今の事業(商品・技術・サービス)はどれだけもつか? (全社で気づきの能力を高めましょう)

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■■■ 田舞徳太郎通信 2016年 42号 ■■■■■■■■■ 日本創造教育研究所 ■■■

           『今の事業(商品・技術・サービス)はどれだけもつか?
                          (全社で気づきの能力を高めましょう)』

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓

 どんな経営環境でも、誰にでも夢を見る権利があるのです。
 運が悪かったであきらめてはいけません。
 必ず成功してみせるという強い信念があれば道は開かれるのです。
 困難や問題は指導者の志の強さに応じてチャンスとなるのです。

           木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

1)
先般訪問させて頂いた「たこ満」の平松社長が、昨日から東京で基礎コース(SA)を実に27年ぶりに受けておられます。
訪問した折にお伺いしましたが、担当の松岡講師はまだ日創研に入社しておらず、
どのような講義や実習を行なっているか、我がごとのようにハラハラしていました。


2)
現在、基礎コース(SA)の教育カリキュラムで意識しているのが、「気づく力」をどう身に着けて頂くか?です。
自己の思考パターンや行動に気づくことは非常に大事です。人間はなかなか普段から自分のパターンを理解出来ません。
現代人は「75%の人が自分は優れている」と思っているといいます。


3)
成長し仕事の出来る人は、気づきの能力が高く、その分「自分はまだまだ未熟」という意識が強いのです。
これは現在読んでいる心理学の本にも書かれていますが、「自分をまだまだ」と評価する人は、仕事が出来るという事実です。
ところが、自分は優れていると錯覚している人は、何度注意しても同じミスを繰り返しているのです。人間も浅く、幼稚です。


4)
最近は個性の時代などと呼ばれていますが、昔のように個性的なご受講生は大幅に少なく、
現在はトップや上司の意のままに動くだけになってしまっている人が、自分に強い危機感もなく、割にのんびりとしています。
なかなか仕事や生命に目覚める機会がないのでしょうね。


5)
これは経営者や幹部の方々にも言え、部下の安易な思考パターンを注意することもなく、
1.「仕事の出来ない人」
2.「自分で考える力がない」
3.「都合の良い時は群れ・都合が悪くなると個人主義」
こうした問題を生み出していると思います。


6)
企業では生産性の問題を指摘されていますが、社長・幹部はもっと自分の価値に気づき、使命感を持つべきですし、
そうしたリーダーの下で働くことで、部下の「考える力」「生きる力(自主性)」「向上心」「積極性」が生まれると思います。
特に基礎コース(SA)は体験学習ですから、様々な実習を通して「考える力や行動不足」に全身で気づくのではと思います。


7)
また、「モチベーションの問題」を安易に考えている人もおられると思います。
現在は、感情的に叱る時代ではありませんが、「承認されたい人」を見抜く力が上司にも欠けていますし、
我々、教育研修会社の見識の問題もあります。


8)
やはり、自分の強みだけではなく、自分の弱みにも均等に気づいていなければ「真の職業人」にはなれないと思うのです。
とくにタスク機能の弱い中小企業が多く、メンテナンス機能に偏り、単に人間関係が良いだけで満足している社長もおられます。
現代人の特徴は、一人でいることを怖れるそうで、それが「コミュニケーション能力信仰に翻弄される人たち」になっているのです。


9)
真に自主性のある人(本物)は、一人でいることを怖れませんし、一人でいることで「思索を深め」ました。
つまり、「自分で考えるという思考習慣」を、我々は無意識の仕事の中で訓練されていたのです。
孔子さまは、「学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し」と述べ、
思索と学ぶことの大切さを教えています。


10)
可能思考研修の実践コース(PSV)まで修了した方が職能研修を学び始めると、
目標に対する皆さんのどん欲さに驚かされます。
可能性に気づき、価値に気づき、仲間のためにも頑張ろうと、
必然的に「真のチームワーク力」を体得されていることが分かると思います。


11)
私などもこの田舞徳太郎通信で立派な事を書いていますが、「自分の姿を真に気づく」というのは至難の業です。
平松社長は、当時4日間あった28年前のの基礎コース(SA)と、現在の基礎コース(SA)の内容の違いに驚かれていると思います。
日創研も当時は可能思考教育だけでしたが、真の中小企業の活性化は「気づきの能力」と「仕事の能力」が求められます。


12)
現在は、時代が大転換期を迎えていますから、経営理念やビジョンや使命感の再構築が重要です。
経営理念を即席で創っていたとか、ビジョンが絵に描いた餅だったとか、社長の使命感が希薄だとか・・・、
そのような会社は「旧態依然とした経営」で、座して死を待つだけの経営です。


13)
特に中小零細企業のブランドは大手企業と異なり、私は「社長自身」がブランドなのだと考えています。
ブランドは、
1.知名度から
2.信用に変化し
3.社長がどんな人で、幹部や社員さんはどんな人か が問われます。

「あそこの社長は勉強もせずにいい加減」というレッテルを貼られたら、もうそれで終わりだという気づきが重要です。


14)
たこ満さんは、商品力だけではなく「平松社長の人柄」と「働く社員さんのサービスや笑顔や真心」がブランドになっています。
現在63歳で後継者問題もクリアされ、無借金ですから悠々自適のはずなのに「強い危機感」をお持ちです。
私が学んでいる心理学では「不安の強い人ほど仕事が出来るし実力がある」のです。


15)
快を求めて、承認しあっている人は、仕事で結果もつくれないのに「妙に自信」があるのです。
経営の神様である松下幸之助は、不安や心配が「経営革新」のエネルギーとなると松下経営哲学で述べていますが、
我々経営者や幹部は、不安や心配は異常ではなく、「先を見通す先見力」の高さ故なのです。


16)
田舞塾も定員を大幅にオーバーして、これから大切な方々にどのようにお断りするかで悩んでいます。
第18期のケース・メソッド授業の主なテーマは、
 1.今の事業(商品・技術・サービス)はどれだけもつか?
 2.新しいビジネスモデルをどのようにつくっていくか?
 3.中小企業のマーケティング、ブランド、コア・コンピタンス経営


17)
今思えば、アジア通貨危機で矢も楯もたまらず、スタンフォード大学に行きました。中小企業の活性化の使命感が旺盛でした。
研究期間の一年の間は「不安と怖れと心配だらけ」でしたが、それを打ち消すために一年中睡眠不足と戦いながら、
何かをもって帰らなければと、ウィリアム・バーネット教授のケースメソッド授業を学んだのです。


18)
もちろん、ウィリアム・バーネット教授のように知識はありませんが、そこは基礎コース(SA)で言う「意図と方法」です。
色々と考えて、中小企業用の「ケースメソッド授業」を構築しました。コア・コンピタンス経営も同じです。
難しい学問のためにスタンフォード大学に行ったのではなく、中小企業の業績を良くする為です。


19)
今年から、「ケースメソッド授業で学ぶ幹部育成セミナー」を大阪で開催していますが、非常に好評です。
特に教育ケースご提供の企業様が素晴らしく、実学で、色々と抱えている社長や幹部の生の声が聞けます。
すべて成長企業だけに、質疑応答の応答も素晴らしく、様々な中身の濃いディスカッションが出来るのです。


20)
大阪の「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」は、かなり中身が変わり、
今の時代背景に応じた経営の有り方や、松下幸之助翁の経営哲学を突っ込んで私も講義します。

京セラの稲盛和夫さんは、松下幸之助翁の「ダム式経営」の講演を直接聞かれ、
一途に思い続けることの重要性を理解し、今日のビジネスモデルを築き上げられました。
まさに「指導者の一念」が企業の盛衰を決めるのです。


21)
可能思考研修の基礎コース(SA)では「気づき」を、
変革コース(SC)では「出来ない思考の打破」を、
実践コース(PSV)では「仕事や目標実現の習慣化」を、
30年間、この可能思考教育と可能思考能力の大切さをつくづく感じています。


22)
一昨日は、最先端の心理学や、幻の講話を読んでいました。
昨日は伊與田覚先生の「王陽明」を読み、そして、月刊『理念と経営』でお世話になっている、
野中郁次郎先生の「戦略の本質」を途中まで読んでいました。

1.戦略とは、本質を洞察しそれを実践すること。認識と実践を組織的に綜合すること。
2.リーダーには、理想主義的リアリズムが必要とされる。

様々な歴史的開戦を事例にあげながら、なぜチャーチルがヒトラーを破ったのかなど、
各国のリーダーの特徴などを含めて、日本軍の敗北の要因も学べます。


23)
終章には「戦略の本質」として10の命題が示されています。

 命題1:戦略は弁証法である
 命題2:戦略は真の「目的」の明確化である
 命題3:戦略は時間・空間・パワーの「場」の創造である
 命題4:戦略は「人」である
 命題5:戦略は「信頼」である
 命題6:戦略は「言葉(レトリック)」である
 命題7:戦略は「本質洞察」である
 命題8:戦略は「社会的に」創造される
 命題9:戦略は「義(ジャスティス)」である
 命題10:戦略は「賢慮」である


我々講師は、時代を読み取り、現在位置を確認するためにも、日々自分を確認しなければなりません。
パターン化された研修で満足していては「中小企業の活性化」の使命は果たせないのです。怠けてはおれないのです。

そして、「命題9:戦略は「義(ジャスティス)」である」は、大義のない戦争は敗北するということです。
これからの企業経営には大義が要ります。

10月から東京で「経営理念塾」、大阪で「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」が始まります。
お会いしましょう。

田舞徳太郎
 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年8月23日 19:30に書いたブログ記事です。

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