企業経営と民間外交(中国訪問の感想)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


今日の教訓
「他人の言うことに、耳を傾ける心を失えば、
それは自分自身を失うことにもなりかねない」と、
幸之助は真剣に人の話に耳を傾けていました。
マラソンの高橋尚子さんは、
「みなさんに支えられて暗闇にも夢を持つことが出来ました。」
と言っています。
相手を思う心がなければ、相手の心は見えないのです。
あの時があったから今があると、感謝する心が大切です。  
               
           経営問答塾 講師 木野 親之 著
           「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より
                                  

メールを頂戴しながら返信が出来ていません。
心より心よりお詫びを申し上げます。

田舞徳太郎


1)
車から彼岸花が一輪見えました。
車外に出てしばらく見とれていました。
彼岸花は「まんじゅしゃげ」とも呼ばれますが、この花をみると秋を感じます。

先日は中秋の名月でした。
鹿児島の城山観光ホテルから見つめる月も秋を感じさせました。

中国帰国後は経営理念塾でした。
稲葉講師がパートナーとして支えて下さいますので、いつも楽しみです。
今回は「憂い」ということから講義をはじめました。


2)
自民党の総裁選が終わりましたが、
候補者で得票数の少ない「人」の共通の話をしたのです。
最近は特に政治家が尊敬されなくなっていますが、
その理由は、
「国を憂い」
「国の未来を憂い」
「国民生活を憂う」人が少ないからです。


3)
特に第3位になられた方のお名前は有名ですが、
その口調には全く「憂い」がありません。
 1、国を念う
 2、国の未来を念う
 3、国民生活を念う
つまり、憂いとは理念といってもいいのです。
真の理想のない人には憂いはありません。


4)
経営者でも理念の深い方々には憂いがあります。
 1、社員を幸せにできているのだろうか
 2、わが社は本当に社会の役に立っているのだろうか
 3、わが社の未来をどのようにつくりあげるべきか

憂いのない経営者にはそうした問いはありません。


5)
また、経営者は孤独だとよく言われます。
憂いの深い人は、時には孤独になるのです。
孤独を感じない経営者は能天気か、余程有能な人です。


6)
松下幸之助翁も孤独と闘った人だと思います。
しかし、その孤独を理念で乗り切ったのです。
宇宙根源の法則は、おそらく松下幸之助翁しか分からない、
深い孤独を体験したご自身の血肉から得たものだと思います。


7)
我々も孤独から安易に逃げたり、誤魔化したり、
悩みから逃避するのではなく、それらと闘って打ち負かし、
可能思考能力で乗りこえていこうではありませんか。


8)
今回の大阪の経営理念塾は第5講でしたが、
ディスカッションを交えて「理念」を深めて頂きました。
理念が企業を進化させ、理念が企業を発展させていくのですから、
経営理念の作成は一番大事な経営課題だと思います。


9)
理念のない方々は枝葉末節に思考がいきがちです。
この厳しい時代に枝葉末節では経営はできません。
理念は、企業の柱であり、鏡であり、魂であり、経営の根本なのです。

 

10)
とくに業績の悪い会社ほど枝葉末節で迷っています。
この時代こそ理念を明確にし、腹を括って道を切り開くべきです。
理念の深い会社は腹がすわっていますから、少々のことでは惑わなくなります。
東京では10月5日から「経営理念塾」が始まりますが、
数字を追うのではなく、あくまでも理念を追うべきであり、
理念を追いかけた分、必ず数字はついてくるのです。

業績の良い会社は、概ね理念を追求しています。


11)
我々中小企業を取り巻く環境は日々厳しくなっていますが、
我々は過度に怖れたり心配したりしてはいけません。


12)
あまり恐れたり心配しても、英知は働かないものです。
かえって人間の可能性を奪ってしまいます。
理念を持つと、その可能性が見えてくるのです。
インスタントの理念ではなく、本格的に理念をつくって下さい。

 

13)
さて、先日は鹿児島を訪れました。
今別府産業さんの50周年記念式典にお招きを受けたからです。
今別府社長にはこの18年間、絶大なるご支援を受けていますが、
必死に戦って、立派な会社にして来られたご努力に拍手を送りたいと思います。


14)
今別府社長には、
 1、コア・コンピタンス経営(上級コース)のアドバイザーリーダー
 2、日創研経営研究会の本部副会長
 3、講師(レクチャラー)
 4、田舞塾
など、毎月お世話になっています。


15)
人財育成にはことのほか力を入れておられますが、
「今別府産業の人財育成」という講演は、今でも語り草になっています。
公共事業から民需に移行し成功されましたが、
先般お会いした時には、
「新しい第3の柱をつくろうと考えています」とおっしゃっていました。


16)
まさに理念経営をされていますが、
理念が確立すると、新しい発想や問題意識も生まれてくるのです。
理念が経営革新を生み出し、理念が柔軟性を生みだします。


17)
第1の柱だった公共事業は、減少のなか健闘されていますが、
第2の柱の成功は10年以上かかりました。大成功です。
第3の柱も、いま第2の柱が順調にいっている間に作ろうとされています。


18)
私はいつも「転ばぬ先の杖」を持てと講義しています。
大阪の経営理念塾でも話しましたが、
製品や技術やサービスは恐ろしいほど陳腐化が早くなっています。


19)
商品ライフサイクルという理論がありますが、
市場に出回るまでの間には、研究開発期や導入期があり、
損益分岐点を超えるまでには相当の時間と費用がかかるのです。


20)
それだけに企業に体力がある間は、
研究開発をたえずしなければならず、
次の成長の芽を育てていかなくてはなりません。
人財育成も同じです。


21)
成功している企業を見ると偶然に成功したように見えますが、
成功までの間には「底を這うような努力」がいるのです。
 1、成功するか否か?の不安
 2、いつ出来上がるか分からない心配

 

22)
今別府産業さんは第2の柱(16年前に着手)の成功で、
経営のコツをつかんでおられます。
第3の柱も長い道のりになるでしょうが成功間違いなしです。

企業には「転ばぬ先の杖」という考えが不可欠です。

今別府社長や、ご子息、副社長、常務と一緒に記念のDVDを見ました。
亡くなられた会長のお姿とお声を聞くと目がしらが熱くなります。
ご存命の時には息子のように可愛がっていただきました。

今別府産業さんのご成功を心から祈りますと共に、
3代、4代と永続して欲しいと思います。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2012年10月 2日 15:34に書いたブログ記事です。

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