2016年6月アーカイブ

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

 経営者には、定年もなければ引退もない。
 毎日が戦いだ。動けなくなるまで戦いだ。
 戦い抜いて、戦い抜いて、初めて勝利の栄冠を手にすることが出来るのだ。

 社員の幸せと、お客様の笑顔を得るために―。

 最後の最後まで、心を砕いてこそ、上に立つ指導者と言えるのです。
 幸之助は、94歳まで現役でした。

           木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


1)
田舞塾の7月の教育ケースをまとめました。
6月は芝寿しさんのケース・メソッド授業でしたが、梶谷真康新社長が頑張っています。
7月は物流業の教育ケースですが、この会社のF社長も一代で38億円の企業に発展されています。


2)
9月から第18期の田舞塾がスタートしますが、素晴らしいメンバーが揃い、来年3月にはミャンマーに行きます。
ミャンマーは椙村社長の新工場の見学と現地法人のケース・メソッド授業です。
TT卒業をされてからもずっと勉強をされていて、40数億円の売り上げで4億円以上の経常利益を出しています。


3)
椙村社長は自分に厳しく人に優しい人です。有名な甲府市の恵林寺で早朝から座禅修行をされています。
幹部も育ち、TTコ―ス派遣、社長塾派遣と人財育成に余念がありません。順調に行くはずです。
成功する人は「努力の堆積(努力論)」が違うのです。


4)
一昨日は京都の霊山歴史館で社長塾でした。伊與田覚先生もお元気で、たっぷり1時間半もお話下さいました。
満100歳の誕生日ということで、全員でハッピーバースデーを歌い、水谷さんから花束を渡して頂きました。
本当に伊與田覚先生にお出会いして人生が大きく変わりました。心から感謝です。


5)
宇野哲人先生、宇野精一先生親子は、古典の学者さんですが、親子そろって99歳でお亡くなりになっています。
私が社長塾の参考文献にしている新釈漢和体系にはお二人が出ていますが、
「小学」の勉強は宇野精一先生の解釈で学んでいました。論語の読み方までこの小学には書いてあります。


6)
伊與田覚先生には本当に感謝です。人生の師として先生の教えを多くの皆様方にお伝えしていきます。
人徳の大切さを説かれますが、先ずは私自身が徳を身につけなければなりません。


7)
さて、福島君の「ケース・メソッド授業による幹部育成セミナー」が好評で、ご派遣頂いた皆様方に感謝です。
第1講の教育ケースをご提供頂いた「道頓堀ホテル」の橋本明元専務には、素晴らしい質疑応答を頂戴しました。


8)
人徳の兄・橋本正権社長と才能の弟・橋本明元専務の絶妙なコンビが良い会社をつくるのですね。兄弟愛も素晴らしいです。
初回のテーマは「幹部の役割と責任」でしたが、定員が少ない分意見が多く出せ、「次も派遣するよ」と喜んで頂きました。


9)
後日、橋本明元専務から決算報告を伺う予定ですが、
増収増益でかつ次の新築ホテルの進捗状況をご報告頂きたく思っています。
第三次計画も進んでおり、頼もしい限りです。


10)
今月の13日には、日本初の優れたサービスを表彰する、
第1回「日本サービス大賞(主催:サービス産業生産性協議会(SPRING)」の優秀賞に選出され、
安部総理が表彰式に出席されましたが、なかなか受賞困難なものです。


11)
昨日は大阪で経営理念塾を行ないましたが、
27TTコース卒の内藤さんが「田舞さん、27TTから黒字になりました!」と、歓びのご報告を頂きました。
研修中、「内藤さん、黒字にしてくれてありがとう」を素直にお伝えしました。
やはり、中小企業の活性化、会員企業様100%黒字の使命やビジョンをご支援頂いたのですから嬉しいです。


12)
今回の経営理念塾は第五講で、事例企業は静岡の「たこ満」さんでした。
家業の御菓子屋さんを、今のような素晴らしい企業にされたのは平松現社長です。
理念が素晴らしいですし、1993年のLT研修で作成したビジョンを、2008年には大幅に実現されました。


13)
毎日書き続ける社員さん向けの「デイリーニュース」はすでに9,000通を超えています。
つまり、28年ほど現場社員さんにご自分の考えを書き綴られているのです。
こうした地道な努力が立派な会社を作るのですが、多くの企業は続きません。可能思考能力が低いのです。


14)
あれが駄目だったから、次はこれにしてみよう・・と次々に心変わりをする社長はうまくいきません。
色々とトライするのは大事ですが、「一以って之を貫く」の愚直さがもっと大事なのです。

美辞麗句だけを並べて経営理念と言っている社長や幹部をお見かけしますが、
その経営理念が、どんな大義をもち、どんな付加価値を創るのかが不明確です。


15)
やはり、幹部や社員さんの経営感覚が大事なのですね。
日創研は「経営感覚の涵養」を目的に、可能思考教育や職能教育を行なっていますが、
私の頭は次の教育カリキュラムに向けて試行錯誤しています。
「中小企業の活性化」「会員企業100%黒字」意外は、すべてを投げ捨てこの道一筋で生きていきます。


16)
お陰様で日創研には多くのご支援下さる方々がいます。
一昨日の社長塾では、「徳」「仁・義」などの講義の時、
起業家養成スクールのチューターさんや、TTコースのファシリテーターさんを前に、
「果たして、起業家養成スクール生に恥じない自分か?TT生に恥じないファシリテーターか?」と申し上げました。


17)
チューターの藤内さん、小林さん、高橋さんは、
起業家養成スクール生の前でも立派な人徳を積むべく学んでおられますし、
ファシリテーターの大橋さん、千村さん、山内さん、島ノ江さん、武澤さんも、
TT生に恥じない人間に向けて論語を学んでおられます。
個人の教育カリキュラムは人徳を積む研修をご提供し、主として日創研は組織向けに多くの研修を導入しています。


18)
7月以降、各地でマネジメント養成6か月コース、業績アップ6か月研修、実践ビジネススクール、
コア・コンピタンス経営(業績アップ上級コース)、田舞塾、営業スキルアップなどを開講しますが、
究極は、
1.「理念と経営」
2.「論語とそろばん」です。経営で失敗しては多くの人を不幸にします。

上滑りな経営は禁物です。勉強は一時的な苦労ですが、勉強しない苦労は一生続きます。

私も伊與田覚先生の弟子として恥ずかしくないように、毎日毎日「新釈漢文大系」で学び続けています。

田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

「資源は無尽蔵と考えた方が、気が楽やで、木野君」
あるものがなくなれば、必ず代替え物が発見されてくるものだと、
幸之助は考えていました。

人の智慧は無尽蔵です。
心が無から有を生むのですから。

だから心を清らかに美しくして、
「お客様の心に華を咲かせたい」と、幸之助は念じて経営をしていました。

             木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


1)
6月15日は、恩師の伊與田覚先生満100歳(数え101歳)のお誕生日でした。
29TTコースが終わり、翌日の経営指南塾の準備をしてご自宅を訪問しました。


2)
伊與田覚先生はさすがに気丈にされておられ、お元気でした。
13年前にお出会いした時のことを話され、山を下りた時のご様子などをお話し下さいました。


3)
先生の「あなたたちに出会えてよかった・・・・・・」のお言葉に、思わず涙が出ました。
私のことも色々と理解して下さっていて、まるでご自分の子供のようにお話しをして下さいました。
まだまだ至りませんが、伊與田覚先生に受けたご恩をお返しできるまで、
先生には元気でいて欲しいというのが本音です。


4)
私はこの13年間、社長塾の折にタクシーでお迎えに行き、その道中で色々な事をご教授賜りました。
「口伝」とでもいうべきお言葉ですが、書物に書いていない事をたくさん学ばせて下さいました。
そして、奥様からは「道を求めて生きることの厳しさ」を、妻の立場から教えて下さいました。


5)
今以上にお元気な時にはよくご自宅を訪問させて頂き、
父親に甘えるような気持ちで理解できない文章の意味をご教授賜り、先生のお勧めの書物も丁寧に読みました。


6)
社長塾を担当する川本さんや福島君は昼頃にお祝いに行ってもらいましたが、
この二人に「田舞さんを支えて下さいね」と、お手を合わせて依頼されたと聞き、本当に光栄に思います。


7)
伊與田覚先生がご立派なのは、満100歳にして、
小学校の教師時代の担当生徒3人から、お祝いが届いていたことです。


8)
山形の生徒さんは「さくらんぼ」、大阪のお菓子屋の生徒さんからは「特別なケーキ」、
山から下りて困っておられた伊與田覚先生をご支援された生徒(石津さん)はご訪問でした。


9)
石津さんは江坂に本社を構えておられ、そこを論語普及会のオフィスに提供されていました。
伊與田覚先生への社長塾のお願いは石津さんの会社が最初でした。


10)
石津さんも我々を応援下さり、当時お元気だった奥様も、先生に「あなたの役目でしょう!」と言われ、
我々の意図を汲んでご支援下さいました。「三顧の礼」について私が無知な時でした。


11)
きっかけはパナソニックの4代目社長の谷井様でしたが、
「田舞君、僕からも勧めるよ!」と、何度か伊與田覚先生にお願いをして下さいました。


12)
谷井4代目社長は、経営問答塾の木野親之先生のご縁からです。
木野親之先生と谷井4代目社長とご一緒にお食事をしている時、井上靖先生の遺作「孔子」の話題がきっかけでした。


13)
すべての出会いは、そのご縁を創って下さる「先縁」のお蔭です。木野親之先生のお陰であり、
谷井4代目社長のお陰であり、その「先縁」のご恩を決して忘れてはならないと思います。


14)
80年前の教え子が作ったお誕生日ケーキのローソクに火を点け、そのケーキを真ん中にして写真を撮って頂きました。
伊與田覚先生が吹き消して拍手をし、伊與田覚先生とご一緒にケーキを食べながらお出会いの時の話をしました。


15)
伊與田覚先生のお言葉です。
「山から下りてきたときは、論語に興味を示すものは皆無だった。
 今、時代が変わり、こうして「論語ブーム」になったことは日本国家が健全だという証拠だね」


16)
伊與田覚先生は子供さんに恵まれておられます。
優しい面倒見の良いお嬢様や、お孫さんに恵まれ、ご一緒にお住まいされていることも長寿の大きな要因です。


17)
親の面倒を見ない家族が多い中、お嬢様は今日の日まで「冷や冷や」されながら待たれていました。
今日のお嬢様もお孫さんも、本当に晴れ晴れとされて、満100歳を迎えられたことを慶んでおられました。


18)
「田舞さんね、親の恩・師の恩・自然の恩が一番大事なんだよ!」
自然の恩というお言葉にハッとさせられるものがありました。
自然の摂理を人間は甘く見て、不自然な事をたくさんしているのです。
自然の摂理=天理です。


19)
「田舞さん、天が分からなければ中庸は紐解けない・・・・」数年前に中庸の質問をした時のお言葉です。
先日、私の大切な友人に「死生命有り富貴天に在り・克己復礼」の色紙を書きましたが、
「自然の恩」というお言葉で、何か腑に落ちるものを感じました。


20)
早速帰宅して中庸を開きましたら、
「貧賤に素しては貧賤に行い、富貴に素しては富貴に行う」の文章に出会いしました。素行自得です。


21)
話はそれますが、東京都の舛添要一知事は、私が36歳の頃は東大の助教授で、青年会議所で色々と教えられました。
かばうつもりはありませんが、早くに父親を失い、女手一つで育てられ、貧賤からの脱出で必死に学ばれたのです。
助教授時代は決して豊かではなく、それでも我々JCメンバーに親切に教えて下さいました。


22)
今回の問題は、舛添知事は「富貴に素して富貴に行わなかった」からだと思いました。
私は非難する気持よりも、私も似たような事をしていないかを学ぶべきだと思いました。


23)
お金がなくて貧乏な時には必死に勉強し働きますが、
問題は富貴になった時にどんなお金の使い方をするかが問われるのです。
どんなに富貴に恵まれても、福を使い尽くさない気持ちを失うと禍が生じます。
舛添さんは他山の石だと思いました。


24)
伊與田覚先生の偉大さは、お金を追いかけたことが一度もない人生だったことです。
そして、貧しさを恥とせず、道を求めないことを恥じとされました。
素行自得の精神を忘れず、貧賤に素しては貧賤に行い、富貴に素しては富貴に行う。今一度深く考えてみます。


25)
私は恩師に恵まれました。
小学校の先生も貧賤に素しては貧賤に行う恩師でした。
中学校の先生も貧賤に素しては貧賤に行う恩師でした。

「修身教授録」の森信三先生も、仏教詩人の坂村真民先生も、伝記作家の小島直記先生も、
そして、道元禅の師匠・田里亦無先生も、皆様お金を追わずに道を求め続けた方々ばかりです。

伊與田覚先生は渋沢栄一の「論語と算盤」は一体の物だ!と月刊『理念と経営』で書いておられます。
中小企業の活性化に向けて、そして、伊與田覚先生からの二つのお言葉通りに今後も頑張ります。
伊與田覚先生にご縁を頂けたことは本当に光栄なことです。もっと学んで伊與田覚先生の教えを守りたいと思います。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

「資源は無尽蔵と考えた方が、気が楽やで、木野君」
 あるものがなくなれば、
 必ず代替え物が発見されてくるものだと、幸之助は考えていました。

 人の智慧は無尽蔵です。
 心が無から有を生むのですから。

 だから心を清らかに美しくして、「お客様の心に華を咲かせたい」と、
 幸之助は念じて経営をしていました。

               木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。

1)
先般、滋賀県高島市にある「藤樹書院」に30数年ぶりで行きました。
前回は青年会議所の講演の際にご案内された時のことでしたが、心洗われる気持ちでした。


2)
神社や記念館にも参りましたが、藤樹書院が最も心が落ち着きました。
「翁問答」など、何冊かは読んでいましたが、今回は中江藤樹の「大学解」を手に入れるためでした。

3)
社長塾では、伊與田覚先生の後に「論語の講義」をすることをお許し頂いておりますが、
私の今後のライフワークとして、自分を磨くためにもこういう場を与えて頂いた伊與田覚先生に感謝です。
寸暇を惜しんで明治の森・箕面国定公園内の時習堂に通い、箕面文庫で日々自らと向き合っています。


4)
伊與田覚先生にも色々とお尋ねしご指導頂いていますが、
やはり、「自分の努力で獲得したものでなければ本物ではない!」という暗黙のご指導です。
安易な学びはインスタントなのですね。恩師の名を汚さぬような生き方が求められます。


5)
藤樹先生の「大学解」は、西晋一郎先生の解釈がついていますが、
少し、「大学」の誠意という意味や、正心とのつながりが分かってきました。
「格物」は色々な解釈がありますが、藤樹先生は「五事を正す」ことだと述べています。


6)
昭和14年の書物ですので、難しい文字が多く、立ち止まり、考え込みながら本を開いています。
ただ、いつも思うのですが、若い頃に通信教育で学んだ体験が生きています。
なかなか答えが出ずに孤軍奮闘しましたが、今頃役に立っています。人生に無駄はないのですね。


7)
同じ高島市に日本創造教育研究所のご受講生の企業様があり、そこの会社様にもご挨拶をしてきました。
既に20数年お世話になっています。社員さんだけではなく、ご家族全員が可能思考教育を受けて下さっています。


8)
アポイントもなしに参りましたが、訪問すると現社長が驚いておられました。
20数年赤字なしは「日創研で学んだことを愚直に守ったからだ」と言って頂き感謝です。


9)
お父様やお母様の会長ご夫妻も駆けつけて下さり、久しく話ましたが、やはり、基礎コースが話題になりました。
お母様は私の基礎コースで、「私はね、田舞さんにこう言われたのよ!」と笑顔で言われましたが、
当時は私も若く、「申し訳ありません!」と、身が縮む思いでお詫びを申し上げました。


10)
高島市には、岸田社長様の会社もありますが、土曜日だったこともあり、
次に藤樹書院に行った折に訪問したいと思います。本当に30年を迎えて、お一人お一人に感謝です。


11)
今週は29TTのTAプレゼンテーションの前半日程でした。
今年初めてのファシリテーターも緊張しながら必死で頑張っておられ、とても頼もしいです。


12)
また、ベテランファシリテーターはさすがで、本質を突いた言葉を発しておられました。
ファシリテーターの方々は非常に勉強熱心で、色々な研修を学びながらの役割です。根底に愛があります。


13)
研修中に末武専務と取締役の梅原君と、研修のコンセプトについて議論をしました。
日本創造教育研究所は、個人に焦点は当てていません。企業であり、会社であり、組織です。
だから、あえて、基礎コースでも「個人のビジョン」は扱いません。「The目標設定」「PSV(実践)コース」でも同じです。


14)
私は若い頃から色々なセミナーを受けたり、経営学の本を読んだりして自分を鍛え、魅力ある社長を目指しました。
ですから、自分が受けたセミナーを、幹部や社員さんにも積極的に受けてもらいました。
ところが、受けた社員さんが変に自信を持ち、過信となり、なかなか定着しないという痛い目に遇っています。


15)
しかし、教育しないと人は育ちませんから、どのように組織と個人が共に幸福になるかを考え続けました。
調理師学校の教育カリキュラムが久しぶりに出てきましたが、何と「人間教育」「経営感覚の促進」など、
今の日本創造教育研究所の根柢に流れるものになっていたのです。


16)
特に、中小零細企業はほとんどが同族で、中には自分たちさえよければ良いという経営者もいます。
働いてもいない奥さんに給料を支払い、社員さんには満足なお給料を払っていないという悪質な経営者もいます。
日本創造教育研究所は、そういう経営者にはかなり厳しいです。


17)
しかし、日創研で真面目に学ぶ方々は本当に真剣に社員さんの幸福を考えています。色々と苦悩しています。
だから、労使という言葉は一切禁句です。社員さんも、幹部さんも、社長も、ビジネスパートナーと呼んでいます。


18)
中谷社長様は29TTでプレゼンテーションに臨まれましたが、最後の実習の後少し話あいました。
社員さんを大事にし、社員さんの家族まで配慮するという哲学です。日創研を導入されたのは弟さんです。
中谷さんは社長塾が初めてですが、基礎コースなどは拒否されていたのです。


19)
ところが、可能思考教育を導入し、色々な職能研修を受けていく中で、会社が成長・発展していったのです。
6名の社員さんが、現在は50数名を超え、売り上げに対する経常利益率が13.5%で、今年は1億円とのことでした。
先般の「Only社長就活」でもビジョンを話され、女子学生を一名獲得されたという報告でした。


20)
海外にも拠点を二カ所つくり、今後は今の独自の製造機器を海外に積極的に展開するそうです。
社員さんにも夢があり、中谷社長もビジョン経営沖縄セミナーで明確にされています。
つまり、社長力・管理力・現場力の三位一体の、働く人の喜びと、業績の良い会社を創るのが「中小企業の活性化」です。


21)
個人に焦点を当てているセミナーもありますし、日創研に対してもそんなニーズもありますが、
私は、働く社員さんが幸福で、業績もきちんと上がる中小企業を創ることが目的です。
多くが現在の個人主義的価値観に阿っていますが、日本の個人主義には疑問を抱いています。


22)
アメリカは個人主義ですが、自由であると共に「自己責任」「義務」が強く求められます。
日本は、個人の自由は認めろ!責任は国だ!会社だ!行政だ!と、まさに責任回避の個人(わがまま)主義です。
日創研は、絶えず、機能対組織と共同体組織のバランスを取りながら、組織と個人のウインウインを目指しています。


23)
しかし、研修を効果的にするには、1.経営者が尊敬され、2.幹部が熱意をもって人を育てる意識を持つことが大事です。
3.社風の問題も重要であり、業績の課題もあります。まさにTTコース「企業内教育インストラクター養成コース」は、
そうした受け入れ態勢の整備を行うためのものです。魅力ある会社にしなければ人財が枯渇します。

個人の能力が活かされるような「場づくり」が必要です。
まさに、「採用、やる気、やり方、やる場、評価」の善循環が求められていると思います。

来週は、今週に続いてTAプレゼンテーション後半日程です。皆様方に感謝です。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。


1)
今回の田舞塾の教育ケースを提供して頂き、福島君の取材にも応じてくれた、梶谷真康現社長に御礼を申し上げます。
また、企業訪問をご受諾頂き、たくさんの幹部を集めて下さった梶谷会長に感謝です。

初日の企業訪問では、芝寿しさんの工場見学をしましたが、まさに30数億円を投資し、社運を賭けた工場は広く、
今後「冷凍米飯事業」を日本全国・アジアに広げるという真康現社長のビジョンを強く感じました。


2)
十数年間、梶谷会長と一緒に「ビジョン経営沖縄セミナー」で描いてきた構想だけに、
我々日本創造教育研究所にも責任があります。大成功を祈って皆さんが本音でディスカッションして下さいました。


3)
特に企業訪問の際は、財務診断と社風診断と共に、幹部さんの面談も必ず行います。
私のグループには宮田さんという方がいて、慶應義塾大学出身の才媛でした。笑顔が良く応対が最高でした。


4)
今年のビジョン経営沖縄セミナーには、現社長と幹部が参加され、
旧工場の二倍もある広さの非効率さを相談して下さいました。現社長が悩みを見せることはあまりなく、
出来立てだけにうまくいかない所があり、相談を受けて大阪の親父としてとても嬉しかったです。


5)
芝寿しさんの笹寿しは、TTコースの時のお弁当でも、ご受講生の皆さんが喜んで食べられます。
音羽も見習わなくてはなりませんが、材料費を思い切って使い、他の経費を効果的に活用して、
どこにも真似の出来ないような美味しいお料理のビジネスモデルを創っておられます。


6)
私は、現社長に「オぺレーションの問題だから心配いらないよ!」と言って励ましましたが、
100億円の売上予測に基づいて設計されているいるだけに、田舞塾の方々は工場見学して、
1.オペレーションの仕組みを変える、
2.マネジメントの問題
3.販売チャネルをつくっての売り上げ増強策
4.幹部育成など、様々なアドバイスをして頂きました。


7)
人生は、必ず苦労をするように出来ています。楽しいことばかり続く人生は絶対にありません。
問題は、苦労にも耐えうる人間力を磨くことであり、
38歳の現社長には「苦労は人生のチャンスだ。買ってでもしなさい!」と伝えました。


8)
今回は真康現社長が主役でした。三代目社長として、芝寿しを成功させた「現会長」を如何に最大活用するか?
芝寿しの「強み」の時に貴重な意見を頂きました。田舞塾の皆様方のアドバイスはさすがだと思いますし、
改めてケース・メソッド授業の凄さと「実学」を見直しました。


9)
社長力とは、経営資源の活用能力です。
私の経験上、今の日本創造教育研究所の成功は私の努力が「10%」であり、
残り「90%」は人様の智慧であり、ご受講生の方々のお蔭であり、働く皆様の力です。


10)
ただ真康現社長にも、起業家養成スクール生にも伝えているのは、「甘えるなよ!」ということです。
一年間、彼ら彼女らは必死に「自助努力」を叩きこまれ、必死に自分と闘って自律することを学んできました。


11)
先般も、能勢幹事長がシリコンバレーに25名で行っており、孤独に戦う「山本君」に大いに刺激されたようです。
私も若い頃は生意気でしたが、先輩に引き上げられて今があります。
若い彼らの芽を摘むことはなるべく避けて、我々は経営資源の一部となって「肥やし」を与えていきたいと思います。


12)
若い頃は、どうしても才に走ります。当然と言えば当然です。親孝行は父親を安心させることだからです。
起業家養成スクールを出た青年社長たちは悩みを抱えながら、親に心配させたくないという心理が働くのだと思います。


13)
ただ、才だけでは経営は出来ないことを、早い年齢で気づいた後継社長がうまくいっています。
真康現社長には、金沢出身の哲学者「西田幾多郎先生」の「善の研究」を読むことを勧めました。


14)
第5章の『知と愛』に強く記憶に残っている言葉があります。

『知は愛、愛は知』

「親が子となり子が親となりここに始めて親子の愛情が起るのである。
 親が子となるが故に子の一利一害は己の利害のように感ぜられ、
 子が親となるが故に親の一喜一憂は己の一喜一憂の如くに感ぜられるのである。」

親は子を知り、子は親を知る。つまりお互いが知りあうことから善は出発するのです。
社長は社員さんを知り、社員さんは社長を知り、お互いを思いやりながら愛を育んでいくのです。

15)
立派な人物(社長)になるには、中国の古典の『大学』の三綱領にある
1.明明徳「天に与えられた明徳(SA研修では素晴らしい価値)を明らかに自覚することです。」
2.親民「立派になった自分に自己満足することなく、自分の部下や家族を愛し幸福にすることです。」
3.止至善「明明徳と親民を日々の生活の中で実践し続けること。「至善に止まる」と解釈しても良いと思います。」


16)
もう一つ「至善に止まる」の解釈があります。

人君(社長)と為っては仁(思いやり)に止まり、
人臣(部下)と為っては敬(うやまうこころ)に止まり、
人子と為っては孝(親孝行)に止まり、
人父と為っては慈(いつくしみ)に止まり、
国人(知り合い・友人)と交わっては信(まこと)に止まる。


17)
そして、至善に止まるには、意(こころばせ)を誠にし、心を正しくすることが大事です。
ところが、人間はなかなか心を正しくすることが出来ません。私などは特にそうです。


18)
第一が忿怒(ふんぬ・怒り)です。怒りが過度の感情に影響されて、心は正常・中正を失ってしまうのです。
第二が恐懼(きょうく・おそれおののき)です。冷静さを欠き、正しい心の状態を失い、明徳が曇るのです。
第三が好楽(こうごう)です。好み求めることがあれば、心は不均衡となり正常な状態をくずします。
第四が憂患(ゆうかん)です。憂い患うことがあれば、心が偏りアンバランスになるのです。


19)
つまり、一身の主体である「心」が色々な迷いに覆われてしまうと、本来の善の姿が見えなくなるのです。
身を修めるには、まず心を正さなければならない所以であり、そのために雑念に囚われないように、
私は28歳から鎌倉に行って田里亦無先生に道元禅の教えを習い、今でも座禅し続けています。


20)
また、伊勢の修養団に2月の寒い時に毎年行き、五十鈴川で禊(みそぎ)をしました。水が痛い中を心を正すために鍛錬したのです。
当時、99歳の中山先生の指導で、蝋燭を見つめながら心を正したものです(もちろん、まだまだ成長はありませんが)


21)
伊與田覚先生には、父親のように「愛されている」という実感の下で、四書五経をお教えいただいています。
今年で13年目ですが、信頼してているということを、伊與田覚先生はさりげなく伝えて下さいます。
「田舞さん、あの文字は綺麗だった!」という承認の一言が、天にも昇るような気持ち(頑張ろう)になるのです。


22)
伊與田覚先生は、人徳が大事だ!小手先の才能だけで経営するのではなく、徳(仁義礼智信)の経営が大事だ!
タクシーの中でいつも「生きる基本」を優しく諭して下さいます。
どんどん伊與田覚先生のように、徳の高い人物になろうというのが今の目標です。

私は長男にも次男にも「親子は二人三脚だそ!」どっちが転んでも地獄が待っている。
お互いに相補うことが大切だ!と伝えています。
松原社長にもまだ若い末武専務にも言いつづけています。

日本創造教育研究所では、「共に勝つ」という価値観を可能思考教育で体験してもらっています。
月刊『理念と経営』でも、社長力・管理力・現場力の三位一体論を展開しています。


23)
「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」
論語にもありますが、中庸では「三達徳」と言って五徳との因果関係が述べられていますが、
なぜ知者は惑わないのか、なぜ仁者は憂えないのか、なぜ勇者は懼れないのかが、少しだけ分かってきました。

やはり、何事も継続が第一ですね。それを日本創造教育研究所では「量質転化の法則」と講義しています。
安永祖堂ご老師の公案の教えから学んだものです。

人間はどんなに優れた人でも未完成で終わります。
しかし、たとえ未完成に終っても、一歩でも半歩でも完成に近づくように努力するのが人間として生まれた役目です。


24)
芝寿しさんは来年で創業60周年です。創業者は徳の経営をされてきました。
その「三方よし」の精神をさらに4代目、5代目に受け継いで頂き、
まさに100年企業の礎を築くことが真康現社長の天命であり、それを支えるのが死ぬまでの会長の天命だと思います。
親子は一蓮托生です。芝寿しの益々のご発展を祈ります。

本当に感動した田舞塾のケース・メソッド授業でした。

田舞徳太郎

■■■ 田舞徳太郎通信 2016年 19号 ■■■■■■■■■ 日本創造教育研究所 ■■■

『事後の百策よりも事前の一策が大事なのです 』

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2016年 6月 3日 ■■■


●今日の教訓

「君、信用が商売発展の基礎やいうこと覚えときや」
 若い私に幸之助が教えてくれたことです。

 ファクシミリの成功は、
 この信用を重んじたことから出来上がったのです。

 幸之助は自分だけよければいいというような経営者ではありません。
 全世界の人たちのために尽くす経営が信用を生んだのです。
 ファクシミリの国際企画が出来たのは幸之助のこの一念からです」

            木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06?6388?7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。

1)
東京経営問答塾が始まりました。
ある幹部社員さんが社長の代理で出席していましたが、今大きな困難を抱えておられ、
早速、問答の時に「時短と賃金」の関係を質問していました。


2)
どの中小零細企業でも人手不足による賃金の高騰と、時短の問題で苦しんでいます。
この会社は顧客満足と従業員満足をテーマにして経営していますが、
それだけに「時短と賃金の低下」の両方で社長が苦しんでいるのです。


3)
この会社は、売上に対しての歩合給が支払われていますから、
時短すると、たちまち「賃金」が低下します。今のまま時短をしなければ労働基準局に拘束され、厳しい処置が取られます。
まさにこうしたジレンマを中小零細企業は抱えているのです。お目こぼしが通用しなくなります。


4)
この相談をお聞きして、木野親之先生がその幹部社員さんに手厳しい質問をしました。
「あなたは時短の実行を決意していない、まるで他人事に考えている!」
この会社は社長と幹部が一枚岩になっているだけに、私もやんわりとアドバイスしました。


5)
「あなたの会社の社長は、「労働基準局」が入ってから、ほとんど寝ていないよ。
 こういう時こそ、幹部社員さんが自分の問題として考えガンバろう」と声をかけました。
まさに苦難の時こそ、社長と幹部社員さんが一体となるべきです。
幹部さんは27TTコース修了生なので、私もよく分かっています。
ぜひ、一致団結して苦難を乗り越えて頂きたく思いました。

幹部はボロボロ涙を流されていました。本当は代理参加した幹部も苦しんでいたのです。


6)
ミヤザキの山之上社長にも「何か解決策はありませんか?」と質問を求めました。
具体的なヒントをいくつか頂戴しましたが、さすがに成長企業の社長は「明確」でした。

1.お客様のご支援を仰ぎながら効率を高める。
2.時短のために人と車を増やす。
3.社員さんの協力を仰ぐ。
山之上社長の発言は、様々な苦難を乗りきってきた体験と知恵からの発想です。


7)
また、「The目標設定」でビデオ上映をしている真田ジャパンさんにもヒントを頂戴しました。
五月女社長は、「あくまで法令を順守し、その上で具体的方策を決める事」と、
まずは法令順守に力点を置いたアドバイスでした。


8)
ゼンリン東海の石原社長にもヒントを求めました。と同時に、新規事業の成功の具体策の事例も発表頂きました。
石原社長の会社は2005年にスマホによる「Googleマップ」で危機感を持ちました。
幹部社員さんと社員さんが次の事業を必死に考えて、今は地図の利益はゼロで、すべてを新事業が稼いでいます。


9)
木野親之先生のコメントもありましたが、松下幸之助は与えられた条件内で成果を創られたそうです。
中小企業も苦しいだろうけれど、知恵と創造性を高め、全員が経営者感覚を持つことを勧められました。

 

10)
私の答えは、「事後の百策よりも事前の一策が大事です」という結論でした。
多くの会社は起こったことの対策ばかりを議論していますが、そんな会社は生き残れません!
事前の一策を議論する社風にする必要があるということです。そのために「経営感覚」を全員が持つべきです。


11)
千葉の江口会長もご参加くださいました。江口会長は非常に義理堅く倫理観をもっておられ、
千葉北経営研究会の洋服屋さんの経営が苦しいことを知り、みんなでスーツを創ろうと呼びかけています。
非常に男気があり、私もそれに応えるべく「2着」を注文しました。


12)
私は、経営者は1.義理堅さと、2.面倒見の良さ(情)が大事だと思っています。
困っている人には常日頃から手をさし述べる気持ちが必要だと思うのです。
今回の参加者の方々は、皆様義理堅さと情に厚い人たちばかりでした。

 

13)
さて、古永講師の「実践マーケティング塾」のレジュメと宿題を見て安心しました。
初めての講座であり、マーケティングだけではなくデザイン思考の概念も取り入れています。
とくに、古永講師ファンが多く参加されており、29TTのファシリテーターの応援もあります。


14)
恐らく講義の時間が短すぎたのではないかと思いました。
特に、多くの中小企業はセリング思考に慣れていて、思考回路がマーケティングになっていません。
セリング思考からマーケティング思考にどう慣れていただくか?古永講師の苦労を感じました。


15)
最悪もう一か月延長ということも考えなければならないと思いました。
顧客志向の「4C」と、顧客志向「4P」はマーケティングに欠かせないものです。
小林製薬の「アンメルツ」はヒット商品であり、寿命が50年以上も続く長い商品です。


16)
なぜ、このアンメルツの商品寿命が長いのか?
まさに顧客志向であり、繰り返し繰り返し「マーケティング」をしてきたからです。
多くの場合、売り手の論理、 作り手の論理でものごとを発想しているからうまくいかないのです。


17)
月刊『理念と経営』も編集部がずいぶんと苦労をしています。私は毎号開く時にドキドキしています。
私は「本づくり」は素人ですが、顧客視点で創られているかどうかがいつも気になります。
同じパターンだと読み手は飽きますし、絶えず、顧客を意識した知恵と創造性が必要になるからです。

 

18)
シャープは人事問題で現在のような苦境に立たされているという一面もありますが、
まさに「マーケティングの失敗」です。液晶に力点を置き過ぎて、韓国のサムスンに敗北したのです。
パナソニックはテレビの一部分から撤退を決めましたが、津賀社長はマーケティング感覚をお持ちなのです。


19)
28TTコース修了の豊川さんが経営問答塾に参加されています。極めて稀有な人で、論点がいつも明確です。
先般ある講師の話を聞き、私も非常に不満を感じましたが、彼は明確に論理的に酷評していました。
私も色々と教えられるところがあるのですが、東大卒の元ジャーナリストという驕りは微塵もありません。


20)
また、今回は会員企業様の問題で、
29TTコースの古瀬ファシリテーターに相談に乗っていただいています。
改めて日本創造教育研究所の財産は、会員企業様だと思いました。
我々は全部を理解しているわけではありません。自分たちの不得意は専門家に支援を求めるべきです。


21)
私は傲慢なところがありますが、そうした点では謙虚です。
問題解決が目的であり、自分の変なプライドを守ることが目的になってはいけないと思います。
孔子は「下問を恥じず」と述べていますが、分からぬことは多くの意見を聞くべきです。


22)
木野親之先生もお元気に問答に答えておられました。もうすぐ満90歳になられます。
債務超過企業を再建し、松下幸之助翁に44年仕えられた人です。
芝寿しの梶谷さんがわざわざ金沢から上京された件もすぐに了解を頂きました。


問答でも申し上げました。人間の基本は「孝悌忠信」です。
親に孝行し、目上は尊重し、 自分にも他人にも誠を尽くして生きていく、経営問答塾の多くの皆様方に教えられました。
今日から福岡特別基礎コースが始まって、新しい出会いに緊張と喜びで複雑です。

田舞徳太郎

 

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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