2012年12月アーカイブ

親愛なる皆様 お元気ですか。

今日の教訓
「君な、不況の時、逆境に出会った時こそ焦ってはいかんのやで。」
そういつも幸之助に叱られました。
幸之助は、安易な近道より王道を歩いた人です。
今世の人生は一回かぎりの大舞台と思えば、
焦らずとも結果は自ずから出ます。
今の希望を一生持ち続ける人こそ、偉大なのです。
くれぐれも焦ってはいけません。  
            経営問答塾 講師 木野 親之 著
           「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

 

1)昨日は天皇誕生日でした。
私の家には皇室ご一家の写真集などがありますが、
天皇陛下は我々国民のことや国の行く末のことを案じられていると思います。

2)私如き者でも、日本の中小企業のことや、
日本の行く末が心配です。
天皇陛下は、手術などをされご体調がお悪い中でも
深く心を痛めておられることでしょう。

3)人間は自分のためだけに生きているのではなく、
誰かのために生きる動物です。
それだけに悩み苦しむのですが、
使命感をもって自分を支え、生きてまいりましょう。

4)さて、先週土曜日で今年の全ての研修を終えました。
起業家養成スクールの閉校式が行われ、
爽やかな気持ちで寝床につきました。

5)今年も起業家養成スクール生は非常に頑張りました。
経営方針の発表を終わった後の表情は、
年初の開校式の時とまるっきり異なります。

6)やり切った、努力した、頑張った人間だけが持つ充実感を彼らに強く感じました。

7)経営方針の発表には、
お父さんやお母さんや奥さまや子どもたちも来て、
一緒に「晴れ姿」を見てくれました。
それぞれが流す涙は本当に感動的でした。

8)経営方針の発表後は、
起業家養成スクールの仲間がアドバイスをしたり、
質問をしたり、感想を述べたりして、一年間の学びを確認し合います。

9)その後に起業家チューターが細々とチェックをし、
方針書の点検や、向こう3年間の経営に関してアドバイスをします。
そして、最後に私も感想や一年間の労いの言葉をお伝えするのです。

10)今回は企業内マネジメントコーチングと日程がバッテングしていましたから、
起業家養成スクールは3階と6階に分かれての発表でした。
私は100分の時間を半分づつ聞きながら意見を述べるため、
何回も階段を上り下りしながらの助言でした。

11)最後は、お父さんに感想を述べて頂きますが、
立派になった後継者の凛々しい姿を見て、
感極まって涙を流されるお父さんもいます。

12)お声も涙声ですが、如何に父親の愛情が深いか!
如何に事業継承に望みを託しているか!
如何に後継者の行く末を案じているか!
切々たる念いを感じずにはおられません。

13)来年は26TTのファシリテーターさんたちの御子息が、
20期の起業家養成スクールに多数参加されます。
8か月間は自分の後継者と一緒に勉強するわけですから、
来年の閉校式の経営方針発表は更に色々なドラマがあるでしょう。

14)お父さんの後はお母さんに感想を頂きます。

あるお母さんの言葉です。
「貴方が生まれる時、会社はどん底の状況で、
いつ破綻してもおかしくないくらいの苦しい思いを社長はしていました。
今振り返って、こうして貴方が起業家養成スクールに進み、
そこで前向きに学んでいるとは予想だにしなかったことです。
これからも更に学び、社長の跡を継いで立派な会社にして下さい」

15)人生は毎日が悲喜こもごもです。
長い間経営していると荒波もやってきます。
その荒波を母親として妻としてジッと見つめてきた言葉だと思います。

16)とくに母親は、
会社がうまくいかず、夫が苦しんでいる事を知っていますが、
家庭を守る立場で、夫にどう助言していいかわからなかったと思います。
苦しみや悩みを共有するだけの立場だっただけに、
母親のご苦労をお聞きして感動しました。

17)奥さまがいる起業家養成スクール生は、
父母の後に妻が感想を述べます。
「私は日創研が嫌いでした。何故私たちを放っておいて勉強ばかりするのと、
正直不満がつのっていました。でも、今日の夫の毅然とした発表を聞いて、
妻としてもっと夫を支えていかなければいけないなと強く感じました。」
奥さまも涙声で寂しかった時間を振り返りながら感想を述べて下さいました。

18)最後は、発表した起業家養成スクール生が感想を述べる場面ですが、
涙を抑えながら必死に一年間を振り返りながら話します。
決して順風満帆ではなかっただけに、話しながら色々な念いがこみあげるのでしょう。

最後にはハンカチで涙を抑える起業家養成スクール生もいました。

19)また、今回の閉校式は、
今は亡き菅スクール長のお写真を置きながら進行しました。
菅さんが19年間頑張って下さったおかげで、
今の起業家養成スクールがあるのです。

20)感動するのは起業家養成スクール生やご両親や奥さまだけではありません。
起業家チューターも、菅スクール長を失い、心細い中を必死にやり抜きました。
ですから起業家チューターの中にも、込み上げて涙を流す人もいました。

21)私は記念講演を1時間半行い、菅スクール長を偲びながら話しました。

22)「会うは別れのはじめなり」と言いますが、
まさに、究極の答えは、人生は無常であり無自性です。
人は全て一期一会であり、人生二度なしです。

起業家養成スクールOBや起業家チューターの挨拶等も聞きながら閉式し、
その後懇親会も楽しく行いました。
25TTからも応援に駆けつけて下さり、
素晴らしい門出の閉校式でした。

再び来年は新しい起業家養成スクール生を迎えますが、
日々生成発展です。
「明日への希望と挑戦」。
新春経営者セミナー2013のテーマで来年に臨む決意です。

田舞徳太郎

親愛なる皆様 お元気ですか。


今日の教訓
「ことの真実は、理論や数値だけに頼ったらあかん。
人間の感情をプラスして判断することが大切やで」
幸之助は、いつもことの是非について、こう言っていました。
人は理論で納得し、感情で動くものです。
数字が何を表しているかを、感性で捉えてみれば、
企業の実態が見えてきます。

            経営問答塾 講師 木野 親之 著
           「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より


1)
人間は時折迷ったり辛い思いをしたりするものです。
経営をしている以上、それらの様々な苦労は避けられないことでしょう。
昨日の3人の講演も深い感動のうちに聴かせて頂きました。

2)
起業家養成スクール生は六甲山縦走で、今朝早くから歩いています。
56キロですから、それを見守り一緒に歩く起業家チューターさんも必死です。
私は今日はゴールで全員を待って、縦走した彼らのお迎えです。

昨日は引き続き、
起業家養成スクール・閉校式までの恒例の記念講演で、
1人目は卜傳(ボクデン)のK社長でした。

3)
卜傳さんはこの12月13日に、札幌にもお店を出されました。
ご成功を心よりお祈りしていますが、
そのお忙しい合間をぬっての講演に心よりお礼を申し上げます。

4)
K社長は、19歳で卜傳をオープンするまでは破天荒な人生で、
たくさんの荒くれ男どもを従えて、留置場に何度も入った体験を持ちます。
「ヤクザ」になることが目標だったと言いますが、
年老いた元ヤクザに諭され、しわだらけの刺青を見て生き方を変えられます。

(ここの場面の話は感慨深げでした。人生の岐路ですね)

 

5)
現在は岡山を拠点に、銀座や広島、札幌にお店を持たれていますが、
韓国家庭料理の味は抜群で、如何にお客様に喜ばれるかを考え、
料理だけではなく、サービスの面においても人財育成をキチンとされています。

 

6)
卜傳さんは田舞塾の教育ケースにもご登場頂き、
ケース・メソッド授業を行いました。
7年経った現在でも、当時の明確なビジョンのまま経営されており、
ぶれない実践力には感動しました。

 

7)
卜傳ファームを北海道につくり、
農場経営をしながら、自社で使う野菜の栽培もされているのです。
とくにニートなど、若者の社会復帰に志をもち、彼らを見事に立ち直らせています。
K社長は体を張って教育していますから、心から感動しました。


8)
K社長の強みは「心意気」「志」「面倒見の良さ」「責任感」です。
19歳までは破天荒な人生でしたが、
現在ではK社長を慕う人がたくさんおられます。私もその一人です。


9)
日創研経営研究会の2013年度の副会長、そして
「理念と経営」経営者の会・中国地区会長もお願いしていますが、
何事も行動的で、理論理屈より実践的で結果をつくっておられます。

10)
本店を立てる時、
借入金1億1000万円の保証人がいなく、
困っている時に、常連のN弁護士さんが何も言わずに保証人になられたのは、
やはり、K社長の人間性でしょう。
成功している人は、不思議に恩人が現れ助けられています。

起業家養成スクール生に、
「尊敬する人を持てよ!」「命がけで仕事はするんだぞ!」
という、慈愛に満ちた言葉を頂きました。


11)
2人目の講師は、
株式会社ミヤザキのY社長様でした。
Y社長も何度も困難や逆境に出遭っていますが、
それを乗りこえて見事な成功をおさめておられます。


12)
少量多品種の樹脂加工のお仕事で、
短納期で業界に真似の出来ないビジネスモデルをつくられ、
コア・コンピタンス経営で高収益の経営をされています。


13)
Y社長の言葉
「お金、人、お客さまで、経営者は苦しむ。
しかし、経営者はそれを乗りこえなければならない。
いつまでもお金に追われるとか、
いつまでも人の問題で苦労するとか、
それでは本当の経営とは言わない。
苦労の段階を脱皮していくのが経営です。」

まさに名言ですね。


14)
Y社長は質問をしながらの講演でした。

Y社長の質問
「ゴミが落ちているとします。
1人はゴミに気づいて拾わなかった。
もう1人はゴミに気づかなかった。
今後どちらが成長していくと思いますか?」

(皆さんも考えてみて下さい)


15)
Y社長の言葉
「愛社精神を持たせる前に、自分が社員さんを愛する。
清水の次郎長は子分のためには死ぬ気でいた」


16)
Y社長の言葉
「戦うのは他社ではない。
お客様のニーズ(欲求)です」

この言葉も印象的でした。


17)
バブル崩壊で破綻寸前の痛手を被りますが、
原因は「会社の質」にあると気づかれ、勉強会を始めます。
ところが、6か月で8人が辞め、残りも辞めていくのです。
それにも負けずに、今は誰も真似できないような勉強会を22年継続しています。

やはり、会社を良くしようとすると反対する人も出ますが、
ぶれずに経営することが成功を招くのですね。


18)
3人目の講師は武蔵境自動車教習所のT会長です。
突如組合が出来、紛争に巻き込まれ自殺者まで出しますが、
それまでの組織の脆さの話には、私も考えさせられました。

T会長は当時常務をされていましたが、腹を括って社長になり、
色々なひどい仕打ちを受けながら交渉を続けます。

 

19)
粘り強い交渉力で組合運動を鎮め、今はお嬢さんに社長を引き継ぎましたが、
現社長になって25%生徒数が伸び、今は日本で二番目の規模の教習所になっています。
会長も素晴らしく、社長も素晴らしい・・・見事な事業継承です。


20)
教習所は規制の厳しい事業ですが、T会長の考えが素晴らしかったです。

「規制の枠から考えるから発想が出ない。
規制以外なら何でも自由に出来るんだよ!」

我々は、規制がなくても固定観念で自分の思考を縛っていますが、
T会長の発想の柔軟さに驚きました(65歳ですが、発想は青年です)


21)
T会長の言葉
「色々と組合では苦しんだ。紛争は絶対にしない方が良い。
その為には常日頃から社員さんとのコミュニケーションをとっておくことです」

「手練手管では駄目だ」

「どんな環境であれ、やればいくらでも方法はある」

「経営理念なくして人を育てることはできない」

「悩め、悩んでも逃げるな!」

武蔵境自動車教習所の色々な施策にも感激しました。
3人の経営者に共通することは理念が深いことです。
人間的魅力に富み、具体的な手をキチンと打っておられます。
人財育成にも力を入れ、業績が良いのも素晴らしい共通項です。

22)
例年は菅スクール長が仕切って下さっていました。
19年間、起業家養成スクールに貢献して下さり、
今年お亡くなりになりましたが、最後まで我々の事を気にかけて下さいました。

今年は私が仕切りましたが、
たくさん学ばせて頂くと共に、改めて菅さんの存在の大きさに気づきました。

今は午後2時です。
今日は天気に恵まれており、現在は摩耶山(まやさん)を歩いているようです。

「明日への希望と挑戦」。
若者たちには希望がありますね。

新春経営者セミナー、お待ちしております。

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。

今日の教訓
「長たるものは、すべての責任を自ら負うのが当然、
それは私の責任です、と言い切れているかどうか」
責任の転嫁は人の道に外れます。
また、責任の取り方は非常に厳しいものです。
幸之助は、責任を果たすとは、
事業計画を100パーセント達成することと言っています。
この他に、責任の取りようはありません。
そのために長たるものは自分を磨き、部下の尊敬の対象となるべきなのです。

            経営問答塾 講師 木野 親之 著
           「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

1)
昨日は起業家養成スクール19期生の勉強会に出ました。
講師は、健康住宅のH社長、お好み焼き・千房の中井社長でした。
H社長の健康住宅は働く人のモチベーションも高く、業績も好調です。


2)
健康住宅さんは全社員さんが可能思考研修を終えていますから、
素晴らしい社風になっており、人財育成の話も盛り上がりました。
色々な企業からも学ばれたり、職能教育の効果的な活用もされています。


3)
H社長は、「企業は社長の器以上にならない」と締めくくられましたが、
まさに社長力・管理力・現場力の三位一体の中でも、
社長力が一番大切だという私の主張を代弁頂きました。


4)
中井社長とは付き合いも長く、
30年ほど前は毎月二人でカラオケに行き、
楽しく食事をしながら将来を語り合いました。


5)
中井さんはハンサムですし、話もうまいし、歌もうまくて、
三拍子そろった中井さんとスナックなどに行くと、
ホステスさん達は皆さん中井さんのそばに行かれ、
私は寂しい思い?をしたものです。今日も有意義な講演でした。


6)
さて、過日は京都で田舞塾が開催されました。
滋賀県の「びわこホーム」さんの教育ケースでしたが、
素晴らしい決算書で、言うことなし・・・というのが実感です。


7)
ケース・メソッド授業でのテーマは、次の5つです。
 1、びわこホームの成功要因
 2、コア・コンピタンス経営のコアバリュー
 3、企業の永続のための後継者育成
 4、3年?5年間の経営課題は何か
 5、これからの人財育成


8)
びわこホームさんのケース・メソッド授業は、
8年前に一度行い、結構激しい内容のディスカッションでしたが、
今回はこの不況の中で順調な業績を上げておられるだけに、
我々にも学びが多くありました。


9)
とくに、びわこホームさんは、
 1、月刊『理念と経営』
 2、カンブリア宮殿
 3、ルソンの壺
 4、本の出版
など、メディアでも有名になっていますが、U社長はあくまでも慎重です。

10)
コア・コンピタンス経営を導入され、
昨年に引き続き業績アップ上級コースにも継続して参加されています。
お客様の満足に対しても、これでもか!これでもか!と、
アフターサービスに力をいれておられます。


11)
地域での販売シェアも断トツに高く、
まさに地域密着で緻密な戦略を立てておられるのです。
支店経営などは一切されず、徹底したエリア戦略で永続性を追求されています。
心から、更なるご成功を祈念しました。


12)
さて、衆院選が幕を閉じ、結果は皆さんご存じの通りです。
圧勝した自民党が良いからではなく、
3年数カ月の政権運営に対する社会の評価でしょう。


13)
今回の衆院選から学ぶことは、
すべてに栄枯盛衰があるということです。
栄えている時に有頂天になると、そのしっぺ返しも大きく、
すぐに枯れ果てていきます。


14)
これは政治だけではありません。
企業経営も全く同じですし、国家も油断したらすぐに衰退します。
戦後日本は右肩上がりに栄え、景気も盛んに上昇しましたが、
今は、衰退しかけ、枯れかけています。


15)
以前述べたと思いますが、日本国家の経常収支は
2017年度にはマイナスになると言われています。
つまり、日本に入ってくるお金が少なくなり、出ていくお金が多くなるのです。


16)
経常収支は、
貿易収支を黒字にし、
所得収支を更に拡大すればプラスに働きます。


17)
しかし、貿易収支は3兆円を超すマイナスであり、
所得収支も年々少なくなっています。
所得収支は多い時には25兆円もあったのに、今では8兆円ほどです。


18)
政治には、我々中小企業経営者は失望していました。
「企業」はどこかに追いやられ、
「家計」中心の政策が行われていたのです。


19)
落選した大物政治家にはお気の毒としか言いようがありませんが、
経済対策を真剣に行わなかったツケが今回の状況を招いたものと思います。
ただ、「家計」中心の政策を見抜けなかった私たち国民にも責任があります。


20)
次の総理予定者は「経済対策」を強く打ち出していますが、
デフレ退治の金融緩和と同時に、
出来れば「TPP」も前向きに取り組んで頂きたいと思います。


21)
とくに将来的にも新しい技術や製品を開発し、
日本国家はまだまだ輸出主導の政策を取るべきと思います。
円高の問題もありますが、
私は「輸出大国日本」の復活を目指すべきと確信しているのです。
(日本の潜在能力を政治がもっと引き出すべきです)

22)
そうした経済対策やビジョンを明確にした上で、
重要課題の外交政策を行って頂きたく思います。
政治は経済の上位概念です。
経済の分かる政治家の育成も、最重要課題のような気がします。

2013年度は少しは希望が持てそうです。
新春経営者セミナー、お待ちしています。
とくと、「明日への希望と挑戦」を聞こうではありませんか!

田舞徳太郎

親愛なる皆様 お元気ですか。

今日の教訓
幸之助は「人の不幸の上に幸せをつくったらあかん」とよく言って
いました。それが信念だったのです。
どんな時にも相手のためにプラスになるという志をもって事に臨ん
でいました。それが、人の心を動かしたのです。
すべては、生命と生命との対話です。
魂と魂との交流です。
自分の心と向き合えば、自ずと答えが出ます。
          経営問答塾 講師 木野 親之 著
              「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

1)
京都で社長塾が7日に行われました。
テーマは、「其の身正しければ令せずして行われ、
其の身正しからざれば令すといえども従わず」でした。

2)97歳になられる伊與田覚先生の講義は本当に深いですが、
社長塾に参加されている人たちも非常に熱心です。
来年3月からは第10期開催のお許しを頂きましたが、
伊與田覚先生の人間としての深みに触れる幸せを感じています。

3)今回は松下電器産業(当時)の4代目社長・谷井様に、
伊與田覚先生とご一緒に昼食をご馳走になりました。
「田舞君、良い先生がおられるよ」
谷井様が伊與田覚先生とのご縁をつくって下さっただけに、
その上に色々とフォローをしていただき恐縮しています。

4)社長塾の会場になっている霊山(りょうぜん)歴史館は、
松下幸之助翁が建立されたものです。
昭和を憂い、何とか日本に健全な価値観を取り戻そうと、
維新の道もつくられました。

5)とくに霊山歴史館の前には、明治維新のために命をかけた、
幕末の志士達のお墓がたくさんあります。
坂本龍馬や中岡慎太郎のお墓もあり、
非常に厳粛な環境の中での伊與田覚先生の勉強会です。

6)今回は、
「人の上に立つ者が常日頃から正しい生き方をしていれば、
命令しなくても人は動くが、行いが正しくなければどんなに命令しても、
誰も動かない」という意味です。
心に沁みるご講義でした。

経営理念の浸透も、経営方針の徹底も、
まさに社長の行いや生き方によるのですね。
社員さんを安易に責められません。

7)社長塾が終わり、
そのまま新幹線に乗って九州の佐賀県まで行きました。
ファシリテーターの福井のTさんご夫婦、
そして、創業20周年を迎えるS社長と4人で楽しい3時間の旅です。

8)S社長の創業20周年記念式典が行われますので、
私は記念講演を仰せつかりましたが、
S社長もファシリテーターをして下さっているだけに気楽に引き受けました。

9)S社長は、九州にたくさんの学習塾を経営されており、
人財も育ち、業績も非常に順調です。
とくに教育に対する使命感が強く、その点がS社長の素晴らしい所です。

「13の徳目」朝礼
『理念と経営』社内勉強会
可能思考研修全社導入
職能教育導入
など、日本創造教育研究所を最大活用頂いているだけに嬉しいです。

10)参加者は300人ほど来ておられました。
講演会は社員さんを入れて400人ほどですが、
若い社員さんにも実感をこめて話しました。
「若い時にしか出来ないことがある・・・精一杯苦労し、精一杯楽しもう・・・」

11)私も67歳でまだまだ青二才ですが、
若さのもつ可能性を実感しています。
若さゆえに失敗もありますが、
私も創業当時の24歳の頃から青春を謳歌していました。

もちろん、若い時ほど苦労に耐える力もあり、
青春を謳歌するとは、単にワイワイ騒ぎたてることではありません。
涙、喜び、悲しみ、苦しみ、憤り・・・これらに対する感受性の強さを言います。

12)つまり、若さはすべてが足し算です。
次はこうしようとか、この場所にお店を出してとか、次はこの勉強をしてとか、
もっとこんな人間になりたいとか・・・・すべてが可能性に満ちて足し算です。

13)しかし、67歳になると引き算的発想になります。
この研修教育カリキュラムは80歳までならできる!
すると、あと何年しかないな!という具合になるのです。
若さは色々な苦悩もある代わり、無限の可能性がありますね。
若者たちに繰り返し「若さの謳歌」を呼びかけました。

14)講演のタイトルは、
「縁ありて花ひらき 恩ありて実を結ぶ」です。
S社長とも長年のご縁ですが、たくさんのご恩も頂きました。
日本創造教育研究所の成長は、すべてご受講生の方々のお陰です。

15)「縁ありて花ひらき 恩ありて実を結ぶ」の言葉は、
鹿児島の今別府産業さんの、今は亡き会長室に掛けてあったものです。
月刊『理念と経営』の取材の折に、この言葉に出会い感動しました。

16)欧米諸国は、原因がありそのまま結果があると考えますが、
仏教では因縁生起説といわれるように、
原因と結果の間に「縁」が介在するのです。

17)小さい頃恵まれていても、
途中悪い人に出会うと人生が狂ってしまいます。
悪縁が介在した結果、不幸になるのです。

18)縁には良い縁と悪い縁がありますが、
やはり、良い縁をつくるには志を高めて人格を磨くべきでしょう。
人間は引き合いますから、
マイナスで考えているとマイナスに引き込まれます。

19)どうぞ、今は運悪く苦しんでいる人も、
必ず新しい道は開けます。
希望を持ち可能思考能力で生き抜いていきましょう。

20)今回の出席者は、北は旭川や苫小牧や岩手から、
南は鹿児島まで、実に多くの方々が遠くから参加されていました。
ファシリテーター仲間も多く、
いくつになっても友情というものはいいものですね。

21)S社長も、色々なご縁に恵まれ、
たくさんの方々のご恩に導かれて現在があります。
今の素晴らしい教育のお仕事を次の世代に継承されるまで、
更に飛躍して頂きたいと思いました。

22)懇親会は「ミネハハ」という素晴らしい歌手の声に魅了されました。
私はたくさんCDは持っていて聞いていますし、
新春経営者セミナーでも流しています。

しかし、ライブは全く違いました。
感動と同時に涙がこみ上げてきました。

最高の20周年記念式典でした。
S社長おめでとう!

田舞徳太郎

親愛なる皆様 お元気ですか。

今日の教訓
「人間だから行き過ぎることもある。そういう場合は、
すぐ引き返すこと、その見極めがなによりも大切だ」と、
幸之助はいつも言い聞かせていました。
「今が、最善だと思っても、それは、今日の最善であり、
明日の最善ではない」
ものごとは日々進歩しているのです。生成発展しているのです。
いつ如何なる時でも学び続ける大切さを教えられました。  

          経営問答塾 講師 木野 親之 著
              「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

 

1)昨日は一日中、経営相談でした。
海外への工場新設などの前向きな相談と同時に、
リストラや労務問題もあり、気持ちが焦ります。
もちろん、新卒採用の件もあり、業績好調の会社もあります。

2)経営相談はリーマンショックの後が一番多かったですが、
この3か月の四半期も、中小企業の方々の苦悩が増えているようです。
Y社長様は新規開拓に成功してリストラを避けることが出来ましたが、
皆さまも、可能性はあるものと信じて頑張って頂きたいと思います。

3)労務問題は、原因は社内の人間関係にあると言っていいでしょう。
意地悪な上司や、面倒見の悪い上司の下では、部下は定着しません。
上下のコミュニケーションがネックになっているものと思います。

4)売上不振は全産業に及んでいます。
7、8、9月の全産業の売上高はマイナス4%ほどになっています。
 1、日頃のサービスの質
 2、どんな人財がいるのか?顧客の問いかけ
 3、商品や技術の陳腐化
単に不景気のせいにするのではなく、
今こそ、自助努力が問われるものと思います。

5)日創研では「業績アップ6か月研修」や「営業スキルアップ5か月研修」を行い、
売上を上げたり、無駄なコストの削減に努力したりして、
企業業績をアップするという「カリキュラム」を提供させて頂いています。

6)また、マネジメントの面からも、
PDCAサイクルの回し方を学んで、計画立案、実行、チェック、評価・反省をし、
業績に寄与する「マネジメント養成6か月コース」を開催しています。

7)色々とお電話で業績調査をしていても、
日創研の会員企業様は概ね業績は良いのですが、
ここにきて、少し手詰まり感があるのも気になるところです。

8)今年の企業調査では、増収増益予測が100社中11社しかない割に、
日本創造教育研究所の会員企業様のアンケートでは、
増収増益と答えた会社が100社中40社もありました。

9)やはり、学んでいる所は業績に対する熱意も違いますし、
色々な具体的手法を学び身につけておられます。
日本創造教育研究所の会員企業様の中でも格差が起きているようです。

10)一昨日は東京の経営理念塾でしたが、
3年増収増益という会社様も何社かあり、
概ね業績は好調な様子です。

11)参加されている企業様の業種も多種多様ですが、
大小に関係なく、理念が明確になりつつある企業様が好調なようです。
ただ、製造業が今後どうなるのか?少し不安ですが、
一昨日の発表では、隔年で黒字と赤字を繰り返している製造業もありました。

12)日本の製造業は縮小気味になり、空洞化が叫ばれていますが、
この流れは「国」をあげて止めなければなりません。
歴史的に見て、イギリスは産業革命の技術を産業化することが出来ず、
製造業の衰退と同時に国家も衰退していきました。

13)また、アメリカも製造業がピークの時には国力もあり、
景気も断トツに良かったわけですが、1980年代から日本などに追われ、
徐々に衰退していくなかで国力も落ちていきました。

14)「歴史は繰り返す」と言いますが、
日本国家も「製造業を軽視」したら、国力は更に衰えていくものと思います。
製造技術だけではなく、医療技術など、色々な技術や製品を輸出して、
再度「輸出立国」として活躍すべきだと思います。

15)現在の貿易収支は赤字ですが、
火力発電などのガスや原油の輸入過多も一因があるようです。
早く、この問題も政治的な決着をつけて、
円高対策を含め輸出産業を利する政策を取るべきです。

16)家電産業が急速に衰退化していっていますが、
自動車産業や鉄鋼業や建設機械なども、家電の二の舞を演じないように、
国策として「企業」を後押しすべきだと思います。

つまり、具体的な経済対策と、外交政策が大切ですし、
東日本大震災後の復興を実行する力のある「政党」を選んで欲しいですね。

17)もちろん、安易に国だよりをするのは賛成ではありません。
我々企業経営者はあくまで「自分の城は自分で守る」気概が大事ですが、
政治の堕落によって多くの企業が犠牲になっている面も否めません。

18)企業の衰退は国家の衰退であり、
働く人たちの生活も守れなくなり、雇用の喪失を生みます。
賃金も下がり、日本はどんどん落ちぶれていくでしょう。

19)空理空論のにわか政治家が多くなり、
選挙の時だけ美辞麗句を並べ、
「出来もしないこと」をマニフェストにしています。

20)今回の選挙は日本の命運を占う選挙と言ってもよいでしょう。
新春経営者セミナー2013ではありませんが、
「明日への希望と挑戦」を託せる「党」に一票投じようではありませんか。

21)
にわか仕込みの人間が政治家になり、
それらの方々に日本を託すことは絶対にできませんし、
そうなってはいけないと思います。

政治は経済の上位概念・・・・・です。
自社の未来を本気で考えましょう。

それが日本の未来を真剣に考えることになるのです。
(それにしても具体的で明確な国家像を描ける人が少ないですね)

田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


今日の教訓
幸之助は、「自らの努力で困難を開拓し得た境地には、
金銭に代え難い人生の味わいがある」と述べています。
金が主役の経営では、毎日が金に振りまわされ、
金に追いかけられ地獄となるのです。
人間主役の経営、王道の経営に徹すれば、
苦難を勝利に導くことが出来るのです。
経営の主役を何にするかが企業の成否を決めます。
幸之助の人生は自らの努力で困難を開拓した人生でした。

            経営問答塾 講師 木野 親之 著
           「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

 

メールを頂戴しながら返信が出来ていません。
心より心よりお詫びを申し上げます。
田舞徳太郎


1)
25TTが無事に修了し、新たなスタートを切りました。
とくにM社長の経営方針の代表発表が素晴らしく、
ファシリテーターを含めて、皆さん大いに感動し刺激を受けておられました。
伸びていく経営者はビジョンが明確であり、かつ具体的です。


2)
各自2日間にわたり2013年度の方針や計画を発表されましたが、
次年度に向けて色々な事柄をたくさん学ばれました。
あらためて、日創研のご受講生の素直さと貪欲さを感じ嬉しかったです。

私のまとめの講演テーマは「縁を活かす」でした。


3)
縁を活かせる人と活かせない人ですべては変わりますが、
縁と言っても師縁もありますし、友との縁や、本との縁もあります。
縁とは「人と人を結ぶ不思議な力」「人と物事をつなぐ不思議な力」ですが、
中でも「先縁」が一番大切ですね。先縁尊重です。


4)
さて、25TTがスタート(修了)してホッとしています。
ファシリテーターの方々も必死で関わり、一生の縁となったと思います。
私も、TT(企業内教育インストラクター養成コース)には思い入れも強く、
寂しさを強く感じています。
25TTのメンバー各位の発展を祈らずにはおれません。


5)
さて、ハードなスケジュールを無事に乗り切れましたが、
私だけでなく他の講師も頑張っています。
ただ、私の場合は経営相談も多く、ある面研修よりも神経を使います。
売り上げ減、受注零、リストラ、不渡り、後継者問題、資金繰りなど、
見通しが暗い時期だけに胃が痛くなります。


6)
ただ、アメリカの新車販売が増えたりと、明るいニュースもあります。
日本では、設備投資は全産業で昨年を上回っており、
この指数だけでも少しは安心します。4、5、6月期は7.7%の伸び、
7、8、9月は2.2%と低調ですが伸びています。


7)
また、円が82円台となり、株価も9400円を超えています。
政治は経済の上位概念ですが、いよいよ総選挙に突入しました。
経済対策や外交問題などを最優先にして欲しいですね。

 

8)
先の政権は「家計」に政策の土台をおき、
景気や中小企業対策まで手が回っていませんでした。
社会保障という美名のもと、
「税の源泉」である「企業経営」は無視された形でした。


9)
やはり、景気を良くするには賃金を上げなければなりません。
賃金を上げるには、もっとデフレ対策をして企業業績をあげるべきです。
また、社会保障も大事ですが、企業に活力が失われると雇用も生まれません。
結果、失業で生活保護が増えたりして、社会保障費も甚大なものになるのです。


10)
1980年代、日本は貿易黒字の問題で世界から批判されていました。
そこで中曽根内閣によって諮問会議が開催され、
貿易黒字削減のために「前川リポート」なるものが政策として打ち出されたのです。


11)
つまり、
 1、内需拡大(輸入拡大)
 2、労働時間の短縮
 3、貯蓄優遇税制の廃止
 4、産業構造のサービス化


12)
このことで、労働時間は17%も削減され、
企業のコストはジワリ・・・としわ寄せを受けています。
非効率な体質の中小企業はとくに打撃を受けたことでしょう。

つまり、現在はこの政策では駄目なのです。
内需だけではなく、外需政策も大胆にやるべきです。
労働時間の規制緩和もしなければいけません。


13)
プラザ合意など、円高対策もこの頃であり、
内需拡大の行き過ぎでバブルが起きたのは皆さま御承知の通りです。
バブル崩壊後、国内総生産(GDP)の伸びは1%台であり、、
「世界同時好況」の時も、我々中小企業にはその実感はありませんでした。

 

14)
とにかく、経済対策と外交問題です。
海外への移転がどんどん進み、モノづくりの空洞化が起き、
製造業の雇用はこの10年で600万人も減少しているとも言われます。


15)
貿易赤字は徐々に大きくなり、所得収支も減少しています。
このままいくと2017年度は、経常収支は赤字となり、
かつてない逆境を日本は迎えるようになるでしょう。


16)
景気が悪くなると、
それが連鎖反応を起こし色々な問題を起こします。
一日も早く、効果的な経済対策を実行出来る「党」を選びましょう。
選挙には必ず行って下さいますようにお願い申し上げますね。


17)
さて、私は経営理念塾で東京に来ていますが、
大阪を出る時、大阪のマネジメント養成6か月コースでディレクターをしている
A社長にお会いしました。5年前、業績悪化で整理しかけていたのです。


18)
現在は資金繰りに苦しむこともなく、経常利益率8.7%で、
順調に業績を伸ばしておられますが、
やりようによってはトンネルは抜けられるのです。
皆さま方も業績向上には真剣に取り組んで下さい。
A社長は半分諦めかけていましたが、社長が本気になると何とかなるのです。


19)
業績順調な24TTのH副社長からのメールです。

メール
「最近になって可能思考教育の大切さが少し判ってきたように思います。
というのもすべての原点が、可能思考です。
可能思考は人生のアクセルであり、
可能志向の連続が、新たな価値を生むのです。
成功は、可能思考の結果なのですね。
可能思考の方しか志は生まれませんし、当然計画も立てられません。
すべての原点が可能思考教育にあることを、
最近特に意識するようになりました。
可能思考には、不可能を可能にする力だけでなく、
未来を創る力があります。」


20)
ある女性専務からもお手紙を頂きました。
創業60年ですが、業績が2年続きで赤字になりました。
北九州のK社長とN社長の勧めで社員さん達も可能思考研修や、
業績アップ6か月研修などの受講で今期は黒字となり、
来年の26TTに参加されるとのことです。
やはり、明日への希望を失わずに学ぶべきですね。


21)
私は12月の中盤から、
1月22日?23日の新春経営者セミナーの準備で忙しくなります。
『明日への希望と挑戦』が大会テーマですが、
私にとっても、月刊『理念と経営』にとっても一年間のテーマです。

 

22)
どうぞ、今は苦しくても、明日への希望を失わないように、
そして、何ごとにもチャレンジする気持ちを持たなければなりません。
お互いに頑張りましょうね。
(久しぶりの田舞通信ですみません!)

田舞徳太郎

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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