2015年10月アーカイブ

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

「熱意なき人は、描ける餅の如し。
 知識才能も、熱意がなければ無に等しい」
 幸之助の好きな言葉です。

 人は生きることの素晴らしさを知った時、すべての生命の尊さを知るものです。
 その一念の変革が、喜びの生き方へと人生を輝かせていくのです。
 その時、熱意が生まれてくるのです。
 熱意がその人を変え、すべてを変えていくのです。
 
           木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
連休明けから京都で田舞塾の第2講を開催しました。
教育ケースを提供して下さった、広島のS社長に御礼を申し上げます。
創業してからまだ8年の企業様で、真摯に努力される経営姿勢に感動しました。


2)
初日にご講演頂いたO社長のお話が非常に良かったです。
O社長は東京農業大学を卒業後、商社に就職しますが、
農業への思いを断ち切れずに退職し、奥様のご実家がある和歌山に移住し、
そこで農業を始められました。


3)
O社長が掲げたビジョンが素晴らしいです。
「持続可能な農産業を実現し生活者を豊かにする」
農業を農産業として継続・成長させるために、
単なる「農業」ではなく、産業としての農産業の確立を目指しておられます。
創業8年目の今期で38億円の売上を計上され、来期が52億円の見込です。


4)
再来年には東証マザーズに上場し、将来は東証一部上場を目指しておられます。
 1、「農業の産業化」産業として強い農業
 2、「農業の構造改革」ありがとうが届く構造
 3、「農業の流通革命」時代に合致した農産物流通
この三つを「農産業イノベーション」として掲げられ、
ベンチャー企業らしい「大義」に感動しました。


5)
O社長ご自身が直接農作業をされているわけではなく、
約5,000人の契約農家に農産物を作ってもらい、
作られた農産物は全国50か所に設置された集荷場に持ち込まれ、
翌日には全国500店舗の中から指定された店舗の店頭に陳列されます。


6)
どの業界も古いビジネスモデルから新しいビジネスモデルに変わりつつありますが、
O社長よく勉強をされており、知識・情報と知恵を掛け合わせて、
生産から販売まで、農業をトータルにグランドデザインされています。


7)
特にITを使って売れる仕組みを構築されているところが素晴らしく、
「日本の農家を何とかしなければ」という志で、
現在の仕組みを作られました。


8)
現在の約5,000人の契約農家の15%は、年収1000万円を超えるそうです。
例えば、その日収穫した和歌山の農作物を、
翌朝に東京の店頭に陳列する仕組みを作るまではご苦労も多かったようです。
(今回はその物流会社のT社長からのご紹介でした。感謝します。)


9)
例えば、JA(農業協同組合)が30円で仕入れるものを、
この会社では契約農家から62円で仕入れるそうです。

JAは、JAに集荷し、市場、仲卸、スーパーなどに販売しますが、
それだけ流通段階を経る分、商品も鮮度が落ちてしまいます。
もちろん、契約農家は全国にあります。


10)
果物等を含めて、農産物は100兆円の末端市場になるそうですが、
将来は1%の1兆円の売り上げを獲得したいと述べておられました。
ご講演後はお食事を一緒にしましたが、
40歳の若さで大きなビジョンを持った経営者の言葉に感動しました。


11)
翌日のケース・メソッド授業のS社長の会社は、
大学や病院などに色々な研究開発の機器を搬入されています。
広島、横浜、東京で教授や研究者の応援をされています。
社員さんも素晴らしく、最後に発言された総リーダーの言葉が印象的でした。
また、広島のS社長の志に燃えたアドバイスには感動しました。感謝です。


12)
ノーベル賞を受賞された梶田教授は、
月刊『理念と経営』にご登場された小柴昌俊先生の教え子です。
しかし、お二人を陰で支えたのが、研究施設「カミオカンデ」を開発した浜松ホトニクスです。
S社長のお仕事も、研究開発を下支えされています。
大きな使命感が大事です。


13)
それぞれの会社が色々な社会的役割をもち、使命をもっています。
S社長には、「自社と取引する科学者をノーベル賞受賞者に育て上げる」という
ビジョンをお持ちになられてもいいと思います。


14)
ビジョンを持つのはどんなに大きくても自分持ちですから、
誰にも迷惑をかけることはありません。
私は日本創造教育研究所グループを通じて中小企業の活性化を図り、
そのことで日本を良くしたいと思っています。


15)
今日から東京で私の特別基礎コースが始まっています。
いつも講師を務める私自身が前日の夜からワクワクしますが、
不安や悩みを持っているご参加者お一人ひとりがご自身の可能性に気づき、
「出来る思考」に変化されることに講師として大きな醍醐味を感じています。
最終日の皆様の表情は、いつも最高に輝いていますね。


16)
経営理念や方針の浸透、売上やお客様満足の向上など、
あらゆる問題を解決するためには、まずは経営者自身が自らの可能性に気づき、
人財を育てて自社の企業価値を高めることが絶対的に不可欠です。

無理とかダメということを前提にしていたら何事も無理で出来ません。
「出来る」「やれる」「大丈夫」を前提にして行動を起こさなければならないのです。


17)
私の今年最後の特別基礎コースは、大阪センターで11月13日からです。
多くの皆様方のご支援を頂きながら研修を行ないたいと思います。
現在は「人手不足」の時代ですが、
これからは「人手」の不足以上に「人財」の不足が一番大きな問題になるのです。
やはり「人財」の育成が最大課題です。


18)
良い会社には、おのずと良い人財が集まります。
良い人財が集まるから「人手不足」には悩んでおられません。
悩んでいるのは人財がいない会社です。


19)
時代がどんどん変化し、知識や情報を細大限活かしきる人が必要です。
そして、何といっても可能思考であり、出来る思考です。
ITや人工知能の時代が近づいています。だからこそ「人間が主役」の経営をしなければいけません。


20)
松下幸之助翁は、どんな時代にも「人間が主役」の経営を標榜していました。
すべては人が問題を作り、人がその問題を解決するのです。
社長力・管理力・現場力の三位一体で、今の時代をチャンスとして捉えていきましょう。


21)
松下経営哲学の伝道者である木野親之先生を講師にお迎えして、
10月28日から「経営問答塾」を大阪センターで始まります。

木野親之先生は、松下幸之助翁に44年間お仕えになられ、
松下幸之助翁の経営者としての意思決定や判断基準、考え方を肌身に浸み込むがごとく体得し、
経営者の皆様の問題や悩みに「松下幸之助創業者であれば、このように判断する」といった、
松下経営哲学を伝承できる、今や数少ないお一人です。


22)
パナソニックが二年連続で7,000億円を超える巨額赤字から
奇跡のV字回復を果たすことが出来たのも、
松下幸之助翁が考案した「事業部制」の復活にありました。
まさしく、松下経営哲学が21世紀においても脈々と生き続けている証と言えるでしょう。


23)
松下幸之助翁も可能思考能力の高い人でした。
今こそ「出来る」「やれる」「大丈夫」という自信を持つ時代です。
マンネリを防いで、全員総出で真剣に経営していく時代だと思います。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

幸之助は、大事なことは人に教えを請いつつ、
何ものかを悟り続けるという生き方をしていました。

話すことを3割、聴くことを7割とし、
何事にも関心を持って学び続けたのです。

そして、単に学ぶということではなく、
その後は深く深く思索にふけり、自分の納得のいく答えを探し続けたのです。

すべての経験が教科書であり、すべての人の教えは参考書でした。

           木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)

 

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1)
TPP(環太平洋経済連携協定)交渉が大筋合意に達しましたが、
肝心のアメリカ国内では民主党が反対の立場を表明しており、
アメリカ議会で承認されるまでには、まだ困難が続くことでしょう。
日本国内でも関税が下がる農漁業関係者にとっては複雑な心境のようです。


2)
さて、世界経済が少し不安定になっています。
ロシアもGDP(国内総生産)の伸び率が二期連続でマイナスですので、
これからはシリアへの軍事介入どころではなくなるでしょう。


3)
中国経済も景気減速に伴う8月の人民元切り下げ以降、
世界同時株安を引き起こして、世界経済に悪影響を与えています。
アメリカの利上げの引き伸ばしの要因は中国経済の低迷です。


4)
日本国内はと言えば、大手企業は経常最高益の見通しです。
財務省と内閣府が先月発表した直近の景況判断指数(BSI)によると、
大手企業の景況感が二期ぶりにプラスに転じたのに対し、
中小企業は6期連続のマイナスでした。


5)
4月から6月までの国内総生産(GDP)改定値は、
物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%減、年率換算では1.2%減でした。
公共投資は2.1%増でしたが、設備投資が0.9%減で個人消費が0.7%減でした。


6)
ただし、日本のGDP統計は日本人だけを対象にした調査を基にしていますので、
訪日外国人旅行客(インバウンド)の消費は反映されない側面があります。
大手企業の業績が好調なのに対して、経済成長率はマイナスに沈む。
GDPの統計精度そのものを上げることが、今後の課題になるでしょう。

 

7)
安倍総理は新内閣発足後の記者会見で、
1.名目GDPを2020年頃ごろに600兆円にする
2.出生率を現在の1.4から2020年代半ばに1.8にする
3.家族を介護するために離職する人を2020年代初頭にゼロにする
と新しい3本の矢を放つことを力強く述べておられました。


8)
2014年度の名目GDPが490兆円ですから、
我々も努力して未来の子供たちのためにも実現させなければなりません。
経常収支はお蔭で原油価格の下落で黒字になっていますが予断を許しません。


9)
財務省が8日に発表した8月の国際収支統計速報によると、
海外とのモノやサービスの取引状況を表す経常収支は1兆6531億円の黒字でした。
黒字は14か月連続で、黒字幅は前年同月から1兆4037億円拡大しています。
輸出が伸びた一方で、原油安で輸入が減り貿易赤字が縮小したことが大きな要因です。


10)
外国人観光客の増加で、旅行収支も782億円と黒字になっていますが、
中国を始めとした東南アジア地区の景気の減速で、
インバウンドブームがいつまで続くかも考えておく必要があります。


11)
特に8月の機械受注額が前月比5.7%減と3か月連続で下回り、
企業の設備投資の先行きに影を落とし始めています。

機械受注は設備投資に6か月ほど先行するとされますから、
日本で「モノ」を作らない状況が今後も続くと、
来年度あたりに中小企業の経営にも大きな影響を与えるものと思います。

 

12)
内閣府が先月発表した9月の月例経済報告では、
国内景気の基調判断を「このところ一部に鈍い動きがみられる」として、
8月の「改善テンポにばらつきがみられる」から表現を後退させました。
「緩やかな回復基調が続いている」との判断は維持していますが、
個人消費の足踏みや中国景気の減速などが反映されていると言えるでしょう。


13)
また、総務省が先月発表した全国消費者物価指数は、
2年4か月ぶりにマイナス0.1%に下落しましたが、
これは原油価格の下落を受け電気代やガソリン価格が下がったことが主な要因ですから、
以前のような深刻なデフレから少しずつ脱却できればいいなと考えています。
8月の家計調査における1世帯あたりの消費支出は、
昨年と比較すると物価の影響を除いた実質で2.9%ほど伸びています。


14)
問題は深刻な人手不足で、
8月の有効求人倍率は1.23倍で、完全失業率は3.4%でした。
しかし、正社員の有効求人倍率が0.76倍と調査開始以来最高とはいえ、
依然として1倍を大きく下回っています。

仕事があっても人手が足りず、受注する余裕がない中小企業が目立っています。
とにかく中小企業の受難は続くでしょう。


15)
しかし、上記で紹介した指標のような外部環境の中にあっても、
他社との差別化戦略で参入障壁を高めて着実に業績を伸ばし続ける中小企業も目立ち、
中小企業の間でも企業間格差がますます大きくなっています。

 

16)
昨日は東京で経営指南塾の第3講でした。
今回は「オンリーワン経営」がテーマで、企業事例やビジネスモデルの構築方法を学びました。
古永講師の得意とする分野だけに、昨年とは違う企業事例に多くを学びました。


17)
経営指南も多くの意見が出て、最後のまとめの講義が短めになるほどでした。
5階の研修会場でご参加者いっぱいの中で質疑応答を繰り返しました。

経済産業省のおもてなし経営企業選に選出された「武蔵境自動車教習所」、
千葉県の美味しい焼きたてパンの地域一番店「ピーターパン」、
同じく千葉県を中心に今や26店舗の美容室を有する「トゥルース」さんなどは
大勢で参加されているだけに、その分質問も多く出ました。


18)
古永講師は、痛くない注射針の岡野製作所の岡野社長の
オンリーワン経営の考えをまとめてくれました。
 1.人と同じことをしても成功しない
 2.金がないなら知恵を絞れ
 3.5年先のテーマに挑戦せよ(成功する企業は先々を考える)
 4.金に走らず仕事を追いかけろ
 5.良い物は失敗から生まれるのだ
 6.人の出来ないものにこだわる


19)
オンリーワン経営の広い意味の定義は、
 1.個性(らしさ)をもつ
 2.独特(ユニーク)
 3.オリジナル(借りものではない)

 世のため、人のために個性を活かしきる経営


20)
オンリーワンの三段階とは、
 1.理念(独自の念い)
 2.コア・コンピタンス(独自の力)
 3.オンリーワン(独自の形・価値)

 そして、マーケティングをしてターゲット顧客に買ってもらう


21)
株式会社エアウィーヴの事例が面白かったです。
旧会社名は「株式会社中部化学機械製作所」で、
本業の釣糸をコアにして、睡眠の質を高めるマットレスをつくり、
様々なマーケティングで、自らブームを創り出しています。まさにオンリーワン経営です。


22)
最後の私のまとめの講義は、株式会社東海メディカルプロダクツさんで、
なぜ、樹脂加工の会社から、高付加価値の医療機器会社になったかを話しました。
「我々も、不退転の決意で臨めば、オンリーワン経営が出来ます!」
とご参加者に申し上げた次第です。


23)
株式会社東海メディカルプロダクツさんは、
月刊『理念と経営』9月号の企業事例1に掲載されたオンリーワン経営企業です。
樹脂加工会社として創業した同社が、
現在ではバルーンカテーテルで国内シェアトップの医療機器会社となり、
付加価値の高い高収益企業に発展されています。
来年1月の新春経営者セミナーで筒井会長にご講演頂きますが、とにかく奇跡です。


24)
時代はどんどん変化しています。
今年4月からの上半期の企業破綻は極めて少ない状況です。
要因は、銀行の返済猶予によるもので、景気が回復しているからではありません。


25)
お互いに油断せずにコア・コンピタンス経営やオンリーワン経営に努めましょう。
経済成長は外部要因です。経営は内部要因です。
どんな困難な時代が続いても経済と経営は異なるのです。


26)
最後に、11月8日(日)に東京のホテルイースト21で、
月刊『理念と経営』創刊、「理念と経営」経営者の会設立10周年記念全国大会を開催します。
光陰矢の如しと言いますが、10年というのは本当に早いものです。
超豪華な講師陣が基調講演を行ないますので、
万障お繰り合わせ頂き、皆様のご参加をお待ち申し上げております。

田舞 徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

幸之助は、大事なことは人に教えを請いつつ、
何ものかを悟り続けるという生き方をしていました。
話すことを3割、聴くことを7割とし、
何事にも関心を持って学び続けたのです。
そして、単に学ぶということではなく、その後は深く深く思索にふけり、
自分の納得のいく答えを探し続けたのです。
すべての経験が教科書であり、すべての人の教えは参考書でした。

           木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

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1)
今年のノーベル賞の受賞者発表が5日から始まり、
生理学・医学賞に大村 智・北里大学特別栄誉教授が、
6日には物理学賞に梶田 隆章・東京大学宇宙線研究所所長が選ばれました。
これで日本人のノーベル賞受賞は2年連続で、通算24人目です。
日本国家の誇りであり、我々国民を励まして下さいます。
まさにご努力の賜物であり、心から嬉しく思いました。


2)
人間は人様に希望を与えるような存在にならなければなりません。
大村教授のテレビでの記者会見をウキウキしながら見ていました。
まさに太陽のような存在ですね。最高の人生に拍手です。


3)
大村教授は山梨県韮崎市の農家の長男に生まれ、
お父様が青年団の代表など、村の顔役のような存在で、
跡取り息子だけにコメ作りや養蚕などの農作業を徹底して仕込まれながら、
「人間とはこうあらねばならない」と父の哲学を聞きながら育ったそうです。


4)
農作業は計画的な仕事で、
いつ何をすべきか、時機を逸することはできませんから、
研究の計画性を農作業から学ばれたといっても良いでしょう。


5)
また、山梨大学進学時には化学を学ばれ、
大学卒業後は都内の工業高校の夜間部の教師に赴任されました。
工業高校の生徒たちは昼間に働いて、手に油汚れをつけたまま、夜は鉛筆を握って勉強するのです。
その姿を見て、自分は怠けていたのだ。もっと勉強したいと痛切に感じたそうです。


6)
何ごとも「気づき」が大事であり、
単なる教師ではなく、生徒の勉強する姿から教えられるところが凄いですね。
やはり、真摯に一途な方々は、やはり何らかの偉業を為すのです。


7)
奥様は15年前に亡くなっておられますが、
大村教授が大学院を修了され、
母校の山梨大学に戻った研究員時代にお給料を全部研究費に使っていたものの、
奥様が子供たちにそろばんを教えたり、家庭教師をしたりして支えたそうです。


8)
ややもすると人間はうまくいくと有頂天になり自画自賛をしますが、
大村教授は淡々と「微生物のお陰です」と謙虚に述べておられました。
三年前の京都大学IPS細胞研究所の山中 伸弥教授や
昨年の青色LEDで受賞された三名の教授方も謙虚でいらっしゃいましたが、
大村教授の記者会見でのお姿に、謙虚で誠実なお人柄を感じました。


9)
17年前にスタンフォード大学で、
「ビジョナリ・カンパニー」を書かれたジェリー・ポラス教授にお会いしましたが、
その本の中に、
理念・ビジョン型経営の「メルク」と、
戦略型経営の「ファイザー」との比較がありました。


10)
ジェリー・ポラス教授はメルクの素晴らしさを褒め称えていましたが、
その一つが、寄生虫感染症で失明の危機に陥った多くのアフリカ人を救ったという話でした。
メルクは世界保健機関(WHO)を通じて薬を無償供与するだけではなく、
色々な所に配る費用まで面倒を見ていたといいます。


11)
非常に感動し、スタンフォード大学から帰国後の講演では、
このエピソードをよく話したり、文章にしました。
その寄生虫感染症を根絶する薬をつくったのが大村教授と知り、当時を懐かしく思い出しています。
(日本人はすぐ自国を批判しますが、本当は凄い国なのですよね。)


12)
さて、週明けから東京で経営理念塾が始まりました。
28TTコースから13名もの方にご参加頂き、
社会福祉法人のSさんには、4人の幹部社員さんをお連れ頂きました。


13)
また、美容室のO社長は28TTコースで学びながら
経営理念塾では幹部社員さんと共に学ばれ、翌日の経営問答塾にもご参加いただきました。
そして今日の経営指南塾にもご参加頂いています。


14)
O社長は一昨年の経営理念塾が日本創造教育研究所での学びの始まりでしたが、
当時はまだ内気で暗い印象を受けましたが、
すぐに可能思考研修を学び始め、実践コース(PSV)ご受講の頃には、非常に明るい表情に変わりました。
現在15店舗を有する、能力の高い経営者だけに28TTコースでも頑張っておられます。


15)
翌日の経営問答塾のディスカッションのテーマは「自社の強み・弱み」でした。
松下経営哲学は、長所や強みを伸ばすという考えが根底にあるだけに盛り上がりました。
ディスカッション後はお二人に発表をして頂きました。


16)
お一人目は、武蔵境自動車教習所の高橋勇会長でした。
この会社は先日の田舞徳太郎通信で述べた通り、徹底した地域貢献でも有名ですが、
なぜ、値下げ競争をする不況業種の中で差別化し、業績を上げているかの内容を発表頂きました。


17)
まさにコア・コンピタンス経営に徹して、お客様のご満足を満たしているのです。
高橋会長の天性と言えばそれまでですが、この企業様は現場が主役になっています。
松下経営哲学の中核である「人に光を当てる経営」を実践されているのです。


18)
また、高橋会長は目先のお金を追いません。
地域に一年間で数千万の貢献をし、
「お金はどんどん使うものや、ケチったらあかん」という哲学のもと、
色々な方々に惜しみなく投資をしておられます。
関東地区の経営研究会のみならず、日創研経営研究会本部でも中心的人物です。


19)
お二人目は、株式会社ミヤザキの山之上社長に発表頂きました。
数千万円もの高価な機械80台を駆使し、非常に生産性の高い経営を為さっています。
この企業様も徹底したコア・コンピタンス経営ですが、売上13億円で4億円の利益を出されます。


20)
特に最新設備戦略で他社が真似出来ないことをされ、それが納期の速さに現われています。
短い時間の発表だけでは山之上社長の会社の良さは分かりませんが、
この会社様も松下経営哲学の「人に光を当てる経営」「王道の経営」に徹しておられます。


21)
両社に共通することは、人財育成を徹底してされていることです。
従業員満足・顧客満足に徹しておられ、正直「脱帽!」という模範的経営をされています。
一度しかない人生。このような経営を為されるお二人に心から敬意を表したいと思いました。


22)
木野親之先生は、先月は入院されて経営問答塾は休講でしたが、
今月はお元気に講義をされ、迫力のある経営問答をされました
10月28日からは大阪の経営問答塾が始まりますが、
年末に数えで90歳を迎えられますが、とにかくお元気です。


23)
経営理念塾といい、経営問答塾といい、
目先のお金を追わずに、志を追う方々とご一緒に勉強出来ることが何より幸せです。
お金も地位も名誉も、「志」を追いかけていれば、必ず後からついてくるものなのです。

「志」を追いましょう。大村教授のノーベル賞受賞で確信しました。

田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓
「協力は無理に得ようとしても得られない」
この言葉は幸之助の人間観です。

熱意と誠意で、懸命に取り組むところに、自ずと集まってくるのです。
そして、真の協力は、権力や同情では得られません。

志の高さと人間の温もりによってのみ、得られるのです。

         木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

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1)
熊本の女性経営者・西生さんが50歳の若さで過日ご逝去されました。
先日、その報をお聞きし、人間の儚さを痛感しました。
25TTコースで一緒に学んだ仲間だけに悲しみはひとしおです。


2)
彼女は笑顔がステキな人でした。
「自分が癌だと皆が知ると、心配するから」と、隠していたようです。
恐らくご自身と必死に闘っておられたことを思うと、
お見舞いの言葉もかけられず申し訳ない思いです。


3)
通常は多くの方が基礎コース(SA)から日本創造教育研究所での学びが始まりますが、
西生さんの場合は日本創造教育研究所のホームページから
「経営理念と戦略ワンポイントセミナー(二日間)」にお申込みを頂きました。
それがご縁で可能思考研修を受け、25TTコースに参加されたのです。


4)
学ぶことがお好きなだけに、すべてを素直に受け入れて25TTコースも無事修了しました。
新春経営者セミナーにも参加され同窓会でお顔を見たのが最後です。
心からご逝去をお悼み申し上げ、ご冥福を祈ります。合掌

 

5)
さて、9月のシルバーウィークの期間中に
起業家養成スクール生を連れて久しぶりにアメリカのシリコンバレーに行きました。
初日は起業家養成スクール卒業生で、シリコンバレーに単身で乗り込んで起業した
チャットワークの山本社長の講演をお聴きしました。


6)
若いというのは最高の財産ですね。山本社長が必死に生きる姿に接し、心から尊敬しました。
夜、お食事を一緒にしましたが、食事後は台湾や香港に飛び資金調達に行くとのことでした。
シリコンバレーは普通の神経では生き抜けませんが、タフでエキサイティングな山本社長の成功を祈ります。


7)
マーク加藤さんにもずっとついていただきました。
私がスタンフォード大学時代にヒューレット・パッカードに取材に行った時に応じて下さった方です。
シリコンバレーのことや、未来予測の話もお聞きし、本当にお世話になりました。


8)
独自のタクシー配車アプリを開発し、創業6年半で6兆円の企業価値を生み出した「ウーバー」は、
全世界のタクシーシステムを変えようとしています。
実際に乗ってみましたが、普通のタクシーの40%安、そして便利なシステムに驚きました。

特に、テスラモーターズの電気自動車が多く走っており、
マーク加藤さんは、トヨタ自動車も危なくなるという趣旨の講義をされました。


9)
実際にGoogleが公道で試走させている自動運転車や、
アップルも2019年に電気自動車を完成させるといったニュースには、
トヨタ自動車のファンである私も震感しました。
マーク加藤さんに心から感謝です。

 

10)
現在、武蔵境自動車教習所の高橋明希社長が、
スタンフォード大学の客員研究員として頑張っておられ、
我々を笑顔で迎えてくれました。
明希社長はスタンフォード大学の「d.school」を学ぶと意欲的ですが、
「d.school」は、分野を超えてイノベーションを生み出す力を身につける学科横断型のプログラムです。
新しい事業を創出するための学びですから、心から成功を祈っています。


11)
明希社長は英語も堪能ですし、早稲田大学の大学院を卒業され、
起業家養成スクール卒業後の活躍は目を見張るものがあります。
スタンフォード大学の客員研究員の赴任もご自身の実力で獲得され、実に頼もしいです。


12)
スタンフォード大学での色々な教授の講演もカルチャーショックでした。
また、明希社長にも未来展望という形で講演をしてもらいましたが、
2年間にわたり武蔵境自動車教習所の留守を守っくれる社員さんに報いるためにも、
新規事業の具体策を持って帰ると断言されていました。


13)
客員研究員は学生と違い、自分の研究テーマを決めて、
徹底して研究に打ち込まなければなりません。
学生のように拘束されずに自由であると同時に、非常に厳しい自己規制が求められます。


14)
私がスタンフォード大学の客員研究員として赴任した17年前は、
焦ったり、自信を失ったり、至福の時を感じたりしましたが、
そのお陰で色々な研修カリキュラムを作り出すことが出来ました。
明希社長がどんな新規事業構想を携えて帰国されるか、二年後が楽しみです。

 

15)
アメリカから帰国して、
日創研経営研究会の全国経営発表大会、社長塾と続いて、
10月2日が武蔵境自動車教習所様の創業55周年記念式典でした。
高橋勇会長の開会のご挨拶に恐縮しながら、
第一部で「縁ありて花ひらき 恩ありて実を結ぶ」をテーマに記念講演でした。


16)
講演の中で「人は誰かのために生きている」という趣旨の話をしましたが、
高橋勇会長・明希社長はじめ、武蔵境自動車教習所様の社員さん全員が、
人様のお役に立つ生き方をされている姿に
感動しました。


17)
高橋明希社長もアメリカのスタンフォード大学から一時帰国されていましたが、
この企業様の凄さを改めて痛感しました。
第二部の明希社長のご挨拶と、「ありがとうの手紙55選」の表彰式に涙しました。


18)
すべて、社員さんが企画されたそうですが、17歳の少女が「父に感謝する手紙」は最高でした。
武蔵境自動車教習所様は、絶えず未来を見据え地域社会に貢献されていますが、
夏の花火大会や年末の餅つき大会やとにかく地域に徹底して尽くされています。
高橋会長の人間性と、「共尊共栄」の経営理念の浸透に驚かされた一日でした。

 

19)
さて、9月はほとんどが研修で、さすがの私も参りかけていましたが、
10月も東京特別基礎コースなどスケジュールが立て込んでいて、
必死で頑張っています。勉強をして新しい情報や学びもしなければならず、
中小企業の活性化と会員企業様100%黒字を自分に言い聞かせて鼓舞しています。


20)
先週の土曜日は久しぶりのお休みで、論語の勉強や森信三先生の修身教授録を読み返しました。
夕方は娘一家と女房と一緒に焼肉を食べに行きました。
長男の嫁と孫、次男の嫁と孫は「箕面加古川山荘・明徳庵」で、
平成子ども論語塾の合宿でした。


21)
次男の3歳になる娘は「孝経」を暗記し、
子供の暗記力の素晴らしさに少し劣等感を持っています。
70歳になると記憶力が衰え、今まで暗記していた分まで忘れてしまいそうです。
人間いくつになっても修業ですね。


22)
人生は一度しかありません。
ビジョンをもち、理念を持ち、志をたて、
それに向かって終わりなき闘いをし続けてこそ、人生を生き切ったと言えると思います。

田舞 徳太郎

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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