ありがとうと言える人づくり(経営理念がビジネス成功の近道)

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親愛なる皆様、お元気ですか。

1)
名古屋での田舞塾の二日間が終わりました。
昨日は終日原稿に追われていました。

2)
田舞塾の初日の講師は、
月刊『理念と経営』5月号に登場された、
会宝産業株式会社の近藤社長でした。

3時間にも及ぶ、循環型経営のビジネスモデルや、
人間の生き方・経営理念・人財育成の話でしたが、
グローバルな時代になった今、
非常に学びの深い講演と質疑応答でした。

3)
会宝産業様は、自動車の解体から出発した会社です。
前回「中小企業病から脱せよ」というテーマで
田舞徳太郎通信をお送りしましたが、
まさにこの会社は、時代を先取りした
「オンリーワン経営」をされています。

4)
つまり、月刊『理念と経営』にも書いてあるように、
製造された車を、
どう回収して循環させるかを考えておられるのです。
ビジネス哲学が実に明快であり、
理念と戦略が明確にマッチングしています。

5)
世界で車は大体10億台ほど走っているそうです。
ところが、どのメーカーも製造や販売にばかり力を入れていて、
その10億台の車をどう回収をするか?真剣に考えていないようです。

6)
そこに目をつけて、いらなくなった自動車をどうするか?
その問題を解決するべく、リユース・リサイクルの、
海外に向けたビジネスモデルをつくられたのです。

7)
ちなみに、トヨタのカローラは50万キロ、
ホンダの車は80万キロは故障なく走るそうです。
ちなみに、日本では平均「7万キロ?13万キロ」で
車を買い換えているようです。

8)
まだまだ充分に走らせることができる・・・・・
最初は単なる車の解体を生業としていました。
解体屋というコンプレックスも最初はあったと述べておられました。

9)
ところが、大きな転機がやってきます。
海外(クウェート)からバイヤーが買い付けにきて、
その時の部品の価格が、自社の販売価格の3倍にもなったのです。
(それだけ、日本の車の部品は海外では貴重品だそうです)

10)
そこにビジネスチャンスを見つけて、
現在では69の国々と部品の取引をしているというから驚きでした。
中小企業でもグローバルな今の時代を、
逞しく勝ち抜いている企業があるのですね。

11)
また、経営をしながら、
経営理念をしっかりと作成したい!
独自のものをつくりたい!と、
長い間悩んで悩んで悩み抜いたそうです。

12)
私は6月23日から大阪で経営理念塾を開催しますが、
やはり、うまくいっている企業の社長は経営理念を大切にしますね。
多くの人が途中で投げ出して安易なもので自己満足していますが、
経営理念を本当に浸透させるには、本物を創るべきだと思います。

13)
近藤社長は普通の社長とは違いました。
長い間悩み抜き、途中で投げ出しそうになった時、
今の理念に気づいたのです。長年の苦悩が実ったのですね。

14)
私は、
理念がマーケットを創り、
理念が顧客を創り、
理念が新製品を創ると講義していますが、
まさに、近藤社長は、
この経営理念から今のビジネスモデルを築いたのです。

15)
質疑応答にも的確に答えられましたが、
講演や質疑応答での人生観にも深い感動を覚えました。
実に中身の濃い田舞塾の初日でした。

16)
二日目はケース・メソッド授業です。
今回は「人口動態」の変化で岐路に立つ企業様の、
非常に考えさせられる内容のディスカッションになりました。

IMG_0001.JPG
(ケース・メソッド授業で学ぶ受講生)

17)
特に、初日の近藤社長が、
「日本の物づくり」は必ず空洞化する!という話の後だけに、
人口減少の問題は、田舞塾のメンバーにとっても最大の関心事です。

18)
おそらく田舞塾のメンバー全員が、
到底人ごととは思えない気持ちでディスカッションされたと思います。
人口が減少すれば、その分市場は縮小せざるを得ません。

19)
国内に止まって人口減少のままビジネスを継続するか?
グローバルな視点で海外に打って出るか?
こうしたことが、
現在の日本の中小企業の大きな経営課題だと思いました。

20)
教育ケース提供のK社長はもちろんですが、
昨年23TTを卒業された専務や30名のスタッフも参加され、
熱心にケース・メソッド授業をオブザーブされた姿が印象的でした。

21)
新規事業のあり方、
経営の意思決定のプロセス、
人財育成、
この会社様は必ず大きな突破口を切り開かれると思いました。

22)
総リーダーに全体を引っ張ってもらい無事終了しましたが、
近藤社長の「ありがとうと言える人づくり」という哲学に感動しました。

日創研では「ありがとう経営・増益経営推進キャンペーン」を行っていますが、
近藤社長の会社もありがとうカードを使って
風通しの良い会社をおつくりでした。

良い会社を作りましょうね。

田舞徳太郎

中小企業の人材育成なら
日本創造教育研究所

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2011年5月20日 10:47に書いたブログ記事です。

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