苦労は買ってでもしろ!(経営には色々な段階がある)

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親愛なる皆様
お元気ですか。

 

今日の教訓

幸之助は叱り方の名人でした。
時には顔を真っ赤にして烈火の如く叱っていましたが、
人間を叱ったりものごとを叱ったりしません。

「君のこのやり方は、松下経営理念に沿っていない。
経営理念に沿って仕事をして、初めて仕事というんや。
君は仕事をしてへんやないか」

相手を叱るとき、泥棒も三分の理があると心がけ、
心の中で許しながら叱っていました。

              『理念と経営』経営者の会 会長 木野親之氏


1)
大阪の経営問答塾の第二講が終わり、
昨日から企業内教育インストラクター養成コース(24TT)が始まりました。
段階的企業の成長論がテーマですが、
ディスカッションを交えながら楽しく行っています。


2)
昨日の経営問答塾では、
先月可能思考研修の実践コース(PSV)を修了された、
O社長が参加されていました。
終わった後にO社長も交えて10人ほどでお食事会をしましたが、
O社長の企業の成長発展ぶりに驚きました。


3)
この会社は50億近い売り上げをあげ、
経常利益も10%を越える業績を上げています。
日本創造教育研究所の活用は今年になってからのようです。

「成功のポイントは何ですか?」と私は質問しました。


4)
O社長の答えは明確でした。
「成功をしたとは思っていませんが、やはり今の結果は人財育成です!
 どこか良い教育機関がないかとさがしていましたが、
 今年からお取引先の紹介で御社を知り、すぐに受講しました!」


5)
教育部長以下多くの社員さんや幹部も可能思考研修を受けておられます。
そして、社長自らが自分自身の能力を向上させるタイプで、
まず率先して学ばれる方のようです。将来が楽しみですね。


6)
また人財育成を部下にまかせっきりにしないところも、
O社長の会社の強みのようです。
プロフィットコストには惜しみなく資金を投入されています。
広告宣伝費が10億とのことで、研修仲間も驚いていました。


7)
この会社はBtoB(企業間取引)と、
BtoC(一般消費者向けの取引)の両面でマーケットを形成しています。
インターネット販売と同時に、市場規模は1万5000件で、
そのうちの1800件のシェアを獲得しているとのことでした。

やはり、伸びている会社は社長はじめ人財が豊富ですね!
我々も負けずに転ばぬ先の杖として、人財育成に力をいれましょう。


8)
経営問答塾の前日は東京で実践後継者育成セミナーでした。
起業家養成スクールを卒業した方々がアドバイザーをして下さっていますが、
毎回、自分が社長になるまでの体験談を話してもらっています。


9)
それぞれのアドバイザーが自分の実体験を講義して頂くと同時に、
私の講義の後にも、アドバイザーがリードして分かり易く説明してくれます。
後継者は、私の講義よりもアドバイザーに刺激を受けているようです。


10)
今回は最終講なので「後継計画書」を作成しましたが、
来年起業家養成スクールに参加するT君に全体発表をしてもらいました。
理念をはじめ、資産や事業や人財や信用の継承など、
多岐にわたって全員に発表して頂きました。

社長様にこの後継計画書はお送りしますが、
自社分析や決意表明文など、後継計画書を材料にして、
丁寧にディスカッションして頂ければと思います。


11)
午後からは、W社の教育ケースを使ってケース・メソッド授業を行いました。
まだ若い後継者もいて、経営知識もあまりない中でしたが、
それなりに活発な意見が出ていました。


12)
田舞塾など、日本創造教育研究所のケース・メソッド授業は、
個人授業、グループ討議、クラス討議を終え、
その後教育ケース提供企業の社長が登場しますが、
今回も、W社のT社長が熱く語ってくれました。


13)
このW社は、T社長の祖父が創業した物流会社です。
父親が頑張り20億企業にまで成長発展させました。
私も個人的に親しくさせていますが、ご立派な会長です。


14)
三代目のT社長が偉いのは、慶応大学のビジネススクールを卒業した分、
新しいビジネスモデルを構築するのがうまいことです。
もちろん起業家養成スクールも卒業し、色々な日創研の研修も受けていますが、
本業の物流を中核として、付加価値の高いビジネス展開を考えています。


15)
このT社長はアメリカを視察したり色々な情報を集めて、
エコランドという名称でエコ事業を始めました。7年前のことです。
ようやく黒字体質になりましたが、
私はこのビジネスモデルは大化けすると思っています。


16)
経営方針の作成の時にも講義しましたが、
社長は、今の業績が赤字でない限り、目先の利益を追うより、
将来の利益を追うべきです。


17)
若いT社長にも色々な悩みがありますが、
ケース・メソッド授業の後は、一時間ほど、本音で胸の内を話してくれました。
私も思わず涙を禁じ得ませんでしたが、
「苦労は買ってでもしろ!」と言います。
このT社長の将来ビジョンを描きながら頑張っている姿に感動しました。


18)
さて今回の24TTは「段階的企業成長論」の講義です。
生業、家業、小規模、中規模1、2、3、中堅1、2の講義をしました。
人数別に、構造的特質、組織的特質、経営的特質など、
14項目講義をします。


19)
特質とは、避けては通れない問題・課題のことを言いますが、
いずれにしても、どんな企業も段階的に問題を抱えるわけです。
松下幸之助翁は、
「企業の大小が大事なのではない、成功することが大事なのだ」
と述べておられますが、自社の位置づけを知る意味でも大切な講義です。


20)
多くの経営者や幹部は、
「うちの会社はなんでこんな問題が起きるのか?」と、
ある面ヒステリックになる時がありますが、
どの企業にも段階的に必ず起きる問題や課題はあるのです。


21)
私の主張は、社長も幹部も、そうした段階的な特質を理解し、
次善策を講じていくことが重要だということです。
『理念と経営』社内勉強会や13の徳目朝礼等の活用をお勧めしていますが、
前もって、問題が起きる前に、その芽を摘んでおくことが大事になのです。


22)
経営問答塾のO社長も色々なご苦労を乗り越えての成長です。
後継者育成セミナーのT社長もまだまだ苦労は続きます。

しかし、苦労は買ってでもしろの格言通り、
苦労しながらでもその苦労を乗りこえるところに、
企業経営の真の醍醐味が生まれてくるのです。

お互いに負けずに頑張りましょう。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2011年11月24日 09:32に書いたブログ記事です。

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