商品を売るより親切を売れ(退職金代わりの言葉)

| コメント(0)
親愛なる皆様へ

●今日の教訓
「欠点を克服すれば長所となり、その欠点が大きな力になります。
 そのためにも自分の欠点を知って日々努力を重ねていくのです。

 人間は完全ではありません。欠点は必ずあるのです。
 幸之助はその欠点を素直に見つめていました。

 なにも恐れることはありません。
 欠点を長所にすればよいのです。
 素直に自分の欠点を注視することから始めれば、
 問題はすべて解決します。」

         木野 親之 著「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より


メールの返信が出来ておりません。
心よりお詫び申し上げます。お許しください。田舞徳太郎


1)
一昨日と昨日の二日間は神戸ポートピアホテルで、
田舞塾のケース・メソッド授業を行いました。
メガネ小売り業の教育ケースでしたが、非常に勉強になりました。


2)
初日は、お米の卸しをされている、3TTの川西修会長にお願いしました。
非常に実務的なお話で色々なヒントを頂きました。
非常にご苦労をされており、大阪の松原市で7坪のお店からスタートし、
現在は年商220億の企業にされています。


3)
特に創業時はお米販売は規制がありましたから、
なかなか新規開拓が出来ず、知恵を絞ってお客様を獲得されました。
最初に勤めた会社の社長に、退職金代わりに頂いたお言葉が支えになったそうです。


4)
お言葉は現在も座右の銘にもなっていますが、
言葉は生き物ですね。どんな言葉に出会うかがその人の命運を分けます。

「商品を売るより親切を売れ!」

どんな多額な退職金よりも、大きなものだったと川西会長は述べられました。


5)
当時、松原市には40数店のお米屋さんがありました。
川西さんは、他の店がやらないことをやったのです。
我々は差別化戦略などと難しいことを学んでいますが、身近にあるのですね。


6)
1、朝早く配達する
2、夜遅く配達する
3、他の40数店がやらないことをやる


7)
話を聞けば簡単ですが、成功の本質は「親切」にあるのですね。
絶えずお客様の立場にたって物事を考えると、
必然的に差別化が生まれるのです。(生まれないのは親切心が少ないからです)


8)
最初の一人目のお客様が感動されて妹に注文をするようにし、
その妹さんが友人の方々に川西さんからお米を買うように勧めたのです。
色々な「親切」が口コミでどんどん広がり成功につながりました。
(もちろん、家賃を待ってもらったりと苦労しながらです)


9)
やはり、商売の原点はお客様が困っていることを解決することですから、
川西さんの親切が顧客を引き付けたのですね。
「なあんだ、そんなことか?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、商売の原点に戻れば、お客様を感動させることしかないのです。


10)
風には追い風、普通の風、向かい風があるが、
自分の人生は向かい風の連続だったと述べられました。
やはり、気楽に生きて気楽に商売して成功することはありません。
あったとしても「脆い」ものだと思います。


11)
川西会長の名言
 1、変化には二種類ある、急に来るものとゆっくりくるもの(ゆっくりが怖い)
 2、目標とは人生をデザインする道具である
 3、社員が会社の自慢出来る事を3つ言えれば一流の会社になる
 4、他多数

12)
他にもたくさんありますが、体験して気づかれたものだけに感動しました。
松原市で新参者が、9年半で地域No.1になったのです。
(商工会議所の会頭も13年やられています)


13)
川西会長は、人で困った時に幸福米穀のK社長に日本創造教育研究所を紹介され、
気づきの大切さを学ばれたようです。
学び気づいたことを、すべてに実践をするから成功するのですね。


14)
ある日、挨拶が出来ない社員のことで、30%の売上を占めていた得意先を失います。
川西会長はすぐに「社内挨拶日本一」を実践し、
元気な声で挨拶が出来るようになるにつけ、業績がどんどん伸びていったのです。

TTコースではトーン・スケールという訓練を行っていました。
声が低い人は、倫理観や、人間関係や、夫婦関係や仕事に問題をもちます。


15)
13の徳目も「挨拶」が一番目の項目ですが、挨拶は本当に大事ですね。
現在は「挨拶」「元気」「親切」が社風となり素晴らしい会社になっているようです。

ただ、時間がかかると仰っておられました。あきらめないことが最重要ですね。
うまくいかないのは、多く経営者や幹部が人財育成をしても途中で諦めているのです。


16)
二日目の昨日は、メガネの小売りを行っている会社のL社様でした。
眼鏡業界は5000億円あった市場が、一時3600億円近くにまで落ちました。
メガネ離れというより、格安メガネ店の台頭であり、現在は4000億円になっています。


17)
どう価格競争から離れて、差別化するかをディスカッションしました。
色々な意見が出ましたが、やはり経営資源の少ない企業は、
価格競争を避けなければなりません。


18)
前日の「商品を売るよりも親切を売れ」も大きなヒントです。
あくまでも「顧客の視点で物事を考える人が成功します」
広島本社で保育所を全国展開しているS社長は、経営を基本から考える人ですが、
メガストアー構想を語られました。


19)
アメリカのボストンから毎回参加しているN社長は、
大きな視点からビジョンを話されます。
突飛なようで長期的にみると含蓄のある意見にハッとする時があります。


20)
金沢のO社長は、教育ケース提供者のT社長と大学が同級で、
目頭を熱くしながら意見を述べ、質問をし、
社員さんに「社長を頼む」と頭を下げられました。
私も思わず感動しました。友情というのは素晴らしいですね。


21)
L社さんは自己資本比率が58%です。
現在、同じエリアに43店舗のメガネ店があります。
色々な意見を聞かれて、差別化のヒントも出来上がるでしょう。
今後も、小売りや他のビジネスも、二極化を辿ります。


22)
より安くなるか、機能性やデザイン性等を駆使してより高価になるかのどちらかです。


我々はニッチャーとして拡大戦略を取らず、差別化戦略を取るべきです。
まさに、商売の原点「商品を売るより親切を売れ」ですね。

今日は東京の社長幹部塾でした。
20日から10年後を考えるビジョン経営沖縄セミナーで沖縄に入ります。
私も現実から離れてビジョンを追い求めてきます。

田舞徳太郎

コメントする

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type
できる思考で業績アップ 無料・公開セミナー
Facebookページ

このブログ記事について

このページは、田舞通信が2014年4月18日 19:55に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「鈴なりに 椿花咲く 瀧道に(最高の季節になりました)』 」です。

次のブログ記事は「明日の飯のタネと今日の飯の種(社長の仕事・幹部の仕事)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。