを1時間位で短く講義します。
つまり、悲観的な人を前向きに、マイナス思考をプラス思考にするには、本人の「努力」が解決するのです(研究成果が出ています)


19)
今回はほとんどの日創研経営研究会の会長はじめ、次年度予定者が大勢参加をして下さいました。
14TT卒の京都の永田社長も久しぶりの御参加に嬉しく思います。本部副会長の武澤さんにも感謝です。


20)
ハーバード大学の心理学研究室では、「人間を閉じ込めている檻(おり)」と題して、
その解決のために「メガネを変えて世界を見る」と表現されていますが、日創研では30年前から「観念のメガネ」と呼んでいます。


21)
来年は新しい教育カリキュラムを4つ出す予定です。スケジュールづくりで苦労していますが、
日創研の講師が講師全員で、中小企業の活性化に相応しい教育カリキュラムについて日夜努力しています。


22)
コーチングスキルも大事なコミュニケーション能力です。日創研では6か月プログラムを継続的に行っていきますし、
月刊『理念と経営』では、日創研のコーチング研修の生みの親のブレイン・バートレットさんのコーチングに関する連載を始めます。


23)
私の願いは、企業内マネジメント・コーチングと定義している以上、社内で部下をコーチングして頂きたいのです。
Theマスター・コミュニケーション6か月プログラムは、
社員さんの定着、新商品の開発、理念の浸透、人格の向上、ビジョンの意味づけを、すべて社内で行うコミュニケーションプログラムです。


24)
今、企業は、働く人々の「GRIT(やり抜く力)」を高める必要があり、不況に備えなければなりません。
昨日、道頓堀ホテルの橋本明元さんに、日創研の会員企業様に新ホテル工事にたくさんの発注を頂いたことにお礼の電話をしました。
「田舞さん、今月の特別SA研修再受講するんですよ!」というお声を頂き、更に可能思考能力の重要性を痛感しました。

計画的なご派遣計画と同時に、経営者や幹部の方々の再受講をご検討下さい。「やれば出来る」可能性へチャレンジ下さい。
皆様ありがとうございました。有意義な予定者126名とのディスカッションでした。籠田会長、村上会長にはヒントを頂き感謝です。

田舞徳太郎

 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年10月 4日 09:00に書いたブログ記事です。

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