「志」を追いましょう。大村教授のノーベル賞受賞で確信しました。

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親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

幸之助は、大事なことは人に教えを請いつつ、
何ものかを悟り続けるという生き方をしていました。
話すことを3割、聴くことを7割とし、
何事にも関心を持って学び続けたのです。
そして、単に学ぶということではなく、その後は深く深く思索にふけり、
自分の納得のいく答えを探し続けたのです。
すべての経験が教科書であり、すべての人の教えは参考書でした。

           木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

メールの返信が出来ていません。お許しください。

1)
今年のノーベル賞の受賞者発表が5日から始まり、
生理学・医学賞に大村 智・北里大学特別栄誉教授が、
6日には物理学賞に梶田 隆章・東京大学宇宙線研究所所長が選ばれました。
これで日本人のノーベル賞受賞は2年連続で、通算24人目です。
日本国家の誇りであり、我々国民を励まして下さいます。
まさにご努力の賜物であり、心から嬉しく思いました。


2)
人間は人様に希望を与えるような存在にならなければなりません。
大村教授のテレビでの記者会見をウキウキしながら見ていました。
まさに太陽のような存在ですね。最高の人生に拍手です。


3)
大村教授は山梨県韮崎市の農家の長男に生まれ、
お父様が青年団の代表など、村の顔役のような存在で、
跡取り息子だけにコメ作りや養蚕などの農作業を徹底して仕込まれながら、
「人間とはこうあらねばならない」と父の哲学を聞きながら育ったそうです。


4)
農作業は計画的な仕事で、
いつ何をすべきか、時機を逸することはできませんから、
研究の計画性を農作業から学ばれたといっても良いでしょう。


5)
また、山梨大学進学時には化学を学ばれ、
大学卒業後は都内の工業高校の夜間部の教師に赴任されました。
工業高校の生徒たちは昼間に働いて、手に油汚れをつけたまま、夜は鉛筆を握って勉強するのです。
その姿を見て、自分は怠けていたのだ。もっと勉強したいと痛切に感じたそうです。


6)
何ごとも「気づき」が大事であり、
単なる教師ではなく、生徒の勉強する姿から教えられるところが凄いですね。
やはり、真摯に一途な方々は、やはり何らかの偉業を為すのです。


7)
奥様は15年前に亡くなっておられますが、
大村教授が大学院を修了され、
母校の山梨大学に戻った研究員時代にお給料を全部研究費に使っていたものの、
奥様が子供たちにそろばんを教えたり、家庭教師をしたりして支えたそうです。


8)
ややもすると人間はうまくいくと有頂天になり自画自賛をしますが、
大村教授は淡々と「微生物のお陰です」と謙虚に述べておられました。
三年前の京都大学IPS細胞研究所の山中 伸弥教授や
昨年の青色LEDで受賞された三名の教授方も謙虚でいらっしゃいましたが、
大村教授の記者会見でのお姿に、謙虚で誠実なお人柄を感じました。


9)
17年前にスタンフォード大学で、
「ビジョナリ・カンパニー」を書かれたジェリー・ポラス教授にお会いしましたが、
その本の中に、
理念・ビジョン型経営の「メルク」と、
戦略型経営の「ファイザー」との比較がありました。


10)
ジェリー・ポラス教授はメルクの素晴らしさを褒め称えていましたが、
その一つが、寄生虫感染症で失明の危機に陥った多くのアフリカ人を救ったという話でした。
メルクは世界保健機関(WHO)を通じて薬を無償供与するだけではなく、
色々な所に配る費用まで面倒を見ていたといいます。


11)
非常に感動し、スタンフォード大学から帰国後の講演では、
このエピソードをよく話したり、文章にしました。
その寄生虫感染症を根絶する薬をつくったのが大村教授と知り、当時を懐かしく思い出しています。
(日本人はすぐ自国を批判しますが、本当は凄い国なのですよね。)


12)
さて、週明けから東京で経営理念塾が始まりました。
28TTコースから13名もの方にご参加頂き、
社会福祉法人のSさんには、4人の幹部社員さんをお連れ頂きました。


13)
また、美容室のO社長は28TTコースで学びながら
経営理念塾では幹部社員さんと共に学ばれ、翌日の経営問答塾にもご参加いただきました。
そして今日の経営指南塾にもご参加頂いています。


14)
O社長は一昨年の経営理念塾が日本創造教育研究所での学びの始まりでしたが、
当時はまだ内気で暗い印象を受けましたが、
すぐに可能思考研修を学び始め、実践コース(PSV)ご受講の頃には、非常に明るい表情に変わりました。
現在15店舗を有する、能力の高い経営者だけに28TTコースでも頑張っておられます。


15)
翌日の経営問答塾のディスカッションのテーマは「自社の強み・弱み」でした。
松下経営哲学は、長所や強みを伸ばすという考えが根底にあるだけに盛り上がりました。
ディスカッション後はお二人に発表をして頂きました。


16)
お一人目は、武蔵境自動車教習所の高橋勇会長でした。
この会社は先日の田舞徳太郎通信で述べた通り、徹底した地域貢献でも有名ですが、
なぜ、値下げ競争をする不況業種の中で差別化し、業績を上げているかの内容を発表頂きました。


17)
まさにコア・コンピタンス経営に徹して、お客様のご満足を満たしているのです。
高橋会長の天性と言えばそれまでですが、この企業様は現場が主役になっています。
松下経営哲学の中核である「人に光を当てる経営」を実践されているのです。


18)
また、高橋会長は目先のお金を追いません。
地域に一年間で数千万の貢献をし、
「お金はどんどん使うものや、ケチったらあかん」という哲学のもと、
色々な方々に惜しみなく投資をしておられます。
関東地区の経営研究会のみならず、日創研経営研究会本部でも中心的人物です。


19)
お二人目は、株式会社ミヤザキの山之上社長に発表頂きました。
数千万円もの高価な機械80台を駆使し、非常に生産性の高い経営を為さっています。
この企業様も徹底したコア・コンピタンス経営ですが、売上13億円で4億円の利益を出されます。


20)
特に最新設備戦略で他社が真似出来ないことをされ、それが納期の速さに現われています。
短い時間の発表だけでは山之上社長の会社の良さは分かりませんが、
この会社様も松下経営哲学の「人に光を当てる経営」「王道の経営」に徹しておられます。


21)
両社に共通することは、人財育成を徹底してされていることです。
従業員満足・顧客満足に徹しておられ、正直「脱帽!」という模範的経営をされています。
一度しかない人生。このような経営を為されるお二人に心から敬意を表したいと思いました。


22)
木野親之先生は、先月は入院されて経営問答塾は休講でしたが、
今月はお元気に講義をされ、迫力のある経営問答をされました
10月28日からは大阪の経営問答塾が始まりますが、
年末に数えで90歳を迎えられますが、とにかくお元気です。


23)
経営理念塾といい、経営問答塾といい、
目先のお金を追わずに、志を追う方々とご一緒に勉強出来ることが何より幸せです。
お金も地位も名誉も、「志」を追いかけていれば、必ず後からついてくるものなのです。

「志」を追いましょう。大村教授のノーベル賞受賞で確信しました。

田舞徳太郎

 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2015年10月 9日 18:00に書いたブログ記事です。

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