ハウステンボスは何故37億の黒字を出したか(増益経営のポイント)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


今日の教訓
私が悩んでいる時、
幸之助が励ましてくれました。

「悩むのも大事だが自分の殻に閉じこもったら負けやで。
素直に人の教えを乞うことも大事やで」

失敗することを恐れるよりも、
真剣でないことを恐れたいものです。
悩みから逃避するのではなく、
悩みがあるから生きがいがあるのだと考えれば必ず道は開けます。

           経営問答塾 講師 木野 親之 著
           「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より

メールを頂戴しながら返信が出来ていません。
心より心よりお詫びを申し上げます。

田舞徳太郎


1)
昨日、東京での実践後継者育成セミナーが無事に終わりました。
第5講は分かり易い財務の講義ですが、
自社の経営状況に気づかされて茫然とする参加者もいました。


2)
私は、氷山の一角の図を書いて、数字は結果であり、
結果には潜在的な原因があると、
人財の問題
商品の問題
売り方の問題
価格の問題
マネジメントの問題
コア・コンピタンスの問題などを話しました。

来年1月から第20期の起業家養成スクールが始まりますが、
今回の実践後継者育成セミナーからも数名が参加予定です。


3)
若いうちにしか学べないことがありますので、
次代を担う若者にはどんどん勉強してもらいたいと思います。
昨日は、変革コース講師・梅原君の、実践後継者育成セミナーにおける
財務分野の講師デビューでしたが、やはり可能思考研修の講師が行うと、
数値の分析も分かり易く迫力があります。


4)
明日から田舞塾のため、本日青森の弘前へ行きます。
1、F社様のグループ企業の訪問
2、社風診断・財務診断
3、グループ討議とケース・メソッド授業です。


5)
一昨日まではハウステンボス視察セミナーで長崎県佐世保市に行っておりました。
東京から直接ホテルヨーロッパに行き、前泊しましたが、
明徳塾の馬場惠峰先生のお嬢さんからワインの差し入れがあり、感動しました。


6)
お昼は久しぶりに、馬場恵峰先生ご夫妻と、お嬢さんと
4人で食事を取りましたが、お嬢さんが20年も
ハウステンボスに勤務されているということで、
過去の話も含めて色々とアドバイスを頂きました。
ワインの差し入れと、お食事をご馳走して頂き感謝に耐えません。
馬場惠峰先生ご夫妻は非常にお元気でした。


7)
東京から入ったセミナー前日の夜は、ハウステンボスの澤田社長と
少しお話をしました。
静かな雰囲気の中に、
ハウステンボスを成功させるぞという意気込みを感じさせます。
 1、嘘でもいいから元気を出せ
 2、運気の良い人とつきあう
 3、5Sの徹底
 4、どんな時も前向きに取り組む

澤田社長は可能思考能力の強烈な実践者だと感じました。


8)
また、日本創造教育研究所からは6名が準備の為に参加しました。
少しでもご迷惑にならないようにということでしたが、
豪華なラウンジで音楽を聞きながら歓談しました。


9)
松原君はハウステンボスが終わると、翌日から業績アップ上級コースでした。
秘かにハウステンボスのコア・コンピタンスは何かを考えているようでした。
私だけではなく、日本創造教育研究所の人たちはよく働きます。

10)
今回は沖縄から北海道までの方々がご参加でした。
「田舞さん、来年も行うのですか?」と、
早速来年も来たいとおっしゃる方もいました。


11)
私は19年前に来ています。
当初は入場者数も多く、ホテルヨーロッパの前で、
起業家養成スクール生と一緒に食事を取りました。
創業者である神近さんの講演を聞き、非常に感動したことを覚えています。


12)
当初の計画では、入場者目標は年間400万人でした。
しかし、1996年の380万人をピークに下がり続け、
途中で経営責任を取って神近さんは社長を退かれました。


13)
また、事業も行き詰まり、途中で倒産します。
東京ディズニーランドの初期投資額は約1800億円、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの初期投資額は約1700億円
ハウステンボスは約2200億円の初期投資です。


14)
1992年ですからまだまだバブルの影響が色濃く、
神近さんの夢が大きい分、投資も過大になったことが一因でしょうね。
最悪の年は141万人の入場者で、18年間ズッと赤字経営でした。


15)
野村グループのファンドが支援企業に入りますが、
スペシャリスト集団をもってしても黒字転換は果たせなかったのです。
そこに白羽の矢が立ったのがHISの澤田社長です。


16)
澤田社長は何度も断り続けます。
しかし、佐世保市長の熱心な依頼に応えるべく、
背水の陣でハウステンボスの再生に賭けました。


17)
月の半分をハウステンボスに宿泊し、
住民票も、東京から佐世保市に移して戦うのです。
そして「2割のコスト削減と2割の売上増」を図りました。


18)
その為に、全社員で知恵を使って目標に向かうのです。
4月の社長就任以来、11月には黒字を果たし、
2年目は19億の利益を出します。3年目は37億の黒字です。


19)
セミナー2日目は朝9時から元HISの大野尚先生に講演して頂き、
澤田社長の人となりや、その経営手法を学びました。
元幹部だけに、その経験談に基づいた質疑応答も良かったです。


20)
澤田社長にも講演と質疑応答をお願いしました。
具体的な再生手法ですが、とにかく「シンプル」なお話でした。
やはり、やるからには命がけの熱意が大事なのですね。


21)
有料エリアを狭くして、フリーゾーンを作り市民に無料開放しています。
必要な部分を増やし、不必要な部分を削除して
エンターテイメント性を高めたお陰で、
前期(10月?9月)は190万人の入場者数に増やしています。


22)
初日はセミナー参加者全員が会場を見学しましたが、
私は自転車をお借りして、CODコンサルタントの
古永君と一緒に回りました。
アートガーデンの夜のイルミネーションは最高で、
孫たちにも見せたいなという感動を得ました。


23)
このアートガーデンは、11月後半からは1000万個の
世界一のイルミネーションです。
講演をお聞きして感じたのは、
ディズニーリゾートにないものを演出して、
差別化を計る戦略を取られていることです。

「まだ、57点ですよ!」と澤田社長は述べておられましたが、
18年間赤字続きを半年で黒字にし、この9月決算では37億もの利益です。
この2年で100億の利益を出されるとのことでした。

もちろん、経営課題はいろいろあります。
やることだらけでしょう。

でも、自己資本比率も54パーセントにして、
今後ますます盤石な経営基盤をつくられると思います。

澤田社長とは月刊『理念と経営』がご縁ですが、
今年は新春経営者セミナー・東京大会にも来て頂きました。

「運気の強い人」と付き合うことが大事だとアドバイスを受けましたが、
今後ともご指導を仰ぎながら、私ももっと勉強しなければと思いました。

経済と経営はやっぱり違いますね・・・

そして、ハウステンボスの究極の成功要因は「志(理念)」です。

田舞徳太郎


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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2012年10月16日 15:33に書いたブログ記事です。

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