自分の城は自分で守る(徳を修め、学を講じ、義を実行し、不善を改めよう)

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親愛なる皆様 お元気ですか。


1)
いよいよ今日は民主党の代表選挙です。11時から始まっています。
我々国民には「誰がなっても同じだ!」という諦めもあるようです。


2)
海江田さんは三党合意を白紙に戻す可能性に言及し、
前原さんも小沢さんのグループから重要閣僚を起用する考えを
示しています。
政治には権力闘争はつきものですが、
政策よりも誰もが小沢さんを見ています。


3)
特に鳩山さんや菅さん達の印象が強いだけに、
もっと国民に見えるような政策論争が欲しいところです。
しかし、ビジョンも、震災復興の具体策も、明確な景気対策もありません。
特に外交の問題も山積しており、国際的に見ても「日本」は尊敬されません。


4)
一体、政治家はこの日本をどのような国したいと思っているのか?
未来像が見えない不毛な代表選という印象を強く受けます。
民主党には綱領がありませんから、まさに理念なき政治ですね。


5)
一昨日は明徳塾が終わった後、
こうした事を仲間達と一緒にディスカッションしました。
我々中小企業は厳しい戦いを強いられていると言うのに、
政治家の方々は何を考えているのやら...


5)
旭川のK社長や、24TTのF社長や、宮崎のY社長も、
この不毛な代表選挙にため息をついていましたが、
ディスカッションしながら仲間全員が憤っておられました。


6)
しかし、我々は「自分の城は自分で守る」の気概をもって、
更に努力して企業経営に臨まなければなりません。
私も「中小企業の活性化」と、「会員企業様100%黒字」に向けて頑張ります。


6)
さて、昨日から名古屋に来ています。
今日からの経営理念と戦略ワンポイントセミナー(二日間)の為ですが、
今の時代は政治も外交も企業経営も理念がキーワードですね。


7)
京都の霊山歴史館での社長塾も感動でした。
96歳の伊與田覚先生のお言葉が心に沁みて涙が出ました。

子曰く、
徳の修(おさ)まらざる、
学の講ぜざる、
義を聞きてうつる能(あた)わざる、
不善の改(あらた)むる能(あた)わざる、
是れ吾が憂いなり。   (論語・述而(じゅつじ)7)


8)
講義は、四大聖人の孔子さんも憂いておられたという内容でした。
「徳の修(おさ)まらざる」とは、徳が身に付いていないという意味です。


9)
ご存じのように、孔子さんは
十有五にして学に志し、
三十にして立ち、
四十にして惑わず、
五十にして天命を知り、
六十にして耳順(したが)い、
七十にして心の欲するところに従えども矩(のり)をこえず、
と達観されていますが、

やはり人間として、孔子さんも秘かに自らを省みておられたという
伊與田覚先生の解釈です。


10)
「学の講ぜざる」とは、学問が究められないという憂いであり、

「義を聞きてうつる能(あた)わざる」とは、
正しい道を聞いても行うことが出来ないという憂いです。

また、「不善の改(あらた)むる能(あた)わざる」とは、
悪い行いを改める事が出来ないという憂いです。

伊與田覚先生の、孔子さんも4つの憂いを持っておられたという講義に、
本当に感動しました。


11)
私もご受講生の方々に立派なことを言う割に、自分は全く出来ていません。
立派な講演や研修をすればするほど自己矛盾を感じ、
時には自責の念にかられるときもあるだけに、
今回の社長塾では伊與田覚先生に心を癒されたような気持ちでした。


12)
私は渋沢栄一翁の論語講義を紐解きますが、
渋沢栄一翁は伊與田覚先生とは異なる解釈で、
孔子は、門人たちに4つの事が不足していることを憂いたのだという解釈です。


13)
しかし、人間孔子像を説かれる伊與田覚先生のお言葉は、
「人間の可能性」を我々に考えさせると同時に、
更に学ぼうという意欲を与えて下さいました。


14)
私などは欠点だらけの人間で研修をするような立場にありませんが、
自らを省みる気持ちを生涯持ち続けて、
少しでも立派な人間を目指したいと思いました。


15)
さて、13期・田舞塾の教育ケースが完成しました。
担当者が取材をしてまとめてくれたものを最終校正し、
その上でケース・メソッド授業の設問を考えるのですが、
完成の途中で下記のような文章に出会い感動しています。


16)
教育ケース提供者の健康住宅の畑中社長が述べられたものですが、
日本創造教育研究所を創って本当に良かったと心から思いました。
まさに「縁ありて花ひらき 恩ありて実を結ぶ」ですね。感謝です。


17)
畑中社長は月刊『理念と経営』の、
「逆境!その時経営者は!」に登場されていますが、
バブル崩壊後に70億の負債を抱えたお父さんの後始末に直面したのです。
その逆境の途中に会社を清算しようと思われて相談に行かれた場面です。


18)
田舞塾の教育ケースの一部の文章

「売っても、売ってもその利益は借り入れの元本返済と金利の支払いに消えてゆく。
畑中社長は銀行を恨み、父親を恨み、税理士を恨み、自らの不幸を嘆いた。
平成18年の末、畑中は真剣に会社の清算を考えた。

丁度その頃、高校時代の親友である堤と再会し、
ひとしきり愚痴をこぼす機会があった。
そこで彼がくれたのが平成19年春の「SA研修」の招待券であった。
堤は「まずここに行ってから会社を清算しろ...」としか言わなかった。

SA研修修了後の畑中の動きは素早かった。
50名の社員全員の、2年以内のSA研修修了、3年以内のSC研修修了、
5年以内のPSV研修修了を計画し、確実に実行した。

当然の事ながら、月に一回の福岡研修センターだけでは計画通りに行かないので、
大阪など福岡以外のSA研修にも派遣し、
研修を拒む人には「SA研修に行く」か「会社を辞める」か、どちらかを選択させた。


畑中自らも、ビジネススクール、業績アップ研修、マネジメント研修、
各種ワンポイント研修、TT研修と研修を受講した。
研修導入後に、研修で何が変わったか?と社員に問うと「社長」と答える者も多い。
客層も良くなった。人柄の良い会社には人柄の良いお客様が寄ってくる。
無茶なクレームを連発する「モンスターカスタマー」も減少した。


19)
健康住宅さんのことは、先のPHPの書物のことでこの田舞通信で配信しましたが、
ここまで畑中社長は我々日創研を信頼して下さっていたのかと、
あらためて感謝した次第です。


20)
業績は今でも右肩上がりですが、教育ケースを読む限り油断は全くなく、
更に問題意識をもって改善改革を目指しておられます。


21)
特に幹部さんが素晴らしく、
数年前に大阪の社長幹部塾に来られた当時と比較し、
見事に幹部育成に成功されています。

 

今後のコア・コンピタンスづくりが喫緊の課題ですが、
中小企業は「自分の城は自分で守る」という気概が大事です。

そして、徳を修め、
学を講じ、
義を実行し、
不善を改めていきましょう。

田舞徳太郎

 

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2011年8月29日 12:50に書いたブログ記事です。

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