■■■ 田舞徳太郎通信 2016年 49号 ■■■■■■■■■ 日本創造教育研究所 ■■■

 『目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす(環境に貢献するサラヤ株式会社)』

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親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓 時代は変わった

 時代は変わった。人の考えも変わった。
 しかし、信念に生きることの尊さに変わりはしない。

 人生は、幸福と不幸との闘いです。
 人生は、汝自身への問いかけです。
 だから、歴史は心から生まれるのです。

 幸之助は、経営理念こそ、不易の法則と位置づけていました。

                               木野親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


メールの返信が出来ておりません。お許しくださいませ。心からお詫びします。
なお、経営相談は06-6388-7741の浜本まで連絡を下さい。早急に対応します。

1)
今日は更家社長からお電話を頂戴しました。既に30数年のお付き合いになりますが、素晴らしい経営をされています。
私の夢は、更家社長が日本青年会議所の会頭になるだけでなく、JCI(国際青年会議所)のプレジデントになることでした。


2)
年齢は私が3歳上ですが、当時から尊敬する人でした。人生の軸足がぶれず、志は世界にも及んでいました。
私が40歳で青年会議所の最終年度には、本当に御世話になりました。
私は国際室担当の副会頭で、被爆地広島で「世界青年サミット」を成功させるべく苦労していました。


3)
その時に更家社長が国際室長でなかったら、なかなか「青年サミット」も進展せずに、私は挫折していたかもしれません。
何よりも、企業経営に熱心な人であり、しかも「企業理念」に基づいた経営をされ、JCに埋没していなかったことです。


4)
私が1998年にスタンフォード大学に行った折も、わざわざ南米からの帰りに激励に立ち寄って頂いたことも嬉しかったです。
更家社長はカリフォルニア大学バークレー校に留学して修士課程を修了されており、
サンフランシスコ国際空港からレンタカーを借りて励ましに来てくれたのです。


5)
現在は、大阪青年会議所のセネター会の会長をされていますが、
二年ほど前に世界的にヒットしたトマ・ピケティの「21世紀の資本」に関しての講演を依頼されました。


6)
小さな文字で720頁にものぼる本ですが、幸いに「なぜ世界的に読まれるのか?」に興味があり、内容にも強い共感を覚えました。
大阪青年会議所には層々たるメンバーの方々がおられ、そういう先輩を前にして躊躇しましたが、恩義のある更家社長の依頼でしたので、
必死でレジュメをつくり、逆に学ぶ場を与えて頂きました。


7)
先般、日経新聞を読む時に書籍広告の欄をいつも目にするのですが、更家社長の顔写真と書籍のタイトルが載っていました。
すぐにお電話で「おめでとう」とお伝えしようとしたのですがお出にならず、留守電にメッセージを残しました。


8)
今日の電話は留守電に対する返信電話だったのです。マレーシアに行っておられたようですが、
現在は、世界15カ国に現地法人を立ち上げ、売上高が323億円にもなられたようです。


9)
一緒に学んでいる時はまだ60億円くらいだったでしょうか、やはり、当時から「環境に関する」ビジネスモデル構築に熱心でした。
東洋経済新報社から「これからのビジネスは「きれいごと」の実践でうまくいく」というタイトルで出されています。


10)
「目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす」という帯が印象的で、
ソーシャルビジネスの雄として各方面から注目を集めるサラヤのすべてが書かれています。


11)
カンブリア宮殿でも大反響がありましたが、サラヤ株式会社は世界の環境問題にも取り組み、
環境ブランド調査で二年連続一位を取られたり、様々な賞を取っておられます。
まさに「目先の利益よりも企業理念が会社を伸ばす」のです。


12)
更家社長は、世界青年サミット成功のために、我々のアドバイザーとして「ギュンター・パウル氏」を紹介してくれました。
彼はローマクラブのアウレリオ・ペッチェイ会長の秘書であり、非常に我々が取り上げるテーマに沿った思想をお持ちの方でした。


13)
世界で初めて「ゼロエミッション(ゴミがでない環境に優れたビジネス)」を唱えた人でもありました。
日本創造教育研究所でも、彼を招いてセミナーを開いたり、ウインローダーの高嶋社長にご紹介したりと、
色々と学ばせて頂きました。


14)
ローマクラブの存在を覚えておられる方々は少ないと思いますが、
資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの、全地球的な問題に対処するために設立された、
世界の叡智100人を集めた民間のシンクタンクです。
40歳の当時、「成長の限界」など、現在起きていることを予測した本を読んでは、それをどう政策提言していこうか・・・、
更家社長ともディスカッションを重ねました。


15)
環境問題、南北問題、平和の問題、人口問題、食糧問題など、多岐に渡って広島の「世界青年サミット」で採択しましたが、
「ギュンター・パウル氏」がいなかったら、更家社長がいなかったら、宣言文の草案も書き上げられなかったと思います。


16)
特に世界各国から40歳までの要人を呼んで広島で会議を開くわけですから、鮨屋の私には大きなプレッシャーでした。
当時ソ連に行き、優れた人たちが集まるクモ(コスモモール・将来の政治家などを要請する青年団体)と、色々と折衝しました。
北方4島の返還も踏まえ、広島の会議に参加を促進すると共に、我われ日本の主張も繰り返し述べてディスカッションしました


17)
中国やアフリカや色々と世界を駆け巡りながら、1985年、全国大会の折にたくさんの世界の要人に広島まで来て頂きました。
まだドイツも東西の国であり、中には30代で政府要人になっている人もあり、ノーベル平和賞の選考委員長に記念講演を頂きました。
全ては更家社長のお蔭ですが、その時に東大の助教授をしていたのが「舛添さん」です。国際政治を学びました。


18)
現在の天皇皇后両陛下がまだ皇太子ご夫妻の時であり、東宮御所や、当時の中曽根総理が在任中の「首相官邸」にご案内をしたり、
京都では裏千家のお家元に行き、会議メンバーに日本の茶道を楽しんでもらったことが、まるで昨日のようです。


19)
更家社長の著書は、サラヤ株式会社の成長と、環境ブランドで日本一になった経営に関する内容ですが、
私が更家社長を尊敬する理由の一つは、JC活動にどっぷりと浸からなかったことです。
当時の野津会頭も現在は876億円企業にされており、団体に献身的に尽くしながら、本業を決して忘れなかったことです。


20)
会頭になって会社を駄目にされた人もいましたが、更家社長は学んだことを「環境問題」としてその解決に努力され、
団体で主張したことを一時的なものにしなかったことです。人生の証として「環境ビジネス」で世界に貢献しています。


21)
私はJC卒業と同時に「中小企業の活性化」を使命として日本創造教育研究所の設立準備を始めましたが、
30代の色々な体験が現在に生きていると思っています。
団体に貢献するが、首座や本命を忘れない面々が、野津会頭のもとに集まったものと思います。全員が企業経営に熱心でした。


22)
私は非常に運に恵まれましたが、更家社長や野津会頭にはたくさんの「学ぶ場」を与えて頂きましたし、
良き先輩に随分鍛えられました。ここで先輩の名前は上げるのは控えますが、振り返っても「今でも不思議」です。


23)
更家社長は、今でも関西財界で活躍されています。渋沢栄一賞を受賞したりされていますが、お金を追いかけずに、
いつも、世界の問題に取り組んで理念を大事にした経営に徹し、青年時代のビジョンを追い続けている方です。


24)
志を持つことが大事だということは分かります。しかし、伊與田覚先生の恩師である安岡正篤先生は、
志が単に志で終わるのではなく「志気」となり、そこに「操」が加わって「節」となると述べておられます。
よく「あの人は節操がない」といいますが、現実の矛盾、抵抗に屈しない人間力を磨きたいと思っています。


25)
可能思考教育は、単なる自己啓発ではありません。不快な中にも喜びを見出し、少しでも人様の役に立つ使命を引き出す事です。
そして、個人にフォーカスするのではなく、個性を活かして最大限チームとして世の為になる決意を固める研修です。


26)
誰かのために役立ててこそ「本当の命だ」と
全身まひで口先で筆をくわえ絵や詩を書いた星野富弘さんの言葉です。

田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓 「誰にでも与えるものがある」

「誰にでも与えるものがある。
 笑顔を与える、励ましを与える、
 求める活動から与える活動へ転換を図りたい」
 と、幸之助は一生懸命でした。

 誰もが使っている言葉で、
 世界を創造することも、
 また人を殺すことも出来るのです。

 言葉こそ、人間を変え、人間と人間を結ぶ力です。
 豊かな心は、豊かな言葉をはぐくみます。
 豊かな言葉を与えたいものです。
                                                                            
                                         木野親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
プロ野球の広島東洋カープが、25年ぶり7回目のセ・リーグ優勝を決めました。
マツダの創業家が代々オーナーを務めていますが、もともとは親会社を持たない市民球団が源流です。
広島東洋カープは、存続が一時困難と言われた時代もあった球団です。
しかし、黒田博樹投手が、メジャーリーグの高額な報酬を断って広島東洋カープに戻りました。


2)
黒田博樹投手は、優勝を決めた後に男泣きしていましたが、すごく感動しました。
まさに意気に感じて広島東洋カープに復帰したことが報われた瞬間です。
我々も意気に感じて働く人たちに報いなければならないと思いました。


3)
唐の時代を築いた太宗「李世民(りせいみん)」に仕え、
太宗にいつもいましめの言葉で注意した「魏徴(ぎちょう)」は、
47歳の時に「人生意気に感ず、功名(こうみょう)誰(たれ)か復(ま)た論ぜん」という詩を遺しました(唐詩選)。


4)
「豈(あ)に艱険(かんけん)を憚(はばか)らずんや
 深く国士の恩を懐(おも)う
 人生意気に感ず
 功名(こうみょう)誰か復(ま)た論ぜん」

本来は前半がありますが、詠んだのが「函谷関(かんこくかん)」を出て、現在の山東省の戦に赴く時です。
ご存知の「箱根の山は函谷関・・・・・」と日本では歌になっている土地で、筆を置いて軍に身を投じた時です。


5)
魏徴は弁舌で天下を統一する役目を志にしていました。太宗「李世民」の反対勢力にいた人で、太宗の殺害まで企んだ人です。
「豈(あ)に艱険(かんけん)を憚(はばか)らずんや」とは、私も前途のあまりにも大きな困難にたじろでいるが、
自分のような反逆者を国の大臣にまで召し抱えてくれた、太宗の恩に何とか報いたいと思う(「深く国士の恩を懐(おも)う」)


6)
同じように、広島を優勝に導いた黒田博樹投手も、球団の恩を深く持っておられたのでしょう。
投手寿命が残り少なくなったと感じた黒田博樹投手は、金額の多寡ではなく、恩返しを考えたと思います。
人生意気に感ずとは、まさにこのことが根っこにあるからです。


7)
「人生意気に感ず、功名(こうみょう)誰か復(ま)た論ぜん」とは、
男たるものは意気に感じて物事に対処することで、功名や手柄などは気にするに足りない問題である、という意味です。
現代人には通用しないかもしれませんが、社長足る者は、幹部登用の折には、こうした心意気のある人を選びたいものですね。


8)
また、幹部たる者は、徹底して人生意気に感じて会社に尽くし、意気に感じて部下を育てて欲しいと思います。
社長幹部塾では「魏徴」の話もします。健全な価値観に基づいて、社長を諌め、部下のモチベーションを上げる努力がいるのです。


9)
マルジューの伊東さんから嬉しいメールを頂きました。今の社長幹部塾の感想です。

「今日の第2講は素晴らしい講義でした。
 幹部のやらなければならない事、また社長のやらなければならない事が、
 私も含め幹部のスタッフもわかり易く、事例を入れて頂いたのでとても良く理解出来たようです。

 帰り東陽町のピザ屋さんで、みんなと食事しながら、ディスカッションしましたが、とても良い学びができました。
 幹部の人たちは授業中も、私が見た事ないような真剣な姿で、ノート取っていました。本当に驚きでした。
 職能研修受ける前に、社長・幹部塾受けると職能研修に身が入ると思いました。・・・・・・・・・・・・・」


10)
伊東社長は現在「社長塾」で学ばれていますが、幹部育成の重要性を認識されたのだと思います。
とくに、全員が実践コース(PSV)まで学ばれている方々ですから、理解も早いのだと思います。


11)
さて、昨日は明治の森・箕面国定公園内に作った「学問の道・時習堂」に行き、一日を社長塾のために学びました。
川のせせらぎの音だけで本当に静かです。伊與田覚先生の講義のノートを取り出し、念いを深めました。
単に言葉やその意味や歴史を知っているだけでは「知識」です。私の学ぶテーマは「境地」でなければなりません。

 

12)
途中、真向いの「山本珈琲店」で閉店の夕方5時まで読書三昧でした。本当に忙中閑ありで至福の時間です。
お店の前で六時まで関係資料をまとめ、瀧安寺さんの境内でお参りをして、帰途につきました。


13)
「社長塾」関係の書物を持ちながら、箕面川の畔を音羽山荘の駐車場まで歩きましたが、すでにうす暗くなっています。
実に秋になっているのですね。光陰矢の如しです。

佐藤一斎先生の
「吾思う、我が身は天物なり。生死の権は天に在り。当(まさ)に順(したが)いて之(これ)を受くべし」の言葉で、
なかなか理解できなかった論語の一章が少し腑に落ちました。佐藤一斎先生もすべて論語から学んでいるのですからね!


14)
閑とは「自分本来の性に戻る」という意味です。やはり、忙しい中に静かな場所に身を置くと、
理屈では分かったものでも腑に落ちていない分が少しづつ肌感覚で感じられるようになります。
伊與田覚先生の代理を務める以上は、伊與田覚先生の境地を感じる努力が大事!という念いで学んでいます。


15)
帰りに、すぐに伊與田覚先生の自宅にお電話し、腑に落ちなかった分が少し紐解けました旨、
先生にお伝えをお願いしました。仮名論語を書かれた時が伊與田覚先生60代です。

「田舞さんね、60代は一番楽しいよ。人生の五つの味がよくわかる年だ」と言い聞かされました。


16)
しかし、一向にその兆しもなく、逆に「伊與田覚先生の講義」や「論語・大学・中庸」等を学ぶにつけ、
結構悩みが増えたのが私の60代でした。しかし、数えで71歳になってみて、学ぶ事の大切さにしみじみ気づかせて頂いています。
箕面「学問の道・時習堂」の門の前で、10年前の日創研20周年記念を思い出しながら、心から皆様に感謝の念いで一杯でした。


17)
日創研は、来年の3月9日で満30年を迎えます。たくさんのご受講生様や会員企業様のご支援のお蔭です。
先週末は幹部会議でしたが、川本相談役や松原社長はじめ、日本創造教育研究所グループをきちんと守ってくれる幹部や社員さんにも感謝です。


18)
若い頃、様々な苦労もしましたが、その苦労があるから学びの意味が分かるような気がします。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざがありますが、実に重みのある言葉ですね。


19)
今週は経営指南塾、翌日の夜から前泊で胃カメラの検査、その後は再び東京に出て29TTコース。
帰阪してすぐに日創研経営研究会の本部理事会と全国経営発表大会があり、翌日からシリコンバレーです。


20)
毎年9月?11月ですが、29TTの方々や、起業家養成スクール生と再会出来るのは楽しみです。
10月は東京・大阪で特別SA研修です。過日の書物では「気づきは第二の脳」という一文に出会い、嬉しかったです。
実際、いくつで気づくか?何に気づくか?気づきをどう実践するかによって「人生が変わります」


21)
また、経営理念の大切さが色々な方々に見直されています。企業経営の根幹であり、生きる意味まで理解されます。
我々ももっと明確な経営理念体系をもって、明確に誰に何を以て貢献しているかを社員さんに伝えるべきですね。


22)
そして10月からは、東京で経営理念塾と、大阪で松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」が始まります。
一日あたりわずか5時間の研修ですが、そこで何に気づくか?で経営が大きく変わります。松下経営哲学は社長幹部に必須です。


23)
24歳で起業して、本当に人の問題で苦労しました。悩みをもって毎月東京に勉強に行き、希望と落胆の日々を繰り返しました。
きっかけは「食べ物づくり人づくり」や「人生三観」などの理念体系です。32歳の時ですが、それが私の人生の岐路でした。
実践すべく「日本調理師学校」をつくりましたが、あえなく失敗をしたことで、今の日本創造教育研究所があります。


24)
サントリーの故・佐治敬三さんとのご縁で「やってみなはれ」という言葉を今でも信じています。実践した分しか進まないのです。
私が松下幸之助翁の経営の考え方を学び始めたのが31歳の時です。「でけへん思うたらでけへん」が脳裏にあります。
まさか日創研を創るとは夢にも思っていませんでした。しかし、人間は悩んだ分だけ道はひらけるのです。


25)
68歳の女性の方が、リオのパラリンピックの卓球の選手で頑張っています。
銅メダルを取って、金メダルを取れなかった悔し涙を流している柔道の選手もいます。

人生いろいろです。でも、挑むべき理想がない人は、次の若者にバトンをわたす責任感がないのです。

「人生意気に感ず、功名(こうみょう)誰か復(ま)た論ぜん」広島東洋カープのリーグ優勝に思う一日でした。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓 指導者は心まで遊ばせず

「指導者は、体は休ませ、遊ばせていても、心まで遊ばせず、
 常に働かせていなければならない。
 だから経営者は、社員の三倍働け」と、幸之助から言われました。

 三倍では、一日中働き続けなければなりません。
 幸之助は、その一念さえあれば、寝ていても六〇兆の細胞が、
 代わりに働いてくれると言いました。

           木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

 

1)
4日間の東京の研修が終わり、久しぶりに帰宅しました。サウナへ行き、鍼治療をして身体を癒しました。
一日目が「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶで、一昨日が社長幹部塾でした。欠席もほとんどなく、ご参加企業の熱意に感謝です。
いつも申し上げるように、幹部は生え抜きできちんと育てるべきです。中小企業の鉄則です。


2)
最近はなおのことだと思います。
努力して会社のために頑張った方々の前に、突然上司が現われたら、
多分、既存の幹部のモチベーションは下がると思います。そのためにも常日頃から幹部も経営の勉強が大事です。


3)
一日目の「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」で、リアリティーのあるお話しがありました。
これからどう生き残るかの具体策を明確に持つことが大切ですが、学んでいる人には好機到来です。
一例が、茨城県の榎戸社長の会社です。
業績が順調ですが、
その理由が「昔100社あった同業者がつい最近までに10社になり、現在は4社になった」と述べられました。


4)
他社の皆さんは業界団体で「情報交換」の名のもとに、真剣に学ぶことをせずに皆で慰め合っていたようです。
榎戸社長は、「この2年間で2社になります」と、断言されておられました。


5)
松下経営哲学では「念い」を非常に大事にしますが、結局「生きることに対する念い」が浅い人は、
商品に対しても、社員さんに対しても、お客様に対しても、「念い」は浅くなり、経営の品質も落ちるのです。

 

6)
二日目の社長幹部塾にご参加頂いた千葉県のピーターパンさんは、
横手会長や大橋社長をはじめ、幹部社員さんや働く現場の社員さんも「念い」が深いから繁盛するのです。
いつも横手会長に「パン」をおねだりしていますが、ご受講生の分まで差し入れくださり、
私は、ピーターパンさんのパン6個を晩御飯代わりで過ごしました。


7)
今回は「社長の仕事と幹部の仕事」を話しましたが、時間が短く、10月に繰り返しお話をします。

▼社長の仕事(明日のメシのタネをつくる人)

1.ビジョン・理念の確立と人財育成 → ロイヤリティー

  ◎成功の条件  (ファナックの事例)

  ◎理念共有の努力 
   (有能な社長は自分の仕事の40%を理念確立の為に使う)→ビショナリーカンパニー

  ◎松下経営哲学の中核
  1.経営理念の確立
  2.働く社長1人1人の個性を活かせる理念づくり(この研修も環境づくりの1つ)


2.新商品開発の絞り込みと研究   

  伸びている会社は新商品の比率が高い
   
3.コア・コンピタンスの決定とブランド構築 → イメージ資産

  他社に絶対真似できないような競争優位を生み出す
  差別化をつくりだす源泉 強みを創りだす源泉

4.事業領域と戦略ドメイン

  戦略的意思決定に基づいた未来づくり

5.経営計画と経営資源の最適化 →(戦略的意思決定 経営資源の分配 人、モノ、金、情報、ノウハウ、時間)
    ↓
 (繁栄計画書)この中に明日(5年から10年先)のメシを具体的に明示

6.顧客満足経営の確立

  トップの哲学

▼幹部は今日のメシのタネをつくる人

1.売上・適性利益の確保(ここに無関心な幹部が多い)

2.コストコントロール

  プロフィットコストの分配はトップマネジメント
  ロスコストの撲滅→幹部・監督者の役割り

3.マーケティングの理解とプロモーション政策(販売促進)

  新しい顧客を獲得するために何をするかを考える。獲得したお客様をどう維持するかを考える
  (社長に提案をする。現場に実行させる)

4.現在顧客の満足と維持及び過去客の掘り起しと未来客情報

5.人財育成「OJT」→理念と経営社内勉強会、13の徳目

6.マネジメントサイクルを適正に回すこと!
 
  PDCA = PPPP → DOまで行かない、遅い  
  マネジメント(経営資源を最適に管理)


8)
三日目と四日目が第18期の田舞塾第一講でした。
初日は多摩大学の名誉学長で、三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長の中谷 巌先生に、
三時間にわたり国際経済や日本経済の現状と今後についてのお話と質疑応答が行われました。


9)
様々なお話があり、結論は2020年後の経済を「垂直の崖っぷち経済」と定義して、警告を発しておられました。
相当「社長と幹部」が危機意識をもち、本格的な荒波を乗り越える準備をしなければなりません。


10)
今回の第18期の田舞塾は215名のうち、北海道から10名以上もご参加があり、とても嬉しく驚きました。
特に14年前にケース・メソッド授業を行った宍戸さんの奥様が、ご主人亡き後を事業継承され、ご立派にして、
満を持して「田舞塾」にご参加下さったことです。札幌、旭川、帯広、釧路、函館からお越しの方々にも感謝申し上げます。


11)
宍戸さんのご主人が療養中にご自宅へお見舞いに行ったのが、ケース・メソッド授業を終えてから一年後でした。
すごく日創研をご信頼下さり、ご支援下さいました。今も坐禅室にご主人の写真があり、いつもお会いしています。

 

12)
四日目の朝、ホテルのカーテンを開けると、眼下に「JC会館」が見えました。
会場のホテルが国立劇場の横でしたから、
40歳までこの近辺を歩き、長い時は月に数日もこの「JC(青年会議所)会館」で学びました。私の青春です。
1984年が研修室担当でしたから、事前に渡米して研修理論を学びしましたし、最後の年は国際室担当でした。


13)
恐らく、研修室を担当していなかったら日本創造教育研究所の設立もなかったかもしれません。
そして翌年、国際室を担当していなければ、スタンフォード大学に行く決断は出来なかったと思います。


14)
改めて自分はJC(青年会議所)の先輩方に引き上げられて今がある!と、心の底から感謝の念を感じました。
伊與田覚先生は、社長塾に行くタクシーの中で、私の質問に「生きるということは不思議だ」と述べられましたが、
まさに人生は不思議です。
私が今日あるのも、JCにご縁を頂き、JCでたくさん鍛えて頂いたお陰です。


15)
田舞塾の今回の教育ケースは、現在ファシリテーターをしている室田社長の会社でした。

建設業は人手不足であり、
1.エントリー(採用)、
2.リテンション(維持・保持・定着)、
3.教育、
4.EXIT(出口)を討議しました。

参加者の方々の事例も発表頂きましたが、さすがに、具体的な施策を打たれており、私も参考になりました。


16)
下請けから元請けになり価格決定権を確保するための具体策や、海外戦略についても熱心にご討議頂きました。
賛成あり、反対ありでたくさんの意見が出て大変助かりました。
オリエンテーションでは、ヘーゲルの弁証法的な、正(テーゼ)・反(アンチテーゼ)・合(ジンテーゼ)の講義をしました。


17)
我々は常に自分の「正」に対して、自ら「反」を持たなければいけません。「合」は生まれてこないのです。
自らが自らのやり方を否定する勇気を持たなければ、真のイノベーション(経営革新)は起きないのです。
新しい人は「方法序説」を読むといいですよとお勧めしましたが、進化するには「方法懐疑」が大事です。


18)
田舞塾をはじめ、業績アップ6か月上級コース(コア・コンピタンス経営)、社長塾など、
会場が狭くて大変恐縮しています。
田舞塾は、大秦総リーダー・山内TA(ティーチングアシスタント)・京極TAのお許しを頂きましたが、
お断りをした方々には重ねてお詫び申し上げます。


19)
来年「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」の東京・福岡開催が決定しましたが、
教育ケースご提供企業様が素晴らしく、幹部の仕事と提供企業様の社長の講義と質疑応答が素晴らしいです。


20)
ただ、昨日の反省は、設問をすべて行なおうとした結果、少し討議が浅くなってしまったような気がします。
もっと「高収益体質」にするための議論をするべきでした。
発言が多く助けられましたが、今回のクラス討議はあまり疲れもなく、
その分、少し表面的な授業の進め方だったと反省しています。


21)
業績が絶好調な玉寿司の中野里社長も、多忙な中をご参加頂いたり、新しい方々の発言が頼もしかったです。
第18期田舞塾は29TTの方々も多く、文献、単位取得でハードな中をさらに深く学んでおられます。
中澤社長は190億円まで売上を伸ばし、年内に二部上場予定企業が一社、来年上場予定企業が4社あります。
アイ・ケイ・ケイの金子社長が「道」を創って下さいました。


22)
物流業から、その強みを活かして「宿の手配と足の手配」をして新しいビジネスモデルを創った会社様もあり、
香港の袁社長様に、直接学びに行って、すでにバスを20台手配という方もいます。
やはり、同じ業界から学ぶのではなく、異業種から学ぶということが一番大事です。

 

23)
あのゆるぎない岡山のベネッセさんが4?6月期で29億円の赤字となり、既存のビジネスモデルが次々に壊れています。
ブックオフさんも、3月決算で5億3000万円の営業赤字でした(今期の営業損益は2期ぶりの黒字転換の見込)。


24)
エコリングの桑田社長も創業10数年で年商130億円になりましたが、さらに意欲的に学ばれています。
今別府社長も明確なエビデンスを持って田舞塾に臨まれ、オリンピックと経済に関してのデータの出どころをお電話で尋ねました。
芝寿しの梶谷社長、広島の重道社長、金沢の喜多会長、名古屋の黒田社長、大阪の佐藤社長など、皆様素晴らしい方々ばかりです。
こうした優れた経営者の方々の中にいると自然に染まるのです。


25)
最初から立派な人間も会社もありません。日々努力し、学びつづけ、変化に耐えうる力を備えたものが、
いずれ「大」の上に立つのです。会社が小さくとも心だけは大きくもってお互いに前進しましょうね。

中谷先生の「益々二極化は進む」というお言葉が印象的でした。適者生存、努力した者だけしか残らないのです。
いつの時代にも、松下幸之助翁の「宇宙根源の法則」は間違いないすべての原理です。


10月の田舞塾は、マーク加藤さんが講師としてシリコンバレーからお越し下さいます。
アメリカから見た日本はどう映るのでしょうね?

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓 「働く意味」

 幸之助は働きたいという強い望みを持っていました。
 丁稚時代から働くことに意味を見出し、人生の喜びは働くことの中にあると体で感じていたのです。

 人の役に立つ働きの中に、人が人であることの美しさを発見したのです。

 幸之助は、94歳まで喜んで働き続けました。
 働く意味は考えるものではなく、体得していくものです。

                木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
昨日は「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」でした。
まず、私が松下幸之助翁の成功のポイントに関して40分ほど話しました。
松下経営哲学は、非常に分かり易い文章ですが、その概念は深いです。


2)
しなければいけない「当たり前」ということに、我々は飼いならされています。
松下経営哲学を身につけるには、いかに「当たり前」を実践するか?の勘所の理解が重要なのです。


3)
私は「時を待つ」という松下経営哲学の文章を読みながら、いかに準備が大事かをお伝えしました。
二宮金次郎は論語からその真意を理解し、
「速(すみ)かならんことを欲するなかれ。速やかならんと欲すれば則(すなわ)ち大事を乱る。」と、
遺訓として弟子たちに「時」に関する概念を伝えています。
つまり、経営のポイントは「時」を得る事が大切で、それを見極める訓練の重要性です。


4)
伊與田覚先生は、「時」を見極める力を「時中(じちゅう)」と呼び、中庸の重要性を説いています。
経営も、いかに「時」を得るか、見極めるかが大事で、「桜の花は「冬」には咲かない」と述べています。
ところが、私なども「時(時期)」を見極めずに、急ぎすぎたり、手遅れになったりと、非常に難しいです。


5)
ところが、松下経営哲学では「素直」になれば、その「時」が見えると述べています。時とはタイミングよりも深い概念です。
ですから、言志四録第92日の「已(や)むを得ざるに薄(せま)りて、而る後に諸(これ)を外に発するは花なり」と板書しました。
意味は、「何事も内からほとばしり出る、やむにやまれぬ精神の発露がなければならぬ」という内容です。
経営も全く同じで、社長幹部の精神の発露が人財であり、商品であり、技術や、サービスなのです。


6)
松下経営哲学は、本当に真剣に計画を達成するには、
「内からほとばしる已むにやまれぬ精神」と「時」を待つ姿勢の両面から、意志の力と同時に、
「急がず・遅れず」に努力を重ね「時を待つ」ことが大切だと言っているのです。


7)
自分の力量を磨くとか、部下を育成するとか、商品力を磨くとか、花開く前の努力が不可欠なことを強調しています。
しかも、
1.じっくりと「待つ」
2.準備して「待つ」
3.自然に熟する時を「待つ」
4.時がきたら成果は得られるのです。


8)
ところが、
1.自分の力量も不明なまま
2.準備もせずに、
3.「花(成功)」を開かせようとするから失敗するのです。
自然の法則に反しては何事も成功しません。
松下幸之助翁は「時を待つ」間に、徹底して水面下で努力されたのです。


9)
講義しながら「何も咲かない冬の日は、下へ下へと根をおろせ」と板書し、
「大自然の法則に適った花は、冬の間に根を張り、時を待って芽をだし、蕾となり、やがて開花するのです。」と、
何度もお伝えしました。せっかちな私などは花にも劣るところがあり、やはり、そういう時は失敗をしています。
急がずに、徹底して自らを磨いて準備しておれば、時がくれば自然に「道」は開けるのですね。


10)
松下経営哲学は、京セラの稲盛和夫名誉会長や多くの経営者に影響を与えていますが、
我々中小零細企業が学ぶべき、不易の原理だと思います。松下幸之助翁は本当に深いですよ。


11)
松下幸之助翁と親交があった伊與田覚先生は、「松下幸之助は天の摂理と体験から学んでいる!」と述べています。
社長塾で学ぶ「四書五経や色々な古典」に述べられている内容を、松下幸之助翁は体験を通して熟知されているのです。


12)
さて、「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」ご参加者の金三津社長の新聞記事を次にご紹介します。
後継者が出来て、第24期の起業家養成スクールに入校されます。

ケムコレクション(東京)は企業理念に忠実に
「ファッションを通して、お客や社員に幸せになってもらうことを第一に、
メーカーなど人とのつながりを大事にしている。
社員とは「笑顔、信頼、安全、安心、スピード、元気」をキーワードに、
品揃えやコーディネート力でお客を輝かせるように取り組んでいる。」

1、売上の話はしない
2、働きやすい環境づくりを大切にしている
3、メーカーとの信頼関係
4、社員が家庭での時間も大切にできるような出店を行っている。
5、営業時間が長いSCやファッションビルからのオファーがあるが、出店しない。

こうした努力をしながら、業績を伸ばしているのです。


13)
今回は、要するに、時期が来るまでは、大自然の花に見習って「精魂込めて努力」するべきだ・・・・
そうすれば「企業経営は繁盛するようになっている!」

深めれば深めるほど、その境地にほど遠い私には難解ですが、
文章は平易で学びごたえがあります。つまり、何事も理に反したら駄目だということを繰り返されています。

今日は社長幹部塾の第2講です。

「生きる意味を見出した者は、たいていのことは耐えられる。」
ニーチェの言葉です。

 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

「大きな仕事をすることが尊いのではない。
 たとえ小さくても仕事に成功することが尊いのや」
 この言葉は、松下幸之助の基本的な考え方の一つで、よく教えられました。
 闘争の中に激しい波があり、嵐の暗闇の中に歓喜があるのです。
 希望を持って生きることが出来るのは、人間だけです。
 希望の内容が人間の人格を創るのです。

                木野 親之(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
先日、アイ・ケイ・ケイの金子社長のお母様のお別れの会が執り行われました。
お母様がお亡くなりになられた際にご連絡を頂き、お線香を手向けに参りましたが、
お別れの会は、名古屋の理念経営戦略セミナー(二日間)で参列出来ず、名古屋より心からご冥福をお祈りしました。


2)
私の生母は佐賀県伊万里市出身です。
幼い頃、伊万里駅の階段を生母と一緒に上った時の光景が忘れられません。
生母とは縁が薄く、金子社長のお母様を偲ぶお姿に、私は生母のことを思い出していました。


3)
一時は「捨てられた!」という意識が強く、正直恨みに思っていた青春時代でした。
月刊『理念と経営』の「逆境!その時経営者は・・・」で、両親に恵まれなかった記事を読んだりすると、
困難から立ち上がられた方に手を合わすような気持ちになります。


4)
先般は京都の霊山歴史館で社長塾を行ないましたが、「孝弟忠信」の講義をしました。
今の年齢になって、親孝行の大切さを痛切に感じます。
起業家養成スクール生には、「親を大事にしなさいよ」と、心の底から言えるような年齢になりました。
幼少期のマイナスの思い出も今は感謝に代わっています。


5)
一昨日まで名古屋で理念経営戦略セミナー(二日間)でしたが、
私の一番の喜びは、会員企業様の中に心から尊敬できる人がたくさんおられるということです。
多くの恩師から学んで、「畏敬の念」を持てる方々に囲まれる幸せを感じます。


6)
たくさん尊敬できる方々がおられて、お一人お一人のお名前をお伝えしたいのですが、
アイ・ケイ・ケイの金子社長の決して「驕らぬ生き方」や、徳真会の松村理事長の「命がけの志の高さ」は、
まさに我々日本創造教育研究所全員の尊敬の的であり、目指すべき生き方の指針です。


7)
お二人のお名前だけを書くことは、多くの尊敬する方々に対して非礼だとおもいますが、
この田舞徳太郎通信を読んで下さる皆様にも感謝申し上げたい気持ちでいっぱいです。皆様ありがとうございます。


8)
先日、起業家養成スクールで学んでいる私の「愛媛の息子」もお母様を亡くしました。
お父様にはお電話しましたが失った人にしか分からない悲しみがあります。
少なくとも、大阪の親父として、起業家養成スクール生卒業の皆が立派な経営者になることをいつも坐禅室で祈っています。
慕ってくれる能勢君が、起業家養成スクールOBの明徳会幹事長としてお世話をしてくれました。
彼は当時お父様を亡くし、お葬式でいかに「親父」としての役目を果たしていくべきかを手を合わせながら誓いました。


9)
ところが、あまり親父代わりが出来ず、逆にOB生の面倒を彼にずっと預けたままです。
起業家養成スクールの息子・娘たちにも感謝でいっぱいです。シリコンバレーで必死に頑張る娘や息子もいます。
来月は、資金調達に苦労してきた息子や、スタンフォード大学で必死で学ぶ娘達に教えを乞いに渡米します。


10)
今回は鹿児島からわざわざ名古屋まで来てくれた息子もいます。
鹿児島経営研究会の小正会長ですが、近況報告を頼もしく感じました。
私も反省やしんどい時がたくさんありますが、若者たちや、TT卒の方々、
今回もたくさん参加して下さった日創研経営研究会の東海地区の方々にも感謝です。


11)
名古屋では「世界の山ちゃん」で親しまれている山本重雄さんが59歳で急逝されました。たくさん日創研をご支援下さいました。
そして、生死の境の方々の情報も頂戴し、お世話になった場面を思い出しながらご回復を祈っています。
私の死生観は、「死んで終いではなく「往生」させていただく」ということです。人間に死はなく往生なのです。


12)
理念経営戦略セミナー(二日間)が終わってから、
多くの方々とディスカッションする中で、本音で私の心情を吐露しました。


13)
「なぜ、一度しかない人生で真剣に学ばない。私たちは世のため人のために生まれてきたんじゃないですか」と、
尾関会長(尾張経営研究会)、吉見会長(名古屋経営研究会)小正会長(鹿児島経営研究会)や、
浜松、三重北、三重、岐阜の各経営研究会の方々や29TTの方々に伝えました。


14)
理念とは、単なる美辞麗句ではなく「社長」の生き様を決定するものです。
最後は往生するこの身を「どう使うか」の宣言なのですとお伝えしました。


15)
ラーメンのFC本部の社長もお見えでしたが、この方はお金を追いかけていません。
法外な加盟金を取り、ロイヤリティーを払えば「加盟店の利益がなくなる」システムをつくっているFC本部も多いです。
でも、このFC本部の三木社長は、CS(顧客満足)テストでお客様に評価されるとロイヤリティを半分にしたり、
ロイヤリティーの中から、店長の「可能思考教育」の費用を出したり、加盟店中心の経営です。

16)
ハウスドゥさんや、長野のたちばなさんも、先に「加盟店の業績」を基軸に経営され、運命共同体的組織にしています。
結果的にFC全体も加盟店もWIN・WINのビジネスモデルになるのです。
講義よりも、皆さんの質問や、発表で、「なぜ、経営理念が即席ではいけないのか」をディスカッションしました。

 

17)
「松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日」に下記の言葉があります。

「天国の良さは、地獄に落ちて初めて解る。
 不足を体験しなければ満ち足りた喜びは真に味わえないよ」


18)
そして、苦労することの大切さを教えて、変化の激しい時代だからこそ、
より一層お客様の声に耳を傾ける必要があるのですと、口癖のように述べておられたのです。
「反省のない経営には発展がない。発展のある経営には必ず反省がある」には心から感動しました。
我々の最大の敵は競合相手ではありません。有頂天から来る心の弛みです。


19)
初日の懇談会は、約3時間半にわたり皆様の声をお聞きました。
我々日創研も、また私自身もまだまだ発展途上です。クレームがあればどんどんフィードバックして下さいとお伝えしました。
私は伊與田覚先生に言われた、「教える人間ではなく学ぶ人間になれ!」を素直に生きていきたいと思っています。


20)
うれしい報告が二件留守電に入っていました。
「資金繰りが無事に済んだE社」「退職願を出した幹部が残る決意をしたU社」
たくさんの方々が、悩み、苦しみを持っています。顔で笑って、心には言うに言えないものがあるのが人生です。


21)
決して逃げるのではなく、果敢にチャレンジして頂きたいと思います。
そして、チャレンジする熱意の源泉が「経営理念や使命や目的やビジョン」なのです。
本日の尾張経営研究会の記念講演では、こうしたことをお伝えしたいと思います。


22)
ニーチェは、「ツァラトゥストラかく語りき」で、人間関係の悪化を怖れ、受動的に他者と画一的な行動をする、
そんな現代の多くの人たちの生き方を「畜群」と厳しく批判しました。我々はニーチェの言う「超人」にはなれません。
しかし、私の人生の恩師は、伊與田覚先生はじめ皆様が「超人的で求道的」な生き方をされた方々ばかりです。


23)
来年、東京で松原社長の業績アップ上級コース開催が正式に決まりました。
今別府さんにはアドバイザーの心配まで頂いています。
10月は東京で経営理念塾、大阪で松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾、
そして、東京と大阪で待望の特別基礎コースです。


田舞徳太郎

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓

 幸之助は、昭和四年の世界大恐慌の時、五つのことを断行しました。
 1.経営理念(信条・綱領)を創った。
 2.人を一人もカットせず、賃金もノーカットで、半日操業で全員営業に出た。
 3.在庫を二ヶ月で完売し、新工場を建設。
 4.社名を変更。
 5.新事業部門(電熱部門)に進出。
 松下は、不況の時に大躍進したのです。

            木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)


1)
一昨日までの三日間、明治の森・箕面国定公園内の「箕面加古川山荘・明徳庵」で、経営理念作成セミナーでした。
寝泊まりしながら、講義1割・添削8割で、皆さんと夜遅くまで色々と話し込みました。


2)
私が部屋に入る時も、まだ4人グループで四国の「A社様」がディスカッションし合っておられました。
ほとんどの中小零細企業は、まだ経営理念をつくっておられません。
理念に関心が無いのか、目先の利益に追われて時を過ごしまっているのです。


3)
松下幸之助翁は、昭和4年の大恐慌の時に松下電器産業の経営理念を制定しました。
「会社の目的、使命観というものがはっきりして、そこに経営の理念が打ち立てられていてはじめて、
 そういうものに即して人を育ててゆくことが可能になるのだ」と述べておられます。
あれをやったり、これをやったり、経営の方向が明確に定まっていない方が多くいます。


4)
今まではそれでも何とか生き残れましたが、これからは非常に難しくなってくるでしょう。
1970年で過去最高の70%を記録していた黒字企業の割合は、現在では33.6%です。
それだけ企業の寿命が短くなっているのです。現在は企業の寿命は16年と言われています。


5)
経営理念作成セミナーのご参加者は、とにかく熱心な方々の集まりで、経常利益率15%以上の方々も数社いました。
「添削」が長くなり、次に待機されている会社様もあり、かなりハードな三日間でした。
「聞いて、聞いて、質問をして、最後にアドバイス」ですが、最後には我々も皆様も脳みそがウニになりました。


6)
しかし、人間は考える習慣が身につくと、「考え抜く力」が生じて、三日目には「完成」するのですね。
いつもは稲葉講師と二人ですが、姫路の今宿さんが急きょ応援に来て下さいました。
次々にぶっ通しで「添削」ですから、1時間の最長の添削を終えた後は、心身共に心地よい疲れでした。


7)
今宿さんは、経営理念塾3回、経営理念作成セミナー2回を受けて、自分の納得のいく理念の価値体系をつくられました。
結果的に、ビジネスモデルも変わり、得意先も思い切り変えて、10%を超える経常利益率を上げています。
経営理念をつくることで、得意先が変わり、ビジネスモデルも変化するのです。


8)
私の経営理念塾では、情緒的なものを否定はしません。
しかし、情緒的・観念的過ぎると精神論に偏って、
具体策が生まれてこず、真の価値体系に基づいた経営理念が出来ないのです。
理念とは美辞麗句ではなく、経営者自身が自分の心と葛藤して、魂の叫びとしてこみ上げてくるのです。


9)
経営理念は、
1.顧客満足
2.従業員さん満足
3.新しい商品・技術・サービスを生み出す
4.事業ドメインの範囲を広げたり、狭めたり
5.コア・コンピタンス経営
6.差別化戦略
7.ブランド
8.マーケティング の基になるものです。理念が曖昧では付加価値は生まれてこないのです。


10)
また、理念教育は「最高のOJT」になるのです。
働く社員さんのモチベーションを高め、社風を健全にし、社員さんの定着を高めます。
「うちは人がいない」と言われる社長がおられますが、決まって理念が不明確です。


11)
定着の悪い企業は、求人に巨額な費用を注ぎ込んでおられます。
ところが、肝心の「定着を高めるための費用」は惜しむのです。
プロフィットコストの使い方が分からず短命に終わります。


12)
理念・ミッション・ビジョンが定着を高めるための最善の方法なのです。
人手不足が深刻になっているようです。理念が不明確な社長や幹部の下では、有能な人は育ちません。


12)
山口県から参加された28TTのSさんは、カーテンなどのインテリア業をしておられます。
ところが、理念の文章が固く、一旦頭を切り替えて「楽しみ」というコンセプトを中心にして、理念体系を創り上げました。
業種によって理念のコンセプトは異なるのです。


13)
Sさんは、有能な女性幹部さんと一緒に参加されていました。
パンフレットをみると「とてもワクワク」しますが、硬い文章はそのワクワク感を阻害していたのです。
理念によって、親近感のある服装にしたり、接遇までこだわらなければいけないのです。


14)
今回は娘婿さんと一緒に参加した社長もおられました。後継者を大切に育てようとするお姿に感動しました。
また、「田舞さん、理念が明確になると、社長としてやるべき事がいっぱい見えますね!」と、Y社長がため息をついていました。


15)
やるべき「経営活動」をせずに、時間を持て余しているような社長や幹部を時折お見受けします。
講演を聞いて勉強したと錯覚していては、真に手を打つべきポイントがいつまでも理解されません。
基本中の基本をつかむ必要があります。「経営のコツこれなりと、つかんだ価値は百万両」なのです。


16)
さて、先般お伝えした大手企業の5年後、10年後に「生き残る会社」「消えている会社」では、
カーナビの企業は生存率ゼロの予測です。車関係では、カー用品チェーンや中古車販売店もゼロの予測です。
タイヤやゴム関係では、ブリジストンがダントツで生存率が高く、他の同業会社は生存率ゼロとなっています。


17)
さすがに富士フイルムは生存率が高く、写真フイルムから医療器具・医薬品、サプリメント、化粧品と、
経営革新に成功したことが、生存率の高さを評価されているのです、


18)
我々は富士フイルム・セコム・キーエンス・日本電産などの経営理念から学ぶべきですね。
「鉄は国家なり」と言われて日本を支えてきた鉄鋼三社は生存率ゼロです。
こうした現象が、我われ中小零細企業にも次々に起きてくるのです。


19)
スーパーも、ほとんどが生存率がゼロで、日本からスーパーが消える日がきます。生命保険関係もリスキーな位置付けです。
家電量販店もかなり生存率が低く、「経営理念と企業の生存率の因果関係」は、結論が出ている分、考えさせられます。

大手企業でも同じ業界で生存率の高い会社と低い会社に分かれています。
我われ中小企業も「事前準備」をして、生き残る術を身に付けなくてはなりません。


20)
東京から3人で参加されたS社長の創業の精神は素晴らしく、経営理念やビジョンも明確です。
6億近い利益をだされていますが、それでも危機感が強く、東京・社長幹部塾も幹部と共に学ばれています。


21)
少し長くなりますが、今回完成された創業の精神を読んで、学んでみて下さい。

「創業者の精神?人のために尽くせ?」

 創業者は、幼いころより父親から、「世のため人のために尽くせ。世のため人のために働け」と、日々薫陶を受けていました。
 この気持ちを胸に上京しました。その頃の東京は太平洋戦争の戦禍からの復興の真っ只中でした。
 その中で、毎日の生活の用(煮炊き、お風呂、暖房等)のための薪や炭は、復興を支え、人々の生活を豊かにしていく必需品でした。
 薪や炭が人々の家庭に、笑顔の団欒をつくっていたのです。
 薪や炭を皆様にお届けすること、そして皆様の暮らしが豊かになり、喜びの生活を創りだしていくことこそ、
 我が使命であると気づき、薪炭業を創業しました。

 父からの遺訓である「世のため人のために尽くす」ことが、わが社の創業の精神となったのです。
 その後、皆様にお届けする燃料は、薪や炭から、油へ、そしてプロパンガスに変わっていきました。
 しかしながら、この創業の精神は不変です。わが社の社員の心に、今でも生き続けています。
 「商いは人の道。人に喜んでもらえてこそ商売ができる。世の中のため、人のために尽くすことが、真の幸せだ」と、
 創業者は今だに熱く語ります。


22)
人間は「世のため人のため」になるために生まれてきたのです。豊田佐吉や松下幸之助や土光敏夫など、
多くの立派な経営者は、お金よりも自らの命をつかって人様に役立つことを優先しました。
まさに、理に適った念いが、すべての栄枯盛衰を決めているのです。うまくいかない人は心が貧しいのです。

明日は社長塾で伊與田覚先生も講義下さいます。
翌日は午前10時から名古屋「理念経営戦略セミナー(二日間)」です。

月刊『理念と経営『の「心に残るありがとう作文」の募集をしています。全社でご応募ください。
我われは可能思考教育を通して「人間力・考える力・仕事力・感謝力」の総合力を磨きます。

田舞徳太郎


 

■■■ 田舞徳太郎通信 2016年 42号 ■■■■■■■■■ 日本創造教育研究所 ■■■

           『今の事業(商品・技術・サービス)はどれだけもつか?
                          (全社で気づきの能力を高めましょう)』

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 2016年 8月22日 No.2 ■■■


親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓

 どんな経営環境でも、誰にでも夢を見る権利があるのです。
 運が悪かったであきらめてはいけません。
 必ず成功してみせるという強い信念があれば道は開かれるのです。
 困難や問題は指導者の志の強さに応じてチャンスとなるのです。

           木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

1)
先般訪問させて頂いた「たこ満」の平松社長が、昨日から東京で基礎コース(SA)を実に27年ぶりに受けておられます。
訪問した折にお伺いしましたが、担当の松岡講師はまだ日創研に入社しておらず、
どのような講義や実習を行なっているか、我がごとのようにハラハラしていました。


2)
現在、基礎コース(SA)の教育カリキュラムで意識しているのが、「気づく力」をどう身に着けて頂くか?です。
自己の思考パターンや行動に気づくことは非常に大事です。人間はなかなか普段から自分のパターンを理解出来ません。
現代人は「75%の人が自分は優れている」と思っているといいます。


3)
成長し仕事の出来る人は、気づきの能力が高く、その分「自分はまだまだ未熟」という意識が強いのです。
これは現在読んでいる心理学の本にも書かれていますが、「自分をまだまだ」と評価する人は、仕事が出来るという事実です。
ところが、自分は優れていると錯覚している人は、何度注意しても同じミスを繰り返しているのです。人間も浅く、幼稚です。


4)
最近は個性の時代などと呼ばれていますが、昔のように個性的なご受講生は大幅に少なく、
現在はトップや上司の意のままに動くだけになってしまっている人が、自分に強い危機感もなく、割にのんびりとしています。
なかなか仕事や生命に目覚める機会がないのでしょうね。


5)
これは経営者や幹部の方々にも言え、部下の安易な思考パターンを注意することもなく、
1.「仕事の出来ない人」
2.「自分で考える力がない」
3.「都合の良い時は群れ・都合が悪くなると個人主義」
こうした問題を生み出していると思います。


6)
企業では生産性の問題を指摘されていますが、社長・幹部はもっと自分の価値に気づき、使命感を持つべきですし、
そうしたリーダーの下で働くことで、部下の「考える力」「生きる力(自主性)」「向上心」「積極性」が生まれると思います。
特に基礎コース(SA)は体験学習ですから、様々な実習を通して「考える力や行動不足」に全身で気づくのではと思います。


7)
また、「モチベーションの問題」を安易に考えている人もおられると思います。
現在は、感情的に叱る時代ではありませんが、「承認されたい人」を見抜く力が上司にも欠けていますし、
我々、教育研修会社の見識の問題もあります。


8)
やはり、自分の強みだけではなく、自分の弱みにも均等に気づいていなければ「真の職業人」にはなれないと思うのです。
とくにタスク機能の弱い中小企業が多く、メンテナンス機能に偏り、単に人間関係が良いだけで満足している社長もおられます。
現代人の特徴は、一人でいることを怖れるそうで、それが「コミュニケーション能力信仰に翻弄される人たち」になっているのです。


9)
真に自主性のある人(本物)は、一人でいることを怖れませんし、一人でいることで「思索を深め」ました。
つまり、「自分で考えるという思考習慣」を、我々は無意識の仕事の中で訓練されていたのです。
孔子さまは、「学びて思わざれば則ち罔(くら)し、思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し」と述べ、
思索と学ぶことの大切さを教えています。


10)
可能思考研修の実践コース(PSV)まで修了した方が職能研修を学び始めると、
目標に対する皆さんのどん欲さに驚かされます。
可能性に気づき、価値に気づき、仲間のためにも頑張ろうと、
必然的に「真のチームワーク力」を体得されていることが分かると思います。


11)
私などもこの田舞徳太郎通信で立派な事を書いていますが、「自分の姿を真に気づく」というのは至難の業です。
平松社長は、当時4日間あった28年前のの基礎コース(SA)と、現在の基礎コース(SA)の内容の違いに驚かれていると思います。
日創研も当時は可能思考教育だけでしたが、真の中小企業の活性化は「気づきの能力」と「仕事の能力」が求められます。


12)
現在は、時代が大転換期を迎えていますから、経営理念やビジョンや使命感の再構築が重要です。
経営理念を即席で創っていたとか、ビジョンが絵に描いた餅だったとか、社長の使命感が希薄だとか・・・、
そのような会社は「旧態依然とした経営」で、座して死を待つだけの経営です。


13)
特に中小零細企業のブランドは大手企業と異なり、私は「社長自身」がブランドなのだと考えています。
ブランドは、
1.知名度から
2.信用に変化し
3.社長がどんな人で、幹部や社員さんはどんな人か が問われます。

「あそこの社長は勉強もせずにいい加減」というレッテルを貼られたら、もうそれで終わりだという気づきが重要です。


14)
たこ満さんは、商品力だけではなく「平松社長の人柄」と「働く社員さんのサービスや笑顔や真心」がブランドになっています。
現在63歳で後継者問題もクリアされ、無借金ですから悠々自適のはずなのに「強い危機感」をお持ちです。
私が学んでいる心理学では「不安の強い人ほど仕事が出来るし実力がある」のです。


15)
快を求めて、承認しあっている人は、仕事で結果もつくれないのに「妙に自信」があるのです。
経営の神様である松下幸之助は、不安や心配が「経営革新」のエネルギーとなると松下経営哲学で述べていますが、
我々経営者や幹部は、不安や心配は異常ではなく、「先を見通す先見力」の高さ故なのです。


16)
田舞塾も定員を大幅にオーバーして、これから大切な方々にどのようにお断りするかで悩んでいます。
第18期のケース・メソッド授業の主なテーマは、
 1.今の事業(商品・技術・サービス)はどれだけもつか?
 2.新しいビジネスモデルをどのようにつくっていくか?
 3.中小企業のマーケティング、ブランド、コア・コンピタンス経営


17)
今思えば、アジア通貨危機で矢も楯もたまらず、スタンフォード大学に行きました。中小企業の活性化の使命感が旺盛でした。
研究期間の一年の間は「不安と怖れと心配だらけ」でしたが、それを打ち消すために一年中睡眠不足と戦いながら、
何かをもって帰らなければと、ウィリアム・バーネット教授のケースメソッド授業を学んだのです。


18)
もちろん、ウィリアム・バーネット教授のように知識はありませんが、そこは基礎コース(SA)で言う「意図と方法」です。
色々と考えて、中小企業用の「ケースメソッド授業」を構築しました。コア・コンピタンス経営も同じです。
難しい学問のためにスタンフォード大学に行ったのではなく、中小企業の業績を良くする為です。


19)
今年から、「ケースメソッド授業で学ぶ幹部育成セミナー」を大阪で開催していますが、非常に好評です。
特に教育ケースご提供の企業様が素晴らしく、実学で、色々と抱えている社長や幹部の生の声が聞けます。
すべて成長企業だけに、質疑応答の応答も素晴らしく、様々な中身の濃いディスカッションが出来るのです。


20)
大阪の「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」は、かなり中身が変わり、
今の時代背景に応じた経営の有り方や、松下幸之助翁の経営哲学を突っ込んで私も講義します。

京セラの稲盛和夫さんは、松下幸之助翁の「ダム式経営」の講演を直接聞かれ、
一途に思い続けることの重要性を理解し、今日のビジネスモデルを築き上げられました。
まさに「指導者の一念」が企業の盛衰を決めるのです。


21)
可能思考研修の基礎コース(SA)では「気づき」を、
変革コース(SC)では「出来ない思考の打破」を、
実践コース(PSV)では「仕事や目標実現の習慣化」を、
30年間、この可能思考教育と可能思考能力の大切さをつくづく感じています。


22)
一昨日は、最先端の心理学や、幻の講話を読んでいました。
昨日は伊與田覚先生の「王陽明」を読み、そして、月刊『理念と経営』でお世話になっている、
野中郁次郎先生の「戦略の本質」を途中まで読んでいました。

1.戦略とは、本質を洞察しそれを実践すること。認識と実践を組織的に綜合すること。
2.リーダーには、理想主義的リアリズムが必要とされる。

様々な歴史的開戦を事例にあげながら、なぜチャーチルがヒトラーを破ったのかなど、
各国のリーダーの特徴などを含めて、日本軍の敗北の要因も学べます。


23)
終章には「戦略の本質」として10の命題が示されています。

 命題1:戦略は弁証法である
 命題2:戦略は真の「目的」の明確化である
 命題3:戦略は時間・空間・パワーの「場」の創造である
 命題4:戦略は「人」である
 命題5:戦略は「信頼」である
 命題6:戦略は「言葉(レトリック)」である
 命題7:戦略は「本質洞察」である
 命題8:戦略は「社会的に」創造される
 命題9:戦略は「義(ジャスティス)」である
 命題10:戦略は「賢慮」である


我々講師は、時代を読み取り、現在位置を確認するためにも、日々自分を確認しなければなりません。
パターン化された研修で満足していては「中小企業の活性化」の使命は果たせないのです。怠けてはおれないのです。

そして、「命題9:戦略は「義(ジャスティス)」である」は、大義のない戦争は敗北するということです。
これからの企業経営には大義が要ります。

10月から東京で「経営理念塾」、大阪で「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」が始まります。
お会いしましょう。

田舞徳太郎
 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

「協力は無理に得ようとしても得られない」この言葉は幸之助の人間観です。
 熱意と誠意で、懸命に取り組むところに、自ずと集まってくるのです。
 そして、真の協力は、権力や同情では得られません。
 志の高さと人間の温もりによってのみ、得られるのです。

            木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)


1)
昨日は明治の森・箕面国定公園の「学問の道・時習堂」に行き、
森 信三先生の「幻の講話」と中江藤樹の「藤樹学」を読みました。
その中でも森 信三先生の「コトバの慎み」が印象的でした。


2)
森 信三先生は、易経には「修辞立誠」があり、
それを「辞(ことば)を修めてその誠を立てる」と訳され、講義をする者として身に沁みました。
「誠」という徳を身につけるには、まずコトバを修めることから始なければならぬという意味です。
至誠の人とお呼び出来る方は、何気なく使っておられる言葉に誠があります。


3)
良寛禅師が残した「九十戒」という90か条にわたる自戒の言葉があります。
1.言葉の多き
2.口の早き
3.話の長き
4.差し出口
5.手柄話
6.へつらう事
7.あなどること
8.押しの強さ
9.悟り臭き話 他、私にとって反省させられることばかりです。


4)
そして、不妄語(ふもうご)についても述べておられます。
不妄語(ふもうご)とは、嘘をつかないという意味です。ある面知ったかぶりをしないということでしょうね。

小島直記先生は「出典」を大事にされました。
「田舞さんね。孫引きは駄目だぞ。人から話を聞いて、それで知ったかぶりを言うな。原書を読め」
厳しく伝えられただけに、来年二月から始まる新しい教育カリキュラムで猛勉強です。


5)
また、人生の師を持つことの大事さを述べておられます。
「我々人間というものは、必ずや「師」を持たねばならぬ。
 もしそれが終生をつらぬく「人生の師」であったら、それはこの世における最上の幸せである」と述べておられます。
理由は、「書物に書かれた真理を平面的だとすれば「師」を通して得られる真理は立体的である」と断言されています。


6)
「反面には、真に自分を育てる者は自分以外にはなく、そうした点からは、いかに卓(すぐ)れた師といえども、
 こちらにそれだけの確乎とした心構えがなければ、いかんともし難いものだという、人生最深の真理を身につけること」と、
小島直記先生、禅の師・田里亦無先生、小学校の恩師・武尾嘉明先生、坂村真民先生、
伊與田覚先生と同じ事を述べられています。伊與田覚先生がご健在ですから、私は幸せです。


7)
奥様を亡くされた眞鍋さんに送りたいと感じた言葉は、森信三先生の幻の講話にある「逆境の試練」です。

「我々人間は、その人の素質がいかに立派であり、如何に人生の指導者たる師が立派な人であっても、
 それだけでは、いわばまだハガネを火で熱したというだけであって、
 それをさらに金槌で徹底的にたたいて鍛え上げなければ、立派な刀にはならぬと同様であります。

 同様に我々人間も、現実の逆境によって、鍛え鍛えられて、
 自分の素質の中に混じっている色いろな不純物を取り除かなければならぬわけであります。

 げに「逆境は神の恩寵的試練なり」と言えます。」

癒しの言葉ではありませんが、噛みしめるに値する箴言です。


8)
その上で、森 信三先生は人間的な甘さとはにも触れておられます。
「人間の甘さとは、自分を実際以上に買いかぶることであり、
 さらには他人の真価も、正当に評価できないということであろう。」


9)
静かな箕面「学問の道・時習堂」で、眞鍋さんの事を思いつつ、人生の儚さと共に「孤独」を共有しました。
我々は現代社会の煩雑さで、「一人でいる力」が弱くなっています。
眞鍋さんは孤独と向き合っておられますが、その孤独と向き合う力が人間の真の力になるのです。


10)
昨日は「新教育カリキュラム」のために、現代のコミュニケーションの有り方についても考えました。
世の中には、
A型(仕事は出来る人なのに悲観的な人)と、
B型(仕事も出来なく実力もないのに妙に自信のある人)がいます。
私は基礎コース(SA)で「気づきの能力」の大切さを説いていますが、
A型タイプには自分の価値に気づくことを伝え「ソフトラブ」を、
B型には自信過剰に対する「ハードラブ」のフィードバックをしています。


11)
最近は「褒める」「承認」「ポジティブ」などが流行していますが、
そこに警鐘を鳴らすために、社長・幹部の真のコミュニケーションとは何か?を問いたいと思うのです。
現代人の4分の3が「自分は平均より上」という認識の時代であり、気づきの能力の低さです。


12)
特に仕事が出来ない人ほど、自分の能力に正確に気づいていないという矛盾があります。
ミスが多く、注意されても反省せず、同じミスを繰り返し、テクニックに走り、本質を求めないそうです。

日創研でも自己評価と上司評価と、上司の上司を入れての三者面談を行いますが、
仕事の出来る人は意外に「自己評価」が低く、もっとこういう能力を身に付けなければという自覚があります。


13)
我々は可能思考能力を高めるように主張していますが、単なるポジティブ思考を奨励していません。
面談でも、ポジティブ思考の強い人が問題なのですが、安易に褒められ、承認されて、
さらに仕事の出来ない人間になっているのです。ポジティブな人達の集団は危機感がなく企業が危ういと言われています。


14)
可能思考能力とは、単純なポジティブ思考ではありません。
色々な価値と共に自分の短所にも気づかなければなりません。
ジークムント・フロイトは、短所に気づけないのは致命傷だと述べています。
アルフレッド・アドラーは長所に気づくことを勧めていますが、すべてはバランスが大事なのです。


15)
そして、真の可能思考能力とは、困難に出遭った時に単に嘆くのではなく、
道は無限にあることを信じてチャレンジする能力を言うのです。
今後、非常に厳しい時代になりますが、前向きに危機感を抱けば、脳が知恵や創造性が生まれて、解決できるのです。


16)
私が30年間研修を行なってきた結論は、「人は自分の都合の良いように講義を解釈する」ということです。
つまり、悲観が悪いのではなく、悲観を活かせばそれが解決策を見出す源泉になるのです。
楽観も悪いわけではありませんが、苦しい時にそれをどう「楽観的」に活用するかが大事なのです。


17)
松下幸之助翁の不易流行のコミュニケーション力や、出光佐三の脳の活用コミュニケーションを理解して頂き、
真の部下やお客様との「不易のコミュニケーション」」で、仕事の出来る人財を育てるのが新教育カリキュラムです。
日創研のコーチングの生みの親であるブレイン・バートレットさんには、
月刊「理念と経営」に正しいコーチングの有り方を、何か月かに渡って連載していきます。
そこでは「どのようにティーチングするか?」の重要性も語っています。


18)
現代社会は「承認」のブームですが、昔の基礎コース(SA)では、この「承認」の危険性を講義していました。
昔は4日間でしたが、現在の3日間になって、そうした講義を省いて今の基礎コース(SA)になっています。
アルフレッド・アドラーは、安易な承認に反論していますが、社長や幹部が部下から信頼される実力を問われる時代です。


19)
来年からの「新教育カリキュラム」は、
1.社長・幹部のみ
2.中小企業の活性化に視点を置いた内容
3.心理学(TA・他のものも含む)
4.大脳生理学
5.ハーバードのリーダーシップ
6.人物学
7.古典
8.現代経営理論
9.幹部の幹部を育成などのコミュニケーションに関する研修です。


20)
昨夜は夕方7時過ぎまで明治の森・箕面国定公園にいました。
神様に祈り、仏様に祈願し、自分自身の使命を確認して、静かに歩いて帰りました。
少し暗く感じましたが、秋の気配も感じつつあります。

「知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」とあります。なぜ惑わないのか?憂えないのか?懼れないのか?
その答えは論語には書いてありません。仁義礼智信のコミュニケーションを期待して下さい。


21)
来期の田舞塾が定員に達しました。200名を超えると大秦総リーダーやTAの山内さん・京極さんに叱られますが、
今回は11月に私の講義があり、質疑応答も含めて進めます。第18期にして初めての試みです。
「ケースメソッドで学ぶ幹部育成セミナー」も非常に好評です。
恐らく、教育ケースご提供企業様の成長要因や、幹部の責務や、社長をどう支援するのか?など、
事例企業様のすべてを知ってディスカッションするからでしょう。来年は東京・福岡でも開催する構想です。


22)
昨日は「コミュニケーション能力に翻弄される」「なぜ幹部は部下を??れないのか」「孤独力」など、
心ゆくまで学びました。すでに学生の多くは大手企業を決め就職活動そのものが終わりに近いとも言われます。
人手不足は続きますが「The目標設定」で取り上げている真田ジャパンさんは、人が一年半ほど入社待ちです。


23)
ますます厳しい企業格差が益々生じてくると、
月刊『理念と経営9月号』の18ページ「寺島実郎が読み解く・日本経済の今2」でデータに基づいて述べられています。

折しも、我われ中小企業だけではなく大手企業の5年後、10年後に「生き残る会社」「消えている会社」の特集を読みました。

 1.グローバル化の進展
 2.新興国の台頭
 3.AIやIT革命など、

相当学んでいなければ、この「第四次産業革命」は乗り切れないでしょうね。
「生き残る会社」「消えている会社」が共に実名で出ています。
多くの事業が消えますから、もっと危機感をもって、目先の利益ではなく「10年後の利益」を真剣に考えましょうね。


24)
マーケティングも、真のコミュニケーションも、コア・コンピタンス経営も、旧き中に燦然と輝いています。
経営者は、経営に対して熱意だけは最高でなければなりません。熱意がすべてだと松下経営哲学では述べています。
熱意が人の心を動かし、会社を動かすのです。指導者は熱意だけは最高でなければなりません。

田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。

●今日の教訓

 経営者は、経営に対して熱意だけは最高でなければなりません。

 「この子は、熱心な子でしてね」と、幸之助は、私を紹介する時にいつも言っていました。
 後でわかったことですがこれは慰め言葉だったのです。

 「熱意がすべてだ」と。

 熱意が人の心を動かし、会社を動かすのです。
 指導者は熱意だけは最高でなければなりません。

             木野親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の365日)

1)
眞鍋 明さんの奥様の告別式が終わり、出棺をお見送りして帰阪しました。
全国各地の日創研経営研究会、TTコースのファシリテーターさん、修了生の方々のご参列と供花にお礼を申し上げます。


2)
「人間は誰もが必ず死ぬのですよ。皆様方も無駄な時間や無為な時間を過ごしてはなりませんよ」
ご遺体がそのように我々に語って下さっていると思いました。
いつもお通夜や告別式に参列するとご遺体が語りかけているように感じます。
遺された我々は、時間の有限性や、死の前にはどんな大金も地位や名誉も儚いという真理を自覚しなければいけません。


3)
奥様が応募された第一回「心に残る、ありがとう!」体験談は、作家の夏樹静子先生が入賞作として選ばれました。
家族を思う気持ちが随所にあり、その作文集を棺に入れて旅立たれました。あの賑やかな贈賞式典が懐かしいです。
帰りの車の中で、「さよならだけが人生だ」と井伏鱒二が訳した漢詩「勧酒」の言葉を口にしました。


4)
井伏鱒二は、中国の詩人于 武陵の漢詩「勧酒」を、
「この杯を受けてくれ どうぞなみなみつがしておくれ
 花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」と和訳したのです。


5)
若い頃に、孤独を慰めるために色々な本を読みました。ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」は幾度も読み直しました。
貧乏でたくさんの本を買えませんでしたから、一行一行丁寧に丁寧に読み、生きることを考えて読みました。
今でも速読は嫌ですし、考える力は生まれません。お金があると次々に読みますから、味わえないのです。


6)
カフカの「変身」も箕面「学問の道・時習堂」に置いてありますが、当時はさっぱり理解出来ませんでした。
月刊誌は「群像」と「文学界」が心の支えで、その時の自分を支えるアイデンティティーになっていました。
書店などで見かけますと今でも懐かしいです。


7)
純文学の中では城山三郎の「鼠(ねずみ)」が異色でした。
主人公の金子直吉や、時代背景がよく分かり、男の生き方に感動したことを思い出します。
「群像」に連載されていた、大江健三郎さんの「万延元年のフットボール」は理解しがたい一つでした。


8)
田山花袋の「田舎教師」を読んですっかり花袋ファンになり、自己露呈の癖がついてしまったのかもしれませんが、
「四里の道は長かった」から始まる文章の一部もまだ記憶の中にあります。
眞鍋さんの奥様は「心に残る、ありがとう!」体験談の作文集を棺に納めて天国に逝かれましたが、
私は室生犀星の「抒情詩」と田山花袋の「田舎教師」を来世に携えたいと思っています。


9)
24歳の時に商売を始め、東京に勉強に行く時に神田古書店街に立ち寄るのが最大の楽しみでした。
初版本は高いのですが、田山花袋の「通盛の妻」を箕面の「学問の道・時習堂」に置いてあります。
大切な時期に様々な本に出会ったことが、そして学問の無い中で考える習慣を身につけたことが今、役に立っています。


10)
また、色々と家族の死で悩んでいる方もおられるのですね。下記のメールが28TT修了生から届きました。

「真鍋ファシリテーターへ贈る「ニーバーの祈り」、私にも届きました。

 昨年28TTのTAプレゼン10日前に母を亡くし、田舞さんから頂いたあたたかい電話や、
 TAプレゼン一日目の全体講評の際に、母の冥福を祈って頂いたことは今でも心に残っています。

 一年以上経った今でも、母の死というものが受入らません。
 今でも、家族にうれしいことがあれば、母へ電話したろ、と思ってしまいます。

 そんな中でのニーバーの祈り
「主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと
 変えられるものを変える勇気と
 その両者を見分ける英知を我に与え給え。」

 泣くなと育てられた私ですが、涙がとまりません。
 こういう御縁や、きっかけが人を成長させてくれるのだろうと、思い感じました。


11)
陶 淵明(とうえんめい)の漢詩の一番好きな部分も思い出しました。昔は青年会議所時代に講演で伝えていました。

「盛年 重ねて来たらず
 一日 再び晨(あした)なり難し
 時に及んで 当に勉励すべし 歳月 人を待たず」

「盛んな時はいつまでも続かない。過ぎ去った時間は取り戻せないのです。
 だから時間を無駄にせずに勉強して自己を修め仕事に励み努力をするのです。
 貴重な時間は人間を待ってくれませんよ(勝手な解釈です)」


12)
商売を始めると決意してからは、「純文学」から「簿記」「経営学」を学びました。当然働きながらですから通信教育でした。
大学入学資格検定(大検)のために通信教育で学んでいたことが役に立ちました。まさに幸田露伴の努力論の「間接の努力」です。
新聞などへの投稿が、独立するための貯金に結構役立ちました。


13)
大阪に戻ってから「田舞塾」に参加してもらいたい方に電話をしましたら「今は現場に入りきりです!」というお返事でした。
この方はTTコースを修了され、日創研経営研究会の歴代会長の方です。非常に人柄が好きです。
多分、現場で何かあったのでしょうが、「あなたの勉強の仕方は拙い!」と、電話でお説教をしました。


14)
「日創研か現場か?」とか「日創研経営研究会か仕事か?」とどちらかに偏ってはいけないのです。
まずは第一は経営であり、その経営を学び人格を身に着けるために日創研の勉強がいるのです。
ORの思想は駄目でありANDの思想が大事なのです。


15)
ましてや、現在の大変化の時代に現場に入ってしまうだけではいけないのです。
世界を見て経営判断を学び、それを徹底して「企業経営」に活かすのです。
私は青年会議所活動と共に、様々な経営の研修にたくさん通いました。
現場に入ると内向きになり、環境変化を実感出来なくなるのです。私は「今別府社長を見習わないと!」と伝えました。


16)
つまり、私はJC運動しか参加していませんでしたが、地位や名声が欲しくて参加したのではありません。
日本という舞台で自分を試してみよう。自分を鍛え、もっとたくさんの経営知識を得よう。その一点に集中しました。
今でも全く変わりませんが、とにかく経営者は人格を磨き、経営知識を身につけ、立派な会社をつくることです。


17)
ですから、本音で勉強し、懇親会はあまり参加しませんでした。ゴルフ大会には総括幹事として義理で参加しましたが、
皆さんがプレーしている間に、私は本を読んで勉強しました。日本が舞台ですから皆さん知識が豊富なのです。
中小零細企業は、中堅企業が遊んでいる間に勉強しなければ「逆転出来ない」のです。


18)
多くの中小企業の経営者の考え方がORの思想です。だから中小企業は伸びないのです。
そして、日創研経営研究会を含めた様々な「会」がありますが、そこが「目的」になってはだめなのです。
あくまでも「社員さんを幸せにする」「お客様の喜びを創る」「企業を地域No.1にする」
そのために日創研や日創研経営研究会があるのです。


19)
私は青年会議所運動で育てられた人間です。
1.現場第一主義で学び、2.自分を磨くために学び、3.企業を良くする為に学びました。
絶対に「群れをつくることなく」、時には「お前のはJC運動ではない!」と、厳しい批判も受けました。
しかし、自己修練と経営開発の1%に絞り、それに向けて99%の努力を傾けたのです。人生は一回だけですから。


20)
私は決してJC屋にはなりませんでした。
首座は「自己鍛錬と企業を伸ばす」しかありませんでした。私には遊んでいる時間がない!
だから、日創研経営研究会だけで勉強している人は、あまり「立派な企業」の経営者が見当たりません。


21)
立派に業績を伸ばしている人は、日本創造教育研究所で「人間力・考える力・仕事力・感謝力」を徹底して学び、
コア・コンピタンス経営やマーケティングやブランド力を身につけ、ますます我々日創研を活用されて業績を上げています。


22)
ところが、世の中には「会」の活動にハマってしまい、
1.現場・現実を忘れ、2.社員さんの存在を忘れ、3.企業経営のためを忘れてしまって、
懇親会でワイワイ騒いだり、講演を聞いて勉強したと錯覚するのです。


23)
北九州の阿部さんにお電話しました。二年連続赤字でしたが、26TTから4年連続増収増益です。
現在、京都の社長塾で学んでおられますが、成功要因はビジネスモデルを変えたからです。
また、F社長は債務超過でしたが、27TTコースから連続増収増益を続け、資本の部合計が12%になっています。


24)
眞鍋さんはファシリテーターや、日創研経営研究会の本部副会長を兼務しながら様々な研修で学んでいます。
告別式にはTTコースを育てて下さった平山さんや櫻井さんも現役やOBのファシリテーターもたくさんいました。
ほとんどのファシリテーターが涙を流していました。眞鍋さんの今後を案じているからです。


25)
そして、我々日創研のご受講生に目指して頂きたいのが「アイ・ケイ・ケイの金子社長」です。
人物を一途に磨かれています。勉強をされ、社員・幹部・現場・株主満足経営の実践です。
「さよならだけが人生だ(盛年重ねて来たらず)」です。いくつになっても向上心を持って生涯学んでいきましょう。


眞鍋さんの奥様のご冥福を祈念します。

合掌

田舞徳太郎

 

親愛なる皆様
お元気ですか。


●今日の教訓

「何事にも素直な心で、『なぜ』と問いたい」と、幸之助は私たちに言い聞かせていました。

 『なぜ』と懸命に考えるところから進歩も生まれる」探求には、終わりはないのです。

 学問には頂上がないのです。

 幸之助は、いつも「なぜ」、「なぜ」と問いかけていました。

 幸之助は、世の多くの人々の生活を、日一日と高めていくところに、生産の使命があると考えていたのです。」

                 木野 親之先生(松下幸之助に学ぶ指導者の三六五日)

1)
昨日、親友の眞鍋 明さんの奥様が亡くなられました。明日のTTコース終了後、すぐに松山に飛びます。
眞鍋さんには「ニーバーの祈り」をメールで送りました。

愛媛県西条市の「ドリーマー加茂川葬祭館」にて、明日19日にお通夜、明後日20日に告別式が執り行なわれ、
眞鍋 明さんが喪主をお務めになられます。
奥様のご冥福と、ご家族をいつも大事にされていた眞鍋さんの悲しみに連帯したいです。


2)
「主よ、変えられないものを受け入れる心の静けさと
 変えられるものを変える勇気と
 その両者を見分ける英知を我に与え給え。」

 これがニーバーの祈りです。

3)
眞鍋さんは29TTファシリテーターや、日創研経営研究会の本部副会長もされています。
いつも陰日向なく謙虚な方です。
人間は色々な社会的な力を得ると、無意識に上から目線で物事をみつめます。これからは人徳の時代です。


4)
社長塾でも伊與田覚先生に色々と教育を受けていますが、今までの人生の師は「至誠」を貫いておられます。
私自身が率先して至誠を貫き、日本創造教育研究所も、日創研経営研究会も、人徳溢れる人物の集団にしたいです。


5)
奥様とは、新春経営者セミナーで開催した「心に残る、ありがとう!」体験談の贈賞式でお会いしたり、
眞鍋さん同様に久しくご支援を頂いていました。いつも会社を案じ、子供を案じ、夫を案じておられた人です。
人は誰もがいつかは逝く運命にありますが、重ねてお悔みを申し上げます。 合掌


6)
さて、昨日は慌ただしく3件の経営相談をしました。二社が売上不振ですが、一社は営業力、一社は商品力の問題です。
ある上場会社は昔から評判が悪く、日創研の会員企業様からも、この会社の研修受講は大反対が出ました。


7)
私の基礎コースにも役員が参加され、非常に人柄の良さを感じていましたが、この方が社名を名乗って発表されてから、
ご受講生の一部に動揺があり、私も正直驚き、この会社に研修派遣をお断りに行きました。
2016年は6,000億円近い売上ですが、2017年度予想では4000億円を切るようです。


8)
現在は「誠実」「正直」が企業経営の大きな成功のカギになります。社長塾でいう「仁義礼智信」の五徳の時代です。
つまり、一社目の相談は、この大手企業が法改正の引き金になったようで、その影響をもろに受けたようです。
ただ、経営に無知であり、過日の松原社長の「業績アップ戦略セミナー」で、自社の損益構造を理解されたとのことでした。


9)
今後どのように経営してよいか分からず、今回の経営相談を受けました。
経営理念もなく、ただ売上をあげればよいと考えていたようです。
一の手、二の手、三の手を、まずは具体的に実行して頂きますが、営業力の強化は我々中小零細企業の大きな課題です。
テクニックではなく、売る前に相手に対する誠実さがあるか、正直なマインドがあるかが試されるのです。


10)
日創研では末武専務はじめ、パートナー講師の石橋さんが「営業スキルアップ5か月研修」を行っていますが、。
1番目に経営センス、2番目に経営マインド、3番目にやっと経営スキルです。皆様もマーケティングの勉強が大事です。


11)
二社目は製造業です。この企業様は「商品力」の問題です。機能性だけの追求に追われており「これは売れない」と伝えました。
やはり、一時的には業績が上がったようですが、既に一時代を過ぎて陳腐化しているのです。
利益が上がっている時に、我々も常に新しい商品を開発していかなければなりません。この企業様も経営理念がありません。


12)
三社目の企業様は、当時は利益が出ずに苦しんでいました。
TTコースで「自分の無知さ」を知り、卒業後に東京の業績アップ6か月研修から始め、今は月次で200万円の利益を出されています。
「絶対に手を抜いてはいけませんよ!」と、強く釘を刺しましたが、今回の話で10月からの経営理念塾に参加されるようです。


13)
可能思考能力の低い経営者は、経営理念をあまり考えません。明確な理念の価値体系が出来て、はじめて理念というのです。
あまり精神論に偏らず、事業領域やマーケティングなど、10年後、20年後を見据えた経営理念が大切なのです。
特に自社の可能性を探るチャレンジングな使命・目的も重要で、自社の存在価値を高める文言や念いが大切です。


14)
ただ、この三社に共通するのは、日創研を上手に活用しきれていないということです。
現在は、ダイバーシティ経営(多様性)の時代です。
価値観や個性が異なる人たちを、いかにチームとしてまとめていくか?基礎コースの「気づき」の体験を深めて、
さらに自社に落とし込むにはどうすべきかを考えることが大事です。可能思考教育と職能教育の組み合わせを活用することです。


15)
「可能思考能力」を全員が持つと、どんな困難な時にも「道は無限にある」と信じる力を社風にまで高めるのです。
大阪で10月から「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」も開催しますが、
やはり、明確な経営哲学を持つことが求められています。


16)
昨日は姫路の今宿さんに電話をして、なぜ業績が良いのか?とお聞きしました。
9月8日から第18期の田舞塾が始まりますが、第一回目のケース・メソッド授業は「電気工事業」のM社様です。
参考事例として、今宿さんのビジネスモデルを添付しました。


17)
これからは、どの業種も新しいビジネスモデルの構築が求められます。差別化をしない限り「市場」から消える時代です。
これから、どの業界も「寡占化」が進みます。「ニトリ」や「しまむら」を見ればわかるように、家具屋さんは消えました。
「しまむら」は、委託していた中小企業への発注をやめて自社製品に切り替えました。


18)
どの業界も、今までの経営知識では対処出来なくなってくるのです。
昨日から芳村思風先生に感性論哲学をご講義頂いていますが、感じる力、気づく力、創造する力が要るのです。
まさに可能思考能力が、不可欠な時代と考えます。


19)
我田引水になりますが、目先だけの経営から本格的なコア・コンピタンス経営の時代になります。
社員さんや幹部のバラバラな「ノウハウ・スキル・知識・知恵・能力」を束ねる能力が社長や幹部に求められます。


20)
早く、社員さんに「働く意味や意義」に気づかせて下さい。そのためにも可能思考教育が大事なのです。
自社の「使命・目的」に気づくことで、人間は本能的に「世のため人のため」になりたいという気持ちに火を点けるのです。


21)
来期の田舞塾第1講の教育ケースが完成し、今日はケース・メソッド授業の設問も作成しました。定員まで残り14名です。
10月には、私の大好きな「特別基礎コース(SA)」を東京と大阪で、東京で「経営理念塾」、
大阪で「松下幸之助直伝の経営哲学を学ぶ経営問答塾」、京都の「社長塾」と、楽しみにしています。


22)
一度しかない人生をどう生きるか?我々は日々自分に問わなければなりません。
眞鍋さんの奥様の突然ともいうべきご逝去に驚いていますが、心からご冥福をお祈りします。

まだ私も東京センターでです。
ファシリテーターの皆様方も眞鍋さんの悲しみを共有しながら、ご受講生の方々のご指導です。
お互いに励まし合いながら29TT頑張っています。

田舞徳太郎
 


 

プロフィール

  • 日創研グループ 代表 田舞徳太郎
  • 「中小企業の活性化」を事業目的とする日本創造教育研究所グループの代表。
    このブログでは、東奔西走の日々を書きつづります。

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