「益々二極化は進む」というお言葉が印象的でした。適者生存、努力した者だけしか残らないのです

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓 指導者は心まで遊ばせず

「指導者は、体は休ませ、遊ばせていても、心まで遊ばせず、
 常に働かせていなければならない。
 だから経営者は、社員の三倍働け」と、幸之助から言われました。

 三倍では、一日中働き続けなければなりません。
 幸之助は、その一念さえあれば、寝ていても六〇兆の細胞が、
 代わりに働いてくれると言いました。

           木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
4日間の東京の研修が終わり、久しぶりに帰宅しました。サウナへ行き、鍼治療をして身体を癒しました。
一日目が「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶで、一昨日が社長幹部塾でした。欠席もほとんどなく、ご参加企業の熱意に感謝です。
いつも申し上げるように、幹部は生え抜きできちんと育てるべきです。中小企業の鉄則です。


2)
最近はなおのことだと思います。
努力して会社のために頑張った方々の前に、突然上司が現われたら、
多分、既存の幹部のモチベーションは下がると思います。そのためにも常日頃から幹部も経営の勉強が大事です。


3)
一日目の「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」で、リアリティーのあるお話しがありました。
これからどう生き残るかの具体策を明確に持つことが大切ですが、学んでいる人には好機到来です。
一例が、茨城県の榎戸社長の会社です。
業績が順調ですが、
その理由が「昔100社あった同業者がつい最近までに10社になり、現在は4社になった」と述べられました。


4)
他社の皆さんは業界団体で「情報交換」の名のもとに、真剣に学ぶことをせずに皆で慰め合っていたようです。
榎戸社長は、「この2年間で2社になります」と、断言されておられました。


5)
松下経営哲学では「念い」を非常に大事にしますが、結局「生きることに対する念い」が浅い人は、
商品に対しても、社員さんに対しても、お客様に対しても、「念い」は浅くなり、経営の品質も落ちるのです。

 

6)
二日目の社長幹部塾にご参加頂いた千葉県のピーターパンさんは、
横手会長や大橋社長をはじめ、幹部社員さんや働く現場の社員さんも「念い」が深いから繁盛するのです。
いつも横手会長に「パン」をおねだりしていますが、ご受講生の分まで差し入れくださり、
私は、ピーターパンさんのパン6個を晩御飯代わりで過ごしました。


7)
今回は「社長の仕事と幹部の仕事」を話しましたが、時間が短く、10月に繰り返しお話をします。

▼社長の仕事(明日のメシのタネをつくる人)

1.ビジョン・理念の確立と人財育成 → ロイヤリティー

  ◎成功の条件  (ファナックの事例)

  ◎理念共有の努力 
   (有能な社長は自分の仕事の40%を理念確立の為に使う)→ビショナリーカンパニー

  ◎松下経営哲学の中核
  1.経営理念の確立
  2.働く社長1人1人の個性を活かせる理念づくり(この研修も環境づくりの1つ)


2.新商品開発の絞り込みと研究   

  伸びている会社は新商品の比率が高い
   
3.コア・コンピタンスの決定とブランド構築 → イメージ資産

  他社に絶対真似できないような競争優位を生み出す
  差別化をつくりだす源泉 強みを創りだす源泉

4.事業領域と戦略ドメイン

  戦略的意思決定に基づいた未来づくり

5.経営計画と経営資源の最適化 →(戦略的意思決定 経営資源の分配 人、モノ、金、情報、ノウハウ、時間)
    ↓
 (繁栄計画書)この中に明日(5年から10年先)のメシを具体的に明示

6.顧客満足経営の確立

  トップの哲学

▼幹部は今日のメシのタネをつくる人

1.売上・適性利益の確保(ここに無関心な幹部が多い)

2.コストコントロール

  プロフィットコストの分配はトップマネジメント
  ロスコストの撲滅→幹部・監督者の役割り

3.マーケティングの理解とプロモーション政策(販売促進)

  新しい顧客を獲得するために何をするかを考える。獲得したお客様をどう維持するかを考える
  (社長に提案をする。現場に実行させる)

4.現在顧客の満足と維持及び過去客の掘り起しと未来客情報

5.人財育成「OJT」→理念と経営社内勉強会、13の徳目

6.マネジメントサイクルを適正に回すこと!
 
  PDCA = PPPP → DOまで行かない、遅い  
  マネジメント(経営資源を最適に管理)


8)
三日目と四日目が第18期の田舞塾第一講でした。
初日は多摩大学の名誉学長で、三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長の中谷 巌先生に、
三時間にわたり国際経済や日本経済の現状と今後についてのお話と質疑応答が行われました。


9)
様々なお話があり、結論は2020年後の経済を「垂直の崖っぷち経済」と定義して、警告を発しておられました。
相当「社長と幹部」が危機意識をもち、本格的な荒波を乗り越える準備をしなければなりません。


10)
今回の第18期の田舞塾は215名のうち、北海道から10名以上もご参加があり、とても嬉しく驚きました。
特に14年前にケース・メソッド授業を行った宍戸さんの奥様が、ご主人亡き後を事業継承され、ご立派にして、
満を持して「田舞塾」にご参加下さったことです。札幌、旭川、帯広、釧路、函館からお越しの方々にも感謝申し上げます。


11)
宍戸さんのご主人が療養中にご自宅へお見舞いに行ったのが、ケース・メソッド授業を終えてから一年後でした。
すごく日創研をご信頼下さり、ご支援下さいました。今も坐禅室にご主人の写真があり、いつもお会いしています。

 

12)
四日目の朝、ホテルのカーテンを開けると、眼下に「JC会館」が見えました。
会場のホテルが国立劇場の横でしたから、
40歳までこの近辺を歩き、長い時は月に数日もこの「JC(青年会議所)会館」で学びました。私の青春です。
1984年が研修室担当でしたから、事前に渡米して研修理論を学びしましたし、最後の年は国際室担当でした。


13)
恐らく、研修室を担当していなかったら日本創造教育研究所の設立もなかったかもしれません。
そして翌年、国際室を担当していなければ、スタンフォード大学に行く決断は出来なかったと思います。


14)
改めて自分はJC(青年会議所)の先輩方に引き上げられて今がある!と、心の底から感謝の念を感じました。
伊與田覚先生は、社長塾に行くタクシーの中で、私の質問に「生きるということは不思議だ」と述べられましたが、
まさに人生は不思議です。
私が今日あるのも、JCにご縁を頂き、JCでたくさん鍛えて頂いたお陰です。


15)
田舞塾の今回の教育ケースは、現在ファシリテーターをしている室田社長の会社でした。

建設業は人手不足であり、
1.エントリー(採用)、
2.リテンション(維持・保持・定着)、
3.教育、
4.EXIT(出口)を討議しました。

参加者の方々の事例も発表頂きましたが、さすがに、具体的な施策を打たれており、私も参考になりました。


16)
下請けから元請けになり価格決定権を確保するための具体策や、海外戦略についても熱心にご討議頂きました。
賛成あり、反対ありでたくさんの意見が出て大変助かりました。
オリエンテーションでは、ヘーゲルの弁証法的な、正(テーゼ)・反(アンチテーゼ)・合(ジンテーゼ)の講義をしました。


17)
我々は常に自分の「正」に対して、自ら「反」を持たなければいけません。「合」は生まれてこないのです。
自らが自らのやり方を否定する勇気を持たなければ、真のイノベーション(経営革新)は起きないのです。
新しい人は「方法序説」を読むといいですよとお勧めしましたが、進化するには「方法懐疑」が大事です。


18)
田舞塾をはじめ、業績アップ6か月上級コース(コア・コンピタンス経営)、社長塾など、
会場が狭くて大変恐縮しています。
田舞塾は、大秦総リーダー・山内TA(ティーチングアシスタント)・京極TAのお許しを頂きましたが、
お断りをした方々には重ねてお詫び申し上げます。


19)
来年「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」の東京・福岡開催が決定しましたが、
教育ケースご提供企業様が素晴らしく、幹部の仕事と提供企業様の社長の講義と質疑応答が素晴らしいです。


20)
ただ、昨日の反省は、設問をすべて行なおうとした結果、少し討議が浅くなってしまったような気がします。
もっと「高収益体質」にするための議論をするべきでした。
発言が多く助けられましたが、今回のクラス討議はあまり疲れもなく、
その分、少し表面的な授業の進め方だったと反省しています。


21)
業績が絶好調な玉寿司の中野里社長も、多忙な中をご参加頂いたり、新しい方々の発言が頼もしかったです。
第18期田舞塾は29TTの方々も多く、文献、単位取得でハードな中をさらに深く学んでおられます。
中澤社長は190億円まで売上を伸ばし、年内に二部上場予定企業が一社、来年上場予定企業が4社あります。
アイ・ケイ・ケイの金子社長が「道」を創って下さいました。


22)
物流業から、その強みを活かして「宿の手配と足の手配」をして新しいビジネスモデルを創った会社様もあり、
香港の袁社長様に、直接学びに行って、すでにバスを20台手配という方もいます。
やはり、同じ業界から学ぶのではなく、異業種から学ぶということが一番大事です。

 

23)
あのゆるぎない岡山のベネッセさんが4?6月期で29億円の赤字となり、既存のビジネスモデルが次々に壊れています。
ブックオフさんも、3月決算で5億3000万円の営業赤字でした(今期の営業損益は2期ぶりの黒字転換の見込)。


24)
エコリングの桑田社長も創業10数年で年商130億円になりましたが、さらに意欲的に学ばれています。
今別府社長も明確なエビデンスを持って田舞塾に臨まれ、オリンピックと経済に関してのデータの出どころをお電話で尋ねました。
芝寿しの梶谷社長、広島の重道社長、金沢の喜多会長、名古屋の黒田社長、大阪の佐藤社長など、皆様素晴らしい方々ばかりです。
こうした優れた経営者の方々の中にいると自然に染まるのです。


25)
最初から立派な人間も会社もありません。日々努力し、学びつづけ、変化に耐えうる力を備えたものが、
いずれ「大」の上に立つのです。会社が小さくとも心だけは大きくもってお互いに前進しましょうね。

中谷先生の「益々二極化は進む」というお言葉が印象的でした。適者生存、努力した者だけしか残らないのです。
いつの時代にも、松下幸之助翁の「宇宙根源の法則」は間違いないすべての原理です。


10月の田舞塾は、マーク加藤さんが講師としてシリコンバレーからお越し下さいます。
アメリカから見た日本はどう映るのでしょうね?

田舞徳太郎
 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年9月10日 14:10に書いたブログ記事です。

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