後継経営者3人の志(意思決定には志がいる)

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親愛なる皆様、お元気ですか。

1)
ギリシャの経済破綻に端を発し、
スペインの銀行の破綻、
そして朝鮮半島の緊張など、思いもよらぬ事態で、
株安、円高に襲われています。

2)
アジア新興国やアメリカの景気の持ち直しなどで、
日本の一般消費も少し持ち直すことが期待されていただけに、
少し心配になってきました。
しかし、経済と経営は違うのですから、
我々は地道に人財を育成したり顧客満足をつくり出したり、
そんな努力をするしかありません。

3)
昨日と一昨日は福岡で田舞塾でした。
初日は講演と質疑応答。
二日目はケース・メソッド授業です。

画像 035.jpgのサムネール画像のサムネール画像
(田舞塾の研修風景)

4)
初日は不況のタオル業界で活躍している池内社長さんでした。
近々の月刊『理念と経営』にも掲載されますが、
やはり取材した通りの講演と質疑応答でした。

5)
タオルは中国の輸入品が70%、
四国の今治のタオル業界が20%、
残り10%が日本の各地方に散らばってつくられています。

6)
池内タオルさんは高級品に特化しており、
ニューヨークなど海外でも売られていて、
環境に配慮したオーガニック商品・風で織るタオルが
外国ではかなりのブランドになっているようです。

6)
日本はデフレが続いていますが、
その中でも中国の輸入品に負けない形で、
差別化した商品で業績を伸ばしています。

7)
不渡り手形で一度民事再生をしますが、
よく立ち直ったなと思うくらいの
綱渡りの努力で現在を築かれました。
ブランディングなどのやり方も理に適っていました。
まだまだ中小企業にも業績アップの余地があると思いました。

8)
二日目の教育ケースは、
COMMODITY(コモディティ)の製品を扱っている
九州のS社様でした。
COMMODITY(コモディティ)とは
付加価値のつけにくい商品です。
石油、金、銀、銅、鉄など、ファンドなどの投機で値動きします。

9)
このS社様は無借金で、
新卒採用にも力を入れられ、人財育成を熱心になされています。
可能思考研修、
職能研修、
「理念と経営」社内勉強会、
13の徳目朝礼など多岐にわたっています。

10)
人や理念を大事にされ、
典型的な人間主役の経営ですが、
今回はライバル分析や後継者育成などを行い、
ディスカッションも非常に盛り上がりました。
田舞塾のメンバーに助けられています。

11)
さて、起業家養成スクール当時、お父さんを亡くされ、
後継者として、見事に社長職を引き継いだ、
N社長からメールが届いています。
先日は、
起業家養成スクールの
高嶋民仁社長への投票依頼をしましたが、
実に「若者社長」は頑張ってくれています。

12)
メール
「現在は田舞塾、社長塾、業績アップ6か月特訓に
 参加させていただいております。
 6月からは昨年に引き続き実践後継者育成セミナーの、
 アドバイザーもさせていただきます。
 皆さんの言われる通り継続は力です。

 会社の現況ですが
 昨年9月決算にて赤字決算を計上しました。
 リーマンショック以降、
 大幅な原料価格の下落による価格の値下がり、
 需要減などが要因です。
 売上が72億円から42億円に(30億円減)となりました。

 そんな中、昨年12月に田舞塾にて
 ケースに取り上げていただきました。
 工場見学、社風診断、社員面談などなどフルコースのケース。
 選抜した社員20数名での参加で、
 かなりの刺激(?)とやる気を注入していただきました。

 なるほどと思うもの、
 正直に腹立たしい意見もあったのは事実です。
 しかし振り返ると、行動、実績、結果あるのみ!と決意し、
 その念いを乗せて1月からの
 業績アップ6か月特訓で頑張っています。
 私を含めTOP3で参加させていただいております。

 そんな甲斐もあり今年1月から、
 単月で黒字転換する事ができました。
 今期の累計赤字もほぼ一掃。下期に向けアクセル全開です!

 一昨年に相当額をかけた新工場の完成も、
 今となっては無くてはならない戦力になっています。
 新工場(新設備)が今無ければと
 考えると逆に恐ろしい限りです。

 5月26?28日に大阪のインテックス大阪にて開催される、
 国内最大の中小企業展に、
 昨年の大阪、東京に引き続き出展させていただきます。

 新工場の新鋭設備で創り出す新商品を展示させていただき、
 単なる??問屋からもう一段上のステージを模索する事が、
 今回の出展に際しての最大の目的です。
                    N社長より」

13)
社長の第一の仕事は意思決定です。
池内さんも後継者であり、創業の志を持っています。
教育ケースのT社長も、メールのN社長も後継者です。

14)
しかし、一つ一つの意思決定は素晴らしいものです。
時代が大きく変化して、国全体を後継者が担う時代になりました。
意志決定が最大の仕事であることを、
忘れてはならないと思います。

15)
特に、6月から実践後継者育成セミナーを開催しますが、
若い頃から意思決定のできる人財を育てなければなりません。
つまり、判断基準を明確に持たせるのです。

そのためにも「志」が求められます。

田舞徳太郎

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プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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このブログ記事について

このページは、田舞通信が2010年5月28日 12:11に書いたブログ記事です。

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