トップも幹部も社員も景気が悪いことを言い訳にはできません

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親愛なる皆様
お元気ですか。


今日の教訓
幸之助は、いつも自分を正し続けることに努力を重ねていました。
「木野君な、正すべきところは、正してこそ、自分を向上
させることが出来るんやで。正すところを正さんから
成功しないんや」
常に、自分自身を客観視することは難しい問題ですが、
それに成功しないかぎり、指導者の役割は果たせません。
指導者は、毎日が自分との闘いです。
                        
            木野 親之 著「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

 

メールを頂戴しながら返信が出来ていません。
心より心よりお詫びを申し上げます。 
                     田舞徳太郎

1)
一昨日から東京に来ています。
東京到着後、ホテルイースト21で「極上 蔵の師魂」をキープし、
久しぶりに焼酎を飲みました。お湯割りにしておいしく頂きました。
また、移動中の新幹線車中で嬉しいことがありました。
先にノーベル賞を受賞された、京都大学iPS細胞研究所所長の
山中教授にお会いしたのです。


2)
まだノーベル賞が決まらない時に、
月刊『理念と経営』で取材をお願いして、
快くOKのお返事を頂戴しました。


3)
新幹線内で名刺を交換し少しお話しましたが、
非常に謙虚な方だと思いました。
ノーベル賞を受賞した人でも完璧ではありませんが、
松下幸之助翁が言われるように、素直さと謙虚さがなければ、
iPS細胞のような画期的なものを生み出すことはできないのかもません。


4)
今さら山中教授の生い立ちを述べる必要はないと思いますが、
山中教授は中小企業経営者のご子息として生まれ、
汗水垂らして頑張る父親の姿に影響を受けられたようです。
お父さんの苦しみが分かるからと言って、月刊『理念と経営』の
取材を受けて下さったそうです。

やはり、偉大な方の空気に触れるだけで気持ちが安らぎますね。


5)
さて、ソーシャルゲームの大手グリーが、
子どもへのゲーム課金の問題で消費者庁から注意を受けました。
ニュースや新聞記事によると、
おおよそ事業とは言えぬ経営ではないかと思いました。


6)
経営問答塾の木野親之先生は、
企業経営には3つの分類があると説いています。
一つが王道の経営であり、松下幸之助翁が主張されているものです。
「仁義礼智信」を中心にした経営で、世の中の人々に役立つ経営です。

 

7)
もうひとつが覇道の経営です。
権力で相手に有無を言わさぬ強引なものです。
大手量販店が協力業者をいじめたり、
赤字覚悟で大幅に価格を下げ、
地域の中小企業の顧客を一挙に奪う行為などは、覇道の経営と言えるでしょう。


8)
デフレ経済からの脱却を新政権は目指していますが、
何でも安くすれば良いという風潮が色々な業界に蔓延しています。
やはり、三方良しの経営を心掛けなければいけなません。
三方良しは日本型経営の基本にあるものです(つまり、王道の経営)


9)
邪道の経営は、おおよそ事業経営と呼べるものではありません。
法律に触れなければ、相手が困ろうとどうしようと関係のない経営です。
子どもや未成年者がゲームばかりをしている光景を目にしますが、
こういうものは教育上も問題であり、ましてや課金の問題などは邪道です。


10)
小泉政権時代、竹中平蔵さんはある拝金主義の経営者を応援しました。
ヘッジファンドがはびこり、悪徳金融が横行したのも邪道に当たります。


11)
当時はその話題が出ると私は怒りを爆発させていましたが、
いつの時代も邪道はどこかで消えていきます。
やはり、今こそ経営者は私心を捨て、真摯に顧客に対応するべきです。


12)
サブプライムの問題も、
金融関係の人々の金儲け主義による邪道の経営から始っています。
リーマンショックで全世界が金融恐慌を起こしました。
(今でもリーマンショックの傷跡は消えていません)

 

13)
さて、新政権は三つの矢と呼び、
明確に経済政策を打ち出しています。
 1、金融・経済政策
 2、成長戦略
 3、公共事業(国土強靭化政策)
非常に分かり易く、是非成功して欲しいと思いますが、
成長戦略の道筋はまだ明確になっていません。

需給ギャップは10兆円を越すともいわれており、
この問題を解決できるか、新政権の大きな課題です。

14)
また、大企業はお金を持っており、
それをどう設備投資として使って頂くかが大きな課題です。
日銀が金融緩和策をとっても、果たして健全な借り手はいるのか?
ここのところが心配です。


15)
今でも銀行にはお金がだぶついており、
貸したくても、借りたいと思う会社にはリスクがあり貸せません。
また、借りて欲しい会社はお金があり借りませんから、
デフレ退治は日銀と麻生財務・金融担当大臣の腕の見せ所になると思います。

まさに言うは易し行うは難しですから、
我々国民も新政権には協力しなければいけません。
ビジネスモデルを変え、旧来のモデルを革新しなければいけませんね。
(とにかく、しっかり稼いでしっかり税金を納めましょう)

 

16)
中小企業金融円滑化法が3月で打ち切りになるようです。
救済措置は若干打ち出されていますが
私は少し甘く見過ぎていた観があります。
約5万社がこの法律で駄目になるという予測もあります。


17)
つまり、規制緩和策を含め、
産業構造の大幅な変革を示唆するものとして、
一部の中小企業にはかなりの打撃が予想されます。
(知恵を絞り生産性を高めなければ、市場から消えていきます)


18)
もちろん、デフレ脱却は新政権の喫緊の課題であり、
安倍首相は日銀に「2%の物価上昇」を繰り返し要求していますが、
今後の株価の問題や円安の問題を含め油断はできません。


19)
究極、新政権の景気対策ですべての企業が良くなるわけではありません。
今まで、どんなに景気が良い時も多くの企業が破綻しましたし、
どんなに不景気でも成長している企業もたくさんあります。


20)
月刊『理念と経営』の1月号の巻頭対談は、
信越化学工業株式会社の金川千尋代表取締役会長と、
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社の中谷巌理事長です。


21)
リーマンショックや東日本大震災を如何に乗り切ったか、
グローバルな中での「今後の企業経営」の方向性が語られています。

タイトルは、
『トップは景気が悪いことを言い訳にはできません』で、
金川会長の論点からは大きな示唆を得ることが出来ると思います。

是非、月刊『理念と経営』の1月号をお読みください。


22)
いずれにしても、新政権に変わり、
企業経営者には希望が生まれています。
株高、円安は国民にも少し良好な景況感を生みだしていますが、
我々は油断せずに、
「自分の城は自分で守る」という強い決意が大切です。

また、人財育成はいつの時代にも大事です。
どんな社長か?
どんな幹部がいるか?
どんな社員がいてどんな社風を作っているか?
何を勉強しているか?
どんな理念をもって経営に臨んでいるか?

すべては経営者次第です。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2013年1月11日 15:59に書いたブログ記事です。

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