巨木風強し(逆境に挑むワタミの渡邉美樹創業者の本音の講演に多くが泣いた)

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親愛なる皆様
お元気ですか。
          
●今日の教訓

 幸之助は社員を大事にするだけでなく、
 物心両面の豊かさがが大事だと考えていました。

「人間は精神的満足だけではあかん。生活があるんやから、
 給料もガバッと出さなあかん。
 その為には、三人の仕事を二人でやったらええんや」

 つまり、創業者はバランス感覚が優れた人でした。
 だから、会社の生産性をあげていったら、
 いくらでも給料は高く払っていけると考えていたのです。

         木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

お送りいただいたメールに返信が出来ていません。お許しください。


1)
新春経営者セミナーを無事に終えることが出来ました。
あいにくの雪で、飛行機や電車などの交通機関が一部麻痺しましたが、
全国各地から多くの方にご参加頂きました。


2)
各TTコース修了の皆様や、日創研経営研究会の各地会長・事務局長・本部役員、
「理念と経営」経営者の会や、月刊『理念と経営』の読者の皆様、
起業家養成スクールの皆様には心よりお礼を申し上げます。


3)
毎回思うことですが、今回も中身の濃い新春経営者セミナーでした。
特に、1TTコースから28TTコースの方々の同窓会に走りながら顔を出しましたが、多くの励ましを頂きました。


4)
また、能勢幹事長率いる起業家養成スクールOB・OGの「明徳会」の方々にも再会し、
その成長ぶりを心から嬉しく思いました。


5)
ワタミの創業者であり、参議院議員の渡邉美樹さんには、
二期連続の赤字決算の事情をあえて本音でお話し頂き、
旭川から参加された工藤さんなどは涙がとまらず、ずっとハンカチで涙を拭いていました。


6)
私も涙が止まりませんでした。なぜ、二年連続の赤字が出たのか?
「失敗の10の原因」は他人事ではありません。我々事業経営者が最大学ぶことでした。


7)
以前、田舞塾でご講演と質疑応答をさせて頂き、吉野家さんの事例を紐解きながら、
ワタミの成功の要因なども聞かせて頂いておりましたし、新春経営者セミナーも8回目のご講演でした。


8)
8年前には、講演だけではなくあまりの業績の良さや生き様をお聞きして、
「田舞さん、俺、新春経営者セミナーに来なければよかった!」という不満とも言えぬお声を聴きました。


9)
理由を聞くと、数人の方々は渡邉美樹さんとご自分を比較されたようです。
カンボジアの学校づくり、ビジョンの凄さ、人間的魅力、発展する企業経営、生き様と、
「完璧な講演」だけにご自分と比較して落ち込まれての言葉でした。


10)
同じ人間として生まれて、同じ企業経営者として、渡邉美樹さんはあまりにもまぶしかったのです。
鹿児島の今別府産業の社長に「来年もお呼びしたい」話したら、
「定点観測する意味でも素晴らしい」と述べて下さいました。

 

11)
私は渡邉美樹さんのご講演のお言葉を記録していますが、
「努力をお天道様がみている」
「必死に働けばだれもが成功する」・・・たくさんの言葉に参加者全員が励まされました。


12)
今回は、「禍福は糾(あざな)える縄の如し」というお言葉がありましたが、
老人ホーム売却の理由や、二年連続の赤字の原因をお話される姿をみて、改めて尊敬の意を強くしました。


13)
ここまで自社の内幕を話すのか?と思うぐらい、赤裸々に語って頂きましたが、
渡邉美樹さんの誠実なお人柄、生き様、逆境に立ち向かう決意に全員が心打たれました。


14)
前回の参議院選挙では、我々日創研もご支援申し上げましたが、
次の選挙にはもっともっと応援したいと思いましたし、
経営のすべてを知った人が政治をするべきだと思いました。


15)
特に、失敗の10の原因は本質をついたお話で、頭をガツーンと殴られたような体験でした。
一番目の原因は業績も良く全員が安心していた。「安心しては経営にならない」という言葉でした。


16)
実際に私は、年に一度は故・小島 直記先生の奥様の老人ホームにご挨拶に行っていましたが、
そこがワタミさんが経営していたホームで、奥様はずいぶんと満足されていました。

 

17)
しかし、言われるように、どんなに業績が良くても幹部が安心してしまってはダメですね。油断禁物です。
日創研も今年創業30年を迎えますが、創業の原点に戻らなければ、40周年・50周年を迎えることは出来ません。


18)
順不同ですが、二番目の原因は「PDCAサイクル」がうまく回らなかったということでした。
福岡のマネジメント養成6か月コースが始まりましたが、やはり経営の基本はマネジメントです。その欠如が赤字の原因です。


19)
三番目の原因は全社的に「一円のこだわりがなくなった!」ということです。
「水、おしぼりなど、無駄に気づかない」とおっしゃっておられましたが、日本創造教育研究所も要注意と感じました。


20)
四番目は財務意識の欠如ということで、なぜ介護事業や老人ホームを売却されたのかが分かりました。
リースの会計基準が変わり、長期リースも負債の部に参入することが2008年に法制化されたのです。


21)
失敗の原因10項目は全部は述べられませんが、最後のお話がさすがに渡邉美樹さんらしい言葉でした。
「禍は福なのだ」「100年先に、あの2015年の問題が起きたから現在がある・・・」そう言える会社にすると宣言されました。


22)
どんなに逆境に立たされても、カンボジアに学校をつくり、子供たちを育て、自立支援を行い、
政治の世界でもどんどん活躍している映像をみて、言葉では表現できない感動でした。


巨木になると風当たりが強くなります。渡邉美樹先生のさらなる飛躍を祈念しました。


田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2016年1月23日 19:10に書いたブログ記事です。

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