アジアの先進国マレーシア(日本の未来が見える)

| コメント(0)

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

 幸之助は、昭和四年の世界大恐慌の時、五つのことを断行しました。

 一、経営理念(信条・綱領)を創った。
 二、人を一人もカットせず、賃金もノーカットで、半日操業で全員営業に出た。
 三、在庫を二ヶ月で完売し、新工場を建設。
 四、社名を変更。
 五、新事業部門(電熱部門)に進出。

 松下は、不況の時に大躍進したのです。

       木野 親之 著「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

 

メールの返信が出来ておりません。
心よりお詫び申し上げます。お許しください。
田舞徳太郎


1)
第16期の田舞塾が始まり、第1講が開催されました。
初日は環境関係の素晴らしい女性経営者が講演・質疑応答してくださいましたが、
売上25円億の時に40億円の設備投資をする件(くだり)は、
この方の決意を表すものとして感動しました。


2)
教育ケースは京滋Y社様でした。海外進出、販売力、新規事業の手順など、
優秀な会社様は実に緻密な経営をされています。
今日マレーシアから帰国しましたが、御礼のお葉書が届いていました。
素晴らしい幹部が育っておられ、社風も素晴らしく、人財育成にもH社長様はご尽力されておられます。


3)
H社長様自身は、ふとしたきっかけで基礎コースをご受講されましたが、
130名の社員さんのうちに、可能思考教育は100名ほど受けておられます。
「理念と経営・社内勉強会」や13の徳目朝礼も活性化しておられます。
特に幹部の方々をTTコースまで派遣され、実に堅実に人の育成を心掛けておられます。


4)
H社長は原点回帰を方針に掲げ、電装品事業部に軸足を移しておられます。
業績も伸び、創業81年でいながら、革新的な未来戦略を立てておられます。
創業から現在まで環境変化に鋭く対応され、財務的にも人財的にも申し分ない状況です。

教育ケースご提供下さったH社長様に御礼を申し上げますとともに、心からご発展を祈念しています。


5)
ケース・メソッド授業は新人がよく発言されました。
特に27TTコースの13人は気合が入っていて頼もしい存在です。
田舞塾は代理出席が効きます。代理の方々の発言も鋭かったです。

 

6)
翌日は同じ京都でも霊山歴史館での社長塾でした。
伊與田覚先生は足を捻挫されていましたが、元気良く講義をなされました。
以前は3時間半も続けて講義をされていました。しかし、アッという間に時間が過ぎます。
全員が引き込まれるような時間です。


7)
第二講座も感動しました。
1,000億円の借入金を一年間で返すという奇跡のような話です。
質疑応答ではそのご苦労に心打たれ、全員が心を動かされました。
やはり、講演だけでは本質は見えてきませんね。


8)
社長塾が終わると、そのまま関西空港に直行し、マレーシア行きの準備でした。
毎年9月、10月、11月はハードですが、私の特別基礎コースが東京と大阪で開催されます。
ハードな中でも基礎コースは楽しみの一つですし、起業家養成スクール生との海外研修も楽しみです。


9)
企業訪問の一番目はオリエンタル・ヒート・トリートメントという熱処理の会社様でした。
色々な部品を日本や各国から集め、それを熱処理して強度を高めるお仕事です。
HONDAが出資している企業で、当初は3年間赤字で苦しまれたようです。
しかし、担当した責任者のSさんは、「日本力」で戦い、3年で黒字にされたそうです。
「日本力」は我々の会社にも落とし込めます。


10)
一番目が改善する力(問題が起きても次に繰り返さない)
二番目が緻密に考える力です。(きちんと計画を立てPDCAサイクルを回す)
三番目がチームで働く力です。


11)
特にマレーシアは人口3,000万人の中で、
イスラム教徒が65%、仏教徒が18%、ヒンズー教徒が6%、その他と、
多民族国家ですが、お互いにあまり良い仲ではないようです。
日本で長い間働いて、組織を学んだ責任者のSさんだけに、この点はご苦労されたようです。


12)
失業率は2%台で、ネパール人やミャンマーの人たちを雇用している企業もあり、
日本も真剣に海外の労働者を雇用する準備や心づもりをする必要があることを認識しました。
マレーシアは油田もあり、色々な資源にも恵まれているようです。
資源のない日本にとって羨ましい国です。

 

13)
親日度は抜群に良く、日本に好印象を感じる人が90%を超えます。
特に、仕事に関しては日本の経営や技術に信頼を寄せており、
まだ険悪な状況にある近隣諸国も、日本の長所をもっと理解してほしいと思いました。

1997年のアジア通貨危機には、
日本の応援があって乗り切ったという側面もあり、お互い仲良くしたいものです。


14)
日野自動車にも工場見学や製造工程の勉強をして、
社長様はじめNo.2、No.3の方々に質疑応答をして頂きました。

かなり広大な土地の中に、今年3月から稼働しているという工場は新鮮でした。
マレーシア国内だけをマーケットにされていますが、
こうした製造業の空洞化現象は急速に進むことを実感しました。


15)
日本の輸出は減少しており、貿易赤字になっています。
日本の国家戦略は、海外で稼ぐ仕組みをつくることが一つと、
製造業だけに頼らず、色々な高度の技術を海外に輸出することが大事だと思いました。


16)
グローバルな目を持った経営をしなければ、中小企業といえども生き残れないと思います。

日本の4月から6月のGDPは年率マイナス7.1%ですが、
アメリカはプラス4.6%と上方修正でした。

マレーシアは前年比6.4%増で堅調な推移たどっています。

 

17)
起業家養成スクール生は「質問」を取るとドッと手が挙がります。
どの訪問企業様も驚かれていましたが、
彼らの時代には日本中を色々な民族が闊歩していることでしょう。
多民族国家でありながら治安もよく、政情も安定しています。
日本も、日本文化を大事にしながら、多様性を受け入れざるを得ないな!と強く感じた訪問でした。


18)
日本の洗剤メーカーに「ヤシノミ」を使ったサラヤ株式会社様があります。
月刊『理念と経営』のスポンサーにもなっていただいた会社ですが、マレーシアの会社を訪問しました。
サラヤ株式会社様は、世界に営業所が14か国、製造工場が4か国にあります。


19)
更家社長は青年会議所時代の勉強仲間ですが、
私がスタンフォード大学に行った折も、わざわざ南米の帰りに激励訪問をして下さいました。
今回も無理を言って土曜日に会社見学と質疑応答をさせていただきました。
「人財」がそろっているという強い印象を受けました。


20)
M&Aをしてまだ時間が経たない状況でしたが、
更家社長の国内戦略も抜群ですが、海外戦略も目を見張るものがあります。
マレーシアはアブラヤシを資源にしていますが、
世界市場に参入していくためにも、資源の確保の意味も大きいと思われます。


21)
更家社長は青年会議所でも私の尊敬する五人のうちの一人に入ります。
ビジョンを語り、行動力を持ち、経営感覚も鋭い方です。
お互いに60歳を超えましたが、若い時の青春を謳歌した時代を共有しています。
サラヤ株式会社様の益々の発展を祈念します。

 

22)
昨日帰国してから自宅に帰り、本日の経営問答塾のために東京に来ています。
10月もハードで、田舞徳太郎通信の送信もままならぬ状況ですが、
私も益々学んで、中小企業の活性化や、後継者育成や、会員企業様100%黒字にチャレンジしていきたく思います。

この10日間は研修続きですが、良い学びをさせていただきました。
人生は自分の力で切り開くと同時に、感謝とご恩を感じながらお育て頂いた方々に報いる決意を新たにしました。
起業家養成スクール生もやる気満々です。

田舞徳太郎

コメントする

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type
できる思考で業績アップ 無料・公開セミナー
Facebookページ

このブログ記事について

このページは、田舞通信が2014年9月30日 17:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「異なる顧客に異なる商品を異なる売り方をする(ビジネスモデルの理解)」です。

次のブログ記事は「経済と経営は違う(可能思考能力の重要性)』」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。