経営理念が企業を変える(経営のコツ)

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親愛なる皆様 お元気ですか。

今日の教訓
「企業が天下の人・モノ・土地・金を使いながら、
社会に何のプラスももたらさないのは許されない」
いつも幸之助は松下の基本理念として、こう言い続けてきました。
「本当の経営は、世のため、人のために行うのだから」
幸之助は、私企業といえども、人もモノも、金も、皆、公のものととらえています。
公のものを使って、赤字を出し、公に奉仕出来ないのは、罪悪だと強く戒めていました。
               
             経営問答塾 講師 木野 親之 著
            「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」より
                                  

1)
9月も多忙なスケジュールです。
第14期の田舞塾が始りましたが、今回は168名でスタートしました。

2)
私がスタンフォード大学でケース・メソッド授業を受けました時は、
約60名くらいの参加者でした。大勢の場合もありますが、
ウィリアム・バーネット教授のユーモア溢れる授業が思い出されます。

スタンフォード大学に行った時には、
何を持って帰れるかで眠れぬ日々が続きましたが、
お陰でコア・コンピタンス経営も含めて多くを持ち帰りました。

やはり、人間は何事によらずチャレンジするべきですね。
来年の新春経営者セミナーのテーマは「明日への希望と挑戦」ですが、
あらためて可能思考研修が必要なことがわかります。

3)
田舞塾の今回のケース・メソッド授業は製造業のG社様でした。
オートバイ市場が急激に縮小する中、バイクのカスタム・パーツだけではなく、
iPhoneケースも作っておられます。

4)
アルミの切削技術を活かした水平型多角化戦略ですが、
非常に創造性の高い企業で、若い社員さん達も真剣に参加されて授業を聞いていました。

5)
今回は25TTの方々の発言も目立ちました。
いつもはケース・メソッド授業に慣れないこともあり、
新しい方々の発言はあまり出ないのですが、
さすが25TTだと思いました。現役生が非常に活発で嬉しかったです。

6)
10月は青森で、M企業グループの一社であるF社を訪問します。
社風診断、財務診断を含めて、企業訪問をしますが、
このMグループは月刊『理念と経営』にも企業事例で登場しました。
15年ほど前は非常に苦しい局面を迎えておられましたが、
N社長(Mグループのリーダー)の手腕で青森を代表する企業体になっています。

7)
やはり、企業はトップで大きく変わります。
トップの熱意や執念や情熱が全社に伝わっていけば、
働く社員さんのモチベーションは上がり、その分業績も向上するのです。
そのことをせずに数字ばかり追いかけるからお客様は逃げるのです。

8)
このMグループは月刊『理念と経営』を全社員さんがもち、
毎朝45分間の勉強会をされています。
人財育成にも力をいれておられ、幹部も自立し、
社長力・管理力・現場力の三位一体の経営に近づいています。

9)
「能力無限」をグループ企業の上位概念にされていますが、
そこから各社の経営理念をつくっておられるのです。
経営理念は企業の顔であり、鏡であり、魂ですが、
私は経営理念で企業は変わると確信しています。

10)
N社長とはすでに18年のお付き合いになるだけに、
よくぞここまで企業体をまとめてこられたものだと思います。
N社長が30代の頃は、借入金が50億を超えていたのです。
気持ちの上ではN社長はどん底にいました。

11)
N社長とはアメリカのモントレーに行き、
10年後を考える経営ビジョンセミナーもご一緒しましたが、
今は京都の社長塾で熱心に学んでおられます。
明徳塾でも馬場惠峰先生に書を学ばれ、めきめきと腕をあげられました。

12)
松下幸之助翁は、真に人を動かすのは誠実さだけだと述べていますが、
N社長にはその誠実さがおありです。
もちろん、学識も高く、地域での社会的地位も高いですが、
それだけで人の心を簡単に動かすことはできません。
真摯さ、誠実さ、熱意、こうしたものが会社の繁栄をもたらすのです。

13)
やはり、経営危機に対して、
命をかけるというほどの覚悟がなければ乗り切ることはできないのでしょうね。
N社長に教えられるところ大です。

14)
さて、日本創造教育研究所・経営研究会の全国経営発表大会が先日終わりました。
リーガロイヤルホテルを起点として、その隣の大阪国際会議場で行われましたが、
1500名ほどが集まっての大会は壮大でした。

15)
黒字企業だけではなく、赤字企業も自社の経営状況を赤裸々に発表するのです。
塗炭の苦しみにある会社も発表されていましたが、
皆さんから色々なアドバイスをもらい経営改善をしていきます。

16)
財務を診断して明確にし、TT(企業内教育インストラクター養成コース)の、
経営方針や計画のフォーマットを使って発表しますが、毎年発表される人もいます。

全体発表は自己資本比率92%のI社のA社長です。
25TTのファシリテーターもされていますが、見事な経営です。
内部留保が40億です。我々の誇りです。

17)
嬉しかったのは、起業家養成スクールを終え、
36歳で社長になった熊本のY君の発表でした。
現在、業績アップ上級コースで学んでおり、
お父さんも立派ですが、Y君の急成長ぶりをみて深い喜びを感じました。

起業家養成スクール生も、修了して学び続ける人間とピタッと止まる人に分かれます。

帯広のS社も業績好調です。I常務の発表も素晴らしかったです。
4億の不渡り事件で窮地に立ちますが
(月刊『理念と経営』「逆境!その時、経営者は...」掲載)、
一億に迫る経常利益を出し、今期も増収増益の見込みです。

18)
Y君の会社は不況業種の最たる「印刷業」ですが、
コア・コンピタンス経営に目覚め、自社のめざすところを明確に発表していました。
もちろん、業績は抜群に好調です。
やはり、不況業種でも「経営の仕方」で大きく変わります。

19)
松下幸之助翁は、
「経営のコツ之なりとつかんだ価値は百万両」と述べておられますが、
先ずは経営をしっかり知らなければコツどころではありません。
Y君の発表には、「経営」を理解し、「コツ」をつかんだ姿がありました。

20)
少し違和感を覚えた場面もありました。
F君の発表に対して、怒気を含んでフィードバックしている人です。
現在F君は25TTですから必死に学んでいます。猛勉強です。
ところが、それを否定するような言葉を聞いて、私も残念に思いました。

21)
F君のお父さんと昨年お会いし、
「田舞さん、僕は経営者として人の育成をしてきませんでした。
それが今の我が社の業績や状況を作っています。
息子にだけはしっかり学んで欲しいと思っています。
そして、社員教育をしっかりして欲しいと思っているのです。
田舞さん、来年はTTコースに行かせます。くれぐれもよろしくお願いします。」
と言われました。

22)業績の悪い会社は、社員を心から励まし、
その会社の強みを伸ばしてもらうようなアドバイスが大事です。
ヒントを与え、情報を提供し、よし頑張ろう!と決意して頂く必要があります。

人生には紆余曲折はつきものです。
でも、人間は苦しい時に励まされた事は一生忘れないでしょうね。
今の時代は、否定から入るのではなく肯定から入るべきです。


田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2012年9月22日 09:39に書いたブログ記事です。

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