中小企業の差別化戦略(T社長の理念と人財育成)

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親愛なる皆様
お元気ですか。


今日の教訓

「木野君な、経験と体験とは違うで、どう違うかわかるか」
 
 いつものように禅問答のような質問です。
 車の中でも、トイレの中でも、いつでも、どこでも質問するのが幸之助でした。
 私への愛情だったと思います。
 質問に答えると「違うな」という返事です。

「経験は誰もがしてるんや。50年生きたら50年の経験がある。
 体験は違うんや。体験は体を痛めて、のたうち回ってつかむもんや」

               『理念と経営』経営者の会・木野親之会長


1)
5日は東京・経営理念塾でした。
第三講で社是や社訓の問題を含めて、
参加者の方々にディスカッション頂きました。


2)
すべては理念からスタートしなければなりませんが、
多くの企業が最初の段階でつまずく原因をつくっているところもあります。
ボタンの掛け違いといいますか、経営理念が大切な所以です。


3)
特に社長になると苦言を呈する人がほとんどいなくなります。
業績が良いとチヤホヤされてしまいどうしても驕りがでてきますし、
業績が悪いと慰められて明確に直言をしてくれる人もいません。


4)
日本創造教育研究所では、励ますところは励まし、
明確に指摘するべきところではズバッと言います。
我々の存在意義とでも言うべきところです。


5)
経営理念が確立されている社長は、
どんな時でも自らを反省しチャレンジする精神を持っています。
学ぶことで、自己革新が出来るのです。


6)
理念が浸透しない理由に関しても講義をしました。
ややもすると理念の作成だけでホッと一息する方もいますが、
経営理念塾の目的は、
作成と同時に「理念浸透」を第一の目的にしています。


7)
数人の方々の理念の添削をしましたが、
皆さん真剣に学んでいる事が良く分かります。
たどたどしい文章の中に、事業経営に対する真摯さがにじみでていました。


8)
添削は結構エネルギーが要りますが、
是非立派な理念を完成させて、
より素晴らしい企業経営をされることを祈っています。


9)
この経営理念塾を学んだ人達には、
その後凄い経営をしている方々がたくさんいます。
今のように「理念経営」が求められる時代はないと思っています。


10)
その中のお一人で、現在企業内教育インストラクター養成コース(TT)の
ファシリテーターをされているT社長は、
現在7店舗の美容室を経営されています。
非常に堅実に人財育成をされ、
理念通り「人財育成」で他のお店と差別化しています。


11)
そのT社長に、先般のTTコースで3日目に事例発表をして頂きました。
わずか25分でしたが、見事なプレゼンテーションでした。
業績の推移のグラフをみても分かるように、
人財育成と企業業績の因果関係が良く分かる内容でした。


12)
特に美容業界には色々な企業が新規参入します。
やり方によっては非常にうまみのある事業だからです。
私は、投資回転率×売上高総利益率で新規参入を計算しますが、
美容業は投資回転率も良く、粗利益率も高い事業です。


13)
最近は1000円カットとか、1200円カットとか、
低価格のカット専門店が増えていますが、
24TTのSさんも1000円カットですが、
立派な経常利益を上げています。


14)
T社長は、将来の美容業界に危機感をもっておられます。
22万軒という美容業界の市場の飽和状態や、
低価格の美容業との戦いが、
今後自社の経営に如何に影響を与えるかを把握されているのです。


15)
そこで、T社長はコア・コンピタンス経営に着目され、
他社には絶対に真似のできない、
「人間らしいサービス」の提供を徹底して追及されているのです。


16)
下記は、T社長のお店を訪問した24TTのご受講生のメールです。

「24TT有志にて、Tファシリテーターの会社を訪問させて頂いて、
 隠すことなく多くのことを学ばせて頂きました。
 働いているスタッフの方々は素晴らしく、本当に理念を実践していらっしゃいました。


 経営者としての悩みや問題を、一つひとつ丁寧にお答え頂きました。
 先日のTTでの段階的企業成長論を、
 今までの経緯、経験から教えて頂けた事は、
 大変参考になりましたし、励みにもなりました。

 TT研修を終えて、一つひとつこのことを緻密に自社に落とし込んでいかれて、
 また学びを続けながらイノベーションして、
 今の「ブランド」が出来上がっていったのだと感じました。

 弊社はまだまだ小さい規模ではありますが、
 しっかりと経営ビジョンを持ち、理念を確立させて戦略に落とし込み、
 コツコツと愚直に経営を積み重ねる事で立派な会社にしていきたく思いました。

 日創研さんで学ばせて頂いて、
 たくさんの良いご縁を頂いて更に学びを深めることが出来ています。
 本当にありがとうございます。このご恩返しは、
 自社の成長発展と考えてこれから学びを活かしていきたいと思います。
                             Sさんより」


17)
T社長の24TTでの事例発表は見事でした。
人財育成で「オンリーワン経営」ができ、
「差別化」することが出来るのです。
13の徳目朝礼や『理念と経営』社内勉強会も活発に実践されていますが、
実に、我々中小企業が見習うべき感動の発表でした。

余分なことをせず、
我々もT社長の理念と戦略に学ぶべきですね。
企業永続の最大ポイントです。


18)
また、一昨日は経営指南塾で、テーマは人財育成でした。
杵渕講師が色々な企業事例を話しながら、
その重要性を講義しました。


19)
人財育成と企業業績には因果関係があるか?という講義でしたが、
日本創造教育研究所にはたくさんのエビデンスがあります。

 1、T社長の会社のように継続して人財育成するところ
 2、人財育成を費用と考えてお金を惜しむところ
 3、最初は人財育成に熱心だが途中であきらめるところ


20)
今日の「経営指南」はすべて人財育成でした。
ジャック・ウエルチのリーダーシップ4つの条件と、「タイプ1・2・3・4」の
講義があっただけに、皆さん色々な質問を出して下さいました。


21)
杵渕講師が、鹿児島のI産業さんの事例を話し、
 人財育成=時間(投入時間)×量(投入人員)×社長の念い

I社長の人財育成論を披露しました。


22)
日本創造教育研究所だけかもしれませんが、
会員企業様で業績の良い会社は、間違いなく人財育成を継続しています。
やはり、社長の念いが一番大事な所以です。


23)
経営指南塾は大阪で来年3月から始りますが、
異業種からも学べ、
色々な経営の視点を広げる良いチャンスだと思いました。


24)
新春経営者セミナー・東京大会に参加され、
「零からの出発 ?創造と前進?」で自分をリセットしましょう。
会社は、社長や幹部以上には絶対に成長しません!

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2011年12月 9日 10:02に書いたブログ記事です。

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